悪性 リンパ腫 しこり 特徴。 悪性リンパ腫の特徴・症状・診断・治療法

ホジキンリンパ腫の特徴

悪性 リンパ腫 しこり 特徴

このがんは、人の免疫システムを構成する「リンパ系組織」から発生するがんです。 リンパ系組織とは• リンパ節(全身にあり、豆の様な形をしている)• 胸腺(きょうせん)• 脾臓(脾臓)• 扁桃腺(へんとうせん)• リンパ管(臓器とリンパ節をつなぐ)• リンパ液(リンパ管を流れる) リンパ系組織は全身にあるため、悪性リンパ腫(特に非ホジキン病)は全身で発症する可能性があります。 しかしもし発症しても、肺がんなどの固定がんに比べて治療成績がよい病気です。 スポンサーリンク 2 悪性リンパ腫の種類 万が一しこりが悪性だったときに、最適な治療を受けるために、悪性リンパ腫の種類を知っておくことも重要です。 「悪性リンパ腫」という名前はリンパ系組織がんの総称。 分類的には「病理組織的分類」と「病気の進行スピードによる分類」に区別されます。 病理組織的分類 悪性リンパ腫は大きく2種類に分かれます。 ホジキンリンパ腫• 非ホジキンリンパ腫 ホジキンリンパ腫 ホジキンリンパ腫は日本人の発症は少なく、悪性リンパ腫全体の約1割とされています。 20歳代と50~60歳代に多く発症します。 一般的に悪性度が低く、順調に治療が進めば約65%~80%の確率で治るといわれています。 非ホジキンリンパ腫 非ホジキンリンパ腫は比較的高齢者に多く、50代から発症が増えます。 細胞系質的特徴により、• B前駆細胞に由来• 成熟B細胞に由来• html 現在発生の原因についても盛んに研究が進められています。 九州地方に多い成人T細胞白血病リンパ腫には、ヒトT細胞白血病I型ウイルスが関与していることが分かってきています。 また臓器移植後などの著しく免疫機能が低下したときに発生するBリンパ腫やバーキットリンパ腫の一部には、EBウイルス感染が関与していることが分かってきました。 しかし殆どの悪性リンパ腫の発症には、ウイルスが関係していないと考えられています。 病気の進行スピードによる分類 非ホジキンリンパ腫は、病気の進行スピードによっても分けられています。 進行速度の遅い物から順番に、• 低悪性度(年単位で進行)• 中悪性度(月単位で進行)• 高悪性度(週単位で進行) に分類されます。 それぞれの非ホジキンリンパ腫の種類を見ますと、 【低悪性度】• 濾胞(ろほう)性リンパ腫• MALTリンパ腫など 【中悪性度】• びまん性大細胞性B細胞リンパ腫• 未分化大細胞リンパ腫など 【高悪性度】• リンパ芽球性リンパ腫• バーキットリンパ腫など 上記の病理組織的分類と組み合わせて治療法を決めることが重要とされています。 スポンサーリンク 3 症状 首やわきの下、足の付け根などのリンパ節が腫れたり、しこりができることが多く、殆ど痛みを伴いません。 しこりが触って分かる場合、大きさが 1. 5cm以上あることが目安になります。 また病気が全身に広がるタイプでは以下の症状が見られます。 発熱 37度程度の微熱が長期的に続きます。 全身の倦怠感 十分な睡眠をとっているのに体がだるい。 また疲れがとれない。 貧血 立ち上がった時の「立ちくらみ」がする。 血液検査で貧血と診断される。 体重減少 食べる量を減らしたり、特別な運動をしていないのに半年で体重が5キロ以上減る。 寝汗を多くかく 通常の寝汗と異なり、夜中に起きて着替えなければならない程の寝汗をかく。 スポンサーリンク 4 悪性リンパ腫の検査 有効な治療を判断するために、悪性リンパ腫の診断には数種類の検査が用いられます。 病気の広がりを把握するための検査 病期の広がりを確認するための検査には以下のものがあります。 胸部X線検査• CTスキャンによる断層撮影• MRI検査(核磁気共鳴検査)• ガリウム(Ga)シンチグラフィー• PET(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)• PET-CT• 骨髄検査• 内視鏡による消化管(胃・腸内)検査• その他の検査 リンパ節生検 腫れているリンパ節やしこりの一部を切除して、顕微鏡で調べます。 この病理組織検査で悪性なのか、またどのタイプのリンパ腫であるかの判断ができます。 この組織検査は今後の治療方針を決定する上で、たいへん重要な検査となります。 加えて免疫学的な検査を行い、悪性リンパ腫がTリンパ腫なのかBリンパ腫であるかを調べます。 また病院によっては、原因を調査するために遺伝子レベルの検査に用いることもあります。 全身の状態及び発病原因の検査 悪性リンパ腫は、他の病気で免疫力が低下したために発病することもあります。 そのため、リンパ腫以外の病原体がないかを検査します。 具体的には、• 肝機能• 血糖値• 腎機能• B型肝炎• C型肝炎 血液検査 LDH(乳酸脱水素酵素) CRP(C反応性蛋白) 可溶性インターロイキン-2(IL-2)受容体 5 病気の進行度 病気の進行度(病期)は4段階に分かれます。 6 治療方法 悪性リンパ腫、非ホジキンリンパ腫の治療には、• 化学療法(抗がん剤)• 放射線療法• モノクローナル抗体療法• 造血幹細胞移植 など複数の治療法があります。 非ホジキンリンパ腫は他のがんと比較して、 化学療法や放射線療法がよく効きます。 個別の症状により、これらの治療を組み合わせることがあります。 それにより約半数の治癒が期待できます。 病期の進行が遅く、抗がん剤の効きが悪いため、診断がついても直ぐに治療を始めず、経過観察するケースもあります。 【中~高悪性度】 日本人に多いタイプです。 咽頭部や扁桃などに発症した中~高悪性度リンパ腫には放射線療法によって、7割以上の治癒率が期待できます。 放射線の照射は一日一回で週5回、4~5週間行われます。 リンパ節や臓器に発症した中~高悪性度リンパ腫には抗がん剤を使った化学療法が行われます。 特に効果のある抗がん剤は、• ビンクリスチン• エンドキサン• アドリアマイシン この3種の抗がん剤に副腎皮質ホルモンを加えた併用療法が標準的な化学療法で、薬の頭文字から「CHOP療法」と呼ばれています。 CHOP療法は3週間に一回で計8回行われ、治療期間は半年です。 【モノクローナル抗体療法】 近年臨床応用されている治療法で、欧米ではすでに高い治療効果が報告されています。 悪性リンパ腫に多いB型細胞の表面には「CD20」という標識抗原が現れています。 この抗原に特異的に結合するモノクローナル抗体(商品名:リツキサン)が抗原に結合し、リンパ腫細胞を破壊することができます。 CD20のない細胞には作用しないため、従来の抗がん剤と異なり、リンパ腫細胞のみを標的にした治療が可能です。 CHOP療法との併用でより高い治療効果も報告されていて、今後Rituxanを加えた(R-CHOP)療法が主流になると考えられています。 【造血幹細胞移植】 放射線治療や標準的な化学療法を行っても、再発の可能性が高い場合、この造血幹細胞移植を行います。 これは大量の抗がん剤や放射線照射を行った場合、血液を作る機能も破壊されてしまうため、患者本人やドナーから造血幹細胞(血液のもととなる細胞)を移植します。 7 治療の副作用と対策 悪性リンパ腫の治療で用いる抗がん剤の副作用と対策は、以下のようになります。 吐き気 多種の抗がん剤は「吐き気」と「嘔吐」をまねきます。 抗がん剤の使用後、通常数日たてば吐き気は自然に消えます。 もしその間に症状が苦しい場合、吐き気を抑える薬が用いられます。 脱毛 脱毛は抗がん剤を用いる患者さん全員に起きます。 化学療法が終わって1~2ヶ月たてば、また生え始めます。 口内炎 口の中がただれて口内炎ができ、食事がとりにくくなることがあります。 対策としては軟膏やうがい薬を使います。 血小板の減少 血小板が少なくなると血が固まらなくなり、脳出血や消化管出血を招きます。 その場合、抗がん剤の量を減らしたり、止めたりして対応します。 また血小板が少なくなり過ぎた時には、血小板輸血を行います。 末梢神経障害 手足がしびれるといった症状が表れることがありますが、後々まで残ることは殆どありません。 出血性膀胱炎 尿に血がまじり、排尿時に痛みを伴います。 対策は水を多く飲んで、尿にでる抗がん剤の濃度を下げます。 腎機能障害、肝機能障害 症状がでるほどではありませんが、定期的な血液検査が必要です。 その他 まれに皮膚障害や間質性肺炎、心筋障害などが現れることがあります。 8 通院治療中に注意すべきこと 悪性リンパ腫の治療は現在、短期入院で行われるケースが多いですが、通院で治療する場合に注意すべきことは以下の点です。 高熱 高い熱が出た時は注意が必要です。 抗生物質が処方されている場合はすぐに服用しましょう。 注射による抗生物質の投与が必要となる場合がありますので、通院している病院に電話連絡しましょう。 咳や微熱 抗がん剤による肺障害で咳や息切れ、微熱が起きる場合があります。 ステロイド剤の投与が必要になる場合がありますので、通院している病院に電話連絡しましょう。 その他 化学療法の治療期間中は血液中の白血球や赤血球、血小板が一時的に減ります。 肺炎などの感染症を起こしやすくなりますので、外から帰った時の 「うがい」と「手洗い」が大切です。 また食事はバランスの良い食事を心がけましょう。 *おすすめ関連記事 最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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リンパ腫の種類

悪性 リンパ腫 しこり 特徴

超高齢社会となった現在、悪性リンパ腫の患者数は年々増えています。 悪性リンパ腫は病型が極めて多く、進行のスピードや治療法もそれぞれの病型によって異なるのが特徴です。 さらに、全身のあらゆる部位で発症するため、部位に応じた治療選択も大切です。 近年、薬や治療法の開発が大きく前進し、一部の病型のリンパ腫の治療成績は飛躍的進歩をとげています。 悪性リンパ腫の中でも、罹患率が高い病型や新たな治療法が登場してきた4種類の悪性リンパ腫の治療法を解説します。 悪性リンパ腫とは 悪性リンパ腫は、生体の免疫機能を担う白血球の一種であるリンパ球ががん化する病気です。 罹患数は1985年に人口10万人あたり5. 5人だったのが年々増え続け、2010年には18. 7人、2013年には20. 2人にまで増加しています。 ほかのがん種と比べても悪性リンパ腫の増え方は抜きん出ています。 罹患数は、男性のほうが女性より少し多く、発症のピークは70歳代です。 悪性リンパ腫という病名は、リンパ球のがんをまとめた総称で、実際にはさまざまな病型からなっています(表1参照)。 WHO分類(2017年版)では80ほどの病型が示されており、大別すると、病気の発見者の名前にちなんで命名されたホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分けられ、日本では非ホジキンリンパ腫が9割ほどを占めています。 悪性リンパ腫と同じ「血液のがん」である白血病の多くは、血液が作られる過程の未熟な白血球(顆粒球〔好中球、好酸球、好塩基球〕、単球、リンパ球〔Tリンパ球、Bリンパ球など〕)の細胞ががん化するのに対して、悪性リンパ腫では、がん化するのは、成熟したリンパ球がほとんどです(図1参照)。 また、白血病はがん化した細胞が血液によって骨髄中から全身に運ばれるのに対して、悪性リンパ腫は、身体の特定の場所に腫瘤という塊をつくりやすい性質があります。 腫瘤が発生する部位について大まかにいうと、免疫システムの防衛基地であるリンパ節に発生するタイプ、リンパ節の外の胃や骨髄などの臓器(節外臓器)に発生するタイプ、リンパ節と節外臓器の両方に発生するタイプが、それぞれ3分の1ずつあります。 非ホジキンリンパ腫では、無治療の場合の予後(自然史)を予測する臨床分類として、悪性度によって、3つに分類されています。 「低悪性度(インドレントリンパ腫)」はがん細胞の増殖速度が遅く年単位で病気が進行するもの、「中悪性度(アグレッシブリンパ腫)」は月単位で進行するもの、「高悪性度(高度アグレッシブリンパ腫)」は増殖速度が速く週単位で進行するものです。 どの悪性度に分類されるかは、病型ごとにほぼ定められています。 関与が考えられる要因には、遺伝子の異常、免疫亢進や免疫低下などの免疫異常、およびウイルスや細菌の感染がありますが、そのいくつかが次第に蓄積してから発症する「多段階発がん」であることが知られています。 免疫異常による慢性の炎症が発症に関係しているという報告もあります。 自己免疫疾患の1つである橋本病では甲状腺に慢性の炎症が起こりますが、甲状腺のB細胞リンパ腫の患者さんを調べたところ、95%以上が橋本病をもっていたという報告があります。 橋本病の患者さんのうち悪性リンパ腫を発症するのは数%ですが、慢性の炎症から浸潤したリンパ球ががん化することによって悪性リンパ腫が発症することがあると考えられています。 また、かつて国民病といわれた肺結核では、膿胸という胸腔内に膿性液が溜まる病状に至る人が多くいました。 膿胸には手術などの処置が行われますが、遷延した膿胸の慢性炎症から数十年後に胸腔壁にEBウイルス(Epstein Barr Virus)が関与した悪性リンパ腫が発生する例が多く見られたのです。 さらに、胃炎や胃潰瘍を引き起こすピロリ菌感染者の胃壁でも、悪性リンパ腫の危険性が高まることが指摘されています。 最近注目されているのは、慢性関節リウマチと悪性リンパ腫との関係です。 慢性関節リウマチの患者さんは悪性リンパ腫の発症リスクが高くなることが知られています。 特に、慢性関節リウマチの第一選択薬の1つである免疫抑制剤のメトトレキサート(製品名:メソトレキセート、リウマトレックスなど)を服用していると、ときに悪性リンパ腫を発症することが報告され、重篤になると死に至るケースもあります。 メトトレキサート関連の悪性リンパ腫は、メトトレキサートの服用を中止すると数割の患者さんで自然によくなることもわかっています。 したがって、メトトレキサート服用中に発熱したり、リンパ節が腫れた場合などは、医師と相談して服用の中止を検討すべきでしょう。 悪性リンパ腫の症状 悪性リンパ腫は自覚症状によって発見されるケースが少なくありません。 首や脇の下、足の付け根などのリンパ節が、触れるとグリグリとした塊がわかるほどに腫れてきたために医療機関を受診し、悪性リンパ腫が見つかることがあります。 また、健診で腹部や胸部の深い部分のリンパ節が腫れているのが指摘され、悪性リンパ腫が疑われることもあります。 症状としては、発熱、盗汗(寝汗)、体重減少も重要です。 この3つは、「B症状」と呼ばれる悪性リンパ腫の特徴的な全身症状です。 これらの症状がない場合と区別して各ステージは(病期)、B期またはA期と分類されます。 この3つの症状が出るのは、リンパ球の機能の1つに免疫応答があり、免疫応答を調節するときにサイトカインと呼ばれる特殊なタンパク質が放出されるためです。 例えばインフルエンザに罹患したときは、免疫応答によりこのサイトカインが放出され、発熱などの症状が現れます。 ところが、リンパ球のがん化が進むと免疫応答に狂いが生じ、サイトカインが過剰に継続して放出されるようになって発熱、盗汗(寝汗)、体重減少といった持続的な症状があらわれます。 悪性リンパ腫の検査 悪性リンパ腫を疑う場合は、触診、血液検査、造影CT検査などを行います。 最終的に悪性リンパ腫の診断と病型分類を確定するために欠かせないのが、リンパ節や腫瘍の一部を切り取って顕微鏡で観察する生検です。 さらに、正確な組織型を知るためには細胞表面抗原マーカー検査、染色体検査、遺伝子検査も重要です。 病気の勢いや悪性度を調べる検査として、血清LDH(乳酸脱水粗酵素)、CRP(C反応性タンパク)、可溶性インターロイキン2受容体の検査も重要です。 このうちLDHはリンパ球が増殖すると数値が上昇するとともに、悪性度が高い悪性リンパ腫では数値が上がるため、治療方針を決定するうえでも大切な検査といえます。 例えば、初診時にリンパ節が大きく腫れていてもLDHが正常値ならば急いで治療を開始しなくてもよい低悪性度である可能性が高く、また、逆にリンパ節が腫れてLDHも異常な高値を示している場合は高悪性度である可能性を考え、一刻も早く診断して治療を始めるためにそのまま入院することもあります。 最終的な治療方針は、さまざまな検査による正確な病理診断と、病気の広がりや進行度による病期分類(表2参照)にもとづいて、腫瘍の部位や大きさ、全身状態と年齢を考慮のうえ、具体的な治療方法が選択されます。 表2 悪性リンパ腫の病期分類(Lugano分類,2014) 病期 病変部位 節外病変の状態 限局期 I期 1つのリンパ節病変。 または隣接するリンパ節病変の集合 リンパ節病変を伴わない単独の外臓器の病変 II期 横隔膜の同側にある2つ以上のリンパ節病変の集合 リンパ節病変の進展による、限局性かつリンパ節病変と連続性のある節外臓器の病変を伴うI期またはII期 II期bulky bulky(大きい)病変を伴うII期 該当なし 進行期 III期 横隔膜の両側にある複数のリンパ節病変、または脾臓病変を伴う横隔膜の上側の複数のリンパ節病変 該当なし IV期 リンパ節病変に加えて、それとは非連続性のリンパ外臓器の病変 該当なし 各病期はB症状の有無により、BまたはAに分ける 悪性リンパ腫の治療 悪性リンパ腫の治療では、がん化した細胞が有する膜表面の蛋白抗原または増殖するために重要な遺伝子やタンパク質をピンポイントで攻撃する分子標的薬が次々と登場し、従来からの抗癌剤、放射線療法と合わせて効果を上げています。 このため、どの分子標的薬が効くタイプのリンパ腫なのかを見極めることが大切です。 例えば、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL:diffuse large B-cell lymphoma)の治療を劇的に変えたリツキシマブ(製品名:リツキサン)は、Bリンパ球の表面に発現しているCD20抗原というタンパク質に結合する抗体としてつくられた薬剤です。 ほかにも抗CD30抗体とチューブリン毒素を結合させたブレンツキシマブ・ベドチン(製品名:アドセリス)、抗CCR4抗体であるモガムリズマブ(製品名:ポテリジオ)などもあります。 CD20は、B細胞リンパ腫の9割以上で陽性です。 悪性リンパ腫で一番患者数が多いびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫と次に多い濾胞性リンパ腫(FL)に有効であるため、悪性リンパ腫の過半数でリツキシマブが効くことになります。 以下では、代表的な4つの病型について治療法を解説します。 びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL) びまん性大細胞型B細胞リンパ腫は、日本人の非ホジキンリンパ腫の中で3割強を占める最も発生頻度の高い病型です。 現在の標準治療はR-CHOP療法です。 これは、リツキシマブ+シクロホスファミド(製品名:エンドキサン)+ドキソルビシン(製品名:アドリアシン)+ビンクリスチン(製品名:オンコビン)+プレドニゾロン(製品名:プレドニン)を併用する多剤併用療法です。 病期I、II期の限局期と病期III、IV期の進行期とでは治療が異なり、限局期では腫瘍径が10cmを超えるような巨大腫瘤があるかないかでも異なります(図2参照)。 限局期で巨大腫瘤なしの場合は、「R-CHOP療法3コースを行ったあとに放射線治療を行う方法」と、「R-CHOP療法を6~8コースを行う方法」の2つの標準治療があり、効果は同等です。 一般的には、腫瘤のある部位や患者状態によって選択されます。 例えば、のどの周辺の腫瘤では、放射線を照射すると飲食にかかわる口腔内の障害を免れない場合があります。 そのような場合は、放射線を併用しない「R-CHOP療法6~8コース」を選択することがあります。 また、高齢者では、抗がん剤を短期間に抑えて心毒性や末梢神経毒性などの副作用を軽減するため「R-CHOP療法3コース+放射線治療」を選択することもあります。 初回治療で過半数のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の患者さんは治癒します。 寛解になったものの再発した場合と寛解に至らなかった難治性の場合は、サルベージ治療と呼ばれる救援化学療法が行われ、R-CHOPより少し強い薬の併用化学療法が行われます。 この救援療法で効果が認められた比較的若年者(65歳未満程度)の場合、自家造血幹細胞移植併用の大量化学療法を行うことで一部の患者さんは治癒も可能となります。 再発・難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対しては、CAR-T療法(キメラ抗体受容体T細胞療法)という新しい治療法が登場し注目されています。 この治療法は、患者自身の血液からT細胞を採取し、B細胞リンパ腫などで発現するCD19というタンパク質を特異的に認識してがん細胞を攻撃するようにした遺伝子を導入して行う、遺伝子改変T細胞療法です。 米国で昨年、世界で初めて小児を含む25歳以下の再発・難治性のB細胞性急性リンパ芽球性白血病の治療薬としてチサゲンレクロイセル(製品名:キムリア)が承認され、日本でも今年4月、25歳以下の再発・難治性B細胞性急性リンパ芽球性白血病とともにCD19陽性再発・難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫について承認申請が行われています。 もともと欧米では多く日本では少ないタイプでした。 ここ30年ほどで増加傾向にあり、生活スタイルの欧米化との関連が指摘されています。 濾胞性リンパ腫はびまん性大細胞型B細胞リンパ腫と同じB細胞由来のリンパ腫ですが、一般的に進行が遅いという特徴があり、低悪性度の代表といえます。 このため、治療方針を決めるにあたり、病期で大多数を占める進行期(IIIまたはIV期)の場合に重視されるのは腫瘍の量です(図3参照)。 腫瘍の量で7. 5cm以上のものが1個以上あるとか、3cm以上が3個以上ある、などの高腫瘍量のときはリツキシマブを併用した化学療法を行いますが、低腫瘍量のときは濾胞性リンパ腫と診断がついてもすぐに治療を開始するのではなく、濾胞性リンパ腫による症状や臓器障害をきたすまで無治療で経過観察を行う「ウォッチフル・ウェイティング」がしばしば選択されます。 濾胞性リンパ腫は低悪性度のリンパ腫であり進行はゆっくりなため、低腫瘍量であれば症状も出にくく、無治療でも命にかかわる状況ではないからです。 ただし、ここで注意したいのは、低悪性度のリンパ腫は進行がゆっくりでも治りにくい病気であることです。 中悪性度・高悪性度のリンパ腫は週単位、月単位で病状が進む進行性であるため、治療を開始しても早期に亡くなる患者さんが多いですが、治療が奏効した場合では完治する患者さんが多いです。 低悪性度のリンパ腫では進行がゆっくりであり、治療を行うと病変が消える(完全寛解といいます)こともあるものの、何年か経つと再発します。 診断がついて早く治療を開始しても、症状があらわれてから治療を開始しても再発することに変わりはなく、低腫瘍量の場合はどちらにしても生存期間に差はあまりなく、治らないまま経過することが多いのが特徴です。 治療すれば何かしらの副作用が現れます。 そもそもリンパ腫による症状がない場合は通常の生活が送れるのだから、治療の副作用による支障は避けたいという場合などで、腫瘍量が多くないときは、治癒が望めない濾胞性リンパ腫では無治療経過観察が選択されます。 実際、濾胞性リンパ腫の診断から5年後の段階で治療を開始しなくてもよい患者さんは数割います。 さらに、1割程度の患者さんではそのまま病変が小さくなって、自然寛解していくこともあります。 発症原因として慢性的な炎症反応との関連が指摘されています。 病変の多くは胃に現れ、胃のMALTリンパ腫の場合、胃に感染したヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)による慢性炎症が病気に関与していると考えられています。 このため、胃のMALTリンパ腫ではピロリ菌感染の有無を調べることが重要です。 ピロリ菌検査の結果が陽性で、胃に限局したMALTリンパ腫なら、ピロリ菌の除菌だけで7~8割は長期完全寛解するといわれています。 再生検でびまん性大細胞型B細胞リンパ腫との境界病変がある場合、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に準じた治療を行う 末梢性T細胞リンパ腫(PTCL) 末梢性T細胞リンパ腫(PTCL:peripheral T-cell lymphoma)は、リンパ球のT細胞ががん化する比較的まれな非ホジキンリンパ腫でいくつかの病型からなり、病気が月単位で進行する中悪性度に分類されています。 基本的な治療は化学療法ですが、B細胞リンパ腫で用いられるリツキシマブはCD20陰性のT細胞リンパ腫では効果が期待できないため、末梢性T細胞リンパ腫ではリツキシマブを除いたCHOP療法が行われます。 ただし、CHOP療法の治療成績は必ずしも良好ではなく、二次治療以降では、臨床試験への参加も治療選択肢の1つとなっている状況です。 そこへ最近、再発または難治性のPTCLについては、フォロデシン(製品名:ムンデシン)、プララトレキサート(製品名:ジフォルタ)、ロミデプシン(製品名:イストダックス)の3つの薬が相次いで承認されました。 このうちフォロデシンは酵素の働きを阻害することでがんを死滅させる経口薬です。 プララトレキサートはがん細胞が必要とする葉酸を作らせないようにすることでがんを死滅させる葉酸代謝拮抗薬であり、ロミデプシンはやはり酵素の働きを阻害することでがんを死滅させる薬です。 いずれの薬も奏効割合は3割前後で、効果はそれほど高いわけではありません。 しかし、これらの薬で寛解になるとかなり長期にわたり寛解を維持している患者さんが少なからずいます。 この点は高齢者に多い病気であるだけに朗報といえるでしょう。

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悪性リンパ腫の特徴を詳しく教えてください! 自分は18歳でう...

悪性 リンパ腫 しこり 特徴

これがいわゆる一番おそれていた癌です。 現在は化学療法の進歩により、これら悪性リンパ腫の根源的な治療方法も確立されつつあり、完治が可能な病気となっております。 自覚症状が現れにくい点が難点としてあげられ、早期発見、早期治療の開始で十分治癒が可能とされているのが現状です。 私の場合は、ぐりぐり発覚後すぐに発熱がありましたが、しかしぐりぐりそのものの痛みはほとんどありませんでした。 ですから、かなり不安でしたが、その後熱が出てきてくれたので安心したほどです。 いつの間にか「ぐりぐり」としたしこりがある。 しかも痛みも発熱もない。 リンパの癌は、その場が発原点である場合もありますが、大半が転移によるものだそうです。 という事は、 既に違う部位のどこかに癌が発症しているということになります。 癌は自覚症状や目で確認できるものではないので定期的な検査でチェックしなくてはいけません。 リンパの腫れから癌が発見できれば、考え方によってはプラスに捕らえる事も出来ます。 もしリンパ腺付近に腫瘍のようなしこりがあった場合は転移によって発症したガン細胞である可能性….

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