ファンコニ 貧血。 きーちゃんと難病ファンコニ貧血

再生不良性貧血とは?

ファンコニ 貧血

本症候群は、造血細胞の分化・増殖が先天的に障害され、骨髄での単一血球系統ないし三血球系統(白血球系、赤血球系および血小板系)の産生が減少し、その結果末梢血での血球減少をきたす疾患の総称である。 多くの場合、造血障害以外に特徴的な外表奇形や所見を伴う。 近年、多くの責任遺伝子が同定されてきたが、遺伝的背景が疑われながら責任遺伝子が同定されていない例も存在する。 1 汎血球減少をきたす先天性造血不全症候群にはファンコニ貧血 FA 、先天性角化異常症 DC 、シュワッハマン・ダイアモンド症候群 SDS 、先天性無巨核球性血小板減少症 CAMT 、ピアソン症候群が含まれる。 また、単一系統血球減少症は、赤血球系ではダイアモンド・ブラクファン貧血(DBA)、遺伝性鉄芽球性貧血、先天性赤血球異形成貧血 CDA 、好中球系では先天性重症好中球減少症 SCN 、周期性好中球減少症、血小板系では骨髄性白血病に移行傾向を有する家族性血小板減少症(FPD)、撓骨欠損を伴う血小板減少症などで見られる。 しかし、輸血は未知の感染症や血小板輸血に対する不応性を招く危険性があるうえ、同種造血幹細胞移植時の拒絶の危険性が増すので必要最小限にとどめるべきである。 また、組織適合抗原による感作を防ぐために、すべての輸血製剤は白血球除去フィルターを用い、放射線照射を行なう。 顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)の投与によりほとんどの例で好中球は増加するが投与を中止するともとの値に戻り、その効果は一時的である。 (2)造血細胞移植 本症候群に対して現時点で唯一根治が期待できる治療法である。 一般的に重度の汎血球減少症に進行する前に移植を選択する。 1 , 2 またMDSや急性白血病に進展した場合には移植の早期の実施が必要となる。 通常移植前処置で行われる放射線照射はFAでは移植関連毒性が強く、二次癌の可能性も高いことから避けるべきである。 まとまった報告のあるFAについては、フルダラビンを含む移植前処置による成績が良好である。 再生不良性貧血に準じた移植前処置を行うが、芽球増加が見られるMDS進行例では急性白血病に準じた移植前処置を行う。 1 予後.

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ファンコニ貧血(FA:Fanconi Anemia)|連載企画|医師向け医療ニュースはケアネット

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骨髄中の造血幹細胞が何らかの原因で傷害されて起こる病気です。 造血幹細胞とは、骨髄中にあって、赤血球、好中球、血小板の基になる未熟な細胞です。 赤血球、好中球、血小板は骨髄で完成すると血液中に放出され、その後赤血球は約120日、好中球は半日、血小板は約10日で壊れます。 健康な人では造血幹細胞からこれら3種類の血球が絶えず作り続けられて、毎日壊れた血球分を補っています。 再生不良性貧血ではその造血幹細胞が何らかの原因で傷害されるため、3種類の血球が補給出来なくなっています(図1)。 図1.再生不良性貧血発症のメカニズム 再生不良性貧血には、生まれつき遺伝子の異常があって起こる場合と、そうでない場合があります。 生まれつき起こる(先天性の)再生不良性貧血はごくまれな疾患で、その多くは、人の名前が付けられたファンコニ貧血という病気です。 後者は後天性再生不良性貧血と呼ばれ、実際にはこれが大部分を占めます。 後天性再生不良性貧血には、何らか原因があって起こる場合と、原因不明の場合があります。 約80%の例は原因不明です。 残りは薬剤・薬物、放射線、ウイルスなどが原因として疑われています。 原因不明の例を特発性再生不良性貧血と呼び、原因のある例を二次性再生不良性貧血と呼びます。 特発性再生不良性貧血の大多数は自己免疫的な(免疫を司る細胞が自分の細胞を攻撃する)機序による造血幹細胞の傷害が原因と考えられています。 免疫というのは、外からの細菌やウイルスの感染を防ぐための体のしくみであり、主に白血球の中のリンパ球が担当しています。 一方、自己免疫反応とは、このしくみが何らかの原因で変化した結果、リンパ球などが自分自身の細胞を傷害するようになることを指します。 その結果起こる病気は自己免疫疾患と呼ばれています。 特発性再生不良性貧血においては、造血幹細胞が自分自身のリンパ球によって傷害されると考えられています(図1)。 ただし、すべての特発性再生不良性貧血がそのような自己免疫反応によって起こっているわけではなく、一部の例では造血幹細胞自身の異常が原因と考えられています。 3.再生不良性貧血はどのような症状がおきますか 赤血球、好中球、血小板の減少によってさまざまな症状がおこります。 赤血球は酸素を運搬しているため、その減少によって酸素欠乏の症状が起こります。 酸素欠乏は主に脳、筋肉、心臓に起こります。 脳の酸素欠乏でめまい、頭痛が起こり、筋肉の酸素欠乏で身体がだるくなったり、疲れやすくなったりします。 心臓の酸素欠乏により狭心症様の胸痛が起こることもあります。 それ以外に、身体の酸素欠乏を解消しようとして呼吸が速くなったり、心拍数が多くなったりします。 呼吸が速くなったことを息切れとして感じ、心拍数が速くなった状態を動悸として感じます。 赤い赤血球が減るため顔色も蒼白になります。 白血球のうち好中球は主に細菌を殺し、リンパ球は主にウイルス感染を防ぎます。 したがって、好中球が減ると肺炎や敗血症のような重症の細菌感染症になりやすくなります。 血小板は出血を止める働きをしているので、少なくなると出血しやすくなります。 よく見られるのは皮膚の点状出血や紫斑です。 それ以外に鼻出血・歯肉出血や、血小板減少がひどくなると脳出血・血尿・下血などが起こります。 4.治療法の種類 治療法としては、 1)免疫抑制療法 2)骨髄移植 3)蛋白同化ステロイド療法 4)支持療法 があります。 特発性でも二次性でも、いったん発症すると治療は同じです。 免疫抑制療法とは、造血幹細胞を傷害しているリンパ球を抑えて造血を回復させる治療法です。 抗胸腺細胞グロブリン(英語の頭文字をとってATGあるいはALGとも呼ばれています)とシクロスポリンいう薬が使われます。 骨髄移植は、患者さんの骨髄細胞を他の人の正常な骨髄細胞と取り換える治療法です。 HLAという白血球の型のあった兄弟姉妹あるいは骨髄バンクの骨髄提供者から骨髄細胞をもらい点滴します。 最近では臍帯血移植も試みられています。 蛋白同化ステロイドは腎臓に作用し、赤血球産生を刺激するエリスロポエチンというホルモンを出させるとともに、造血幹細胞に直接作用して増殖を促すと考えられています。 再生不良性貧血の重症度(ステージ)は白血球、赤血球、血小板の数と輸血を必要とするかどうかによって表1のように分けられます。 なお、以上の情報は、 の再生不良性貧血の掲載内容(平成23年9月現在)を抜粋して掲載しています。 ステージ別の治療方法の他より詳しい情報は、 をご覧下さい。 また、 もご覧下さい。 赤血球、白血球、血小板といった血液細胞(血球)は骨髄の中で造血幹細胞といわれる細胞より作られます。 血球の寿命は短いため、骨髄の中では生涯にわたり大量の血球が作り続けられていますが、何らかの理由で十分に血球が作られなくなると、血球減少(貧血、好中球減少、もしくは血小板減少)がおこります。 不応性貧血というのは、造血幹細胞に異常が生じ、十分な量の血球を作ることができなくなり、その結果血球減少を起こす病気です。 異常な造血幹細胞から作られた血球は、形態も異常となります。 このように、造血幹細胞に内在する異常の結果、血球形態にも異常を生じることを異形成と呼びます。 最近では、血球形態の異形成と血球減少を認める疾患群ということから、骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome; MDS)という名称が一般的に用いられています。 骨髄異形成症候群の患者さんは経過中に急性骨髄性白血病になる危険性が高いことも知られています。 2.この病気の原因はわかっているのですか 頻度の高いのは血球減少に伴う症状ですが、白血球異常に由来する症状が見られることもあります。 血球減少による症状としては、貧血症状、つまり、顔色不良、息切れ、動悸、全身倦怠感、脱力感、労作時の易疲労感が見られます。 高度の白血球減少がおこれば、細菌やかびなどの病原体に対する抵抗力が低下し、肺炎、腸炎、さらには敗血症といった感染症を起こします。 血小板が少なくなるとささいなことで出血しやすくなり、軽度の打撲で大きなあざをつくる、歯磨き後の歯肉出血が止まりにくい、鼻出血を繰り返す、といった症状が見られますが、外傷や感染症を契機として頭の中や胃腸などに重大な出血を起こすこともあります。 また、機能が異常の白血球が作られることで、原因のわからない熱が続いたり、関節が腫れたり、広い範囲に皮疹がでることもあります。 4.この病気にはどのような治療法がありますか 骨髄異形成症候群の患者さんでは、血球減少による種々の症状以外にも、急性骨髄性白血病になりやすいという問題点があります。 骨髄異形成症候群を経て生じた急性骨髄性白血病に対して、抗がん剤治療の効果は十分でありません。 そこで、末梢血や骨髄の検査所見に基づいて、白血病へのなりやすさを予測し、治療法を決めています。 白血病になる危険性が低い患者さんでは、主に血球減少に対する治療を行います。 血球減少に伴う症状がなければ経過を観察するのみですが、貧血症状が強くなれば赤血球輸血を、血小板減少のため出血傾向が見られる場合には血小板輸血を行います。 頻回の輸血が必要となった患者さんには同種造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)やアザシチジン投与も検討されます。 また、特別な染色体異常(5番染色体長腕の欠失)が血液細胞に見られる場合には、レナリドミドが貧血改善に有効です。 白血病になる危険が高いと推測された患者さんに対しては、輸血など必要な支持療法を行いつつ慎重に経過観察をおこない、必要に応じて同種造血幹細胞移植を行います。 移植が行われない場合にはアザシチジンが投与されます。 また、状態に応じて抗がん剤治療がなされる場合もあります。 なお、以上の情報は、 の不応性貧血 骨髄異形成症候群 の掲載内容(平成24年12月現在)を抜粋して掲載しています。

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多発 性骨髄腫は形態学的に類似しているが、疾患が持ついくつかのサブタイプは、遺伝子および分子レベルで識別できる。 初期診断における骨髄検査には、染色体分析やおよびFISHによる解析により、転座、欠失、または増幅により染色体 異常が識別されています。 13番染色体 del 13 の欠失は、細胞周期の遺伝子発現に増幅効果をもたらすとされており、総合的に生存率にかかわると言われています。 染色体17番p13に存在するp53の欠失は、TP53のヘテロ接合体の損失につながり、MMではハイリスク状態とみなされる。 また、染色体14番q32に位置するIgh遺伝子がかかわる染色体異常として、t 4;14 p16;q32 t 11;14 q13;q32 t 14;16 q32;q23 t 14;20 q32;q11. 転座のほか、1番染色体短腕の欠失、長腕の増幅も多く報告され、予後不良因子とされており、1q21の増幅はMMへの進展に関係すると示唆されています。 ・MMで出現頻度の高い、13番染色体の欠失 RB1 、17番染色体 TP53 を同時に解析できます。 ・1p欠失、1qの重複など、予後不良因子で見られる異常を中心に解析する構成になっています。 ・染色体が得られない場合でも解析できます。 ・同時に多項目の遺伝子の欠失を検出することができます。 生まれたときからほぼ18歳くらいまで 発達期 に低い知能がみられる場合をいいます。 脳になんらかの原因があって、精神遅滞をきたす場合、障害の程度の重いことが多くみられ、原因となる病気はさまざまです。 ・同時に多項目の遺伝子の欠失を検出することができます。 汎血球減少、皮膚の色素沈着、奇形、低身長、性腺機能不全をともなう、常染色体の劣性疾患です。 FAは遺伝的に多様な疾患であり、現在までに13の責任遺伝子が同定されています。 その中で、染色体16q24. FAに含まれる遺伝子はすべてDNA修復に関係しており、染色体切断はFAの特徴で、その染色体不安定性を背景に、進行性汎血球減少、MDSや白血病への移行、身体奇形、固型癌の合併を特徴とする血液疾患です。 日本での年間発生数は5〜10人で、出生100万人あたり5人前後で、海外からの報告とほぼ同程度とされています。 常染色体劣性の遺伝形式をとることから、そのキャリア頻度は、200〜300人に1人と推定されています。 ・染色体が得られない場合でも解析できます。 ・FANCA遺伝子では16番染色体のFANCA遺伝子のエクソン領域を特異的に検出するプローブを用いて解析します。 ・X染色体のFANCB遺伝子のエクソン領域を特異的に検出するプローブを用いて解析します。 ・3染色体のFANCD2遺伝子のエクソン領域を特異的に検出するプローブを用いて解析します。 ・16染色体のPALB2遺伝子のエクソン領域を特異的に検出するプローブを用いて解析します。 ・5染色体のRAD50遺伝子のエクソン領域を特異的に検出するプローブを用いて解析します。 ・17染色体のRAD51C遺伝子のエクソン領域を特異的に検出するプローブを用いて解析します。 結合組織は全身に存在するため、大動脈瘤や大動脈解離、高身長、側弯等の骨格変異、水晶体亜脱臼、自然気胸など様々な症状を呈し、生まれたときから非常に重 篤な症状もあれば中高年になるまで大きな症状が出ることがない、あるいは循環器系の症状が重い、または知的障害を併せ持つ症状、など様々です。 発生頻度は全ての人種と男女にかかわらず3,000〜10,000人あたり1人といわれ、日本には20,000人いると推定されます。 また、TGFBR1にも変異が見つかった例が報告されています。 本解析では、MLPA法を用いFBN1遺伝子またはTGFBR1,TGFBR2遺伝子におけるエクソンレベルの比較的大きな重複や欠失を解析します。 ・染色体では10bp以上の大きい欠失でないと検出できないので、エクソン領域で欠失が分かるMLPA法の遺伝子解析でなければ解析できません。 ・ FBN1遺伝子では、エクソン1〜66までの領域を特異的に検出するプローブを用いて解析します。 ・ 9番染色体のTGFBR1遺伝子のエクソン1〜9までの領域を特異的に検出するプローブを用いて解析します。 ・TGFBR2遺伝子では3番染色体のエクソン1〜8までの領域を特異的に検出するプローブを用いて解析します。 家族性大腸腺腫症は、通常大腸に100個以上の多発性腺腫が見られるため、臨床的に診断されやすい常染色体優性遺伝性の腫瘍です。 一方、リンチ症候群は、大腸がんや子宮内膜がんを高率に発症する特徴があります。 ミスマッチ修復機構に関係する4つの遺伝子 MSH2, MLH1, MSH6, PMS2 の片方のアレルに変異を持ち キャリア 、もう片方に後天的に変異が加わることによりミスマッチ修復機構が損なわれ腫瘍が発生すると考えられています。 ほとんどは、染色体が1本多いトリソミーか1本少ないモノソミーであり、よくみられる染色体数的異常には、21トリソミー ダウン症候群 、18トリソミー エドワード症候群 、13トリソミー パトー症候群 、クラインフェルター症候群 47,XXY 、ターナー症候群 45,X があります。 ダウン症候群は最も一般的な先天性疾患の一つで、約800人に1人の割合で出生すると言われています。 21番染色体の一部分の重複は、部分的もしくは完全型としてダウン症候群の表現型が現れると言われています。 エドワーズ症候群はダウン症候群の次に一般的な常染色体性トリソミーです。 約6000人に1人の割合で発生するとの報告があります。 また、13トリソミーは、10000人に1人の割合で新生児に発生すると言われており、18トリソミーと13トリソミーを持つ多くの胎児は妊娠初期で流産してしまうことが報告されています。 性染色体に関する症候群は、13番、18番、21番のトリソミーの頻度よりも高く、X、Y染色体の異数性は、様々な障害が発生することが知られています。 G-band法は、細胞が分裂していないと染色体が得られないため解析することができませんが、上述の5種類の染色 体に限定されず、全染色体の数的変化および構造的な変化を数Mbpレベルで確認することができます。 FISH法は、一度に解析できる領域の数が限られ、Aneuploidyにおいては13、18、21、X、Y染色体上の各々一領域のみですが、細胞が分裂していなくても解析することが可能な上、核酸抽出の手間が不要で3法の中では比較的迅速に、数10kbp〜数Mbpレベルの変化を確認することができます。 MLPA法 MRC-Holland社のMLPA kit は、FISH法で各々一領域の検出に限られていた変化を13、18、21、X染色体上で各8箇所ずつ、Y染色体上で4箇所検出できますのでG-band法とFISH法で検出できない部分欠失や増幅を捉えることが可能です。 状況に合わせて3種類の解析法を使い分ける若しくは、併用することができますので効率よく数的異常を解析することができます。 中心視野視力喪失を引き起こし、網膜の中心領域 黄斑 の進行性破壊を特徴とします。 環境要因と遺伝的感受性の影響が確認されています。 CFH遺伝子は1q32に位置して、23個のエクソンから構成され、97. 7kbのサイズがあります。 2番目の原因遺伝子は、10番染色体長腕部10q26上のARMS2遺伝子 LOC387715 と報告されています SNP rs10490924。 C2およびCFBの遺伝子は染色体6p21上、補体成分2および補体因子Bをコードしています。 また、食道から大腸におよぶ消化管ポリポーシスを生じます。 乳房、子宮、甲状腺などいろいろな臓器に悪性腫瘍ができることもあります。 これらは、エクソン領域のフルシークエンス解析で検出することができますが、それでも、変異が検出できなかった場合、MLPA法によってエクソンの欠失や増幅の有無を確認します。

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