おいしい 問題 小説。 遠藤周作の未発表小説発見、「母」テーマの自伝的作品(2020年6月26日)|BIGLOBEニュース

第1回 日本おいしい小説大賞受賞作発表|小学館

おいしい 問題 小説

[株式会社小学館] 面白さ、三ツ星。 腕によりをかけた絶品シリーズはじめます。 「食」に関する新レーベル「おいしい小説文庫」が創設されました。 そうした思いのもと、立ち上げたレーベルです。 レシピ、グルメ、レストランなど食に特化した小説を、3か月ごと刊行していきます。 「おいしい小説文庫」の初代アンバサダーは、女優/創作あーちすと・のんさん。 日常としての「食」と関連して、「楽しさ」「ワクワク」「キラキラ」を表現できる方として、 のんさんは、余人をもって代えがたい存在であると考えました。 こちらは「おいしい小説文庫」初代アンバサダーに就任した、のんさんからのコメントです。 「映画『この世界の片隅に』に声優として参加させていただいて、食べる幸せを改めて実感しました。 そして、物語の中に出てくる食べ物には不思議な魅力がある。 食べた事のある料理でも、妙に美味しそうに思える。 初代アンバサダーとして、食の楽しさを発信していけたらと思います」 創刊ラインナップはこちらの3作品になります!! ふんわり料理男子の、癒しの魔法レシピ! 中原温人(なかはら・はると)は社会人四年目の少女マンガ編集者。 いちばんの楽しみは、恋人のたんぽぽさんに美味しいごはんを作ってあげることだ。 優しさと思いやりがたっぷり詰まった料理は、食べた人の心のほころびを癒していく。 仕事のトラブルに涙する姉に振る舞ったのは甘くとろける肉じゃが( 第一話「肉じゃがよりも優しく」)。 スランプに陥ったマンガ家には、秘密の調味料を忍ばせた特製きのこパスタ( 第二話「きのこパスタは戦わない」)。 イケメンのくせに恋愛ベタな友人には、複雑な食感の山形のだしを( 第三話「山形のだしエクスプレス」)。 読めば大切な人とごはんが食べたくなる、心の空腹も満たす八皿。 どうぞ召し上がれ。 【著者プロフィール】 武内昌美(たけうち・まさみ) 1985年「フラワービッグポケッツ」掲載の『涙の向こうにONLY YOU』でマンガ家デビュー。 その後、ジュニア向け小説も執筆。 代表作に「いじめ」シリーズノベライズなど。 一般文芸を手がけるのは本作が初。 そんな折、脱サラして喫茶店を切り盛りする父・大輔が、かき氷の聖地・奈良で行われるコンテストに出ると言い出した。 最初は乗り気ではなかった陶子だったが、大学でかき氷サークルに所属する友人・瑞希に巻き込まれ、父とコンテストに出場することに。 かき氷激戦区・大阪の名店を食べ歩き「日進月歩」を超える味を手に入れようとするが・・・。 読めば必ずかき氷が食べたくなる! 【著者プロフィール】 佐久そるん(さく・そるん) 1975年大阪府生まれ。 2014、2015年に創元SF短編賞で最終候補。 2019年「氷と蜜」が第1回日本おいしい小説大賞最終候補作に選出される。 2020年、同作を改稿し、デビュー。 今、売れています! 美味しいミステリー最新作! 料理雑誌に掲載されている、「食捜します」の一行広告。 食にまつわる心に秘めた想いを胸に、依頼人がたどり着くのは、京都にある看板のない食堂。 店主の鴨川流と娘のこいしが、再現された思い出の料理で温かく迎えます。 認知症の父が母と一緒に食べたというビフテキ、幼馴染みの母親が作ってくれた春巻、後悔が詰まったチキンライス、亡き夫が食べたがっていた五目焼きそば、料理人を目指す原点になったハムカツ、料理をしない父がめずらしく作ってくれたちらし寿し・・・。 悩むことがあれば、ぜひ当店へお越しください。 テレビ番組や雑誌の京都特集で監修をつとめる。 小説作品に『鴨川食堂』シリーズなどがある。 エッセイ作品も『極みの京都』『日本百名宿』『ぶらり京都しあわせ歩き』『グルメぎらい』など多数発表している。

次の

第1回|おいしい文学賞|文学賞|ポプラ社

おいしい 問題 小説

私が小説を書き始めたのは、娘とのふとした会話がきっかけでした。 「お母さんの将来の夢は?」という問いに「お母さんはもう大人だから」と返した私に対し、娘はひとこと「大人は夢を見ちゃいけないの?」と不思議そうに言ったのです。 その日から、毎日少しずつではありますが物語を書き続け、夢を追い続けてきました。 今回、賞の創設の言葉にありました『三十代から五十代の女性は食にまつわる物語を求めている』という部分を読み、ならば三十代の自分が今一番読みたい物語を書いてみよう、と思い立ちました。 特別なご馳走ではない、日常のなかにある料理。 調理をしながら込められた作り手の思いと、受け手が味わう苦みや甘み、そこから自然とこぼれる涙と笑い。 できることならいつまででも書きつづけてゆきたい、愛おしい物語になりました。 最後になりますが、選考委員の先生方、審査に携わって下さった全ての方々と、執筆中の私を応援し支えて下さった皆様に、心から御礼申し上げます。 果たして「おいしい小説」という限られた枠組みの内で、応募が期待できるのか。 まったくの杞憂だったと、締切期日後に安堵した。 最終候補四作は佳作揃いだ。 どれも視点と着想がいい。 今後の精進次第では、次回の大賞に届くやも、との期待も抱かせてもらえた。 「七度洗えば、こいの味」 満票を得ての大賞受賞となった。 本賞は食がテーマの小説募集だが、味覚を競うものではない。 本作はこのことを実証してくれた。 人間が主役のドラマが、きちんと描かれている。 料理はあくまでも、物語進行の小道具という位置に徹している。 主人公が容姿を隠すマスク姿なのは、本作の肝をなしている。 当人が隠したいことは、個々に異なる。 が、だれしも隠したい事柄を、内に秘めているものだろう。 成長し、時期いたれば、マスクを外して素をさらせる。 こころの深淵の動きを、作者は物語のなかで巧みに描写してくれた。 主人公を筆頭に、魅力ある多数の人物を配してくれた筆力が、大賞を射止めた。 「ハツコイ・ウェーブ!」 「食」と「ドラマ」を重ねれば、郷土色が濃厚になる。 本作はそれが際だっていた。 作者が描く五島からは、写真など見ずとも美しき景観を想起させられた。 魚をさばくのも、ジビエのシカをさばくのも同じだと作者は描く。 その感覚は、五島に暮らす者が占有できる斬新さだろう。 筆力ある作者だ。 次回に期待する。 「氷と蜜」 受賞には至らなかったが、脳髄を激しく刺激された一作だった。 本作を読んだことで、数度もかき氷を食べに出向かされた。 本作に投じられたかき氷への情熱が、果たして次回はなにに向かうのかと、選考会で話題になった。 惜しまれるのは文章の精度・密度にばらつきがあること。 念入りに推敲を重ねて、作品のレベルを向上させていただきたい。 「殻割る音」 本作執筆に際し、作者はさまざま取材を重ねられたのではないか。 作中からも取材密度のほどがうかがわれた。 惜しむらくは主人公から感じられるリアリティーが希薄だったことだ。 現実と、小説のリアリティーとは別物だ。 いかに「これが今日的」だと提示されても、読者が違和感を覚えては失敗だ。 そんなわけはないだろうと言いつつも、つい作品世界に引きこまれるのが、小説のリアリティーだ。 このことに留意し、次作に臨んでいただきたい。 応募される作者は、おいしい小説、という言葉をどうとらえるか。 どんな作品が集まるのか。 期待と不安が交錯するなか、最終選考に残った四作品を読んで、期待どおりと、期待はずれが相半ばしました。 期待どおりだったのは、小説に登場する〈食〉がしごく一般的なもので、マニアックな高級食材の話などが出てこなかったことです。 もう一方で期待外れだったのは、ある程度、齢を重ねた人の食への思いをテーマにした小説がなかったことです。 偶然か必然かは分かりませんが、四作品のうち三つの作品に小学校高学年の児童が登場し、重要な役割を演じています。 たしかに〈食〉についての、子どものころの体験は、そののちの味覚形成は言うに及ばず、長じての食生活に与える影響は少なくありません。 しかしながらそれは、おとなになってから、むかしの記憶をたどることで蘇えるものであって、幼少時に強く意識して食べるのは、きわめて稀なことだと思います。 子どもに込み入った〈食〉を語らせるのは無理があります。 「ハツコイ・ウェーブ!」がその典型でしょうか。 離島を舞台にしているところや、食の本質を突くくだりなどは、いい味を出していると思いますが、それを語るのがふたりの子ども、というところがいかにも惜しいと思います。 登場人物の名がカタカナになっているのも、リアリティを薄めているように思います。 「殻割る音」もまた小学校六年生が主人公です。 小学生が街で出会った同級生に、ケーキを買ってプレゼントするのも不自然な気がしますし、小学生が「これまで食べたスクランブルエッグでベストスリーに入る」と言うのも違和感があります。 ある程度のファンタジーはいいのですが、あまりに現実離れしていると、物語に入り込めません。 「氷と蜜」は冒頭から、マニアックな、かき氷の話が延々と続き、かき氷のファンでなければ、読み進むのに苦労します。 ブームになっている〈食〉をテーマにすると普遍性がなくなるのではと危惧します。 「七度洗えば、こいの味」ですが、最初は醜悪な顔だと思わせておいて、転換させるのは秀逸です。 夫が発信するSNS。 運動会の祖母の弁当。 リアルな描写もよくできています。 ただ、主人公の女性が恋心を抱く相手の老人との年齢差が気になります。 いくらなんでも、ここまでの恋愛感情は起こらないだろうと思ってしまうのですが。 老人と出会ったことで、ひとり立ちできるようになった主人公が、淡い恋心を抱き、それを自問するくらいでおさめておいたほうが、読後の余韻が残るように思います。 最終選考に残った四作品のなかでは、この作品がもっとも大賞にふさわしい小説でした。 審査にあたり、「おいしい小説大賞」というユニークな賞がどうすれば世の中に広まるのか、ブランド価値が上がるのかを考えました。 受賞作がドラマや映画などで映像化されて、より注目を集められればと思い、その原作探しをするつもりで今回は読ませていただきました。 「ハツコイ・ウェーブ!」 五島列島の雰囲気や魅力、優しさが伝わってきて、世界観もよくまとまっていました。 主人公レンの成長の物語としてわかりやすく、子どもたちのまっすぐな描き方にも好感が持てます。 しかし、「おいしい小説」の視点で見ると「食」のポイントが薄く、無理やりな箇所も多かった印象です。 食という必然性がなくても成立する題材なので、五島列島を舞台にした心のぬくもりを伝える作品を、改めて書かれてみてはいかがでしょうか。 「殻割る音」 タイトルを読んでいちばん期待した作品でした。 料理を主役とした物語で、描写も良く、「おいしい小説」のテーマにも合っていました。 気になったのが主人公の年齢です。 小学校六年生の少女の口から大切なことを語らせるのに、やや無理を感じました。 「氷と蜜」 この小説大賞だからこそ出会えるような作品でした。 「世界初のかき氷エンターテインメント」としてユニークで面白かったです。 ただ、小説というよりは漫画のストーリーとして楽しむような感覚でした。 漫画原作として書き直せば、人気が出るかもしれません。 しかし、今回の最終候補者のなかで、もっとも食に対する考察や知識は深く、何より作者の食への愛を感じました。 ぜひ、「かき氷漫画」を世に送り出してほしいです。 「七度洗えば、こいの味」 設定の作り方や展開の持って行き方が上手く、映像化してもシーンを作りやすい、視聴者を引き付けるような構成になっていると思います。 気になったのが、ここまで恋愛の物語にする必要があったのかということ。 「七度洗えば〜」のタイトルに振り回されているようでもあり、二十八歳の主人公が七十歳を過ぎた男性に果たして恋心を抱くだろうか? と思いました(山本一力先生は「恋はするんだよ」と力説されていましたが……)。 そして、主人公の夫に個性をつける工夫があれば、より深みが出たと思います。 とはいえ、今回の応募作の中では秀逸で、満場一致で受賞作に決まりました。 きっと映像化のオファーもくると思うのでそのときを楽しみにしています。 稀代の美食家・ブリア゠サヴァランの名言に「君がどんなものを食べているかを言ってみたまえ。 君がどんな人間かを言い当ててみせよう」とあるように、今回の審査を通して、あらためて食とは「人をつくるもの」だと思いました。 だからこそ、あまり若い年齢の人を主人公にするのは、おすすめしません。 ただ食べ物が出てくるのではなく、食べ物によってつくられた人間の物語と出会えることに、来年は一層期待しています。

次の

feed.partizan.com: ワセダ大学小説教室 深くておいしい小説の書き方 (集英社文庫) eBook: 三田誠広: Kindleストア

おいしい 問題 小説

「沈黙」「海と毒薬」などで知られる作家、(1923〜96年)の未発表小説「影に対して」が発見されたと、長崎市は26日発表した。 没後に、完結した未発表小説が確認されたのは初めて。 遠藤文学の最大のテーマである「母」について、早い時期に向き合って書かれた自伝的作品という。 長崎市遠藤周作文学館が今年2月、遺族から寄託されていた約3万1000点の遺品の中から見つけ、未発表作品と確認した。 原稿用紙の裏に鉛筆で細かく書かれた自筆草稿2枚と、秘書が書いた清書原稿全文の104枚で、清書原稿には遠藤が鉛筆で加筆訂正した跡も残る。 使用されている原稿用紙から1963年以降の執筆とみられる。 小説家の夢を諦め、探偵小説の翻訳で生計を立てる「勝呂」が主人公。 音楽家として大成せず亡くなった母親を「見 棄 ( す )てた」という負い目を持ち続け、平凡な人生を歩む自身の「弱さ」に苦悩する。 両親の離婚や母親との死別など遠藤自身と重なる部分が多い。 「勝呂」は「海と毒薬」「スキャンダル」などの作品で自己の分身として登場する名前だ。 遠藤に師事した作家の加藤宗哉さんは、「作品からは母に対する作家自身の後ろめたさもうかがえる。 完成度は極めて高い」と話す。 小説は7月10日発売の「三田文学夏季号」に掲載予定。

次の