君が好き焼けた肌にいい匂い。 あんスタ

#1 君の肌、恋の匂い(スタマイ カナ玲)

君が好き焼けた肌にいい匂い

家族ばんざい! 4 18. お姉ちゃんの活人画 18. お姉ちゃんの活人画 順一君(14歳)のお姉さん・美里ちゃん(16歳)はジュニア・アイドルである。 デジタル写真集やDVDも結構売れていたが、トップクラスというほどではなかった。 しかし、順一君にとっては美里ちゃんはナンバー1のオナドル(オナペットのアイドル)であった。 順一君は姉さんの水着画像を沢山ダウンロードしてコンピュータに保存してあり、それをおかずにオナニーしていた。 何しろ同じ家で暮らしているのだから、お姉さんの声も肌の色も匂いも肉付きも、みんな知っている。 画像だけでお目にかかる見知らぬアイドルとは大違いである。 お姉さんは、順一君にとっては最も活き活きとしたオナドルであった。 バレンタイン・デーに、順一君はチョコレートをお姉さんに贈った。 「え?あたしに?」美里ちゃんが目を丸くした。 「義理チョコなの?」 「逆チョコだよ」と順一君。 「でも、姉と弟って変じゃない?お前の好きな女の子に上げたら?」 「僕、お姉ちゃんが好きなんだもん。 受け取って、お願い!」 「でも…」美里ちゃんがためらう。 「いつもお世話になっている御礼だからさ」 「ふーん?」結局、美里ちゃんはチョコレートを受け取って自室へ去った。 数分後、順一君の部屋のドアがノックされた。 「はい、どうぞ」と順一君。 「順」美里さんが入って来て云った。 「お前、さっき『いつもお世話になってる』って云ったわよね?」 「うん」 「お前、あたしの画像持ってんじゃない?」 「持ってるよ」 「で、お前それ見ながらアレしてるんじゃないの?」と美里ちゃん。 「アレって?」と順一君。 「アレよ、オ、オ、オ…」美里ちゃんが吃ってしまう。 「オナニー?」と順一君。 「そ、それ!」 「やってるよ」 「馬鹿っ!姉の写真見ながらオナニーするなんて、変態よ。 異常よ!」美里ちゃんが顔を赤くして怒鳴る。 「そうかなあ?異常じゃないと思うけど」と順一君。 「ジュニア・アイドルは掃いて捨てるほどいるんだから、あたしじゃなく、他の子選びなさいよ!」 「でも、僕にとってはお姉ちゃんが一番好きなアイドルなんだもん。 他の子じゃ、やだ」 「順。 じゃ聞くけど、あたしの画像のどこ見て、なに考えながらオナニーするわけ?」と美里ちゃん。 「そんなこと云えないよ」と順一君。 「いやらしいこと考えてるから云えないんでしょ?」 「いやらしいことって?」 「おっぱいに触りたいとかお尻に触りたいとか、そういうことよ」 「あ、それは考える」 「お前ね、一緒に住んでる実の姉の写真見ていやらしいこと考えるのが異常じゃないって云うの?」 「そうかなあ?」と順一君。 「だって、お前は現にこうやって話してる姉のあたしのおっぱいやお尻に触りたいわけでしょ?異常じゃないのよっ!」 「ほんとのお姉ちゃんに触りたいなんて云ってないじゃないか。 画像見て考えるだけなんだから、いいじゃない!」 「同じことよっ!」 「同じじゃないっ!」 「順。 姉と弟は恋人同士にも夫婦にもなれないのよ?」と美里さん。 「そんなこと知ってらい!」と順一君。 「好きになったりいやらしいことする相手は、よその家の子でなきゃいけないの」 「当然、そうするよ」 「だったら、あたしの画像見ていやらしいこと考えるのやめて!」 「僕、お姉ちゃんの身体に触ろうとしたりしてないよ。 何がいけないの?」 「いけないのよ。 やめて頂戴」と美里さん。 「そんなのおかしいよ。 『あの子のスカートめくりたい』って考えるのは自由じゃない!実際にめくればいけないことだけどさ。 頭で考えるのは当人の自由だよ!」 「んもうっ!ああ云えばこう云う!とにかく、あたし落ち着かないのよ。 お前があたしの画像見ていやらしい想像してると思うと」 「とにかく、僕はお姉ちゃんの画像見ながらオナニーする。 誰が何と云っても」と順一君。 「順の馬鹿っ!もう知らないっ!」美里さんはぷりぷりして出て行った。 数日後、順一君の部屋のドアがノックされた。 「順?あたし。 入っていい?」と美里ちゃんの声。 「あ、どうぞ」と順一君。 まだあたしの画像見てオナニーしてんの?」 「うん」 「そう…。 ね、順。 お願いがあるの」と美里ちゃん。 「なーに?」順一君が訝る。 姉さんから何か頼まれるなんて滅多にないことだからだ。 「お前のオナニー見せて?」 「えーっ?」順一君がぶったまげる。 「やだよ、恥ずかしい!」 「そうでしょうね。 でもこれ、興味本位じゃなく真剣なお願いなの」 「どういうこと?」と順一君。 美里さんが説明した。 美里ちゃんは16歳で、もうそろそろジュニア・アイドルからの脱皮を考えなくてはならない。 女優になるか、TVタレントになるか、将来の足がかりが必要だ。 現在美里ちゃんが所属している「アイドル・プロダクション」(略称アイプロ)はスタッフも二流、撮影地も予算がなくて国内に限られていたし、衣装も安っぽかった。 美里ちゃんはヒットを飛ばして業界最大手の「らぶらぶ妹くらぶ」(略称らぶくら)に引き抜かれたいと考えていた。 ヒットを飛ばすためには、男性がどんなポーズに興奮し、画像のどこに注目するかを知って、それに応える必要がある…というのが美里ちゃんの作戦であった。 「らぶくら」でさらにヒットを飛ばせれば、TVや映画界にも存在が知れ渡り、将来への可能性が開けるのだ。 「どの画像のどこを見るかだったら、別にオナニーしなくてもいいんじゃない?」と順一君。 「駄目よ!アイプロの社長に云わせると、ジュニア・アイドルの画像は男性のオナニーのためのものなんだから」と美里ちゃん。 「オナニー抜きじゃ、本当に興奮してるかどうか分らないでしょ」 「んー、でもなあ…」順一君は困った。 お姉さんのためだから一肌脱ぎたいのは山々だが、お姉さんの画像を食い入るように見ながら、勃起したペニスを擦るところなんか見られたくなかった。 「いますぐってわけじゃないの。 考えといて?」美里ちゃんが云って、出て行った。 順一君は迷った。 しかし、お姉さんの将来がかかっているのであれば、協力しないわけには行かなかった。 承諾した。 ある夜、美里さんが順一君の部屋に妙なものを持って現れた。 「なに、それ?」と順一君。 「お前がどこを見るか調べるための器械」と美里さん。 それはアイプロが以前考案したもので、素通しの眼鏡の中央に小さなレーザー・ポインターを組み合わせたものであった。 レーザーの赤い光線が、被験者が画像のどこを注視しているかを示す。 アイプロはさらに、レンタルした親指カメラ(超小型ビデオ・カメラ)を被験者の額にベルトで装着し、VHSテープにレーザー・ポインターの動きを録画したのだった。 その親指カメラがあれば、順一君が一人でオナニーすればよかったのだが、もう返却してしまったのでカメラはない。 美里さんが弟の背後から覗き込んで、レーザー・ポインターの動きを見守るしかなかった。 順一君はコンピュータ・デスクの下に古新聞を広げて敷いた。 「それは何のため?」美里さんが不思議に思う。 「いまに分るよ」と順一君。 順一君はズボンとブリーフを脱いで、下半身だけ裸になり、コンピュータ・デスクに座った。 コンピュータに画像集のソフトを走らせる。 順一君は水溶性マッサージ・ゼリーを左手と剥き出しのペニスに塗る。 順一君は右利きだが、右手はマウス操作のために空けてあるのだ。 ソフト内で美里さんのアルバムを指定した順一君は、スライドショーのモードにした。 美里さんのビキニやスクール水着、ブルマ姿などの画像が数秒ごとにチェンジする。 美里さんは自分の画像はよく知っているので、弟のペニスに注目していた。 それは半勃起状態でソフトにうなだれていた。 そのペニスに変化が起きた。 ペニスがむくむくと起き上がり始めたのだ。 美里さんが目を上げると、青いスクール水着を着た自分が両手両足で身体を支えて浮かせ、腰を突き出して股間のもっこりを強調しているポーズだった。 レーザー・ポインターが美里さんの顔、胸の膨らみ、股間のもっこり、肉付きのいい太股、豊かなお尻、再びもっこり、再び顔、股間、お尻、もっこり…と、忙しく行き来している。 美里さんが目を戻すと、ペニスは完全に勃起しており、弟はそのペニスを様々な方法で撫で始めた。 美里さんは処女だった。 同級生や先輩の男の子がモーションをかけて来るのはしょっちゅうだったが、美里さんはジュニア・アイドルとして近寄って来る男の子は相手にしなかった。 ボーイフレンドもおらず、従って男性の勃起したペニスを見るのはこれが初めてだった。 美里さんは弟の太く固く長くなったペニスを、目を丸くして見ていた。 セックスとは、こういうものが自分の身体に入って来るものなのか。 美里さんは、いつか鏡で見た膣のサイズを思い返していた。 とてもこんな大きなものが入る穴ではなかった。 無理矢理突っ込まれたら裂けてしまうのではないか? スライドショーは続いており、美里さんの夏のセーラー服姿が表示されていた。 美里さんが見守っていると、レーザー・ポインターは両脚を舐めるようにスキャンし、プリーツ・スカートの微妙に凹んだ股間を彷徨った。 レーザー・ポインターは美里さんの顔に移動し、胸の微かな膨らみを赤い光線で撫で廻した。 次の画像は白いビキニだった。 美里さんは四つん這いになり、お尻を突き出して、カメラを見て微笑んでいる。 お尻の大きさと股間のもっこりが最大限に強調されている。 順一君の目はそのもっこりに固定され、激しくペニスを擦り始めた。 美里さんも思わず興奮してしまう。 美里さんの股間が湿り出した。 画像が切り替わった。 同じ白ビキニだが、美里さんはベッドに寝そべって大きく股を開いているポーズだ。 その股間には割れ目のような筋が見える。 順一君はスライドショーを停止し、その画像だけの表示に固定した。 順一君のお気に入りの画像なのだ。 美里さんは、弟がこれまでにない速度でペニスをしごいているのに気づいた。 多分、クライマックスが近いのだ。 レーザー・ポインターは画像の美里さんの脚、太股、股間を撫で廻し、割れ目に見える筋に固定された。 数秒後、赤い点は美里さんの顔に移り、小さなおっぱいの膨らみの辺りを撫で、また股間の割れ目に戻って固定された。 美里さんは弟の呼吸が荒くなったのに気づいた。 最大に興奮しているのだ。 激しく擦られたペニスは、充血して赤みが差している。 弟の掌はペニスを擦り、撫で、ぴんぴん弾いたりしている。 少しでもクライマックスを引き伸ばそうと苦悶しているみたいだ。 「むぐうーっ!」順一君が唸り、急速にペニスをしごいた。 どぴゅぴゅぴゅーん!ペニスの先端から精液がどぴゅんどぴゅぴゅーん!と発射され、古新聞紙の上にぼたぼたと垂れた。 息を止めて弟のオナニーを見守っていた美里さんは「ほーっ!」と溜め息を漏らした。 凄かった。 言葉だけ聞くとオナドルというのはダーティな語感だが、実際に弟のオナニーを見て美里さんの考えは変わった。 男がオナニーせざるを得ない生理を持っているなら、それを助けるのは崇高な使命である。 患者を助ける看護婦さんの仕事と同じことだ。 「ありがとう!参考になったわ」美里さんが、恥ずかしそうに俯いている順一君のほっぺたにチュしながら、レーザー・ポインターを受け取った。 部屋に戻った美里さんは、床の中で弟のペニスの形状を思い出しながら、クリトリスをいじって自分もオナニーした。 「順っ!」ある夜、美里ちゃんがノックもしないで順一君の部屋に飛び込んで来た。 凄く興奮している。 「な、何なの、お姉ちゃん?」順一君が面食らう。 「やったの!アイプロの社長に褒められたの!」 「どういうこと?」順一君には飲み込めない。 「順がオナニーして見せてくれた時、どういうポーズが男に受けるか分ったの。 で、今日の撮影では社長に云われる前から、そういうポーズを一杯したわけ」 「へえ?」 「社長もカメラマンも『凄え、最高!』って唸りっ放し。 今度の写真集はベストセラー間違いなしだって!」 「わあっ!良かったね。 お姉ちゃん!」順一君がにっこりする。 「お前のお蔭よ。 写真集出たらお前に一冊貰って上げる」と美里ちゃん。 「やった!いつ見られるの?」 「そうねえ。 三ヶ月ぐらい先ね、多分」 「えーっ?僕、そんなに待てない。 待ちくたびれて死んじゃうよ」順一君がべそをかく真似をする。 「そっか。 そうかもね」美里ちゃんが何か思案し、「一寸待ってて」と云って部屋を出て行った。 順一君の部屋のドアがノックされた。 「はい」順一君が応じる。 「ジャジャーン!」美里ちゃんが白いビキニ姿でファッション・モデルのようにしゃなりしゃなりと入って来た。 「お姉ちゃん!」順一君が口をあんぐり開ける。 「お前が待ち切れないそうだから、特別に見せて上げる」と美里ちゃん。 「いい?これから見せるのは、今日大好評だったポーズよ」 美里ちゃんが敷いてあった布団の上に横になる。 僅かに両脚を開いて順一君の方向に向ける。 恥丘のもっこりが際立つ角度だ。 「おーっ!」順一君が目を見開く。 自分が好きなポーズだ。 順一君は椅子を姉さんの方に向け直して座る。 美里ちゃんは今度は両足を踏ん張って、腰を持ち上げた。 もっこりがますます目立つ。 「ほんと、最高!お姉ちゃん!」順一君のペニスが勃起した。 「お姉ちゃん、僕オナニーしていいかな?」 「いいよ。 「かつじんがー?マジンガーみたいなもの?」 「馬鹿。 昔ね、写真や映画がなかった頃、ヨーロッパで俳優や芸術家たちがまるで絵の中の人物みたいにポーズを作って、見物人に見せたんだって。 台詞なんかなくて、黙ってるだけ。 下半身を丸出しにし、古新聞を敷き、水溶性マッサージ・ゼリーをペニスに塗りたくる。 美里ちゃんは布団の上に寝そべり、順一君の側の脚を平らに伸ばし、もう一方の脚を曲げて立てた。 股間のもっこりがよく見える。 しばらくして、美里ちゃんは曲げた両脚を両手で抱えた。 爪先の下から股の間が丸見えで、もっこりが凄く目立つ。 次に美里ちゃんは、四つん這いになった。 順一君の側の脚を曲げ、向こうの脚を伸ばす。 これまたもっこりがハッキリ見えるポーズだ。 順一君は感動していた。 生身のジュニア・アイドルによるスライドショー。 天下のジュニア・アイドルによる、たった一人の観客のためのショーである。 こんな贅沢なことは産油国の国王だって出来ないことだろう。 順一君の目は、姉さんの綺麗な顔、まだ小さいが形のいいおっぱい、水着の間の真っ白い肌とお臍、お尻、太股、そして股間の膨らみなどを忙しく往復し、左手は激しくペニスを擦った。 美里ちゃんは自分の肢体を見せ、男を興奮させることの楽しさを発見した。 それはナルシシズムであり、ストリップ劇場の踊り子も味わっているであろう陶酔感覚だった。 撮影現場では絶対に得られないものである。 美里ちゃんは弟の表情、特に食い入るような目の動きと、ペニスを擦る激しさに注目しながら、もっともっと弟を興奮させたいと思った。 美里ちゃんが起き上がって順一君に正対し、膝立ちして背中の方で両手を突いた。 そして大きく股を開いた。 順一君の目は自然に姉さんの股間に吸い寄せられた。 と、美里ちゃんは片手をお臍の下の水着に手をかけ、ぐいーんと引っ張り上げた。 「わーお!」順一君が喚声を挙げた。 姉さんの割れ目がくっきり見えた。 これまでも「マン筋(すじ)」と呼ばれる筋が見える姉さんの画像は見たことがあった。 しかし、それは単なる水着の皺かも知れないような曖昧なものであった。 しかし、今見ているのは紛う方なきおまんこの割れ目である。 「あああーっ!」水着越しとは云え、姉さんの割れ目を初めて見た順一君は、どっぴゅっぴゅーん!と精液を噴き上げた。 ある日の夕食に御馳走が並んだ。 しゃぶしゃぶに刺身やカニコロッケ、お赤飯まで出た。 「なにこれ?何のお祝い?」と順一君。 「美里が『らぶくら』に引き抜かれたのよ」とママ。 「これからは、撮影は外国よ、沖縄じゃないわよ」ママがにんまり微笑む。 「わあ!良かったね、お姉ちゃん!」と順一君。 「ありがと」美里ちゃんが両親に見えないように、順一君にウインクした。 「じゃ、アイプロとはおさらばか?」とパパ。 「いえ、契約じゃもう一回撮影をこなさないといけないんです」とママ。 「もうじきなんですけど」 「アイプロが美里を手放したくないと云ったらどうなる?」とパパ。 「喧嘩にならないわ。 アイプロじゃ海外ロケもデザイナー・ブランドの衣装も、一流ヘアスタイリストも無理なんだから」 「ごたごたせんといいがな」とパパ。 「大丈夫。 契約更改の判子捺さなきゃいいだけよ。 さ、頂きましょ」 みんな御馳走にかぶりついた。 数日後、美里ちゃんが幽霊のように順一君の部屋に入って来ると、畳の上に突っ伏して泣きじゃくった。 「ど、どうしたの、お姉ちゃん?」順一君が駆け寄って姉さんの顔を覗き込む。 「あたし、レイプされた…」と美里ちゃん。 「えーっ、誰に?」 「アイプロの社長に」美里ちゃんが洟を啜る。 「なにーっ?でも、ママがついててどうして?」 「ママもカメラマンに犯された…」 「ひっでえ!一体どうして?何があったの?」順一君には飲み込めない。 「アイプロが再契約を迫ったの」と美里ちゃん。 「ママはのらりくらりと逃げを打ってたんだけど、あんまりアイプロがしつこいんで、ついに『らぶくら』への移籍を口にしちゃったのよ」 「うん」と順一君。 「そしたら、『売り出してやった恩を忘れやがって!』とかヤクザみたいなことを云い出して、『こうなりゃ傷物にして「らぶくら」に渡してやる』って、社長があたしを押し倒したの」 「何て奴だ!」順一君が歯ぎしりする。 「社長を止めようとしたママをカメラマンが押さえ付けて、ママを強姦したの」 「アイプロの馬鹿野郎っ!」順一君が怒鳴る。 「当然告訴するんだろうね。 そんな奴等、刑務所にぶち込まなきゃ!」 「駄目なの。 告訴出来ないのよ」と美里ちゃん。 「どーして告訴出来ないのさ?」順一君には理解出来ない。 「裁判沙汰になれば、あたしが犯され処女を失った娘だということが知れ渡ってしまう」と美里ちゃん。 「マスコミにも『らぶくら』にも、あたしのファンにも」 「それはそうかもね」 「ジュニア・アイドルって清純で明るい娘でなきゃなんない。 犯され、裁判を起してるようなダーティなイメージじゃなく…」 「それは云えてる」と順一君。 「ダーティな娘なんて誰も欲しがらないのよ。 『らぶくら』もね」 「でも、もう『らぶくら』と契約したんじゃないの?」 「まだ口約束だったの。 いつでも簡単に取り消されちゃうわ」 「でも、アイドルじゃないママの方は告訴出来るんじゃない?」と順一君。 「あたしが犯されたことを隠して裁判に勝てると思う?」と美里ちゃん。 「ジュニア・アイドルのあたしに手を付けずに、40近いママだけ強姦するなんて誰も信じないわ」 「クソ!じゃ、アイプロの暴力は誰にも知られずに済んじゃうわけ?」 「そ。 パパにさえね」 「えーっ?なにそれ?」順一君が驚く。 「だって、『お前が付いててなんてことだ!』ってパパがママを責めるでしょうが?それだけじゃないのよ」 「?」 「男性は、他の男とおまんこした妻が許せないらしいの。 たとえ強姦であっても」と美里ちゃん。 「パパが知ったら、もうママに手も触れなくなる恐れがあるって」 「ほんとー?」順一君には信じられない。 「ほんと。 ママが云ってた」 「じゃ、完全に泣き寝入りするわけ?」と順一君。 「仕方ないの。 あたしの将来のために」と美里ちゃん。 「じゃ、『らぶくら』で大成功して、アイプロを嘲笑うしかないね」と順一君。 「そうなんだけど…」美里ちゃんがうじうじする。 「自信なくなっちゃった」 「どうして?」 「順。 あたしは身体を汚(けが)されたの。 大人の醜さで心も汚された。 もうあたしは前のあたしじゃない。 清純にあどけなく明るく微笑んだり出来ないと思う」と美里ちゃん。 「出来るよ。 お姉ちゃんなら出来る!」と順一君。 「でもそれって、世間に嘘ついて生きて行くみたいな気がするの」 「犯されたってそんなに酷いことかな?」 「酷いことよ、あたしにとってはね」 順一君が何か考える。 しばらく沈黙の時間が流れた。 「お姉ちゃん?動物園のゴリラが見物人にうんこ投げつけるって話聞いたことない?」と順一君。 「あるある。 ばっちいゴリラだわよね」と美里ちゃん。 「ゴリラにうんこ掛けられた人は人格や性格も変わるもんかな?」 「冗談でしょ。 シャワーでゴリラのうんちを洗い流せば済むことよ」 「だったらお姉ちゃんもシャワーでアイプロ・ゴリラのうんこを洗い流せばいいんじゃない?」と順一君。 「お姉ちゃんの人格も性格も、清純さも、明るさも、もとのまんまだよ」 「…」美里さんは口をあんぐり開けながら、弟の言葉を頭の中で咀嚼していた。 「違う?」と順一君。 「その通りだわ!お前、さすがあたしの弟だけのことはある」 「よせやい!僕はお姉ちゃんの子供じゃないんだから」 「順。 お前はあたしがもう処女じゃないこと知ってるわけだけど、それでもあたし、まだお前のオナドル?」 「もちろんさ。 知らないの?僕、お姉ちゃんのファンクラブの会長なんだぜ?」 「わはは。 知らなかった。 順、あたしシャワー浴びて来る!」美里さんが飛び出して行った。 しばらくして、湯上がりの美里ちゃんがネグリジェ姿で順一君の部屋にやって来た。 今日はもうオナニー済んだ?」と美里ちゃん。 「ううん。 まだしてない。 どして?」と順一君。 お前、どんなに興奮しても姉さんを犯したりしない?」 「何だよ、それ?僕をアイプロのゴリラと一緒にしないでよ」順一君がぷんぷんする。 「あたし、お前を信じてるけど、是非約束して欲しいの」と美里ちゃん。 「分ったよ。 馬鹿馬鹿しいけど約束する」と順一君。 「だったら、あたしに元気をくれたファンクラブ会長さんに大サービスしちゃう」 美里ちゃんがネグリジェをかなぐり捨てた。 その下はすっぽんぽんであった。 ビキニ水着の日焼け跡がくっきり残っていて、焼けていない部分は雪のように白い肌。 お椀を伏せたように可愛く盛り上がった乳房。 くびれた胴。 丸く盛り上がったお尻。 恥丘の上のまだ生え揃っていない陰毛の茂み。 そしてぷっくらと膨れたおまんこ。 順一君は耄けたように口をあんぐり開け、目は姉さんに釘付けにしたまま、手探りで椅子を引寄せ、マッサージ・ゼリーを取り出し、ズボンとブリーフを脱いだ。 美里ちゃんは布団の上で、また活人画を演じ始めた。 今度は全裸での活人画である。 おっぱいもおまんこも丸出しでモロ見え。 美里ちゃんは布団の上で仰向けに寝そべり、曲げた膝を開いた。 陰毛に覆われた恥丘がぐいーんとそそり立つ。 割れ目の上端もくっきり見える。 ジュニア・アイドルの絶対に公開出来ない素っ裸のエロ・ポーズである。 順一君は勃起したペニスに上の空でマッサージ・ゼリーを塗りたくり、激しく擦り始めた。 今までは頭の中で姉さんの着ている水着やブルマを脱がしていたのだが、今はその必要はなかった。 丸見えなのだ。 順一君は椅子を前に出してかぶりつきで姉さんの活人画を見守った。 姉さんのおっぱい、お尻、太股、そしておまんこ。 順一君は止めどなく溢れる唾を飲み込み、快調なテンポでオナニーした。 美里ちゃんは寝そべったまま、股を順一君の方に向け、両脚を大きく開いた。 割れ目が開きそうなほど大きく広げた。 順一君の目は姉さんのおまんこ一点に焦点が合わされた。 しばらくして、美里さんはくるりと寝返りをうち、今度はうつ伏せになって腰を持ち上げた。 女の秘部が一挙に公開された。 陰毛、割れ目、肛門。 興奮した順一君は心臓の音がどきんどきんして、胸が張り裂けそうだった。 また寝返りをうった美里ちゃんは、今度は仰向けになって両手で両脚を抱えて持ち上げた。 おまんこが持ち上がった。 美里ちゃんは脚を抱えた両手の一方をおまんこに伸ばし、何と大陰唇をぐーんと開いた。 「わーお!」順一君は椅子を滑り降りると、姉さんの股ぐらに近づき、おまんこをもっと良く見ようとした。 姉さんが開いた割れ目の中では、複雑な形状の粘膜が濡れて光っていた。 綺麗だった。 美里ちゃんが大陰唇をさらに左右に開いた。 ぽっかりと膣口が口をあける。 順一君が初めてみる穴ぼこだ。 ペニスを受け入れ、男に快楽を与えてくれる女の穴ぼこ。 順一君は自分のペニスを姉さんの穴ぼこに突っ込みたかった。 しかし、約束は約束だ。 弟の誓いを信じている姉さんを裏切ることは出来なかった。 美里ちゃんは片方の指先を舐め、その指でクリトリスを弄くり始めた。 「あはーん!」美里ちゃんがよがり声を挙げる。 「お姉ちゃんっ!」順一君は自分の目が信じられなかった。 目の前で姉さんがオナニーしている!順一君も激しくペニスを擦った。 美里ちゃんの膣から愛液が溢れた。 美里ちゃんは指先に愛液をつけ、さらにクリトリスを刺激した。 「あうーっ!」美里ちゃんが呻く。 美里ちゃんは残る一方の手を膣口に入れ、出し入れを始めた。 「ああーっ!」順一君が叫んだ。 もうたまらなかった。 順一君は急速にペニスをしごき、どぴゅどぴゅどぴゅーん!と精液を迸らせた。 精液はすべて姉さんの真っ白い身体の上に飛び散った。 net E-mail:.

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君が好き焼けた肌にいい匂い

ロクデナシが香る恋 2 「お互いしばらく会えないだろう? せっかく俺が優しくしてやってるんだ。 理人も意地を張るんじゃない」 火照った頬に、耳元に、水上の唇が触れた。 胸を撫でる手に欲情した。 帰国して二年、快楽とは無縁だった身体が水上の手で造り変えられていく。 「しっかり勃ってる。 先っぽも濡れてびしょびしょだな」 「……見ないで……ください」 嫌だと首を振っても、自分の欲望が彼の唇に呑まれるのを見ると、もの凄く興奮した。 身体中が燃えるようだ。 「いい匂いだ」と呟いて、水上の舌が尿道を舐め上げる。 腰が激しく揺れてしまう。 いけないと知っているのに、心ごと身震いしてしまう。 「は、ん……んっ、ああッ!」 「まったく。 理人は、我慢のない子だ」 「……だ、だって……先輩が……」 ひとり達した勢いで後頭部をゴツンと鏡にぶつけた。 ずり落ちた浴衣もしわくちゃで、見る影もなかった。 悔しくて情けなくて、目尻に涙がにじんだ。 「もっと欲しいか、理人」 それでも、甘い声に溺れてしまう。 焦れてしまう。 すべて水上のせいだ。 水上が抱かせろと乞うから。 何度もしつこく言うから。 「蕩けそうにいい顔だ。 これだから、おまえを抱くのを止められない」 「……もう……終わらせて……」 「それは、おまえ次第だろう?」 爪の先で、痛いほど乳首を抓られた。 「理人。 おまえの厭らしい身体が俺をこうさせるんだ。 わかってるよな? だから、おまえが責任を取れ」 耳元で冷たく囁かれる。 洗面台から引き下ろされ、丸裸の細い身体をくの字に折られ、突き出た腰を大きな手に掴まれる。 「おまえのせいだからな」 「んっ……あっ」 狭い渓谷に無理やり指をねじ込まれ、つい悲鳴を上げてしまった。 「力むなよ、理人」 水上が上体を重ねてきた。 「あ、あっ……や……先輩っ……」 汗ばんだ肌を感じる。 荒い息に芯が疼く。 「ほらな。 気持ちいいだろう? だから、俺もよくしてくれ」 弱い部分を存分に責め立てられて、溜まらず身悶えた。 理性が遠ざかると蕾がゆるやかに開き始める。 指が抜かれ、太くて硬い欲望を後ろにぴたりと宛がわれた。 肉にめり込むような音が聞えた。 絶叫する前に、水上の手が理人の口を覆った。 「う……う、ううっ」 男のそれを突き入れられて、でも身体は悦んでいた。 「う、んっ……うう……っ」 「くそっ……理人、凄くイイっ」 愛されてはいない。 好きだと言われてもいない。 でも、誘いを断るのが怖かった。 十年ぶりだったのだ。 昔のように、水上に無視されるのが怖かった。 ピアノの前で見せた笑顔が都合のいい嘘でも、ないよりいいと思えた。 なぜって、あの一瞬、心の底から嬉しいと思えたからだ。 「早く帰って来い、理人。 おまえがいない東京は、俺にとって糞 くそ なんだ」 「……う、う……」 それでも水上の声を聞いたら興奮した。 愛されていなくても、東京が糞だという水上の言葉は信じられた。 水上の妻は夫の留守に浮気をしている。 それは何年も続いていて、最近では家の中にまでセックスの痕跡を残しているらしい。 では、水上の妻にとって自分がそうなのだろうか。 考えると、胃の奥がちりりと焼けた。 痛みを隠すように、理人は薄っぺらい腰を振り続けた。 ** 「奥さんが、浮気……ですか?」 「ああ。 まったくふざけた話だ」 十月の親睦会からどのくらい経つだろう。 スーツ姿の水上が、酒場の隅のテーブルに頬杖をつきながら溜め息を溢す。 今日のネクタイは地味目のレジメンタルだ。 彼の服はいつも誰が選ぶのだろうと、どうでもいいことを考える。 水上の口から、家庭の話が出たせいかもしれなかった。 「ニューヨークと東京を行き来して、夫は疲労困憊だというのに、あいつは男と遊び回って、いい気なものだ」 「最近の話なんですか」 「いや、四、五年経つんじゃないか?」 「ご、五年! それ、ダメです! ちゃんと話し合って解決しないと」 「ふうん。 おまえが、俺たち夫婦の仲立ちをしてくれるのか」 「それ……は無理です。 僕は口ベタで、とてもじゃないけど先輩の役には……」 「だったら」 そこで水上が言葉を切った。 彫りの深い横顔。 理人の大好きな横顔だ。 視線の先を追うと、カウンターで若い女性がふたり、何度もこちらを振り返っていた。 女性向けの雑誌にたびたび記事が掲載されるようになってから、レストランやカフェでも同じようなシチュエーションを経験している。 「あの理人が有名人になるとはな。 すっかり垢抜けたのは、そのせいか」 「僕……ですか?」 「ああ。 音楽室に籠もってばかりの泣き虫だったくせに」 「今だって、暗いですよ」 「そうか? ベッドの中じゃ、俺も引くほど大胆だがな」 「えっ」 ふいに頬が赤くなる。 「そんな……先輩が引くなら、もう止めます。 僕はそれほど……せ、セックスは好きじゃないから」 「……へえ」 でも、水上は不服そうに、鳶色のきれいな瞳を眇めた。 「おまえが好きかどうかは、関係ない」 「え?」 「理人。 今夜はどんなプレイがいい?」 「あの、それって……」 「決まってるだろう? セックスだよ。 大学時代に散々遊んだせいで、風俗系の女性には興味が沸かないんだ。 たとえ女子高生でもな」 「大学時代……」 理人はつい言葉を呑んだ。 娼婦と同格扱いされたからじゃない。 オーストリアの音大は楽しかった。 夢を語り合う友人がいて、彼女もいた。 だから、風俗店に行こうという発想すら抱かなかった。 水上の大学時代は、自分とはそんなに違ったのだろうかと、少しだけ不思議に思う。 「そういえば、おまえはオーストリアにいたんだったな。 日本を離れるなんて、俺はひと言も聞いてなかったんだが」 「え……」 「まあ、その話はいい」 皮肉めいたセリフに思わずうつむいた。 自分を強姦した男に失望する傍らで、つい臆病になる自分がいる。 嫌われるのは嫌だな、と感じる自分がいる。 「理人。 部屋に行かないか」 「男の僕で、いいんですか」 「ああ。 男なら、胎ませる心配もないからな」 「ええ……まあ」 現実を突き付けられて、また傷ついた。 「そう落ち込むな。 俺が一晩中、理人に優しくしてやるから」 水上が、テーブルに隠れた理人の太腿を弄り始める。 「……先輩……ダメです、ここじゃ……」 「理人だけは俺を裏切ったりしない。 そのつもりで、ここに来たんだろう?」 「いえ、僕は……」 どうして来たのだろう。 妻の代りに抱かれるだけなのに。 「ああ、そうだ。 悪いが先に行ってくれ。 俺は一時間したら上がるから」 理人の脚を撫でながら、水上が事務的に告げてくるが、意味がよくわからなかった。 「あの……その間、僕はどうすれば」 「さあな。 おまえが決めろ。 俺の知ったことじゃない」 そう言われても、返事に困った。 しかも、テーブルの下の手が自分の脚をしつこく撫でるから、だんだん変な気分になってくる。 「俺とおまえが、おてて繋いでスイートルームに入れるわけがないだろう。 俺たちは男同士だぞ? そうだろう。 理人」 「あ……っ」 長い指先が少しずつ中心に近づく。 焦がれるように花茎が硬くなってきた。 「いい子でいろよ、理人」 もう少し。 あと少しで指が触れる。 こんな風にしか会えない。 自分はセフレだから仕方ない。 それでも、ようやく水上を感じられると思った矢先、彼が席を立った。 同時に嘲るような声も聞えた。 「おまえ、バカか?」 「うああ……っ」 叫んだ声で目を覚ました。 暗がりに手を伸ばして携帯を掴む。 光るモニターを見ると、まだ夜中の三時だった。 水上に咬まれた肩が思い出したように疼く。 「夢……最悪だな」 最近、水上に責められる夢ばかり見る。 彼に出会う前は、溜め息が溢れるほど美しかったオーストリアの風景を夢で見ていた。 別れた彼女のことも、時折思い出した。 理人が日本を離れたのは水上に詰られた翌年で、初めての外国暮らしに理人は意外にも早く馴染んだ。 好きなピアノに没頭できたのも救いだった。 嫌いな声楽の授業もサボらずに出ていると、不思議なことに彼女ができた。 環境は人を変えてしまうのかもしれない。 オーストリアにも桜は咲いたが、思ったほどには落ち込まなかった。 桜の花は、梅の花ほども香りはしないから。 匂いは五感の中で一番記憶に残りやすいんだ。 あれは水上が中等部に上がった年の、蒸し暑い夏の日だったか。 外でカレーの匂いを嗅ぐと、母さんのカレーライスを思い出して、家に帰りたくなるだろ? 海の魚も同じで、潮の匂いをかぎ分けて家に帰るんだ。 そう言って、利発な少年は自慢げに笑った。 彼は、海が大好きだった。

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君は太平洋を見たか、: 風と音と匂い

君が好き焼けた肌にいい匂い

今日で出航してから9日だ。 タコの後にも、サメやらクラゲやら名状しがたい海生生物やらに襲われたが、人も船も無事にここまで来た。 襲っては来なかったけど、小山くらいある亀が悠々と泳いでいるのには衝撃だった。 海が魔境すぎる。 とりあえず、今は平和だ。 ありがたい。 連続で襲われたら、さすがに身が持たないと思う。 そんな平穏に揺れる甲板の上で、日焼けで赤くなった腕を眺める。 今日も良い天気だ。 腕越しに見える太陽が眩しい。 「日焼け対策、全然考えてなかったなあ……」 露出している肌がピリピリする。 吹き付ける潮風がちょっと痛い。 遮る物のない太陽光と海からの照り返しで肌は焼けたし、潮風を浴び続けた髪はギシギシしている。 お風呂に入りたい。 たぶん、日焼けが痛すぎて悶えると思うけど。 海に出てからは、濡らした布で体を拭うくらいしか出来ていない。 船上で水は貴重なのだ。 いや、厳密に言うと、何よりも魔力が貴重だ。 船員たちには風か水の適性を持つ者が多い。 やろうと思えば、魔術で水を出すことはできる。 だけど、船員たちの魔力は、操船時の身体強化や魔道具の操作、戦闘での魔術などに使われる。 なので、基本的に魔力は節約されているのだ。 贅沢に水浴びなんかはしていられない。 そんな訳で、肌をざらつかせる潮の感触とは、もう少し付き合うしかない。 「まあ、もう少しだしねえ……」 呟きながら、横に置いておいた木製の皿に手を伸ばす。 載っているのは拳サイズの真っ白な身だ。 先日のタコの足である。 それを海水で茹でて、適当に切ったやつだ。 オレのおやつである。 手掴みで口に運ぶ。 ガブリと頬張ると、濃いタコの味が口に広がる。 弾力が物凄い。 その強靭な筋肉繊維に歯を立てながら、よく噛んで咀嚼していく。 噛むほどに味が出て来る。 塩とタコの旨味がいい。 美味い。 でも、このタコを食べるのはオレだけだ。 「美味いのになあ」 残念ながら他の船員たちは食べないのだ。 元々、タコを食べる習慣がないらしい。 勿体ない。 美味しいのに。 タコの足の大部分は、オレ1人ではどう頑張っても消費しきれないので、船の冷蔵室に保管させてもらっている。 船の上じゃなければ、いくらでもタコ料理を作るんだけどな。 食材も燃料も限られている船の上で、勝手な振る舞いをする訳にもいかない。 まあ、陸に着いたら、何か作るとしよう。 どんな料理がいいだろうか。 「う~ん……」 「……なに唸ってるんですか?」 急に聞こえた若い声に振り向く。 「ああ、ジャス君。 休憩?タコ食べる?」 よく日に焼けた少年が、不審そうな目でオレを見ていた。 「休憩ですけど、それはいらないです」 「それは残念」 美味しいのにね。 ジャス君のオレに対する評価は、カルロスさんが連れて来た、何かヤバい人で固まってしまったらしい。 ちょっと引き気味の目が痛い。 このままだとあれなので、少し評価を上げてもらおうか。 小物入れをゴソゴソと探る。 あった。 「じゃあ、代わりにこれどうぞ。 オレ特製のドライフルーツ」 「っ!ありがとうございます」 ジャス君が素直にドライフルーツを受け取る。 若者らしく、甘い物は好きらしい。 そのまま食べられるし、甘くて美味しいし、栄養補給にもなるし、ドライフルーツは素晴らしい。 しかも、変人だと思われても、少年が近寄ってきてくれるしね。 お互いに、違う食べ物を噛み締めながら、無言で海を眺める。 オレより先に食べ終わったジャス君が疑問の声を上げる。 「それで、さっきは何で唸ってたんですか?」 「うん?ああ、陸に着いたら、タコをどうやって料理しようかなあって。 とりあえず、保存のために燻製にしてみたいんだけど、どう思う?」 タコ燻、美味しそうだよね。 でも、船の上でやったら、たぶん怒られるよね。 船員さん達も、白く張った帆から燻製のいい匂いがしたら、微妙な気分になると思う。 うん、駄目だな。 だから陸に着いたら、燻製に使えそうな木の枝でも拾ってやってみたい。 「いや、知りませんよ……」 ジャス君の態度が素っ気ない。 そもそもタコに興味がないようだ。 しょうがないか。 食文化の違いと言うやつだろう。 オレは好きなんだけどなあ、タコ。 刺身で食べてもいい。 タコしゃぶもいいなあ。 唐揚げもいいよ。 そういえば、タコ焼きも6年食べてないのか。 帰ったら、タコ焼き用の鉄板、頼んでみるかなあ。 でも、やっぱり炊き込みご飯かなあ。 タコの味と色を吸ったご飯。 ああ、いいな。 美味そう。 ショウガをたっぷり入れたら完璧。 あ~、久しぶりに食べたい! そんなオレの内心の考えを遮るように、ジャス君が口を開いた。 「……もうすぐ、前に船を沈めた海域に入るんですけど、コーサクさんは気にならないんですか?」 ふむ? 横を向けば、ジャス君は浮かない顔。 呑気にタコ足を齧っているオレに不満そうだ。 ジャス君は初回の航海に参加していない。 だから、まだ見ぬ脅威に落ち着かないのかもしれない。 さて、どう答えようか。 「う~ん、気になってはいるよ。 というか、たぶんオレが一番脅威を実感してる」 「はあ……?」 少し前から、体が震えそうなくらいの魔力を感じている。 氷龍と同規模の天災じみた魔力だ。 まだまだ距離があるのに、それが分かる。 これはオレにしか理解できない感覚だ。 うん、普通に怖い。 向こうに敵意があれば、海の藻屑になるしかないね。 「まあ、それでも何とかするつもりだし。 それに、カルロスさんもいるからね。 すごい人だよ、カルロスさんは」 「カルロスさんがすごいのは、みんな知ってますけど」 ジャス君の目には、カルロスさんへの疑いが一切ない。 すごいな。 「じゃあ、カルロスさんと、他の先輩たちと、後はカルロスさんの目を信じるといいよ」 「はあ……」 ジャス君が分かったような、分からないような顔をする。 「はは、とりあえず、カルロスさんを信じて動けばいいさ」 「それは、言われなくもそうしますよ」 少し憮然とした声で、ジャス君が言う。 煙に巻かれたと思っているようだ。 いいね。 真っすぐだ。 誰かを疑いなく信じて突き進めるというのは、とても得難い資質だと思う。 船の上という、生死を共にする間柄なら特にだ。 ジャス君は大丈夫そうだな。 後は、オレが成すべきことを成すだけだ。 まあ、正確には、オレとボムが、だけど。 何とか、海の管理者たる鯨を説得したいと思う。 それでも駄目な場合は、カルロスさんが何とかしてくれるはずだ。 緊急時は、積んでいる燃料用の魔石を全て消費する勢いで、結界と操水の魔道具を使用して海域を全力で離脱することになっている。 初めから逃げる心構えをしていれば何とか出来るとの、頼もしい言葉をカルロスさんから貰ってもいる。 だから、気負わずに、落ち着いて行くとしよう。 オレの役目はもうすぐそこだ。

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