日本 医科 大学 付属 病院。 医学部附属病院・研究所附属病院

呼吸器内科|日本医科大学付属病院

日本 医科 大学 付属 病院

地域の高度急性期病院として どんな患者も「断らない医療」を 明治43年開院という長い歴史を持つ日本医科大学付属病院。 平成30年1月に新病院がグランドオープンし、新たな歴史の一歩を踏み出した。 新しい時代に向けてより高度な医療の安全性を追求し、かつ効率的な診療のために設計された新病院がめざすのは、すべての患者に対する「断らない医療」だ。 24時間365日体制で、地域医療機関との連携をさらに強化。 救急医療、先進医療に関わる高度急性期病院として、がん・エイズ診療や災害時医療など各拠点病院の役割も担い、中核病院として地域医療に貢献。 誰からも愛される病院となるよう日々診療に取り組む。 大型ヘリポートを設置しており災害時医療にも対応が可能なほか、重症部門の一元化、高度救命救急センターには国内最大級の60床ものベッドを確保するなど、より高度な先進的医療が実現できる環境を整えた。 同時に、ユニバーサル外来や患者支援センターの設置により迅速で丁寧な医療を提供し、カフェやラウンジ、コンビニエンスストアなどアメニティーも充実させ、訪れる人が快適に過ごせる空間を演出している。 基本理念である「つくすこころ」を大切に、あらゆる患者と家族のために、良質な医療を展開する快適な医療環境が完成した同院。 伝統とともに未来へと続く病院がスタートする。 創立以来、「つくすこころ」で、良質な医療を提供してきた同院。 その精神を基盤とし、新病院ではこれまでも特徴であった24時間365日の救急をはじめとする医療体制をより強化。 地域の高度急性期病院としての役目を果たすと同時に、誰もが安心して快適に過ごせる病院づくりに努めている。 「重症部門を一元化するほか、レディースフロア・ハイセキュリティーの個室病室の完備や、アメニティーの充実も図り、患者さんとご家族の満足度を高めることに力を注いでいます」と汲田伸一郎病院長。 総合病院を受診した際に感じることの多い待ち時間の長さについても、同院ではさまざまな対応がなされている。 例えば、会計の待ち時間は自動支払機を導入することで混み具合を緩和。 クレジットカードの利用も可能なので(上限200万円)、入院費など高額な清算の際にも現金を持ち歩く必要がなく安心だ。 また、検査の説明や予約、同意書の作成についても専門のブースを設置することで外来の回転率をアップし診療の時間短縮化を進めるなど、円滑に快適に受診できる工夫が随所になされている。 手術室に関しては、胸腹部の動脈瘤に対して外科手術とカテーテル治療を同時に行えるハイブリッド手術室など22室の高機能手術室を設置。 手術支援ロボットを使用する手術の対象も、さらに拡大していく予定だ。 「目標は、安全性が高く、誰もが安心感を持って適切な医療が受けられることを基盤とし、快適に受診していただける施設となることです。 地域の皆さまからより一層頼りにしていただける、誰からも愛される病院をめざしています」 合併症のある人や高齢の人など難しい症例の患者も受け入れることをモットーとしている消化器外科。 「他院で断られた人が全国から来てくれるような、そういう外科医師でありたい」と話す吉田寛消化器外科部長がスムーズな診療のために大切にしているのが、他科とのコミュニケーションだ。 例えば、心臓が悪い大腸がん患者の場合、循環器内科での検査後、手術ができるか、安全な手術のための方策(作戦)を一緒に検討し、術後トラブルゼロをめざして治療を進める。 手術は、腹腔鏡を使うなど低侵襲の方法を患者に合わせた形で実施。 手術を2回、3回に分けて行うこともある。 「術前術後の管理は徹底します。 それができるのは十分な人員と経験があるから。 少しでもリスクがあると断られがちな今の時代こそ、われわれの出番です」 地域医療機関との連携も盛んで、常に迅速で丁寧な対応を心がける同科。 「開業の先生が紹介したくなる病院=患者さんが行きたくなる病院をめざしています。 患者さんには、自分の家族だったらという考えを基本に接し、自らが迅速に丁寧に動くことで若い医師の良きお手本となることも意識しています」 今後は、今以上に低侵襲治療を追求したいと語る吉田部長。 手術後、薬の治療をいかに効率的に組み合わせていくかが重要視される中、がん細胞がどれだけ身体に回っているかを調べ、残っているがんに対してオーダーメイドの治療を展開していく。 「これはチャレンジではなく自信を持って行っていること。 的確な手術適応を判断し、高齢者にも合併症のある方にも積極的に治療をしていきたいです」 前立腺のロボット支援手術は通常、術野を広く確保するために頭低位で行うため、眼圧が高い緑内障や脳動脈瘤のある人は適応外となる。 しかし、同院では頭低位にせず手術を行う後腹膜アプローチによって、これらの合併症がある患者にも対応。 また、転移のある場合でも手術や放射線治療による予後の改善が見込めることから、その準備として大きく広がってしまったがんにも手術を実施。 手術で治る可能性があれば、積極的に治療を行っている。 「ロボット支援手術を主体としていく中、これまで適応外だった方へも手術をするのがわれわれの今の方向性です」 多様な治療の選択の中でも手術は患者への負担は大きいが、余命が長いほど、回復したときの状況が長く続く。 「患者さんの年齢、病気の進行具合、治療への要望、そして、どれだけ余命があるのかによってテーラーメイドの治療を行うことが重要です。 最適な治療は何かということを患者さんの人生設計とともに考えています」 放射線治療科では、前立腺がんの治療法として、放射線を出す小さな線源を前立腺内に挿入し、内部から放射線を照射する小線源治療のほか、外部から放射線を当てる強度変調放射線治療を積極的に実施。 高精度の治療計画装置による事前検査を重ね、綿密なデータから前立腺の前後にある直腸や膀胱を避けた適切な位置に照射。 照射回数が36〜38回必要なため通院は増えるが、1回の線量を下げることで副作用が分散され、合併症のある人にも可能な治療法だ。 「通院回数は多いですが、副作用が少なく効果の高い治療だというご理解のもとで優先的に行っています。 通院が難しい方には別の方法を提案するなど、患者さんに寄り添った治療をめざしています」 将来的には、さらに高精度な計算により副作用とのバランスを考え、1回の線量を増やし通院回数を減らしていきたいと前林勝也放射線治療科部長。 「前立腺がんの治療は選択肢が多いので、患者さんの本当の希望を上手に見極め、引き出すことを心がけています」 心臓血管外科におけるハイブリッド治療は、主に動脈瘤、心臓不整脈、弁膜症の治療で適用され、循環器内科や放射線科の医師との協力でさまざまな組み合わせの治療を行っている。 例えば、以前は胸部や腹部を大きく切開する必要があった動脈瘤の治療だが、現在は放射線科の協力のもと、ステントグラフトという人工血管をカテーテルで血管内に挿入するため、大きな傷を残すことがない。 放射線科の医師が動脈内にステントグラフトを挿入。 その際に閉塞される血管に新しい道を作り、血液が流れるようにするデブランチングが心臓血管外科の役目だ。 「ハイブリッド治療は入院期間が短く、合併症も少ない。 高齢の患者さんが多い中、患者さんに優しく、かつ負担の少ない医療が提供できます」と新田隆心臓血管外科部長。 また、伝統的に不整脈の治療に取り組んできた同科では、早くから不整脈に対するハイブリッド治療を導入。 これまで、外科手術で完治できても、カテーテルのみでは完治が難しかった不整脈の治療だが、ハイブリッド治療によって低侵襲でありながら完全に治る可能性が。 カテーテル治療で再発を繰り返している人にとって「最後の砦」のような存在となっている。 「心臓や血管の病気は生命に直結するため、常に患者さんが自分の家族だったらどうするかを考えて診療しています。 都内には高度な医療を行う病院が多くありますが、得意分野は施設によってさまざまです。 当院では、いろいろな専門性をそろえ安全性の高い安心できる医療を心がけていますので、何かありましたら頼りにしていただければと思います」 不育症や不妊症の既往を持つ患者が多い同科。 特に不育症の人が妊娠すると、妊娠初期の不安が大きいだけではなく、不育症の原因によっては赤ちゃんがある程度大きくなっても不安が続くこともある。 同科ではそのような身体的、精神的な不安を専門的にケア。 特に心理的なサポートに力を入れて取り組んでおり、誰もが安心して出産を迎えられるように、医師をはじめ看護師や助産師などスタッフ全員が親身になって患者に接している。 スタッフがとても親切に話を聞いてくれると患者からも好評だ。 「不育症などの治療の過程を経て妊娠、出産に至ったときにいつも思うのは、医師になって良かったということ。 産婦人科医師で良かったと思う瞬間ですね」と竹下俊行女性診療・産科部門長。 万が一トラブルが起こった際、迅速に対応できるのも大きな強みだ。 高度救命救急センター、集中治療室、SCUなどケアユニットが整った総合病院のメリットを生かし、ハイリスクなお産も数多く受け入れている。 お産につきものの出血が多い場合、放射線科とともに集学的治療を実施するなど治療の幅も広い。 「産科はチーム医療が大切。 当院は他科との連携も密で、本当の意味でのチーム医療が実現され、とても心強いです」 また新病院開設に伴い、NICU(新生児集中治療室)が備わったことで、今後は小児科と協力し周産期の妊婦と新生児のトータルケアを行っていく。 「病院も新しくなり、医療的なケアを十分に行える体制が整いました。 多くの方に配慮した環境ですので、当院でお産をする際は、安心して臨んでいただけると思います」 救急患者を含めた初診の患者で何科を受診すれば良いかわからない人を中心に、総合的に対応する同部門では、外傷系は救急診療部門の医師が、内因性疾患は総合診療部門の医師が担当。 必要に応じて複数の専門分野の医師による混成チームで対応する。 患者が症状に応じて必要な診療科を訪れるのではなく、医師がまず全身を診察し必要な診療科と連携。 内科・外科系の医師以外に、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科などの医師も夜間救急診療にあたっているため、24時間365日どんな傷病にも専門的医療が提供できることが大きな特徴だ。 中には、これまでの検査で診断がつかず、原因不明とされた症例が含まれることもあるため、8割は外来で、2割は入院で時間をかけて原因を探る。 また、多数の疾患を合併する患者を総合的にマネジメントする役目も担っている。 「全身的・全人的視野で患者さんと向き合い、ニーズを聞き逃さないことをモットーに丁寧かつ迅速な診療を心がけています」と安武正弘総合診療科部門部長。 さらに特徴的なのが、救急のトリアージを総合診療で行っていることだ。 トリアージナースと医師が協力して適切に救急度を判断し、ベストな医療へと導く。 患者の訴えを正確に捉え、各科の医師へ伝えていくトリアージナースはいわば同部門のゲートキーパーだ。 「重視するのは一座建立(いちざこんりゅう)のおもてなし精神。 初期対応にあたるトリアージナースが重症度、緊急度だけではなく、患者さんの背景やニーズも細かく把握して医師に伝えるなど、満足度の高い医療のために工夫を重ねています」と川井真救急・総合診療部門長。 患者の各種相談窓口と地域の医療機関との連携窓口を一元化した「患者支援センター」。 自宅に帰りたいという患者の願いを叶えたい看護師の思いからスタートした同センターでは、退院後の患者に転院先や在宅医療・介護の施設を紹介し円滑な移行を支援する「療養支援部門」、入院に伴う患者や家族の不安や心配を解消するための面談を行う「入院調整部門」、紹介患者や紹介元医療機関との情報連携を担当する「医療連携部門」、全診療科の入退院予定を一元管理する「ベッドコントロール部門」の4部門に別れて、患者に寄り添った支援をしている。 また、地域診療拠点病院としてセンター内に「がん相談支援センター」を開設し、看護師や医療ソーシャルワーカーが患者や家族のさまざまな相談に応じている。 受診前の人や他院の患者にも開かれており、電話での相談も可能。 インターネットなどに氾濫する情報の整理や、医師の説明をわかりやすく伝えるなど、不安に陥った患者を勇気づけるほか、家族に患者への接し方のアドバイスも行っている。

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日本大学松戸歯学部付属病院

日本 医科 大学 付属 病院

地域の高度急性期病院として どんな患者も「断らない医療」を 明治43年開院という長い歴史を持つ日本医科大学付属病院。 平成30年1月に新病院がグランドオープンし、新たな歴史の一歩を踏み出した。 新しい時代に向けてより高度な医療の安全性を追求し、かつ効率的な診療のために設計された新病院がめざすのは、すべての患者に対する「断らない医療」だ。 24時間365日体制で、地域医療機関との連携をさらに強化。 救急医療、先進医療に関わる高度急性期病院として、がん・エイズ診療や災害時医療など各拠点病院の役割も担い、中核病院として地域医療に貢献。 誰からも愛される病院となるよう日々診療に取り組む。 大型ヘリポートを設置しており災害時医療にも対応が可能なほか、重症部門の一元化、高度救命救急センターには国内最大級の60床ものベッドを確保するなど、より高度な先進的医療が実現できる環境を整えた。 同時に、ユニバーサル外来や患者支援センターの設置により迅速で丁寧な医療を提供し、カフェやラウンジ、コンビニエンスストアなどアメニティーも充実させ、訪れる人が快適に過ごせる空間を演出している。 基本理念である「つくすこころ」を大切に、あらゆる患者と家族のために、良質な医療を展開する快適な医療環境が完成した同院。 伝統とともに未来へと続く病院がスタートする。 創立以来、「つくすこころ」で、良質な医療を提供してきた同院。 その精神を基盤とし、新病院ではこれまでも特徴であった24時間365日の救急をはじめとする医療体制をより強化。 地域の高度急性期病院としての役目を果たすと同時に、誰もが安心して快適に過ごせる病院づくりに努めている。 「重症部門を一元化するほか、レディースフロア・ハイセキュリティーの個室病室の完備や、アメニティーの充実も図り、患者さんとご家族の満足度を高めることに力を注いでいます」と汲田伸一郎病院長。 総合病院を受診した際に感じることの多い待ち時間の長さについても、同院ではさまざまな対応がなされている。 例えば、会計の待ち時間は自動支払機を導入することで混み具合を緩和。 クレジットカードの利用も可能なので(上限200万円)、入院費など高額な清算の際にも現金を持ち歩く必要がなく安心だ。 また、検査の説明や予約、同意書の作成についても専門のブースを設置することで外来の回転率をアップし診療の時間短縮化を進めるなど、円滑に快適に受診できる工夫が随所になされている。 手術室に関しては、胸腹部の動脈瘤に対して外科手術とカテーテル治療を同時に行えるハイブリッド手術室など22室の高機能手術室を設置。 手術支援ロボットを使用する手術の対象も、さらに拡大していく予定だ。 「目標は、安全性が高く、誰もが安心感を持って適切な医療が受けられることを基盤とし、快適に受診していただける施設となることです。 地域の皆さまからより一層頼りにしていただける、誰からも愛される病院をめざしています」 合併症のある人や高齢の人など難しい症例の患者も受け入れることをモットーとしている消化器外科。 「他院で断られた人が全国から来てくれるような、そういう外科医師でありたい」と話す吉田寛消化器外科部長がスムーズな診療のために大切にしているのが、他科とのコミュニケーションだ。 例えば、心臓が悪い大腸がん患者の場合、循環器内科での検査後、手術ができるか、安全な手術のための方策(作戦)を一緒に検討し、術後トラブルゼロをめざして治療を進める。 手術は、腹腔鏡を使うなど低侵襲の方法を患者に合わせた形で実施。 手術を2回、3回に分けて行うこともある。 「術前術後の管理は徹底します。 それができるのは十分な人員と経験があるから。 少しでもリスクがあると断られがちな今の時代こそ、われわれの出番です」 地域医療機関との連携も盛んで、常に迅速で丁寧な対応を心がける同科。 「開業の先生が紹介したくなる病院=患者さんが行きたくなる病院をめざしています。 患者さんには、自分の家族だったらという考えを基本に接し、自らが迅速に丁寧に動くことで若い医師の良きお手本となることも意識しています」 今後は、今以上に低侵襲治療を追求したいと語る吉田部長。 手術後、薬の治療をいかに効率的に組み合わせていくかが重要視される中、がん細胞がどれだけ身体に回っているかを調べ、残っているがんに対してオーダーメイドの治療を展開していく。 「これはチャレンジではなく自信を持って行っていること。 的確な手術適応を判断し、高齢者にも合併症のある方にも積極的に治療をしていきたいです」 前立腺のロボット支援手術は通常、術野を広く確保するために頭低位で行うため、眼圧が高い緑内障や脳動脈瘤のある人は適応外となる。 しかし、同院では頭低位にせず手術を行う後腹膜アプローチによって、これらの合併症がある患者にも対応。 また、転移のある場合でも手術や放射線治療による予後の改善が見込めることから、その準備として大きく広がってしまったがんにも手術を実施。 手術で治る可能性があれば、積極的に治療を行っている。 「ロボット支援手術を主体としていく中、これまで適応外だった方へも手術をするのがわれわれの今の方向性です」 多様な治療の選択の中でも手術は患者への負担は大きいが、余命が長いほど、回復したときの状況が長く続く。 「患者さんの年齢、病気の進行具合、治療への要望、そして、どれだけ余命があるのかによってテーラーメイドの治療を行うことが重要です。 最適な治療は何かということを患者さんの人生設計とともに考えています」 放射線治療科では、前立腺がんの治療法として、放射線を出す小さな線源を前立腺内に挿入し、内部から放射線を照射する小線源治療のほか、外部から放射線を当てる強度変調放射線治療を積極的に実施。 高精度の治療計画装置による事前検査を重ね、綿密なデータから前立腺の前後にある直腸や膀胱を避けた適切な位置に照射。 照射回数が36〜38回必要なため通院は増えるが、1回の線量を下げることで副作用が分散され、合併症のある人にも可能な治療法だ。 「通院回数は多いですが、副作用が少なく効果の高い治療だというご理解のもとで優先的に行っています。 通院が難しい方には別の方法を提案するなど、患者さんに寄り添った治療をめざしています」 将来的には、さらに高精度な計算により副作用とのバランスを考え、1回の線量を増やし通院回数を減らしていきたいと前林勝也放射線治療科部長。 「前立腺がんの治療は選択肢が多いので、患者さんの本当の希望を上手に見極め、引き出すことを心がけています」 心臓血管外科におけるハイブリッド治療は、主に動脈瘤、心臓不整脈、弁膜症の治療で適用され、循環器内科や放射線科の医師との協力でさまざまな組み合わせの治療を行っている。 例えば、以前は胸部や腹部を大きく切開する必要があった動脈瘤の治療だが、現在は放射線科の協力のもと、ステントグラフトという人工血管をカテーテルで血管内に挿入するため、大きな傷を残すことがない。 放射線科の医師が動脈内にステントグラフトを挿入。 その際に閉塞される血管に新しい道を作り、血液が流れるようにするデブランチングが心臓血管外科の役目だ。 「ハイブリッド治療は入院期間が短く、合併症も少ない。 高齢の患者さんが多い中、患者さんに優しく、かつ負担の少ない医療が提供できます」と新田隆心臓血管外科部長。 また、伝統的に不整脈の治療に取り組んできた同科では、早くから不整脈に対するハイブリッド治療を導入。 これまで、外科手術で完治できても、カテーテルのみでは完治が難しかった不整脈の治療だが、ハイブリッド治療によって低侵襲でありながら完全に治る可能性が。 カテーテル治療で再発を繰り返している人にとって「最後の砦」のような存在となっている。 「心臓や血管の病気は生命に直結するため、常に患者さんが自分の家族だったらどうするかを考えて診療しています。 都内には高度な医療を行う病院が多くありますが、得意分野は施設によってさまざまです。 当院では、いろいろな専門性をそろえ安全性の高い安心できる医療を心がけていますので、何かありましたら頼りにしていただければと思います」 不育症や不妊症の既往を持つ患者が多い同科。 特に不育症の人が妊娠すると、妊娠初期の不安が大きいだけではなく、不育症の原因によっては赤ちゃんがある程度大きくなっても不安が続くこともある。 同科ではそのような身体的、精神的な不安を専門的にケア。 特に心理的なサポートに力を入れて取り組んでおり、誰もが安心して出産を迎えられるように、医師をはじめ看護師や助産師などスタッフ全員が親身になって患者に接している。 スタッフがとても親切に話を聞いてくれると患者からも好評だ。 「不育症などの治療の過程を経て妊娠、出産に至ったときにいつも思うのは、医師になって良かったということ。 産婦人科医師で良かったと思う瞬間ですね」と竹下俊行女性診療・産科部門長。 万が一トラブルが起こった際、迅速に対応できるのも大きな強みだ。 高度救命救急センター、集中治療室、SCUなどケアユニットが整った総合病院のメリットを生かし、ハイリスクなお産も数多く受け入れている。 お産につきものの出血が多い場合、放射線科とともに集学的治療を実施するなど治療の幅も広い。 「産科はチーム医療が大切。 当院は他科との連携も密で、本当の意味でのチーム医療が実現され、とても心強いです」 また新病院開設に伴い、NICU(新生児集中治療室)が備わったことで、今後は小児科と協力し周産期の妊婦と新生児のトータルケアを行っていく。 「病院も新しくなり、医療的なケアを十分に行える体制が整いました。 多くの方に配慮した環境ですので、当院でお産をする際は、安心して臨んでいただけると思います」 救急患者を含めた初診の患者で何科を受診すれば良いかわからない人を中心に、総合的に対応する同部門では、外傷系は救急診療部門の医師が、内因性疾患は総合診療部門の医師が担当。 必要に応じて複数の専門分野の医師による混成チームで対応する。 患者が症状に応じて必要な診療科を訪れるのではなく、医師がまず全身を診察し必要な診療科と連携。 内科・外科系の医師以外に、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科などの医師も夜間救急診療にあたっているため、24時間365日どんな傷病にも専門的医療が提供できることが大きな特徴だ。 中には、これまでの検査で診断がつかず、原因不明とされた症例が含まれることもあるため、8割は外来で、2割は入院で時間をかけて原因を探る。 また、多数の疾患を合併する患者を総合的にマネジメントする役目も担っている。 「全身的・全人的視野で患者さんと向き合い、ニーズを聞き逃さないことをモットーに丁寧かつ迅速な診療を心がけています」と安武正弘総合診療科部門部長。 さらに特徴的なのが、救急のトリアージを総合診療で行っていることだ。 トリアージナースと医師が協力して適切に救急度を判断し、ベストな医療へと導く。 患者の訴えを正確に捉え、各科の医師へ伝えていくトリアージナースはいわば同部門のゲートキーパーだ。 「重視するのは一座建立(いちざこんりゅう)のおもてなし精神。 初期対応にあたるトリアージナースが重症度、緊急度だけではなく、患者さんの背景やニーズも細かく把握して医師に伝えるなど、満足度の高い医療のために工夫を重ねています」と川井真救急・総合診療部門長。 患者の各種相談窓口と地域の医療機関との連携窓口を一元化した「患者支援センター」。 自宅に帰りたいという患者の願いを叶えたい看護師の思いからスタートした同センターでは、退院後の患者に転院先や在宅医療・介護の施設を紹介し円滑な移行を支援する「療養支援部門」、入院に伴う患者や家族の不安や心配を解消するための面談を行う「入院調整部門」、紹介患者や紹介元医療機関との情報連携を担当する「医療連携部門」、全診療科の入退院予定を一元管理する「ベッドコントロール部門」の4部門に別れて、患者に寄り添った支援をしている。 また、地域診療拠点病院としてセンター内に「がん相談支援センター」を開設し、看護師や医療ソーシャルワーカーが患者や家族のさまざまな相談に応じている。 受診前の人や他院の患者にも開かれており、電話での相談も可能。 インターネットなどに氾濫する情報の整理や、医師の説明をわかりやすく伝えるなど、不安に陥った患者を勇気づけるほか、家族に患者への接し方のアドバイスも行っている。

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日本医科大学

日本 医科 大学 付属 病院

概要 1876年 明治9年 ににより創設されたを前身とし、開学140年以上、日本でも有数の歴史を持つ私立医科大学である。 1903年(明治36年)8月31日、済生学舎創立者による済生学舎廃校宣言直後に創立者によって設立された「済生学舎同窓医学講習会」、「医学研究会」、の設立や私立との合併、による旧制の時代を経て、1926年(大正15年)のによって日本医科大学となる。 戦前に大学令によって旧制大学に昇格したのは私立医大では3校であり、、と共に、私立医大と称されることがある。 なお、は前身の済生学舎出身の 1892年卒 によって創立され、は日本医学専門学校から袂を分かった人々によって創立され、は卒業生のにより設立された経緯がある。 出身者 卒業生には、癌の免疫療法薬の1つであるを開発した(1928年卒)、ベルリン大学医学部で東洋人として初めて教授資格を取得した(1934年卒)、やをした米国ロサンゼルス郡検死局長の(1951年卒)、・の会長を務めた(1952年卒)がいる。 の予備校のような存在だった時代の出身者には、細菌学者である 1897年卒 や、賞の一つにその功績を浅川賞として残している(1883年卒)、眼科学の内外の現教科書にとして掲載されている(現:)学長にもなった(1891年卒)、東京帝国大学の医化学助教授を経て(現:医学部)学長となった(1893年卒)がいる。 建学の精神• 克己殉公 教育理念• 愛と研究心を有する質の高い医師と医学者の育成 沿革• (9年)4月 - により、設立。 本校の前身となる。 (明治36年)• 8月 - 済生学舎廃校宣言。 9月 - 済生学舎同窓医学講習会組織。 (明治37年)4月 - 済生学舎学生を救済するために衆議院議員(校長)らによって 私立日本医学校設立。 (明治43年)3月 - 私立東京医学校を合併。 同年10月私立東京医学校跡地駒込(現千駄木校舎)に移転。 翌11月付属駒込病院(現・付属病院)開院。 (明治45年)7月 - 私立日本医学専門学校となる。 (8年)8月 - 日本医学専門学校と改称。 (大正13年)7月 - 付属飯田町医院(後の)開院。 (大正15年)2月 - により 日本医科大学に昇格。 旧大学令による医科大学は私立では日本医科大学、、の3校。 公立は。 8帝国大学医学部と6官立医科大学に加え、現の前身、の計19校。 なお、9番目の帝国大学医学部である医学部の創設は1936年(昭和11年)。 (昭和7年)4月 - に移転。 (昭和12年)12月 - 付属丸子病院(現・日本医科大学武蔵小杉病院)開院。 (昭和20年)7月 - にすることとなり、の運営を市が本学に委託。 (昭和22年)秋までとして運営された。 (昭和27年)2月 - により 新制日本医科大学となる。 を運営移管。 (昭和52年)6月 - 付属多摩永山病院(現・)開院。 (昭和58年)11月 - 本学創立80周年記念式典挙行。 (昭和61年)• 9月 - 創立80周年記念付属病院東館改築竣工。 11月 - 済生学舎開校110年記念祭挙行。 (6年) - 付属千葉北総病院(現・)開院。 (平成9年)10月 - 付属第一病院閉院。 (平成22年)• 4月 - 日本医科大学大学院棟竣工。 9月 - 日本医科大学医学部棟竣工。 歴代学長 代 氏名 就任 退任 1 大正15年2月 昭和2年11月 2 小此木信六郎 昭和2年11月 昭和3年1月 3 昭和3年1月 昭和35年1月 4 河野勝齋 昭和35年2月 昭和37年9月 5 石川正臣 昭和37年10月 昭和49年3月 6 昭和49年4月 昭和49年9月 7 木村義民 昭和49年10月 昭和55年9月 8 昭和55年10月 昭和57年2月 9 石川正臣 昭和57年2月 昭和57年10月 10 乘木秀夫 昭和57年10月 昭和59年4月 11 常岡健二 昭和59年5月 昭和61年9月 12 昭和61年10月 平成4年9月 13 庄司佑 平成4年10月 平成7年9月 14 早川弘一 平成7年10月 平成12年9月 15 淺野伍朗 平成12年10月 平成15年9月 16 荒木勤 平成15年10月 平成20年9月 17 田尻孝 平成20年10月 平成27年9月 18 弦間昭彦 平成27年10月 (現職) 組織• 学校法人 日本医科大学 理事会、教授会 学部• - 学士(医学) 研究科• - 博士(医学) 施設• 同窓会館橘桜会館 校舎 武蔵境キャンパス正門• 千駄木キャンパス:• の下車。 :にある。 の・・下車。 の・下車。 ・下車。 :の下車。。 :にある。 の・・下車。 :にある。 の下車。 老人病研究所• ワクチン療法研究施設 その他• - 1916年(大正5年)に前身の日本医学専門学校から分離独立(分裂)、以来系列関係にはない。 - 卒業生が1900年(明治33年)に創立した東京女醫學校から発展したが、系列関係にはない。 - 、連携協力に関する協定を締結。 - 、連携協力に関する協定を締結• - 12月、連携協力に関する協定を締結• - 博士による、、に対する特効薬、あるいはに対する有償治験薬。 後者として有名。 後者の(SSM)は、1972年以来、による協力のもと、日本医科大学付属病院ワクチン療法研究施設から全国・世界の医師・患者たちに供給され続けている。 大学関係者と組織 大学関係者一覧• ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 脚注 [].

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