適応 障害。 適応障害の症状チェック!甘えではなく、メンタルの強さは関係ない

強いストレスが原因の適応障害。症状や治療法を解説

適応 障害

概要 適応障害とはストレスが原因で引き起こされる感情や行動の症状によって、仕事や学業、家事育児を行うなどその人の社会的機能が大きく阻害されたり、困難になっている状態である。 その人にとってはストレスに感じることが、他の人にはストレスではないこともあるように何をストレスに感じるか、ストレスにどのように対応するか、耐えられるかという耐性は人それぞれである。 この場合のストレスとはその人にとって重大な生活上の変化や、ストレスが解決されないままストレスに満ちた生活や生活する中での出来事を指す。 適応障害の誘因になるストレスは、PTSDと異なり、職場環境、学校での出来事や人間関係など日常生活で起こり得る状況である。 原因 適応障害はストレスによってその人の感情面や行動面にさまざまな症状が出て、生活が大きく障害されている状態であるが、ストレスとは嫌なことやつらいことだけを指すわけではない。 ストレスとは外からの刺激に対して緊張した状態を指し、外からの刺激とは例えば天気や騒音、気温、火山などの環境による刺激、病気や疲労、睡眠不足などの身体が受けた影響、恐怖や不安、悩みなどの心の中で受けている影響、人間関係で悩んでいる、仕事で忙しい、学校で上手くいかないことがあるなどの社会生活による刺激などがあり、生活の中で起こるさまざまな変化がストレスを引き起こす。 さまざまな変化は例えばクラス替えや進学、就職や転職、結婚や出産、引っ越しなど喜ばしいと思われる出来事も含まれ、これらもストレスを引き起こす原因となる。 このような生活上の変化や、出来事がその人にとって非常に大きな出来事としてストレスになる。 症状 適応障害の症状は患者によってそれぞれ異なる。 何をしていても楽しくない、興味がわかず、むなしい気持ちに支配される、イライラ感が募ったり、ものごとを悪い方ばかりへと考えてしまう、外出が面倒になったり、身なりを整える気力がわかないなどの意欲低下といった抑うつ気分、不安な気持ちや、焦ったりイライラする感情が募る焦燥感、緊張感が続く、という感情面の症状を訴える人が多い。 また人によってはお酒を飲み過ぎてしまったり、暴食したり、会社に行けず無断欠席をしてしまう場合もある。 人によっては無謀な運転をしたり、けんかをするなど攻撃的な行動が現れる場合もある。 子どもの場合は、指しゃぶりをしたり、赤ちゃん言葉を作って甘えてくるなどの赤ちゃん返りをする人もいる。 治療 治療の1つとしてストレッサーを取り除くことが挙げられる。 例えば、暴言を繰り返す恋人から離れるために助けを求める、休職をして職場環境から一度離れるなどがこれにあたる。 ストレスの原因が取り除ける、離れられるものであればこれが可能だが、自分の意志では変えられない場合は本人がその環境に合わせて行動や意識を変えて適応する力を高める方法もある。 その場合は、出来事への考え方を修正したり行動の仕方を変えたりして気分のコントールを図る認知行動療法や、気分はあるがままにして建設的な行動に打ち込むよう導く森田療法が選択されることもある。 また抱えている問題やそれによって引き起こされる症状について解決方法を見出していく問題解決療法という方法がとられることもある。 都道府県からクリニック・病院を探す 精神科に対応可能なクリニック・病院を探すことができます。 北海道• 甲信越・北陸• 中国・四国• 九州・沖縄• 心療内科に対応可能なクリニック・病院を探すことができます。 北海道• 甲信越・北陸• 中国・四国• 九州・沖縄•

次の

強いストレスが原因の適応障害。症状や治療法を解説

適応 障害

概要 適応障害とは、生活の中で生じるさまざまなストレスにうまく対処することができず、抑うつや不安感などの精神症状が現れて日常生活に支障をきたす病気のことです。 ICD-10(世界保健機構の診断ガイドライン)では、原因となるストレスが生じてから1か月以内(米国精神医学会のDSM5では3か月以内)に発症し、ストレスが解消してから6か月以内に症状が改善するとされていますが、ストレスが長く続く場合には長期間続くこともあります。 適応障害の症状はや不安障害などと類似していますが、これらの病気の診断基準に明確に当てはまる場合、一般的にはそちらの診断が優先されます。 また、適応障害と他の精神疾患を明確に区別できない場合もあり、発症当初は適応障害と診断されても、経過を追ううちにうつ病や、不安障害など診断名が変わることもあります。 原因 適応障害は、ストレスなどの外因的な要素と、ストレスに対する対処力や本来の性格などの内因的な要素が組み合わさることで発症します。 それぞれの要素には以下のようなものが挙げられます。 外因的な要素 家庭や学校、職場での環境の変化や人間関係の悪化が原因となることが多いですが、災害や親しい人との離別、本人の健康問題などが誘因となることもあります。 他者にとっては些細なことと思われるような出来事であっても、重大な症状を生じることがあります。 なお、親しい人との死別反応による場合は適応障害とは区別されます。 内因的な要素 社会生活を送るうえでストレスを完全に排除することは困難です。 誰にでもストレスはあるものですが、些細なストレスで適応障害を発症する人もいれば、大きなストレスが生じても何ら変わることなく社会生活を送る人もいます。 これは、元来の性格や考え方によるストレスへの耐性の違いなどが影響すると考えられます。 症状 ICD-10(世界保健機構の診断ガイドライン)では、適応障害の診断基準を、「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」 と定義しています。 情緒面の症状とは、抑うつ気分や不安感、感情の高ぶり、集中力の低下などが挙げられます。 また、これらの症状によって不眠や、動悸などの身体症状が現れることもあります。 一方、行動面の症状としては、万引きや暴力などの素行の障害、摂食行動の異常、遅刻や無断欠勤など社会生活を営むうえで他者にとっても障害になるような行為があらわれることがあります。 しかし、これらのさまざまな症状は、ストレスがなくなると改善されるのが特徴です。 通常、ストレスが消失してから6か月以上症状が続くことはないとされています。 治療 適応障害の治療でもっとも大切なことは、原因となるストレスからの解放です。 そのため、一時的に学校を休ませたり、休職をすすめたりする場合もあります。 職場の配置転換後に発症した場合は、本人が希望する部署への異動をすすめるのが有効な場合もあります。 また、家庭内での環境調整や周囲の協力を得ることも必要です。 多くの場合はストレスとなる要因がなくなると症状も改善します。 しかし、ストレスを完全に排除することは困難なことが多く、ストレスとうまく付き合いながら、情緒面の症状に対症的な薬物療法が行われます。 一般的に薬物療法で用いられるのは、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬などですが、心理療法に比べて効果のエビデンスが乏しく、環境調整や心理療法が優先されます。 心理療法としては、認知行動療法やカウンセリングが行われることが多く、補助的に薬物療法で症状を抑えながら、環境を徐々に整え、ストレスを受け入れる手助けをする治療が行われます。

次の

適応障害について

適応 障害

うつ病は広く世間に知られ始めましたが、それ以外の精神疾患については未だ理解が得られているとは言いがたい状態にあります。 うつという言葉がひとり歩きしている傾向もあり、うつ病と他の精神疾患、例えば適応障害を誤認してしまうことが、医療現場においてもしばしばあります。 それほどまでにうつ病に似ている適応障害とは、どのような病気なのでしょうか。 ある生活の変化がその人にとって重大なストレス源となり、日常生活や対人関係に大きな支障が出るほどの不安感、心配などの症状が出ている場合はすべて適応障害だと言えるでしょう。 意欲の低下や食欲不振、倦怠感といったうつ病と同じような症状が見られますが、行動面の症状は大きく違います。 適応障害にみられる行動面の症状は、抑うつ状態が原因の不安や焦り、怒りによって気持ちが不安定になり、声を荒らげて怒り出したり突然泣き出したりというものが多いです。 またアルコールへの強い依存や意味のない虚偽の発言、行き過ぎた攻撃性もみられます。 これらはうつ病にはない症状ですが、周囲からはストレスから性格が変わってしまったと誤解され、自分がうつ病だと思い込む方もいらっしゃいます。 適応障害の場合、自分の性格の変容や行動面の症状から起きた事態に対して罪悪感を持たないことも多く、無気力で自責の念が発生するうつ病とはこちらも大きく違います。 10代から20代の青年期に適応障害になると、歳相応の規範を大きく乱した行為障害があり、幼児期の子供の適応障害では夜尿症や指しゃぶりといった赤ちゃん返りが起こります。 そして適応障害とうつ病の最大の違いは、抑うつ状態の持続性です。 うつ病はストレスの原因から離れても抑うつ状態が続きますが、適応障害の場合、ストレスの原因から距離を置くと抑うつ状態が緩和され、趣味を楽しむ余裕が出てきます。 適応障害が悪化して引き起こされる病気 適応障害とうつ病は大きく違うということをお話しましたが、適応障害が悪化するとうつ病へ移行してしまうことがあります。 最初に適応障害だと診断されても、抑うつ状態が2週間以上続くことでうつ病だと再診断されることもあり、適応障害はうつ病予備軍とも言えるのです。 また、適応障害から摂食障害に発展したケースも少なくありません。 人によって拒食症にも過食症にもなり、これは情緒が安定しない気分障害が影響しているとされています。 不眠や過眠といった睡眠障害を引き起こすこともあり、適応障害は様々な病気の前兆を示している場合があります。 適応障害の治療は認知療法を中心に 適応障害の治療方法はいくつかありますが、まずはストレスの原因を取り除くことに努めます。 理不尽な暴言を浴びせる上司から離れるための部署異動や転職、DVをする恋人から距離を置くために専用のシェルターへ入居するなど、悪化させないためにストレスを根本から断ちます。 ストレスの原因から離れられた後や、ストレスの原因を断つことが困難である場合は「本人の適応力を高める」という方法にシフトします。 カウンセリングや認知療法が主に治療法として使われます。 認知療法とは、本人が抱いている認知の歪み(日常生活に影響を及ぼすほど理不尽で合理的でない考え方)を、カウンセラーとの対話によって少しずつ矯正していくもので、うつ病と同じく長い時間をかけることが必要になります。 「この状況から一生逃げられない」「何をしたって無駄」といった認知の歪みを時間をかけて矯正し、本人が環境に適応する能力を向上させます。 カウンセリングや認知療法は、何よりも本人が積極的に取り組むことが重要です。 投薬で対処できる症状がある場合は、薬によって治療を進めることもあります。 不眠や抑うつ状態などに対処する薬は存在しますが、適応障害においてはあくまでも対症療法(表面的な症状の緩和や改善のための療法)にしかなりません。 カウンセリングや認知療法によって初めて根本的な治療が可能になるのです。 まとめ 適応障害とうつ病の違いについてお話しました。 大きな違いとして抑うつ症状の持続性、怒りや焦りによる不安定な精神があります。 また、抑うつ症状に苛立って過剰に攻撃的になることも、適応障害の特徴です。 不安定な精神から双極性うつ病(躁うつ病)だと誤解されることもありますが、自分の行動に対して自責の念や罪悪感を感じることが少ないのが適応障害と躁うつ病の違いです。 適応障害の治療を行う場合は、うつ病のように抗うつ剤を使用することはあまりありません。 カウンセリングや認知療法といった対話による療法を行い、本人の意識を少しずつ変えていくことでストレスに対する適応力を高めるのです。

次の