緋色の鳥。 緋色の鳥よ

第1話

緋色の鳥

Contents• 喰らい合え厄災 これは緋色の鳥の世界の中にカイン、アベル、scpー682が入っていくtaleです。 初代の最強scp格が同時に登場するのはスマブラのような感覚がありますね。 このtaleはカイン以外みんな好戦的でketerクラスが暴発寸前な状況なのでバトル漫画のラスボスが集まったシーンのようでやはりカインは苦労人だなという感想です。 エージェントAAの個人記録 これはある心理学者がなんやかんやあってアベルが率いる小隊に入隊することになりそこでアベルやアイリスなどといった人と関係を持ち財団のエージェントとして異常事態に対応していくというtaleです。 これは多少長いtaleですが読み応えがかなりあり一つの映画をみたような感覚に陥ります。 対444ーJP 耐久実験 これは一人の財団職員が財団神拳を使ってscpー444 緋色の鳥の世界に入って緋色の鳥と戦うtaleです。 かなりギャグ要素が多く個人的に財団神拳が好きなので今回オススメのtaleの一つに入れたのですが以前、おすすめscp tale 第1弾で紹介した「国王万歳」に似た感覚があります。 罪と罰 これは緋色の鳥と関わりの深い日本生類創研の一人の関係者が日本生類創研で緋色の鳥を発見した時に日本生類創研で何が起きていたか、そしてその時に日本生類創研の内部で何が起きていたかを詳細に語っているtaleです。 要注意団体といってもやはり一人の人間で彼がそのことについてどう思っているのか、日本生類創研の別の側面がわかるtaleです。 巡る先 これは恩人三部作のヒーローとも言える消防士の人生について財団から解放された後にどういう人生を歩んだのかがわかるscpです。 恩人三部作では人間の強さをわかりやすいくらい感じることができて好きなのですが今回はその中で消防士に視点を当てたtaleを紹介しました。 終わりに 今回はjpが多かったですがjp縛りとかそういうのではなく緋色の鳥関連をまとめたかったのでそうしました。 もしかしたら次回はアラガッタかもしれませんしワンダーテイメント博士に関するtaleが多くなるかもしれません。 まあその時の気分です。 それでは次回も楽しんでいってね.

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不死鳥

緋色の鳥

それは常に「何か」の欲求でしか無い。 そこには如何なる具体性も像も存在しない。 だが、一体誰が己の胃袋は何者に満たされている事を保証出来るだろうか? 一体誰が人の食欲は誰の侵入も許さぬ神聖な不可侵領域であると嘯いた? 一体誰が己が己たる部分にはフライドチキンすらも届かぬであろうと説いたというのか? 偶然などはどこにも存在しない。 全ては必然であり、何らかの誘導の結果引き起こされたものである。 だがそれを観測出来ぬ者はそれを偶然と決めつけなければ気が済まなくなる。 人は結論の出ない問いにすら答えを押し当て、前に前にと進んで来た。 それが故に、飢餓であった。 そしてそれは自然の摂理であった。 飢餓につけ込む美食家。 人が人たるを満足させる、人類種の天敵(ある意味)。 それを思い付いた者がいた。 数言の簡単な言葉と、その羅列。 その者はそれを発見して、それを販売に使った。 事実その者は、店の前に並ぶ行列を目にしたのだ。 それもそのはず、その者が使ったのは、最高の鶏と最高の油だからだ。 その者は言葉を想い、それを目にし、それを記し、そしてがっぽりと稼いだ。 だがフライドチキンは、余りにも世界にありふれていた。 その者のフライドチキンは、あまりにありふれたフライドチキンの中に埋もれてしまった。 そのフライドチキンが持つ真の美味しさに何者かが気付いていれば、その何者かはその者を単なる成金とは見なさなかったであろう。 意味不明な言葉を呟き続ける狂人ではなく、真心を皆に届ける料理人であり、そのついでに金を手に入れてしまった商人であったと気付いただろう。 しかし、何もかもは遅過ぎた。 人々はあまりに飢餓であった。 何度となく繰り返されて来た販売に、誰一人として気付く者が無かった。 それは緋色の鶏。 CFCによって作られ、CFCを利用し力を得た、お前の腹を満たすチキン。 やがて、それは力を得た。 SNSを、グルメサイトを通じてそれはより広く拡散し、より多くの人々に見つかった。 それの言葉も、それを知らぬ者も、一切の飢餓でしか無かった者すらそれを視線に収めた。 あらゆる人々が、正常な生活の中にそれの存在を感じ取っていた。 あらゆる人々が、それを見つけていた。 飢餓を感じる。 赤い飢餓を。 声が聞こえる。 赤い言葉が。 匂いを感じる。 あの香ばしい匂いだ。 奴の揚げたての匂いだ! そして、あらゆる人々は後ろを振り向いた。 自身の食欲をそそる者を見つめ返さんとばかりに。 そこにいる何かはただそこに、だが値段は下がり求めやすくなっていた。 そしてあらゆる人々が、その姿を見た。 認識は唾液の分泌を促進し、観測は腹を減らせる。 それはまさに美食界から現界へとまろび出た一羽の鶏。 美味の鶏! あらゆる人々が 奴を見つめ、思わず購入した。 そして 奴を食用し、胃の片隅にのみ存在した 奴を己の胃袋一杯へと拡大した。 あらゆる人々が! そしてそれは、遂にあらゆる人々の腹に存在を得た! おお、今こそ来ませり! 其は一人一人の食欲であり、販促中のフライドチキンの王。 緋色の鶏は来り! 史上最高の販売枚数を打ち出しし業界の支配者。 緋色の広野は拡がれり! 緋色よ来れ! 人々がまだ汝を食い求むれば。 全ての人々よ見るべし! 平成最後の大売出し、2週間限定でが半額なり! 緋色の鶏をもっと食える機会なり! 食い上げよ。 彼の鶏が気まぐれに汝らの食欲を満たすためのみに存在する、それがスカーレット・フライドチキンなのだ! そして彼の鶏が最後の一人に嚥下された後に、進化するだろう。 人を、皆を、世界を満たす、新たなる形として生まれ変わるだろう。 2週間後に、レシピがより美味しく改良されるだろう。 しかし過去の味を、懐かしく思う人も居るだろう。 しばらくお待ちください。 … …… ……… お待たせいたしました。 スカーレット・フライドチキン100枚です。 どうぞごゆっくりとご賞味ください。 緋色の鳥よ、未だ食える。 今ならスカーレット・フライドチキンが半額(税抜60円)! 美味しいチキンをあまねく世界に。 クライシス・フライド・チキン。 2週間後にメニュー一新!ぜひご期待ください! 胃部の圧迫感が確認されています。 健康のため、強制ログアウト処置を開始します。

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緋色(ひいろ)とは

緋色の鳥

それは常に「何か」の視線でしか無い。 そこには如何なる具体性も像も存在しない。 だが、一体誰が己の背後に何者も存在し得ない事を保証出来るだろうか? 一体誰が人の魂は誰の侵入も許さぬ神聖な不可侵領域であると嘯いた? 一体誰が己が己たる部分には鵬の嘴すらも届かぬであろうと説いたというのか? 偶然などはどこにも存在しない。 全ては必然であり、何らかの誘導の結果引き起こされたものである。 だがそれを観測出来ぬ者はそれを偶然と決めつけなければ気が済まなくなる。 人は結論の出ない問いにすら答えを押し当て、前に前にと進んで来た。 それが故に、盲目であった。 そしてそれは自然の摂理であった。 盲目につけ込む捕食者。 人が人たるを狩る、人類種の天敵。 それを思い付いた者がいた。 数言の簡単な言葉と、その羅列。 その者はそれを発見した気になった。 事実その者は、それを赤い原野の奥に見出したのだ。 しかしその実、その者は発見したのではなく、発見されていたのだ。 その者は言葉を想い、それを目にし、それを記し、そして死した。 だが死は、余りにも世界にありふれていた。 その者の死は、あまりにありふれた死の中に埋もれてしまった。 その死が持つ真の意味に何者かが気付いていれば、その何者かはその者を単なる異常者とは見なさなかったであろう。 意味不明な言葉を呟き続ける狂人ではなく、心を何かに貪られた残骸であり、その何かの涎をべっとりと張り付かせた残滓であったと気付いただろう。 しかし、何もかもは遅過ぎた。 人々はあまりに盲目であった。 何度となく繰り返されて来た狩りに、誰一人として気付く者が無かった。 それは緋色の鳥。 祝詞によって封じられ、祝詞を利用し力を得た、意識界を飛ぶ鳥。 やがて、それは力を得た。 精神を、魂を喰らったそれはより広く拡大し、より多くの人々を見つけた。 それの言葉も、それを知らぬ者も、一切の無知でしか無かった者すらそれの視線の先にあった。 あらゆる人々が、正常な生活の中にそれの存在を感じ取っていた。 あらゆる人々が、それに見つかっていた。 視線を感じる。 赤い視線を。 声が聞こえる。 赤い言葉が。 風を感じる。 あの原野を吹く風だ。 奴の翼が起こす風だ! そして、あらゆる人々は後ろを振り向いた。 自身を見つめる者を見つめ返さんとばかりに。 そこにいる何かは蠢き、震え、射抜かんばかりの視線を注ぎ込んだ。 そしてあらゆる人々が、その姿を見た。 認識は像を結び、観測は形を与える。 それはまさに認識界から現界へとまろび出た一羽の鳥。 認識の鳥! あらゆる人々が 奴を見つめ、見つめ返された。 そして 奴を認識し、脳の片隅にのみ存在した 奴を己の意識界一杯へと拡大した。 あらゆる人々が! そしてそれは、遂にあらゆる人々の眼前に存在を得た! おお、今こそ来ませり! 其は一人一人の心であり、共有された意識界の王。 緋色の鳥は来り! 魂の合流点に棲みし精神の支配者。 緋色の原野は拡がれり! 緋色よ来れ! この世界は汝の鳥籠と同義なれば。 全ての人々よ見るべし! 汝の眼に映るは赤き空、赤き草土、赤き廃墟なり! 緋色の鳥が棲みし世界に覆われた汝の世界なり! 歌い上げよ。 彼の鳥が気まぐれに汝らの魂を貪るためのみに存在する、それが世界なのだ! そして彼の鳥は最後の一人を嚥下した後に、飛び立つだろう。 人を、人外を、神を貪り、長い咆哮の後に飛び発つだろう。 赤き星を残して、意識界の更に深層へと飛び断つだろう。 深き混沌へと身を投じ、狂乱の儀式に囲まれて眠りに就くだろう。

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