リル グラン ビッチ。 あの「マキさん」が、二丁目アイソで初トークショーを開催

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リル グラン ビッチ

ドラァグクイーン。 2019年夏には、日本航空による日本初の試みである「JAL LGBT ALLYチャーター」にスペシャルアテンダントとして搭乗するなど、活躍の場は多方面に渡る。 本名はマサキ。 その中に昔ドラァグクイーンをやられてたって方がいて、初めてその方の女装をみたときに、まぁ! って衝撃を受けたの。 もともとビジュアル系バンドが好きだったから自然に入れたのか、なんて素敵なんだろう! かっこいいんだろう! って釘付けになって。 ハッキリとドラァグクイーンに憧れたのはあのときが最初です。 そこから彼のメイクを真似てみたりするようになって、ちょっとずつ女装をする機会が増えていきました。 でも最初はただの趣味ですよ。 LGBTのパレードで女装して歩いたり、大学の学園祭を女装で練り歩いたりっていう。 本格的に「ドリアン・ロロブリジーダ」として活動することになるきっかけは、新宿2丁目のあるクラブで開催された「若手女装グランプリ」。 リル・グランビッチさんっていうドラァグクイーンに勧められてなんの気なしに出てみたら、いきなり優勝をいただけたんです。 そこからドラァグクイーンとして本格的に活動が始まりました。 仕事をいろいろといただけるようになって、なんやかんやあり、今もどうにか口紅を引き続けてる。 そんな感じです。 ドラァグクイーンの中には、普段のすっぴんの自分とクイーンとしての人格を使い分けてる方もいるんだけど、自分の場合はどちらも一緒。 ドリアンはあくまでも「マサキくん」が派手な化粧をしてるだけなんだよね。 抑圧された自我やジェンダーを開放するために……! みたいなことは全くなくて。 ただこれが美しいと思うから、目立ちたいから、楽しいし、楽しませたいからやってるだけ。 性格は、むかしっから明るかったですよ。 自分がゲイだということで悩んだこともないし。 兄貴、気の毒よねぇ(笑)。 でも、それもあんまり気にしなかった。 羨ましいでしょ〜?」くらいに思ってました。 でもどうなんだろう、それも当時周りにいた友達が良かったからなのかもしれない。 こっちが堂々としていたら、そのまま受け入れてくれる人たちでしたから。 だから、堂々とすることは今でも大事だなって思ってます。 「実はゲイで……」と後ろ暗いことのように伝えてしまうと、相手だってそうとらえてしまう。 だから「そうよ! オカマだよ!? 羨ましい?」という態度でいる。 まずは自分を好きになってもらうことから ゲイであることよりよっぽど悩んだのは、大学を中退したときかな。 大学に入って2丁目で遊びに遊んで、その上ゲイバーで働きだして、女装もはじめて。 気付いたら単位数がえらいことになって思い切って中退。 母親が泣いてね、自分もこれからどうしようって真っ暗な気持ちになりました。 でも運良く香水メーカーに拾ってもらえて、そこからは「取り返さなきゃ!」ってがんばった。 最初は営業をやらせてもらって、次がPR。 それから転職してもずっとPRとしてキャリアを積んできました。 会社員のマサキくんとドリアンの違いは、これまたあまりないんだよね。 もちろん会社員の仕事のときはオネエ丸出しだと社会人としてNGだからそのあたりはちゃんと振る舞うけど、メンタリティとしては一緒。 売るのは物だったり情報だったりブランド自体だったりしたけど、「まずは自分という人間を買ってくれ!」と思ってやってきたから。 最初はアウェイだったお客さんがどんどん自分を見てくれるっていうのはクイーンのときも一緒です。 「さあファンになってもらうぞ! イッツ、ショウタイム!」っていう気持ちで昼の仕事もやってきました。 どうせなら死ぬときに「楽しかったー!」って言えるように、いろいろ挑戦していこうと思ってます。 今はクラブイベントだけじゃなくて、一般企業のイベントでもMCやショーをさせていただいたり、『八方不美人』っていうグループでCDも出させていただいたりね。 著名なアーティストのみなさんと一緒に大きなステージに立たせてもらえることも増えました。 『八方不美人』のステージ(ドリアン・ロロブリジーダさん提供) だけど自分が今そんなことをできるのも、先輩たちが道を作ってくれたおかげ。 もともとはアングラなものだったドラァグカルチャーを地上に出して、いろんな仕事とつないでくれた人たちがいる。 だから自分も若い人たちにバトンをつないでいきたいって思います。 そのためにも面白そう! と思う現場にはどんどん飛び込んで、「ドラァグクイーンって、こんなにいろんなことができるんだぞ!」ということを日本の人たちに知らしめたいですね。 アングラな魅力は持っていながら、もっと道を広げていきたい。 欧米の「Drag culture」の単純なコピーじゃなくて、日本がこの数十年で培ってきた「ドラァグ文化」の魅力を知ってほしいの。 先輩たちが教えてくれたドラァグクイーン道。 まぁ、でも、とは言っても吹いて飛ぶような仕事だから、周りからは「そんな生き方をしていて不安にならないの?」って聞かれたりしますけど、大学の中退もそうだし、自分には恥ずかしい失敗とか挫折が人生でたくさんあって。 もう失うものはあんまりないって思う。 今の自分の人生のゴールは「目指せ、野垂れ死に」なの。 自分はきれいなお布団の上で死ねるとは思ってないんです。 それだけこれまでの人生、すっごくおもしろかったり楽しいことをさせていただいてるから。 いやーな死に方すると思うよ(笑)。 そこまでどうぞご覧いただきたい、そう思ってます。 今はもう1分後に死んでも後悔ないな。 楽しかったなーって、今でもそう思える。 もちろんこれからも目の前のひとりでも多くの人を笑わせたいし、笑顔にしたいから、ステージに立ち続けたいですけど。 目の前の人を楽しませるコツは、まず自分が誰より楽しむことじゃないかな。 楽しそうにしていれば、楽しい人たちが周りに増える。 逆にずっと文句を言ってるような人って、そういう人しか寄ってこないじゃない。 そう思うようになったのもドラァグクイーンをやってからです。 仕事をしてると、しょっぱい現場なんてしょっちゅう出くわすんですよ。 ステージ裏でバッチリメイクして「よし!」っていざステージに出たらお客さんが二人しかいないとか、他にもショウタイムに機材トラブルで音が一切出ないとか。 控室がないからビルの外付けの非常階段でメイクするなんてこともあった。 夜だし暗いし見えないっつーの! でもそういう現場で先輩たちが「こういうときの方が楽しいのよ」って教えてくれた。 「笑っちゃうね」「なんか楽しくなってきた!」って。 だから今では自分もああいう瞬間が一番楽しいって思うようになりましたね。 「さあどうしよう!」って逆境を楽しむというか。 もちろんいつもブツブツ文句は言うんだけど。 言いながら、でもやる、みたいなね。 この「じゃあどう楽しもう?」精神は自分の日常の中にも返ってきてますね。 どんな呼び名であれ、どのみち私たちって素晴らしいし これから先のことは、もうあと5年で40歳ですから、ひとまずそこまでは走り続けようと思ってます。 5年なんてほんとに一瞬。 ふんばりどきだと思ってます。 できるなら女優デビューもしたいし、ダンスも習いたい。 恋人も作りたいし、いろんなことをしてみたいです。 「ドラァグクイーンにはこれくらいしかできないだろう」という誰かの思い込みを壊せるくらい、たくさんのことに挑戦していきたいです。 読者のみなさんに伝えたいことは、なんだろう……、「あなたの魅力は、あなたに貼られたラベルごときでは到底表現し得ない」かな。 今の時代って例えば母親だったらシングルマザーとかワーキングマザーとかなにかとラベルを貼られやすいし、それは迷惑なことでもあるけれど、でもそんなラベルなんてたいしたことない。 あなたの魅力とは関係ないから。 だからラベルは社会と戦うための単なる窓口だと思って、逆手にとって楽しんじゃおうよって言いたいです。 自分もよく「オネエ」ってひとまとめにされるけど、でもこんなにいい男だし、メイクをすれば美人だし、PRの仕事もできるし、歌も歌えるのよ、いいでしょう〜? って思ってる。 ドラァグクイーンをやるときも男装をすることがよくあるんだけど、ドラァグクイーン=女性の格好をするっていう固定観念を逆手にとって、ドラァグクイーンで男装、だけど壮絶に美しい、というのを見せて、見る人が混乱している様子を楽しみたいんです(笑)。 人がそれぞれ持ってる「男らしさ」「女らしさ」の思い込みをグラグラ動かすきっかけになりたいって思う。 だからあなたも何かラベルを貼られたら、そんなラベルは気にしないで、あなたのありのままを存分に出しちゃえばいいと思う。 全身全霊のあなたで、貼られたラベルのイメージごと変えちゃえばいいのよ。 私たちは何を貼られたって、どうしたって、どんな状況になったって、それはそれは素晴らしいんだから。 自分は自分のことをすっごくダメな人間だと思うけど、でもすっごく愛してるの。 どうしてこんな自己肯定の化け物みたいになったのかはわからないけど(笑)、そうなるには、小さなことからでも成功体験を積み重ねることじゃないかな。 自分がやりたいことで誰かから褒められたり、頑張った結果を自分で褒めてあげることができたりっていうのが少しずつ自信や自愛につながると思うから。 1日10回腕立てするとか、毎日ベッドメイキングをするとか、なんだっていいのよ。 なにかひとつ続けていくと、自信は育まれていくと思う。 だからまずは「なんか欲しがれ!」って言いたい。 欲しがる対象は具体的なモノやコトだけじゃなく、「こういう自分になりたい」っていうのも含めて。 「どうせ私なんて」っていうのはほんとに禁句。 小さいことから欲しがっていく先に、自己肯定ってあると思うから。 まぁ、ほどほどにしないとこんな化け物みたいになっちゃうけどね(笑)。

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働く女子におネエ様がアドバイス・ドラァグクィーン LIL'GRAND

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はじめまして。 体はリル(little)でもGRANDでBITCHなアタシ。 とてもSEXY!? 分かるぅ。 女装のアタシですら男の股間を熱くさせられるのだから、女は誰だって色気を身に付けられるのに、分かっていない子が多いのよね〜。 だからアタシが教えてア・ゲ・ル! そもそも最初からキレイな人に色気はないと思うの。 色気は努力して生まれるもの。 アタシの場合、低い背をヒールで、広いおでこをウィッグで、非対称な目の形を付けまつげでカバーしているから美しいの。 憧れのパメラ・アンダーソンを意識した色っぽいメイクだって普段の自分にエロスがないから。 コンプレックスを塗り変えることで、男にモテる女になれて色気が出てくるのよ。 自信を持った女って同性から見てもステキでしょ〜! だから、思っているだけでなく行動しないとダメね。 何からしたらいいか分からない人は、まずは見た目でも性格でも自分の弱点と向き合い、できるところから1つずつ改善していくの。 色気ある女はOLでもアフター5が違って、遊びから流行や社交術を学んでいるし、美しさのために時間とお金をかけているわ。 でも何より早く色気が欲しいのなら、男に抱かれること。 男が求めるものを感じて、より男が興奮する新しい自分に挑戦してみるのよ。 男の反応を楽しめるくらいになったら立派な色気ある女よね! とはいえ、色気を出しすぎると普通の出会いはなくなるわよ。 セクシーさを求めるのはそれに見合った地位やお金のある男。 中流社会の日本ではちょっとかわいい、ちょっとセクシーくらいがモテの基本。 欲しい男のレベルに合わせて色気磨きを頑張ってみるのね。 なんか前回休んだから久しぶりな感じ。 今回は、神奈川県の39歳の女性 からのご相談よ〜。 Q:恋愛のない、40代の女性について。 どうやってあたっくしていいかわあkらない。 A: さて、まず焦らないで〜!相談の後半意味不明よ〜〜(笑)「どうやってアタックしていいか分からない」ってことよね!?でも、アタックしたいって思っているだけアナタは恋愛を一歩しているのよ。 片思いでも「好きだ」って気持ちがあれば、それは恋。 だから恋愛はしているじゃない!とはいえお付き合いというところで行き詰まっているのね、きっと。 まず、細かい状況が分らないから具体的なアドバイスはできないけど、自分の気持ちは勇気を出して素直に伝えるのが一番よ。 基本的に「好き」と言われて嫌な思いする人いないじゃない、それが恥ずかしければ「カッコイイ」でも「優しい」でも相手を褒める言葉から。 そういった流れから最終的に「好き」の一言が言えたらいいんじゃないかしら?もし40代という年齢が気になるのであればそれは間違い。 恋愛に年齢は関係なくて、40代なら40代の恋愛をすればいいこと。 10代20代と同じような恋愛をしようと思っていたら勘違いババアだけどね。 誰も40代の女に10代20代の恋愛を求めてはいないから。 そして、きっかけがないという悩みなら、これはもう色々遊びに行ってみるしかない。 今流行りのお見合いパーティーだって、そこでデキるデキないは別にして社会勉強と思って参加してみなさいよ。 次回もこうご期待!•

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あの「マキさん」が、二丁目アイソで初トークショーを開催

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ドラァグクイーン。 2019年夏には、日本航空による日本初の試みである「JAL LGBT ALLYチャーター」にスペシャルアテンダントとして搭乗するなど、活躍の場は多方面に渡る。 本名はマサキ。 その中に昔ドラァグクイーンをやられてたって方がいて、初めてその方の女装をみたときに、まぁ! って衝撃を受けたの。 もともとビジュアル系バンドが好きだったから自然に入れたのか、なんて素敵なんだろう! かっこいいんだろう! って釘付けになって。 ハッキリとドラァグクイーンに憧れたのはあのときが最初です。 そこから彼のメイクを真似てみたりするようになって、ちょっとずつ女装をする機会が増えていきました。 でも最初はただの趣味ですよ。 LGBTのパレードで女装して歩いたり、大学の学園祭を女装で練り歩いたりっていう。 本格的に「ドリアン・ロロブリジーダ」として活動することになるきっかけは、新宿2丁目のあるクラブで開催された「若手女装グランプリ」。 リル・グランビッチさんっていうドラァグクイーンに勧められてなんの気なしに出てみたら、いきなり優勝をいただけたんです。 そこからドラァグクイーンとして本格的に活動が始まりました。 仕事をいろいろといただけるようになって、なんやかんやあり、今もどうにか口紅を引き続けてる。 そんな感じです。 ドラァグクイーンの中には、普段のすっぴんの自分とクイーンとしての人格を使い分けてる方もいるんだけど、自分の場合はどちらも一緒。 ドリアンはあくまでも「マサキくん」が派手な化粧をしてるだけなんだよね。 抑圧された自我やジェンダーを開放するために……! みたいなことは全くなくて。 ただこれが美しいと思うから、目立ちたいから、楽しいし、楽しませたいからやってるだけ。 性格は、むかしっから明るかったですよ。 自分がゲイだということで悩んだこともないし。 兄貴、気の毒よねぇ(笑)。 でも、それもあんまり気にしなかった。 羨ましいでしょ〜?」くらいに思ってました。 でもどうなんだろう、それも当時周りにいた友達が良かったからなのかもしれない。 こっちが堂々としていたら、そのまま受け入れてくれる人たちでしたから。 だから、堂々とすることは今でも大事だなって思ってます。 「実はゲイで……」と後ろ暗いことのように伝えてしまうと、相手だってそうとらえてしまう。 だから「そうよ! オカマだよ!? 羨ましい?」という態度でいる。 まずは自分を好きになってもらうことから ゲイであることよりよっぽど悩んだのは、大学を中退したときかな。 大学に入って2丁目で遊びに遊んで、その上ゲイバーで働きだして、女装もはじめて。 気付いたら単位数がえらいことになって思い切って中退。 母親が泣いてね、自分もこれからどうしようって真っ暗な気持ちになりました。 でも運良く香水メーカーに拾ってもらえて、そこからは「取り返さなきゃ!」ってがんばった。 最初は営業をやらせてもらって、次がPR。 それから転職してもずっとPRとしてキャリアを積んできました。 会社員のマサキくんとドリアンの違いは、これまたあまりないんだよね。 もちろん会社員の仕事のときはオネエ丸出しだと社会人としてNGだからそのあたりはちゃんと振る舞うけど、メンタリティとしては一緒。 売るのは物だったり情報だったりブランド自体だったりしたけど、「まずは自分という人間を買ってくれ!」と思ってやってきたから。 最初はアウェイだったお客さんがどんどん自分を見てくれるっていうのはクイーンのときも一緒です。 「さあファンになってもらうぞ! イッツ、ショウタイム!」っていう気持ちで昼の仕事もやってきました。 どうせなら死ぬときに「楽しかったー!」って言えるように、いろいろ挑戦していこうと思ってます。 今はクラブイベントだけじゃなくて、一般企業のイベントでもMCやショーをさせていただいたり、『八方不美人』っていうグループでCDも出させていただいたりね。 著名なアーティストのみなさんと一緒に大きなステージに立たせてもらえることも増えました。 『八方不美人』のステージ(ドリアン・ロロブリジーダさん提供) だけど自分が今そんなことをできるのも、先輩たちが道を作ってくれたおかげ。 もともとはアングラなものだったドラァグカルチャーを地上に出して、いろんな仕事とつないでくれた人たちがいる。 だから自分も若い人たちにバトンをつないでいきたいって思います。 そのためにも面白そう! と思う現場にはどんどん飛び込んで、「ドラァグクイーンって、こんなにいろんなことができるんだぞ!」ということを日本の人たちに知らしめたいですね。 アングラな魅力は持っていながら、もっと道を広げていきたい。 欧米の「Drag culture」の単純なコピーじゃなくて、日本がこの数十年で培ってきた「ドラァグ文化」の魅力を知ってほしいの。 先輩たちが教えてくれたドラァグクイーン道。 まぁ、でも、とは言っても吹いて飛ぶような仕事だから、周りからは「そんな生き方をしていて不安にならないの?」って聞かれたりしますけど、大学の中退もそうだし、自分には恥ずかしい失敗とか挫折が人生でたくさんあって。 もう失うものはあんまりないって思う。 今の自分の人生のゴールは「目指せ、野垂れ死に」なの。 自分はきれいなお布団の上で死ねるとは思ってないんです。 それだけこれまでの人生、すっごくおもしろかったり楽しいことをさせていただいてるから。 いやーな死に方すると思うよ(笑)。 そこまでどうぞご覧いただきたい、そう思ってます。 今はもう1分後に死んでも後悔ないな。 楽しかったなーって、今でもそう思える。 もちろんこれからも目の前のひとりでも多くの人を笑わせたいし、笑顔にしたいから、ステージに立ち続けたいですけど。 目の前の人を楽しませるコツは、まず自分が誰より楽しむことじゃないかな。 楽しそうにしていれば、楽しい人たちが周りに増える。 逆にずっと文句を言ってるような人って、そういう人しか寄ってこないじゃない。 そう思うようになったのもドラァグクイーンをやってからです。 仕事をしてると、しょっぱい現場なんてしょっちゅう出くわすんですよ。 ステージ裏でバッチリメイクして「よし!」っていざステージに出たらお客さんが二人しかいないとか、他にもショウタイムに機材トラブルで音が一切出ないとか。 控室がないからビルの外付けの非常階段でメイクするなんてこともあった。 夜だし暗いし見えないっつーの! でもそういう現場で先輩たちが「こういうときの方が楽しいのよ」って教えてくれた。 「笑っちゃうね」「なんか楽しくなってきた!」って。 だから今では自分もああいう瞬間が一番楽しいって思うようになりましたね。 「さあどうしよう!」って逆境を楽しむというか。 もちろんいつもブツブツ文句は言うんだけど。 言いながら、でもやる、みたいなね。 この「じゃあどう楽しもう?」精神は自分の日常の中にも返ってきてますね。 どんな呼び名であれ、どのみち私たちって素晴らしいし これから先のことは、もうあと5年で40歳ですから、ひとまずそこまでは走り続けようと思ってます。 5年なんてほんとに一瞬。 ふんばりどきだと思ってます。 できるなら女優デビューもしたいし、ダンスも習いたい。 恋人も作りたいし、いろんなことをしてみたいです。 「ドラァグクイーンにはこれくらいしかできないだろう」という誰かの思い込みを壊せるくらい、たくさんのことに挑戦していきたいです。 読者のみなさんに伝えたいことは、なんだろう……、「あなたの魅力は、あなたに貼られたラベルごときでは到底表現し得ない」かな。 今の時代って例えば母親だったらシングルマザーとかワーキングマザーとかなにかとラベルを貼られやすいし、それは迷惑なことでもあるけれど、でもそんなラベルなんてたいしたことない。 あなたの魅力とは関係ないから。 だからラベルは社会と戦うための単なる窓口だと思って、逆手にとって楽しんじゃおうよって言いたいです。 自分もよく「オネエ」ってひとまとめにされるけど、でもこんなにいい男だし、メイクをすれば美人だし、PRの仕事もできるし、歌も歌えるのよ、いいでしょう〜? って思ってる。 ドラァグクイーンをやるときも男装をすることがよくあるんだけど、ドラァグクイーン=女性の格好をするっていう固定観念を逆手にとって、ドラァグクイーンで男装、だけど壮絶に美しい、というのを見せて、見る人が混乱している様子を楽しみたいんです(笑)。 人がそれぞれ持ってる「男らしさ」「女らしさ」の思い込みをグラグラ動かすきっかけになりたいって思う。 だからあなたも何かラベルを貼られたら、そんなラベルは気にしないで、あなたのありのままを存分に出しちゃえばいいと思う。 全身全霊のあなたで、貼られたラベルのイメージごと変えちゃえばいいのよ。 私たちは何を貼られたって、どうしたって、どんな状況になったって、それはそれは素晴らしいんだから。 自分は自分のことをすっごくダメな人間だと思うけど、でもすっごく愛してるの。 どうしてこんな自己肯定の化け物みたいになったのかはわからないけど(笑)、そうなるには、小さなことからでも成功体験を積み重ねることじゃないかな。 自分がやりたいことで誰かから褒められたり、頑張った結果を自分で褒めてあげることができたりっていうのが少しずつ自信や自愛につながると思うから。 1日10回腕立てするとか、毎日ベッドメイキングをするとか、なんだっていいのよ。 なにかひとつ続けていくと、自信は育まれていくと思う。 だからまずは「なんか欲しがれ!」って言いたい。 欲しがる対象は具体的なモノやコトだけじゃなく、「こういう自分になりたい」っていうのも含めて。 「どうせ私なんて」っていうのはほんとに禁句。 小さいことから欲しがっていく先に、自己肯定ってあると思うから。 まぁ、ほどほどにしないとこんな化け物みたいになっちゃうけどね(笑)。

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