ミッドサマー 主演。 映画『ミッドサマー』公式サイト 絶賛公開中

『ミッドサマー』はなぜこんなに怖いのか?幸せな村人たちの狂気

ミッドサマー 主演

口コミが広がり、異例のロングラン大ヒットとなった映画のBlu-ray&DVDが、9月9日(水)に発売決定。 Paravi、Amazon Prime Videoほか各動画配信サービスにて、6月17日(水)から1か月間限定で特別配信も決定した。 新世代の旗手『ヘレディタリー/継承』アリ・アスター監督のもと、フローレンス・ピューの主演も話題となった本作。 豪華版3アイテムはヒグチユウコ氏によるポスタービジュアルのスリーブケースに収録。 ケース裏面には描き下ろしイラストも。 また、収録される吹き替え版の主人公・ダニー役には井上麻里奈が決定。 そのほか、クリスチャン(ジャック・レイナー)役に前野智昭、マーク(ウィル・ポールター)役に沢城千春、ジョシュ(ウィリアム・ジャクソン・ハーパー)役には濱野大輝、ペレ(ヴィルヘルム・ブロングレン)役に落合福嗣ら、豪華声優陣が集結した。 『ミッドサマー』Blu-ray&DVDは9月9日(水)より発売、レンタル同時リリース。 6月17日(水)0時~特別先行配信。 com、dTV、HAPPY! 動画、Paravi、ひかりTV、ビデオマーケット、ビデックスJP、PlayStation Video、U-NEXT、YouTube、RakutenTV(予定) 発売・販売元:TCエンタテインメント 《text:cinemacafe. net》.

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ミッドサマー (映画)

ミッドサマー 主演

私達は劇場を出ても度々、物語は終わっていないのではないかという疑いと恐怖に苛まれることがある。 しかしそれはあくまで暗闇の中での出来事に過ぎず、休日の昼下がりにブギーマンが怖くて外出ができないことはあまりないはずだ。 太陽と日差しは怖がりにとっての安息の地だった。 しかし最恐ホラーとして依然名高い『へレディタリー/継承』を生み出した、アリ・アスター監督と制作スタジオ「A24」は、その安心感につけ込んだ。 『ミッドサマー』はスウェーデンで実際に行われる「夏至祭」をモチーフとして、架空の村ホルガで青天白日のもとに行われる狂気の祝祭と、運悪く招かれてしまった青年たちの混乱を描く。 その独特な予告編の内容から、日本でも本作は「白夜のサイコスリラー」として公開前から大きな話題を呼んだ。 ところが、『ミッドサマー』もこれまであった無数のホラー作品をなぞるようにして、物語は定式通り真冬の寒々しい夜から始まる。 この暗雲立ち込めるパートでは、少女ダニとその仲間たちが白夜の祝祭へと旅立つことになる経緯が語られることになるが、その過程は想像を絶するほど恐ろしく、アリ・アスター監督が得意とするホラー表現が存分に活かされる。 特に『へレディタリー/継承』でも印象的だった、主演女優による気合の入った叫びの演技は健在だ。 さらに、『イット・フォローズ』をはじめとして音響に特徴をもつホラー作品は複数あるが、本作の劇伴はその中でも群を抜いている。 特に冒頭での、繰り返されるダニの悲鳴と響き渡るBGMがマッシュアップされ、身震いしてしまうほどの恐ろしい轟音へと成長してゆく瞬間はホラー映画史に残るほどのオープニングといわざるをえない。 映画全体を通してみられる、脳を直接かき回すように嫌な動きをするカメラワークや場面転換もその恐怖演出を助けている。 ダニと恋人クリスチャンは破局寸前で、クリスチャンと他の仲間同士では論文のテーマが被らないよう互いに牽制が行われている。 そんな気まずい空気感の中での旅となるが、彼らはこの経験を通してすべての悩みが、一点の曇りもない空のように晴れることを祈っている。 『グリーン・インフェルノ』における食人族のように、現世と隔絶されたホルガの民の生活様式はとてもユニークだ。 ここから観客はダニ達の視点を通して、さながら紀行番組のようにその独特な文化と触れ合ってゆく。 祭りの間は真っ白な衣装に身を包み、倒木に放尿をすれば「先祖の魂が宿っている」からと激怒する。 その一つ一つは小さいが、奇妙で得体のしれない可笑しさにあふれている。 一方でダニのトラウマによる幻覚症状も合わさって、いつ何が起こるかわからない緊張感を巧みに演出することにも成功している。 装飾の一つ一つなどにも今後の展開を予感させる伏線が張り巡らされ、考察の余地が残されていることもアリ・アスター作品らしい。 透明感のある村民たちはなぜか神々しくも見える。 彼らの衣装の柄にも要注目。 中盤を過ぎた頃からこの祝祭の本質は姿を表し、徐々に本作が何を成し遂げようとしているかが見えてくることだろう。 もしかすれば、それは予想とは異なり、やや肩透かしを食らうことになるかもしれない。 しかしその挑戦はとても思い切りがよく、終幕まで観れば劇場を包んでいた生理的な嫌悪感も晴れて、むしろ清々しい気持ちで席を立つことができるはずだ。 若干突っ込んだ言い方をすれば『ミッドサマー』は『へレディタリー/継承』の変奏とも言うべき作品に仕上がっている。 2つの作品には同じような描写や構成が多くあるが、その印象は2者で大きく変わるように計算され尽くされていることも特徴の一つ。 『ジョーカー』では恐怖と笑いは紙一重であることが語られたが、ここでも演出や演技の違いによって受け手の感じ方が大きく変わることを確かめてみてほしい。 『へレディタリー/継承』でも、アリ・アスター監督は未知のコミュニティとの邂逅を描いた。 鑑賞時のモチベーションの大半は、この奇妙な祝祭の目的と誘われた若者たちの顛末が一体どう転ぶか、ということに割かれる。 一方で、2時間18分にも及ぶ上映時間は、そのほとんどを景色の変わらないホルガの村で過ごすにはやや退屈に感じてしまう。 描写こそ一風変わってはいるものの、中盤以降の恐怖体験については予想を超える事態が最後まであまりないことも原因だ。 むしろ計画通りに進んでいることが正しいかのようにお決まりのパターンが続き、ダニたちはそれらへの抵抗も叶わずに事件に巻き込まれてしまうため、筆者はやや単調に感じてしまう部分もあった。 これはレビューとは関係のないごく個人的な感想だが、本作は非常に優れている一方で、『へレディタリー/継承』や『ウィッカーマン』などのジャンル作品と対比するからこそ評価できる面も多く存在する。 こういったこともあり、アリ・アスター監督の独立した次作にはさらに期待をかけたいところでもある。 とはいえ、「白夜のサイコスリラー」というコンセプトを打ち出し、多くない予算でハンガリーの草原に舞台となる村をゼロから作り上げて(この突貫工事気味な村の小綺麗さも本作の雰囲気作りや設定に一役買っている)、これほどまでの世界観と物語を生み出した気概は、やはり最も恐るべきものだ。 総評 『ミッドサマー』はその高度なコンセプトの実現に徹し、ゼロからその完璧なまでの世界を作り上げた。 神々しさと狂気が同居するその独特の空気感は絶妙な緊張感を生み出し、観客を引き込むことに成功している。 『へレディタリー/継承』から引き継がれたホラー演出も健在で、他であまり見ない撮影テクニックや恐怖を煽る主演女優の感情表現、予想を裏切る展開の数々によって序盤から観客の不安は掻き立てられていく。 アリ・アスター監督お得意の張り巡らされた伏線の数々も、考察を好むファンには嬉しい。 一方で上映時間はやや長く間延びしており、中盤以降の予想しやすい展開は退屈にも感じた。

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ミッドサマー 特集: 【体験レポ】美しく謎めいた“祝祭”に行ってきた 意味不明の食事会、ルーン文字、踊り続ける女たち…一生に一度の体験をあなたに!

ミッドサマー 主演

1986年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。 アメリカン・フィルム・インスティチュートで美術修士号を取得。 『The Strange Thing About the Johnsons』 11 、『Munchausen』 13 、『Basically』 14 など、いくつかの短編を脚本・監督。 2018年の長編初監督作品『ヘレディタリー/継承』がサンダンス映画祭で上映されると、批評家から絶賛され、世界中の映画誌、映画サイトのベスト作品に選出された。 同作はアリ・アスター監督がサターン賞新進監督賞を受賞したほか、ゴッサム賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、インディペンデント・スピリット・アワード、オンライン映画批評家協会賞など多数の映画賞にノミネートされ、主演のトニ・コレットは数々の主演女優賞を受賞した。 本作はナショナル・ボード・オブ・レビューで2017年のトップ10インディペンデント映画に選ばれ、同年の英国インディペンデント映画賞で最優秀インディペンデント作品賞を受賞。 ピューは同映画賞の主演女優賞と、イブニング・スタンダード英国映画賞でブレイクスルー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞した。 さらに2020年公開のマーベル・ユニバースシリーズ最新作『ブラック・ウィドウ』(ケイト・ショートランド監督)で、スカーレット・ヨハンソン演じる主人公ブラック・ウィドウとともに活躍する新ヒーロー、イェレナ役に抜擢された。 ジャック・レイナー (クリスチャン)1992年、アメリカ・コロラド州生まれ。 アイルランド在住。 2000年の映画『Country』 ケビン・リディ監督 にエキストラとして出演したことをきっかけに俳優を志すようになる。 テレビドラマで俳優としてデビューした後、『ルーム ROOM』 15 でアカデミー賞作品賞、監督賞などにノミネートされたレニー・アブラハムソン監督の『リチャードの秘密』(12)で主人公・リチャードに抜擢。 その他、個性的な演出をする監督の評価の高い作品に出演している。 例えばジョン・カーニー監督の『シング・ストリート 未来へのうた』 16 、ベン・ウィートリー監督『フリー・ファイヤー』(16)、キャスリン・ビグロー監督『デトロイト』 17 などで批評家から演技を絶賛され着実に評価を得てきた。 才能は国際的にも認められている。 2015年には、ジェラルド・バレット監督の『Glassland』の演技で、サンダンス映画祭の審査員特別賞を受賞。 その他の受賞歴は、『シング・ストリート 未来へのうた』でアイルランド・アカデミー賞助演男優賞、『リチャードの秘密』でアイルランド・アカデミー賞主演男優賞など。 ウィル・ポールター (マーク)1993年、イングランド・ロンドン生まれ。 本作でサターン賞若手俳優賞、フェニックス映画批評家協会賞若手男優賞にノミネートされる。 2011年には、英国アカデミー賞にノミネートされたデクスター・フレッチャー監督のデビュー作『ワイルド・ビル』 に出演し、ロンドン映画批評家協会賞の若手英国俳優賞にノミネート。 2014年にはウェス・ボール監督の『メイズ・ランナー』 に出演し、同年に英国アカデミー賞 ライジング・スター賞を受賞する。 2016年、アカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『レヴェナント:蘇えりし者』 16 に出演、続いてキャスリン・ビグロー監督作『デトロイト』(17)に出演。 ウィリアム・ジャクソン・ハーパー (ジョシュ)1980年、アメリカ・テキサス州ダラス生まれ。 NBCの人気コメディドラマ「グッド・プレイス」シリーズ(16~)のチディ役で人気を博す。 長編映画デビューは『幸せの行方... ゾーイ・カザンの戯曲「After The Blast」 17 でも主演をつとめた。 最新作は、『キャロル』 16 のトッド・ヘインズ監督の最新作『Dark Waters』(19)で、マーク・ラファロ、アン・ハサウェイらと共演している。 アーチ・マデクウィ (サイモン)1995年、イングランド・ロンドン生まれ。 劇作家のエドワード・オールビーのヒット作でイアン・リクソンが演出した「The Goat」でウエストエンド・デビューし、ダミアン・ルイスとソフィー・オコネドーの息子役を演じた。 その後、マックス・ミンゲラ監督のインディーズ作品『Teen Spirit』 18 で主役に抜擢され、エル・ファニングの恋の相手を演じた。 さらに、リサ・クドロー主演のヒットコメディーシリーズ「ウェブセラピー」のイギリス版リメイク「Hang Ups」のシーズン1に出演し、2017年のスクリーン・インターナショナル誌のスター・オブ・トゥモローに選出された。 サム・メンデスのニール・ストリート・プロダクションが制作したアマゾンの「Informer」(18)に出演。 Appleが製作するTVシリーズ「SEE ~暗闇の世界~」 19 でジェイソン・モモアらと共演している。 エローラ・トルキア (コニー)舞台、映画、テレビで活躍中のロンドンを拠点とする女優。 2019年にロンドンのシェイクスピア・グローブ座の「二人のいとこの貴公子」でイアン・チャールソン賞特別賞を受賞。 グローブ座ではキャロライン・バーン演出の「終わりよければ全てよし」にも出演した。 そのほか、リンゼイ・ターナーの「The Treatment」、エイミー・ホッジの「Boys Will Be Boys」、マックス・スタフォード・クラークの「マクベス」などの舞台にも出演した。

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