アキレス腱 痛み ランニング。 ランニングで膝裏の腱が痛む原因とは?【理学療法士監修】

●【ランナーの故障を斬る!】Vol.4 アキレス腱の痛み

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アキレス腱とは アキレス腱は、足首の後ろ側かかとのすぐ上にある腱です。 ふくらはぎにある 腓腹筋とヒラメ筋の共通の腱で、かかとの骨の隆起している部分に付着している、人体の中で最も大きな腱です。 アキレス腱の働き アキレス腱のおもな働きは、 足関節の底屈運動です。 底屈とは、足首の関節を足の裏方向に折り曲げ、つま先を伸ばしていく状態までの運動を表します。 直立状態から「つま先立ち動作」を行うときに下腿筋群(ふくらはぎの筋肉)と一緒に働きます。 また、 歩いているときにかかとの部分にかかる荷重を調整する働きも持っています。 アキレス腱周囲膜(パラテノン)という結合組織で覆われていて、アキレス腱の前の部分にはケーラー脂肪体という脂肪組織があります。 アキレス腱に炎症が起こると、この脂肪組織の周りに異常な血管が多くみられるようになります。 アキレス腱が痛くなる原因は? アキレス腱が痛くなる原因としては、以下のような状況が考えられます。 アキレス腱断裂 アキレス腱断裂はスポーツをしている人に起こることが多く、腱の断裂では最も多いけがです。 バレーボールや、テニス、ソフトボール、サッカーで足を踏み込んだときなどに突然起こります。 足首を動かせるのでなんとか歩けますが、つま先立ちやジャンプはできません。 アキレス腱断裂の原因 アキレス腱断裂は、ふくらはぎの筋肉に強い力が加わり、 アキレス腱に瞬間的に力が加わりすぎたことが原因で発症します。 また、アキレス腱の部分は もともと血行が悪く、疲労や加齢によって柔軟性がなくなることも原因となります。 断裂すると、その部分に強い痛みや内出血による腫れなどがみられます。 アキレス腱の炎症 アキレス腱の炎症には、アキレス腱周囲炎とアキレス腱滑液包があります。 アキレス腱周囲炎 かかとから5cmくらい上でアキレス腱が腫れて痛みます。 ランニングやジャンプをする競技(バレーボール、バスケットボール、体操)などをしている人によくみられます。 アキレス腱の使いすぎが原因です。 アキレス腱滑液包炎 アキレス腱滑液包炎を発症すると、 アキレス腱から少し上が腫れて両横から押さえると痛みます。 登山、ランニングやスキーなど長く靴を履いて運動するときに起こりやすく、滑液包はクッションの働きをするため、靴のかかとに当たる部分が硬すぎるなど、かかとへの衝撃が強くなることが原因のひとつではないかと考えられています。 アキレス腱の痛みを和らげるにはどんな治療法がある? アキレス腱炎が直接アキレス腱断裂につながるわけではないものの、 アキレス腱炎を放置するとアキレス腱に負荷がかかってしまうため、結果的にアキレス腱断裂を発症するリスクが高まります。 アキレス腱が断裂した場合は、手術での治療かギプス固定などによる保存療法が必要です。 このような状態にならないためにも、アキレス腱炎は早めに改善しましょう。 アキレス腱炎のケア アキレス腱炎の改善には、 アキレス腱部分の柔軟性とともに下半身全体の柔軟性を高める必要があります。 運動の前後にはウォーミングアップとクールダウンを忘れずに行い、運動後にふくらはぎの緊張や張りがみられる場合はマッサージでほぐしてあげてもいいでしょう。 また、アキレス腱炎はヒールを履く機会が多い人など、運動習慣と関係なく発症することもあります。 足に負担をかけないようにするために、 自分に合った靴を選びなおす、インソールで足にかかる負担を調節するといった工夫をしましょう。 アキレス腱が痛いときの応急処置は? アキレス腱に痛みが出たときに無理に動かすと、症状が悪化することがあります。 以下のように応急処置を行いましょう。 痛みのある部位を氷水やアイスノンなどで冷やす• アキレス腱の負担になるような運動を避けて安静にする• 痛みが強いときは市販の痛み止めを服用する• 痛みが強いときは痛みのある方の脚をクッションなどで高くした状態で横になる これらの応急処置をしても痛みが引かない場合や、再発を繰り返す場合はできるだけ早く病院を受診しましょう。 アキレス腱が痛いときにしてはいけないことは? ストレッチでふくらはぎの筋肉の柔軟性を高めることは大切なことですが、痛みがあるときにきついストレッチをすると痛みがひどくなることがあります。 アキレス腱が痛いときはストレッチを控えましょう。 また、炎症を起こしているときは「患部が傷ついている状態」なので、押したり揉んだり、マッサージすることは避けましょう。 アキレス腱に限ったことではありませんが、 痛みが起こってすぐは炎症がひどく患部を休ませなければいけない状態です。 運動やストレッチ、マッサージはしばらく中止して、足に負担をかけないようにしましょう。 おわりに:アキレス腱が痛いときはお休みが必要。 長く続くときは早めに病院へ アキレス腱は歩くのに必要な部分を占めており、足への負担が蓄積したり、大きな衝撃が加わることで損傷し痛みを発症します。 アキレス腱炎の予防には運動の前後にウォーミングアップとクールダウンを行い、下半身全体の筋肉の柔軟性を高める必要がありますが、痛みがあるときにストレッチや運動をすると痛みを悪化させますので、痛みがあるときは患部をきちんと休ませてください。 また、間違ったストレッチはかえってアキレス腱の痛みの原因になることもあります。 ストレッチは、専門家に正しいやり方を教えてもらい、痛みが続くときは早めに整形外科を受診してください。

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ランニングで膝裏の腱が痛む原因とは?【理学療法士監修】

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ランナーによく発生する故障をピックアップして その原因や対処方法をお届けする 「ランナーの故障を斬る!」シリーズ。 今日は「アキレス腱の痛み」に関して お話ししていきます。 アキレス腱の痛み。 ランナーにものすごく多い症状です。 走り始めは痛いけど 走ろうと思えば我慢すれば走れちゃうから ダラダラ痛みを引きずりながら走っちゃう・・・。 そして 我慢することに疲れ 結局競技を辞める選手が多い。 「一度痛めてしまうとなかなか治らない」 というのが通説だったりします。 ただ、なぜアキレス腱の痛みは 治りが悪いんでしょうか??? 原因は一つではないとは思いますが アキレス腱を痛めて当院にいらっしゃる方のほとんどは 患部には問題がなかったりします。 直接的な原因として考えられるのは アキレス腱へのストレスが滞っているということなんですが 問題は、なぜアキレス腱へのストレスが滞っているのか?ということです。 アキレス腱を痛める方に多いのが 「背中の反りが出せない」という姿勢の癖。 背中の反りが出せないと、着地のポイントが前方に移動し 「ブレーキ域接地時間」が長くなります。 そうすると、足部のオーバープロネーションが起こりやすくなります。 これによる捻れストレスが、一つの大きな原因です。 また、ブレーキ域着地時間が延びると 足関節の底屈ストレスの滞りも発生します。 これらの過剰なストレスをいかに適正化し、滞らせないようにするかが この「アキレス腱炎」を改善するためのポイントになります。 でも、この症状で長期間悩んでいる方に多いのは 「体幹の筋力が弱いから、体幹を固め筋トレをやっている」 「患部の鍼治療やマッサージしかしていない」 「走り方を見直すのは面倒だからやっていない」 こんな方々です。 この症状でトップアスリートが現役を引退したりしますが 私に言わせていただければ、そういう選手、もしくはコーチ、トレーナーは 本当の意味での 弱点にフォーカスできていません。 弱点にフォーカスするためには まず「自分の体ひとつで何ができるのか?」を知る必要があります。 つまり、シューズを履かないで、自分を守ってくれるものを外して 何ができるのか?を知ることです。 いくら流行りのトレーニングをやっていても 人間という動物として「シューズを履かなければ走れない」というのであれば 必ず歪みが蓄積していきます。 本当に本当に、アキレス腱の痛みから解放されたいのであれば あなたがやるべきことは、まだまだたくさんありますよ。

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アキレス腱に違和感や痛み?ストレッチせずランニングすると危険?

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アキレス腱炎の疑い アキレス腱炎とは、スポーツを行う方が特に罹患する可能性が高く、また、起こる頻度が高いと言われている疾患となります。 これをオーバーユース症候群と呼んでいます。 オーバーユース症候群により、アキレス腱が変形してしまうのです。 そして、 このアキレス腱炎に似た症状として、アキレス腱周囲炎というものがあります。 このアキレス腱周囲炎は、アキレス腱を覆うパラテノンという膜に炎症を起こしてしまった状態を指します。 また、 実際、アキレス腱炎であった場合は、このアキレス腱周囲炎が同時に発症してしまっているというケースがほとんどです アキレス腱炎になる原因は? アキレス腱炎になる原因のひとつとして挙げられることは、年齢を重ねたことで腱が変性したことによるものがほとんどです。 その為、40代以降、中年の年代となった方など、健康のために多くの方がウォーキングをされている姿を街中でも見かけます。 このウォーキング習慣については、習慣かされて健康にはとても良いと言えますが、そこに重きを置きすぎたことで発症してしまう可能性もあります。 また、アキレス腱は使用しすぎることで運動量も増え、そのような方ほど発症しやすいと言われているのです。 その他の原因として考えられることは、靴のサイズがああないこと、また脚が偏平足であるといったことも大きな原因のひとつとして挙げられているのです。 アキレス腱炎の痛みは? アキレス腱炎であると判断するためには、その症状をしっかりと見極めることが大切です。 症状として挙げられることは、アキレス腱が異常に腫れ、指で軽く押しただけでも強い痛みがあるという場合です。 また、アキレス腱炎に罹患した・・・という場合でも、運動を行った際や、起床後すぐに歩いた際に強い痛みが生じるケースがほとんどです。 この痛みの程度が進行すると、じっと安静にしていても常に痛みが続く状態となります。 そして、軽く押しただけでも痛みが強いとなると、それは、周囲組織と接触した際に圧力がかかることで痛みを増強させてしまっていると考えられます。 足の甲を意図的に伸ばすという行為を行っても、さらに痛み強さはきつくなります。 アキレス腱は骨の一部でも何でもないことから、レントゲン検査を行ったところで特にその症状についての緩和措置はありません。 しかし、ごくまれに石灰化してしまう場合もある為、注意が必要です。 アキレス腱炎の診断は? アキレス腱炎であるか否かについては、MRI検査を行うことで、実際に腱が腫れてしまっているのかを知ることができます。 また、MRI検査は閉所空間の中で行われる為、それがどうしても無理だという方は、超音波検査も行うことができます。 アキレス腱炎の治療には、そのまま特に手術等の処置を行わず、保存治療を基盤としています。 意識的に運動を控える、湿布や消炎鎮痛薬を服用するなど、状況によって使い分けできるようになりましょう。 それらを繰り返し行うことで、 少しでも症状の改善がみられた場合は、少しずつ毎日の運動を再開すると良いでしょう。 しかし、いきなり運動を再開するのはNGです。 必ず、運動を行う前後は、ストレッチやアイシングを行ってから運動を始めるようにしてください。 アキレス腱断裂 アキレス腱断裂は、アキレス腱炎と同様に、40代からの中高年に非常に多い疾患となり、これはアキレス腱が切れてしまうという状態です。 アキレス腱断裂となる原因は? アキレス腱断裂が起こる原因は、加齢とともに、アキレス腱に柔軟性がなくなることで硬くなってしまい、結果的に運動の際に負荷がかかり、アキレス腱が伸びきることができずにそこで千切れてしまうという訳です。 それだけではありません。 アキレス腱がオーバーユース状態の時も断裂しやすいと言われています。 よくスポーツ選手がアキレス腱断裂を起こしてしまう原因には、疲労が蓄積されていること。 そして、毎日のトレーニングによりアキレス腱に多大な負荷がかかった状態となっているために起こることが多いようです。 アキレス腱が切れるとどうなる? アキレス腱が切れてしまうと、足首をいつものように動かしたり伸ばしたりと、普段の動きをすることができなくなります。 当然、歩くこともできません。 切れているために痛みはあるけれど、どうにか歩くことができるといった場合は、アキレス腱の一部が部分的に断裂していると言えます。 アキレス腱断裂の治療 アキレス腱断裂の治療は、外科手術により、切れたアキレス腱を縫合させる施術が行われます。 この手術による治療は高い効果がある為、脚を動かさないことで筋力が低下しがちであることを最小限に抑えることもできるのです。 一方で、軽度な部分分裂の場合は、手術療法だけではなく、ギプスを用いた保存療法も筋力低下を防いで治療を行うことができます。 このようなことから、 普段、アキレス腱断裂が起こるようなことがないよう、本番の運動に入る前に、必ずしっかりと準備運動を行うことが大切です。 腓腹筋のハリがあってアキレス腱に違和感? 陸上ランナーのふくらはぎにある筋肉は、腓腹筋が貼っていることがあります。 その場合はアキレス腱に違和感が生じる可能性があります。 腓腹筋とは、足首を伸ばし、ふくらはぎが盛り上がってくる場所にあります。 だからこそ、アキレス腱との距離感もあることから、あまり関連性がない部位であると思われがちです。 しかし、 腓腹筋はかかとと繋がっており、アキレス腱へと繋がることになるのです。 その為、毎日行うランニングによって疲労感が溜まっていると腓腹筋が張ってしまい、脚を動かすためおアキレス腱に大きな負担をかけてしまうのです。 その結果、アキレス腱に普段感じることのない痛みや違和感を感じてしまうという訳です。 腓腹筋のハリが出る原因は? 腓腹筋のハリが出る原因としては、走る際、足首に力を入れて蹴り出すような走り方をする場合です。 本来であれば、走る際は骨盤を立て、身体の重心を前にすると良いです。 しかし実際のところ、 ある程度、バネが発達している方は、脚の力に頼る走り方をしてしまう為、腓腹筋やアキレス腱に必然的に負担がかかってしまいます。 また、普段、姿勢を正しく生活できていないという方は、このような傾向にあると言えます。 腓腹筋のハリがでないようにする対策のひとつとして、毎日ふくらはぎのマッサージを行いましょう。 運動後はアイシングを行うこと、そしてランニングフォームを見直すことを行いましょう。 アキレス腱の痛みや違和感への対処 アイシングを行う もしもランニングを行っている際に、アキレス腱に痛みや違和感を覚えた場合は、すぐにふくらはぎのマッサージを始めてください。 マッサージの強さは、その方それぞれの好みによって異なります。 間違っても力任せなマッサージとならないよう注意が必要です。 そして、アイシングを行います。 アイシングはお風呂の中で行うと片付けも非常に楽です。 湯舟で身体を温め、ふくらはぎを揉むようにマッサージしてください。 その後、 冷水シャワーを使用してアイシングを行い、これをランニング後の習慣とすると良いでしょう。 正しく行うことで、翌日の疲労感が違うと感じる方が多いようです。 骨盤の前傾を意識する 通常、人の良い姿勢と言われているのは、骨盤が前後に傾いてしまうようなことがないような立ち位置にある姿勢です。 しかし、すべての方がこのような姿勢でいられるのは難しい話です。 それに、ランニング中にこの姿勢をキープするのもまた難しいですね。 アキレス腱を痛めることのないよう、正しいランニングフォームを意識することはとても重要です。 その際、骨盤が前傾姿勢となることを意識しましょう。 骨盤が前傾姿勢となっていると、腕を引いて肩甲骨が動いた方と反対側の足が自然に前に出ます。 一方、骨盤が後傾していると、自然な体の動きに制限がかかってしまうことで、推進力を得るために無意識に脚を蹴り出すような走り方になってしまっていると考えられています。 特に、猫背の方はすでに骨盤が後傾している為、意識的に直すことが必要です。 正しいランニングフォーム 正しいランニングフォームを意識していると、ケガもしにくく、とても楽に走ることができると言われています。 もしもアキレス腱に痛みや何等かの違和感を覚えたことをきっかけとし、正しいランニングフォームを改めて見直す良い機会となるでしょう。 アキレス腱のストレッチとは? アキレス腱のストレッチと聞くと、大抵の方は小学校の体育の時に片側の足を一方後ろへ引き、身体を上下に揺らしながらストレッチをした、あれがアキレス腱のストレッチだという認識をされていると思います。 その方法のさらにゆったりとしたバージョンで、静止したままじわーっとアキレス腱を伸ばす方法もあります。 どちらの方法で実施しても間違ったストレッチ法ではありません。 アキレス腱のストレッチ方法 アキレス腱のストレッチは、30秒間を目安として、じっくりとそしてゆっくりと伸ばしてください。 まず、前方に掴むところがある場所に立ち、アキレス腱をストレッチしようと思う脚の方を後ろに引きます。 その状態から前方の脚の方へ体重を乗せていきます。 この時、後ろ脚の膝裏をしっかりと伸ばすようなイメージで、かつ、かかとはしっかりと地面につけた状態で浮かさないように行いましょう。 しっかりと上手にストレッチができた場合は、ふくらはぎのやや上部表層が伸びているという感じがします。 アキレス腱のストレッチの間違った方法は、上半身を前に倒した姿勢で行うことです。 上半身を前に倒してしまうと、前脚に体重を乗せることができず、重心がずれてしまい、効果的なストレッチを行うことができません。 また、脚のつま先が外側に向いている姿勢も効果を発揮することができなくなります。 まとめ いかがでしたか?アキレス腱に違和感や痛みがあった場合、ストレッチせずにランニングをすると何等かの危険性があるのかどうかについて解説しました。 アキレス腱に違和感や痛みを感じる方は、スポーツを通じて起こることが多いです。 アキレス腱は、運動をする際に最も使用される部位でもあることから、運動の内容によってはかなりの負荷がかかってしまうことになります。 その為、 アキレス腱に負荷がかからないようにするためにも、運動を行う前後は、アキレス腱のストレッチを欠かさずに行うようにしましょう。 ストレッチはさほど時間を取るようなものではありません。 比較的短時間でしっかりとストレッチしておけば、アキレス腱を痛めるようなことを避けることができます。 もしもの場合は手術といった大掛かりなことになる可能性もある為、自身のアキレス腱は大切に使用するようにしましょうね。 アキレス腱のセルフケア•

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