児童 ポルノ cg。 CG児童ポルノは一部無罪 高裁判決 弁護士「児童ポルノ法は変な創作活動禁止法になりつつある」

CG児童ポルノ事件最高裁決定: 壇弁護士の事務室

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末席の弁護人として文献収集と罪数処理を担当していました。 3年待たされて、罰金30万円が確定します。 残念ながら有罪になりましたが、どこからともなく集まった若い弁護士8名が頑張ってくれました。 1審判決(H28. 15) 判決(東京高裁H29. 24) WEB 上告理由 第1上告趣意の骨子3 1原判決がに違反し被告人に罪の成立を認めた誤りについて(上告趣意書第2)3 2原判決が罪数論に関するに違反し法令の解釈の誤りを犯していること(上告趣意書第3)3 3著しく正義に反する重大な事実誤認及び訴訟手続き違反(上告趣意書第4)4 第2原判決がに違反し被告人に罪の成立を認めた誤り5 1原判決の判断5 2禁止法の趣旨6 3原判決の誤り10 4小括15 第3原判決が罪数論に関するに違反し法令の解釈の誤りを犯していること15 1数個の提供罪をとした誤り15 2提供目的製造罪と提供罪をとした誤り16 3数回の製造行為を単純1罪とした誤り17 第4著しく正義に反する重大な事実誤認及び訴訟手続き違反19 1横谷証人の証言の信用性に関する事実誤認19 2本件CG画像の作成方法28 3間接正犯と共同正犯について30 第1 上告趣意の骨子 2 1 原判決が、に違反し、被告人に罪の成立を認めた誤りについて(上告趣意書第2) 2 2 原判決が、罪数論に関するに違反し、法令の解釈の誤りを犯していること(上告趣意書第3) 2 3 著しく正義に反する重大な事実誤認及び訴訟手続き違反(上告趣意書第4) 3 第2 原判決が、に違反し、被告人に罪の成立を認めた誤り 4 1 原判決の判断 4 2 禁止法の趣旨 5 3 原判決の誤り 9 4 小括 14 第3 原判決が、罪数論に関するに違反し、法令の解釈の誤りを犯していること 14 1 数個の提供罪をとした誤り 14 2 提供目的製造罪と提供罪をとした誤り 15 3 数回の製造行為を単純1罪とした誤り 16 第4 著しく正義に反する重大な事実誤認及び訴訟手続き違反 18 1 横谷証人の証言の信用性に関する事実誤認 18 2 本件CG画像の作成方法 27 3 間接正犯と共同正犯について 29 最決R02. 27 平成29年(あ)第242号 決定 上記の者に対する児童買春,に係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反被告事件について,平成29年1月24日が言い渡した判決に対し,被告人から上告の申立てがあったので,当裁判所は,次のとおり決定する。 本件上告を棄却する。 理由 弁護人ほかの上告趣意は,違反,違反をいう点を含め,実質は単なる法令違反,事実誤認の主張であって,刑訴法405条の上告理由に当たらない。 なお,所論に鑑み,職権で判断する。 児童買春,に係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律(法律第79号による改正前のもの。 以下「法」という。 )2条1項は,「児童」とは,18歳に満たない者をいうとしているところ,同条3項にいう「」とは,写真,電磁的記録に係る記録媒体その他の物であって,同項各号のいずれかに掲げる実在する児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したものをいい,実在しない児童の姿態を描写したものは含まないものと解すべきである。 原判決及びその是認する第1審判決の認定によれば,被告人は,昭和57年から-同59年にかけて初版本が出版された写真集に掲載された写真3点の画像データ(以下,上記写真3点又はそれらの画像データを「本件各写真」という。 )を素材とし,画像編集ソフトを用いて,コンピュータグラフィックスである画像データ3点(以下「本件各CG」という。 )を作成した上,不特定又は多数の者に提供する目的で,本件各CGを含むファイルをハードディスクに記憶,蔵置させているところ(以下,被告人の上記行為を「本件行為」という。 ),本件各写真は,実在する18歳未満の者が衣服を全く身に着けていない状態で寝転ぶなどしている姿態を撮影したものであり,本件各CGは,本件各写真に表現された児童の姿態を描写したものであったというのである。 上記事実関係によれば,被告人が本件各CGを含むファイルを記憶,蔵置させたハードディスクがであり,本件行為が法7条5項の製造罪に当たるとした第1審判決を是認した原判断は正当である。 所論は,法7条5項の製造罪が成立するためには,の製造時において,当該に描写されている人物が18歳末満の実在の者であることを要する旨をいう。 しかしながら,同項の製造罪が成立するためには,同条4項に掲げる行為の目的で,同法2条3項各号のいずれかに掲げる児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写した物を製造すれば足り,当該物に描写されている人物がその製造時点において18歳未満であるごとを要しないというべきである。 所論は理由がない。 よって,刑訴法414条,386条1項3号により,裁判官全員一致の意見で,主文のとおり決定する。 なお,裁判官の補足意見がある。 裁判官の補足意見は,次のとおりである。 法7条が規制するの製造行為は,児童の心身に有害な影響を与えるものとして処罰の対象とされているものであるが,実在する児童の性的な姿態を記録化すること自体が性的搾取であるのみならず,このように記録化されだ性的な姿態が他人の目にさらされることによって,更なる性的搾取が生じ得ることとなる。 製造罪は,このような性的搾取の対象とされないという利益の侵害を処罰の直接の根拠としており,上記利益は,描写された児童本人が児童である間にだけ認められるものではなく,本人がたとえ18歳になったとしても,引き続き,同等の保護に値するものである。 法は,このような利益を現実に侵害するの製造行為を処罰の対象とすること等を通じて,児童の権利の擁護を図ろうとするものである。 令和2年1月27日 第一小法廷 裁判長裁判官深山卓也 裁判官池上政幸 裁判官小池幸裕 裁判官木澤克之 裁判官 okumuraosaka.

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「CGも児童ポルノ」最高裁初判断 実在女児モデルなら:朝日新聞デジタル

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写実的に書いた絵が「児童ポルノ」に該当するのか? 今年7月に、CGで描かれた少女のヌードをめぐり、岐阜県在住の男性が児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された事件の初公判が、今月19日、東京地裁で開かれた。 この事件について、一部では「過去に販売されていた少女ヌードの写真集をスキャンし、加工して販売した」と報じられているが、これはまったくの誤報だ。 逮捕されたデザイナーの男性は、写真集は参考に使った程度で、実際には想像で描いていたとしている。 ここが事件の大きなポイントだ。 たとえ写実的だとしても、想像で描いたものはあくまで本人の創作した絵画の範疇であるはず。 もしも、これが「児童ポルノ」とされるならば、古来からの芸術的な絵画、近年のマンガ・アニメまで「二次元」のさまざまなものが「児童ポルノ」とされる可能性を帯びてくるからだ。 しかも検察官は、逮捕された男性がそれらのCG集を「メロンブックス」に販売委託し、そのデータがイラスト系SNS「pixiv」の管理するサーバーに保管されていたことを指摘。 もし、男性の描いたCGが「児童ポルノ」と認められた場合、マンガ・アニメファンにとってメジャーな企業であるメロンブックスとpixivが「児童ポルノを世間に流布することに関与した企業」とされてしまう。 公判の中で、弁護団からはそもそもCGが「児童ポルノ」に当たるとする検察側に対し、疑問を提示。 男性も「私は無実です」と力強く答えた。 今後の裁判では、弁護側、検察側の双方が証人を招くほか、実際に写真のトレースではなく想像で描いていることを実証するなどして、進められる予定だ。 被告側の弁護団は、山口貴士氏、奥村徹氏、壇俊光氏の三名で構成されている。 閉廷後、記者団の取材に答えた壇氏は 「こうしたCGが児童ポルノに該当するとなったら、創作表現に大きな萎縮効果をもたらす。 参考にした写真には、被写体である少女が存在するという意見もある。 それは名誉毀損にあたる可能性もあるが、まったくの別問題です」 と語った。 期日は現在のところ未定だ。 なお、この裁判において弁護団はすべて手弁当でありカンパも求められている。 (取材・文/昼間 たかし) <詳報> 12月19日に開廷したCG児童ポルノ裁判。 法廷の詳細な様子を以下より、お伝えする。 聞き取り不能箇所などがあります。 自分で描いたヌードCGを販売し児童買春・ポルノ禁止法違反に問われた岐阜県在住の男性Tさんに対する初公判(西山志帆裁判長)が19日、東京地裁で開かれた。 Tさんは、自作のCG集を『聖少女伝説』『聖少女伝説2』のタイトルでネットを通じてダウンロード販売。 これが児童買春・ポルノ禁止法違反にあたるとされたのだ。 児童買春・ポルノ禁止法では「児童ポルノ」の製造販売を禁じている。 しかし、条文では、対象とするのは18歳未満の「児童」を被写体とした実写に限るとされる。 これまでの報道では、Tさんは実際に少女が被写体になった写真をトレースしてCGを作成したとされてきた。 だが、これは誤報で、実際にはTさんは法制定前に入手していた写真集を参考にはしたものの、頭の中で想像して写実的に描いていたとしている。 たとえ写実的ではあったとしても、絵画が児童ポルノとされれば「児童ポルノ」として禁止されるものの範囲は大きく拡大する。 それゆえに、この裁判は大きな注目を集めているのだ。 法廷は528号。 公判の始まる11時前には50人あまりの行列ができた。 弁護団とすでに釈放されているTさんも姿を現す。 50人あまりの傍聴者が集まることに、本件の注目の高さがうかがえる。 マンガ・アニメファンの間では、国会で進められる児童ポルノ法を改定し、マンガ・アニメをも同法の範疇に収めようという動きに強い反発が見られる。 しかし、この事件は、これまでになかった事例のため、とまどいも見られた。 だが、これだけの人が集まったということは、写実的であってもCGが「児童ポルノ」とされた場合の危険性について理解している人の数が多いことを示した。 前の公判が遅れたため、11時8分に開廷。 被告人のTさんは先に入廷し、弁護団の前の長椅子に座る。 傍聴席から見て正面に西山裁判長と書記官。 左に検察官、右にTさんと弁護団。 検察官と弁護団の後方には、司法修習生が3人ずつ座っている。 西山裁判長は、第57期司法修習生。 今年4月より東京地裁に赴任している。 まだ若さを感じさせる美人だ。 過去、2010年に香川県のロッジを借り切って行われた乱交パーティーが公然ワイセツ罪で摘発された事件などを担当している。 裁判長「お待たせしました。 それでは開廷します被告人は証言台のほうへ」 Tさんが、証言台につき、いよいよ公判が始まる。 裁判長「名前は」 Tさん「……です」 裁判長「生年月日は」 被告「昭和36年……」 裁判長「本籍は」 被告「岐阜県……」 裁判長「現在の住所は」 被告「岐阜県……」 裁判長「仕事はなにをしていますか」 被告「グラフィックデザイナーです」 裁判長「被告人に対して、7月30日付けで児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反がかかっており……本日は、これについて審議を行っていきます」 灰色のジャケットに、少し色合いの濃い灰色のスラックス、ネクタイ姿のTさんは恰幅のよい男性だ。 少しうわずった声で力強く答える。 まず、裁判長より訴因変更の手続きがあるということで、事務的な話を行った上で検察官が訴状を読み上げる。 検察官は、メガネをかけた若いさわやかな男性である。 検察官「公訴事実、被告人は第一不特定または多数の者に提供する目的で、平成21年12月23日ごろ岐阜県……にて、衣服の一部又は全部をつけない実在する児童の撮影された画像データを素材とし、画像編集ソフトPhotoshop等を使用して前記児童の姿態を描写した画像16点を含むコンピュータグラフィックス集『聖少女伝説2』を被告人のパーソナルコンピュータの外付けハードディスク内に記憶・蔵置させ、衣服の全部又は一部をつけない姿態であって性欲を興奮させまたは刺激させることを描写した児童ポルノを製造した。 第二に、前記児童ポルノである『聖少女伝説2』及び、画像データ18点を含む『聖少女伝説』を株式会社メロンブックスに委託して販売しようと提供。 平成20年10月頃から平成21年12月24日頃まで2回にわたりインターネットに接続された被告人のパーソナルコンピュータから前記株式会社メロンブックスのデータ保管先であるpixiv株式会社が管理する東京都新宿区……に設置されたサーバコンピュータに送信して記憶・蔵置させると共に、株式会社メロンブックスにこれらの販売を委託し、平成24年4月から平成25年3月までの間、前記コンピュータグラフィックス集を販売、不特定多数の者に児童ポルノを提供した」 起訴状の朗読に続いて、証拠として提出された書類の番号と概要が読み上げられる。 傍聴席には資料はないので聞いているだけである。 裁判長から、審理を前に被告人に対して黙秘権の説明が行われる。 少々早口だが丁寧。 主任弁護人の山口貴士弁護士が立ち上がる。 山口弁護士「検察官の読み上げた公訴事実に対して、本年12月19日付けの通り求釈明がございます。 すなわち、公訴事実第一について児童ポルノというのは有体物ですから、児童ポルノは、当該データ記録が記録されたハードディスクを指すのではないでしょうか。 第二に公訴事実は株式会社メロンブックスに対して販売を委託したということですが、これは被告人が間接正犯に該当するという趣旨でしょうか。 第三に児童ポルノ法第二条第三項に該当するという趣旨でしょうか。 以上の点について検察官に明らかにしていただきたいと求める次第です」 裁判長「これは、審理に必要であるという趣旨ですよね」 山口弁護士「そうですね」 裁判長「検察官、これは事前に……」 検察官「頂いていないので、この場で回答は」 弁護団の壇俊光弁護士が立つ。 壇弁護士「間接正犯に関しては、今回の認否の際に必要になるのでお答えいただけませんか」 裁判長「それはいかがですか」 検察官「今日いきなりですので、ちょっと回答は。 まあ、一週間もあれば回答可能かと」 裁判長「よろしいですね?」 壇弁護士「はい、それを前提に……内容が変わる可能性もありますが、現在の公訴事実の範囲で」 裁判長「では、今やりとりがありましたが、被告人に公訴事実についてお伺いします。 まず、公訴事実に対して長かったと思うんですけど、内容はおわかりですね」 Tさん「はい」 裁判長「今の事実について誤っていることがあるかどうかお尋ねするのですが、いかがですか?」 Tさん「ええ、『聖少女伝説』は児童ポルノではありません。 従って、私は児童ポルノを製造してはいません。 提供についても児童ポルノではありませんので、提供してはいません。 私は無罪です」 Tさんの力のこもった言葉で法廷は静まりかえる。 裁判長「今のお話は『聖少女伝説』は児童ポルノではないということですが、事実関係についてはどうですか?」 なぜか『聖少女伝説』「児童ポルノ」という言葉を発する時に、少し恥ずかしそうな裁判長。 壇弁護士「それは弁護人のほうからさせていただきたいと思います」 山口弁護士「弁護人からの公訴事実に対する意見を申し上げます。 とりあえず、現在出されている範囲で意見を。 『聖少女伝説』という画集をハードディスクに保存したことは事実ですが、児童ポルノ法では個々の画像データを製造した時点で製造罪が適用されるはず。 起訴状ではハードディスクに保存したことを挙げていますが、画像データの作成日時が明らかではありません。 これはおかしい。 第二に『聖少女伝説』は、衣服の全部又は一部をつけずに描写した電磁的記録物・媒体に該当しないため、被告人には公訴事実が存在しません。 被告人が株式会社メロンブックスに販売を委託したことは事実ですが、委託と販売とダウンロードは法的に別のものなのにそれが明らかにされていない。 また、衣服の全部又は一部をつけずに描写した電磁的記録物・媒体に該当しないため、被告人には実行行為が存在しません。 被告人には児童ポルノの画像データをダウンロードさせた事実はなく、実行行為は存在しません」 前提として『聖少女伝説』『聖少女伝説2』は「児童ポルノ」ではないので、公訴事実は存在しないと、山口弁護士は述べる。 裁判長「まず確認したいのですが、衣服の全部又は一部を……に該当しないということなのですが、ここに争う部分はあるのか。 そういう事実を争うのですか?」 裁判長が、被告側のそもそも「児童ポルノ」ではないという主張を理解しきれていない。 壇弁護士「それは、冒頭陳述の中で争おうと思っています」 証拠調べの手続きに入り、Tさんは着席を許可される。 ソファに座ったTさんはじっと前を見つめている。 検察官がTさんの経歴を述べた上で、犯行に至る経緯を述べる。 検察官「被告人は昭和56年頃に某少女モデルのファンになり、写真を集めるようになった。 そして平成18年頃には、ファンサイトに参加するようになりました。 被告人は、少女モデルのCG画像を作成するようになり、同ファンサイトに提供するようになりました。 その後、被告人は同ファンサイトの利用者に勧められたことから、作品を作品集にして販売サイトを運営する会社に販売を委託しようと考えるようになりました。 そこで、被告人は平成20年7月頃、某少女モデルの写真を自宅のパソコンに取り込んだ上、編集ソフトなどを利用しCG画像データを作成し『聖少女伝説』を作成しました。 また被告人は平成21年12月に前同様の方法で『聖少女伝説2』を作成しました。 また被告人は、これを株式会社メロンブックスに販売委託し、1418点、合計138万8940円を売り上げました」 証拠について同意・不同意が弁護団から述べられる。 検察官が証拠の番号と内容説明を行う。 今後の裁判の進行方法について相談が行われる。 検察官「『聖少女伝説』『聖少女伝説2』が「児童ポルノ」にあたるとした医師の証人出廷を考えています」 山口弁護士「検察官のほうから、争う点が決まりましたら、それに併せて対応する証人を申請します。 また、制作の過程について、どのようにこれらの絵が作成されたかをビジュアル的に明らかにしていきたいと考えております」 壇弁護士より、児童性を判断するために先に医師の証人の出廷を要請し、検察官も同意。 12時過ぎ閉廷。 次回の審理は、医師の証人出廷日が決定後となる。 <初出> おたぽる 【詳報あり】pixivやメロンブックスへ飛び火する恐れも…CG児童ポルノ裁判の初公判「私は無実です」 2013年12月19日掲載 取材.

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CG事件は上告棄却決定(最決R02.1.27)

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回答者 法律上、 児童ポルノとされるのは、• 児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態• 他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって、性欲を興奮させ又は刺激するもの• 衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって、性欲を興奮させ又は刺激するもの が描写されているものをいいます。 法律上の定義はとても長いですが、分かりやすく言い換えると、 児童ポルノとは、• なお、漫画やCGによる、実在しない児童の写真や電子データは、基本的に児童ポルノに含まれません。 児童ポルノの保護法益 ところで、「 保護法益」という言葉を聞いたことはありますか? 法律は、ある特定の行為を規制することにより、一定の利益を保護・実現しようとしていますが、 この、 法律が罰則を定めてまで守ろうとしているものを、保護法益といいます。 児童ポルノを禁じることで、法律は何を守ろうとしているのでしょうか? 回答者 児童ポルノは、法律上、所持、提供、製造、運搬、輸入、輸出、陳列が禁止されています。 分かりやすく言い換えると、 児童ポルノの 作成、 流通及び 公開に関する行為は、全て禁止されているということです。 従来、児童ポルノをただ閲覧することは禁止されていませんでしたが、 近年 単純所持も禁止されるようになりました。 児童ポルノに関する上記の行為には、「所持」をはじめとして、「自己の性的好奇心を満たす目的」が必要とされているものがあります。 つまり、 児童を性的な対象として見ている限りで、児童ポルノとして問題になるということです。 以下では、児童ポルノの構成要件要素を一つ一つ見ていきましょう。 回答者 児童ポルノの提供・陳列とは、児童ポルノを• 他人に渡す• 不特定又は多数の目に触れ得る状態に置く といったことを指します。 具体的には、• 店頭に児童ポルノを並べる• 共有のパソコンやネットワークでつながれたパソコンで、自由に児童ポルノデータを閲覧できるようにする• ファイル共有ソフトを導入している場合に、児童ポルノを共有状態にしておく などの行為も、児童ポルノの「提供・陳列」に該当します。 児童ポルノをパソコンでデータとして持っている場合、自分では「提供・陳列」しているつもりでなくてもそうなってしまう場合があるので、注意が必要ですね。 他に、児童ポルノの 製造も禁止されている行為です。 まとめ 児童ポルノの構成要件 実行行為 児童ポルノの所持、提供、製造、運搬、輸入、輸出、陳列 結果 児童ポルノが所持、提供、製造、運搬、輸入、輸出、陳列されること 故意 ・児童ポルノについて禁止されている行為を行っている自覚があること ・被写体が児童(18歳未満)であるとわかっていること 児童ポルノと刑期、児童ポルノで有罪になったら懲役は何年? 児童ポルノと刑期の関係 児童ポルノと懲役刑 以上では、何をしたら児童ポルノになるのかを見てきました。 ここからは、児童ポルノ事件にはどんな刑罰が待っているのか、という話に入っていきます。 児童ポルノで有罪になると、懲役刑または罰金刑が科せられます。 懲役刑の長さも、罰金刑の金額も、児童ポルノの行為の内容によって異なります。 しかし原則として、児童ポルノを• 自分のために 所持した場合、 1年以下の懲役又は 100万円以下の罰金• 他人に 製造・ 提供した場合、 3年以下の懲役又は 300万円以下の罰金• 不特定多数に 提供、又は公然と 陳列した場合、 5年以下の懲役若しくは 500万円以下の罰金に処し、又はこれを 併科 となっています。 懲役 罰金 刑罰の内容 一定の期間、刑務所に収監して刑務作業を行わせる刑罰 一定の金銭を強制的に支払わせる刑罰 自分のために所持 1年以下 100万円以下 他人に製造・提供 3年以下 300万円以下 不特定多数に提供・公然と陳列 5年以下 500万円以下 児童ポルノに執行猶予はつくの? ところで、「執行猶予」という言葉を聞いたことはありますか? 裁判で懲役刑が言い渡されても、加害者に有利な事情が考慮されて 執行猶予になれば、直ちに刑務所に行くことはありません。 執行猶予になったら、社会で普通に日常生活を送ることができます。 再び犯罪を犯した場合に限り、執行猶予が取り消されて刑務所に収監されるのです。 事件を起こしてしまった人やその家族にとっては、ありがたい制度ですよね。 執行猶予は、• 3年以下の懲役もしくは禁錮• 50万円以下の罰金 につくので、 児童ポルノに関する行為の内容によっては、執行猶予がつく可能性があります。 実刑 執行猶予 判決 刑事裁判で懲役刑の有罪判決を受ける 刑務所 直ちに刑務所に入る 直ちに刑務所には入らない 児童ポルノで有罪になったら懲役は何年? 児童ポルノの懲役は何年? ここでは、児童ポルノの懲役刑に特化して掘り下げてみましょう。 児童ポルノで有罪になると、• 自分のために 所持した場合、 1年以下の懲役• 他人に 製造・ 提供した場合、 3年以下の懲役• 不特定多数に 提供、又は公然と 陳列した場合、 5年以下の懲役 に処せられるということでした。 したがって児童ポルノで懲役になった場合、原則として、 もっとも短ければ1ヶ月の懲役ということになります。 児童ポルノの初犯の刑罰はどれくらい? 上で見てきたとおり、児童ポルノの法定刑の幅は結構広いです。 初犯や常習犯など、場合によって刑罰の重さは多少異なるのでしょうか。 (未遂とは)犯罪の実行に着手したがこれを遂げない場合をいう。 出典:有斐閣 法律用語辞典 第4版 犯行を完全には遂行しなかった場合を、未遂というのですね。 児童ポルノの未遂の具体例は、たとえば 「児童ポルノを製造しようとしたが、被写体の児童に抵抗されたため犯行を遂行するに至らなかった」 というような場合です。 しかし 児童ポルノには、未遂犯を処罰する規定がないので、こうした行為は犯罪になりません。 さてここまで、「児童ポルノの懲役」について見てきました。 次のコーナーは、児童ポルノの時効についてです。 児童ポルノと時効、刑事の時効・民事の時効はそれぞれ何年? 刑事ドラマやニュースを見ると、よく 「この事件はもう時効だ」 なんて言葉を耳にしますよね。 時効がきたらその事件はもう捜査できない。 つまり犯人は自由の身、というイメージではないでしょうか。 以下では、児童ポルノの時効について見ていきましょう。 児童ポルノと刑事事件の時効 実は、時効というのは一つではありません。 児童ポルノの時効は、 刑事の時効と 民事の時効とに分かれています。 まずは刑事の時効から押さえていきます。 回答者 公訴時効 児童ポルノの刑事の時効とは、いわゆる 公訴時効のことです。 公訴時効とは、 検察官が公訴する権限を消滅させる時効のことです。 公訴時効が成立すると、検察官は事件を起訴することができなくなります。 児童ポルノの公訴時効は、行為の内容によって異なりますが、• 自分のために所持、他人に製造・提供した場合は 3年• 不特定多数に提供、又は公然と陳列した場合は 5年 です。 告訴期間 ちなみに、 告訴期間のことを指して「刑事の時効」と表現される方もいるようです。 告訴期間は 親告罪の告訴をできる期間のことで、被害者が犯人を知った日から 6ヶ月です。 しかし 児童ポルノは親告罪ではないので、告訴期間は関係ありません。 児童ポルノでは、告訴期間は関係ありませんから、大切なのは「公訴時効」のほうですね。 児童ポルノの容疑者を検察官が起訴できるのは、 事件から3年後あるいは5年後まで、ということでした。 児童ポルノと民事事件の時効 公訴時効 告訴期間 消滅時効 意味 期間が経過したのちは、検察官は事件を起訴することができない 期間が経過したのちは、被害者は加害者を告訴することができない 期間が経過したのちは、被害者は加害者に損害賠償を請求することができない 起算点 犯罪行為が終わった時から進行 犯人を知った日から進行 損害および加害者を知った時から進行 児童ポルノの場合 行為によるが、3年~5年 児童ポルノは親告罪ではないので無関係 3年 児童ポルノと慰謝料、児童ポルノの慰謝料・示談金はいくら? 児童ポルノ事件の当事者なら、被害者であれ加害者であれ、 「児童ポルノ事件の慰謝料はいくらなのか?」 について知りたいですよね? というわけで、ここでは• 実際にあった過去の実例を踏まえつつ• 児童ポルノの慰謝料・示談金の金額の相場 をチェックしていきましょう。 児童ポルノの慰謝料・示談金とは まずは児童ポルノにおける慰謝料、示談金の意味を押さえましょう。 どちらも加害者が被害者に支払うもの、というイメージですが…• 示談金は、示談の際に支払われるお金の全体• 慰謝料は、被害者の精神的苦痛に対して支払われるお金 を指します。 慰謝料は、いくつかある示談金の構成要素のうちの一つなのです。 回答者 児童ポルノの場合、• 児童ポルノの内容• 児童やその親の処罰感情 を考慮して当事者間で話し合い、示談金の金額が決められていきます。 児童ポルノの示談金は、基本的には児童の精神的苦痛に対する対価の性質を有します。 そのため、 児童ポルノの示談金の額は、 児童の精神的苦痛の大きさに比例して決まるといえます。 ただし、精神的苦痛を金額に直すことは難しいです。 そのため、 仮に罰金刑を受けるとしたらいくら支払うのかという金額を参考にすることが多いです。 児童ポルノの場合、児童に生じる主な損害は 精神的苦痛です。 そのため児童ポルノでは、示談金に対する慰謝料の割合が高くなる傾向があるんですね。 600万円 児童ポルノの示談金は、被害児童の精神的苦痛の大きさに比例するとのことでした。 示談金の金額が高いものは、それだけ被害者の被った精神的苦痛が大きかったものと推測できますね。 ちなみに、以下のボタンをタップしていただくと、他の犯罪の示談金の相場も確認できます。 でも実際に、自分が児童ポルノの当事者だったら、こんな一般的な話だけでは満足できませんよね? 「もっと具体的なアドバイスを受けられるところはないの??」 …ご安心ください!以下では、弁護士に無料で相談できるサービスをご紹介します。 お手軽にスマホで弁護士相談するなら こちらの弁護士事務所は、刑事事件の無料相談を 24時間365日受け付ける窓口を設置しています。 いつでも専属のスタッフからの案内を受けることができるので、緊急の時も安心です。 LINE相談には、夜間や土日も、弁護士が順次対応しているとのことです。 急を要する刑事事件の相談ができるので、頼りになりますね。

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