シブ がき 隊 少年 隊。 過去の解散劇…光GENJIは不仲、シブがき隊は少年隊が脅威に― スポニチ Sponichi Annex 芸能

シブがき隊の解散理由は少年隊?メンバーは?すし食いねえの秘話って?

シブ がき 隊 少年 隊

芸能史的には、これまでのジャニーズで主流だった"王子様路線"から、ちょっと外れた色物アイドル・徒花的存在としての評価に留まるのがせいぜいの彼等であるが、世間一般では、既成のアイドルには無かったヤンチャぶり・お笑いセンス・奇妙な楽曲群等が記憶に根強く残っていて、今もなお、支持の高いアイドルである。 当時からレコードセールスの数値以上に、潜在的なファンは多かったようにも思うし。 特に男性の間には。 ついでに言えば、彼等の成功が、後の芸能界にも多大な影響を及ぼしているようにも思えるのだ。 要するに、シブがき隊は過小評価なのだが、最近になってようやくweb上で、シブがき隊再評価(初評価?)の気運が高まりつつあり、今回、拙ホームページでも、彼等に対する個人的な見解を示したくなって、初の男性アイドルネタとして、シブがき隊をセレクトしてみた次第。 まず初めに、シブがき隊の結成からデビューに至るまでの経緯を簡単に説明。 そもそもは、TBS系ドラマ『2年B組仙八先生』に生徒役としてレギュラー出演している役者の中から、人気の高かった3人(本木雅弘・薬丸裕英・布川敏和)を選び、ドラマ終了後にレコードデビューをさせるべく、結成されたグループである。 まぁこれは偶発的なものでは無く、3人ともハナっからジャニーズ事務所所属だったし、事務所の先輩"たのきんトリオ"と同様のやり口で、『金八シリーズ』を利用して、今回も3人まとめてスターダムに乗せよう、という青写真が、ジャニーズ側には最初からあったと思うけど。 初めはシブがき隊という名前ではなく、「悪がきグループ」みたいな名称で、しかも4人組だったが(この4人目が誰だか忘れてしまったが)後に3人に淘汰され、「シブがきトリオ」なる名称に変わり、さらに雑誌による一般公募にて正式名称を募集した結果、「シブがき隊」に落ち付いたのである。 そんな彼等であるが、シブがき隊という名称通り、ジャニーズ伝統の"王子様路線"を踏襲することなく、"悪がきキャラ"を軸としながらも、実際にレコードデビューしてみると、やはり先輩の"たのきんトリオ"を意識した構成になっていた。 まず、"たのきん"3人の大雑把な役割分担は、「田原俊彦=二枚目」「近藤真彦=ヤンチャ」「野村義男=凡庸」といった按配であるが、これはそのままシブがき隊の3人にも当て嵌まる。 「本木雅弘=二枚目」「薬丸裕英=ヤンチャ」「布川敏和=凡庸」の図式で。 事務所的には、「たのきんトリオが3人一緒に歌ったら、おそらくこんな感じだろう」「ソロ形式の"たのきん"に対して、グループ形式で売り出せば絶対にウケるはず!」、という狙いで売り出したと思う。 歌には各人のソロパートをちゃんと持たせて見せ場を作っていたうえに、ユニゾンではなくてコーラス重視だったし、振り付けの面でも、トリオならではの魅力が堪能できるよう、きちんと計算されていたのだから。 後々には独自の"シブがきワールド"を形成していった彼等だが、少なくとも、デビュー時においては、シブがき隊は、まさしく"たのきんトリオ"の弟分だったのである。 ただ、彼等の楽曲そのものは、"たのきん"の中でもマッチの路線に近い、つまりヤンチャ系。 まぁ彼等は歌が下手なうえに、トシちゃんのように踊りができるわけでもないし、ヨッちゃんのようなバンド形態で売り出せるハズもないのだから、元気だけが取り柄のヤンチャで売り出すより他に無かった、とも言えるが。 ただし、マッチと同じヤンチャ系でも、シブがき隊の場合は、マッチ以上に"ヤンキー色"が強いのが特徴である。 ヤンチャでありつつ、多少なりとも"王子様路線"を引きずっていたマッチとは、明らかに一線を画す楽曲群だが、これは横浜銀蝿・なめ猫に代表されるヤンキー文化が、80年代初頭、ティーンの間で一世を風靡した事が時代背景としてあって、それを受けての戦略だと思う。 薬丸なんかは、自ら元・ヤンキーであることを告白して、それを売りにすらしていたが、ビジュアル的には、銀蝿一家のように、リーゼントや剃りこみを入れることなく、ごくごく普通のアイドルで踏みとどまっていたのは正解。 おかげで、アイドルファン・ツッパリ好き、両者に受け入れられたわけだし、心情的には"たのきん"以上に、同性の支持まで得られたのだから。 かような「ヤンキーとアイドルの融合」は、後のチェッカーズ等は大いに参考にしたはず。 これだけでも、シブがき隊の個性は明確なのだが、彼等の最大特徴は、何といっても"お笑いセンス"である。 しかし、現在のSMAPやV6のように、特にバラエティ番組にレギュラー出演していたわけでもないのに(バラエティのレギュラーは『マイルド欽ドン』だけ)、世間一般で"お笑い担当"として認知されていたのは、よくよく考えたら不思議である。 彼等がお笑いセンスを披露する場なんて、せいぜいバラエティ・歌番組にゲスト出演した際のトークやコントくらいなのだが、それでも一般に"お笑い"としてしっかり記憶されているという事実は、裏を返せば、それだけ彼等のお笑いセンスが卓越していた、と云えるのだ。 フリートークがメインの彼等のお笑いは、「放送禁止用語さえ口にしなければ、何をやってもOK!」といったレベルの野放図なものであったが、アイドルでありながらそんな無茶が許されたのも、彼等がバラエティ感覚に長けていて、常に"場の空気"を読みとって発言できる才分があるからだし、これを事務所が了解していた背景には、80年代初頭に"MANZAIブーム"が起きた事も大きいと思う。 まぁ"イモ欽"前にも"ずうとるび"とか、お笑いのアイドル化の動きはあるにはあったけど。 一部では「シブがき隊の登場は、イモ欽トリオの対抗措置である」という見方もあるようだが、私は対抗ではなくて、"イモ欽"や"MANZAIブーム"に便乗したのだと考えている。 これらの現象を目の当たりにして、ジャニーズも「これからは面白い事を喋れるアイドルが伸びる」「アイドルがお笑いに歩み寄る事もOK」と判断したに違いないし、偶々そのタイミングが、シブがき隊のデビューとバッティングしたのだろう。 それから、先述のように、後にシブがき隊自身が『マイルド欽ドン』にて、イモ欽の役割を演じたりするわけだし(良い客・悪い客・普通の客)、シブがき隊のみならず、以降"おめで隊""CHA-CHA"等、萩本欽一とジャニーズ事務所はバイブが強く、持ちつ持たれつの関係を続けている事からも、敵対・対抗といった措置は考えづらいし、そもそもジャニーズは、沖田浩之・DA PUMPといった、自身のタレントとキャラが被るアイドルに関しては、手練手管で潰しにかかるみたいだが(という噂)、西城秀樹・野口五郎・欽ちゃんファミリー(風見慎吾等)といった、キャラが被らないタレント、もしくは利用できそうな勢力に関しては、昔から意外と放任なのだ。 こうした考察からすると、シブがき隊というのは、従来の王子様路線を踏襲することなく、当時のあらゆるトレンドを貪欲に取り入れた(便乗した)、時代の先端を行った実験性の強いグループであると言えよう。 その便乗形態をまとめると、下記に集約される。 (1) たのきんトリオのバリエーション (2) ヤンキー文化とアイドルの融合 (3) "MANZAIブーム"から派生したアイドルのバラドル化 当のシブがき自身は"色物扱い"されたりして、芸能界では"冷遇"に近い処遇で、真っ当な評価は受けず終いであったが、彼等で試みられた実験は、後の芸能界において、あらゆるタイプの後続タレントを輩出したことで、見事に結実したと言える。 具体的には、ジャニーズの後輩である、SMAP・V6・TOKIO・Kinki Kids等のバラドル化や、逆にお笑いタレントである"とんねるず"のアイドル化なんかは、シブがき隊の実績無くしては難しかったと思う。 SMAPのバラドル化は、元々は王子様路線で売り出すも、デビュー当時、歌番組が壊滅状態だったせいで、活躍の場を確保するために、バラエティに活路を見出さざるを得なかったという、必要に迫られた上での苦渋の選択だったわけだが、それでもバラドルとしてすんなり受け入れられたのは、シブがき隊の実績で視聴者が"ジャニーズ製バラドル"に慣れていたことも大きいだろうし、SMAP売り出しの際、シブがき隊のノウハウは多少参考になったのでは? このSMAPの成功が、現在のジャニーズバラエティ全盛に繋がるのだから、そう考えると、やはりシブがき隊の功績は大きいのである。 実際、「シブがきに憧れてジャニーズに入りました」というジャニーズアイドルも結構居るみたいだし。 一方のとんねるずにしても、『オールナイトフジ』『夕焼けニャンニャン』等で、アイドルファンに対して"お笑いのカッコ良さ"を啓蒙したという、彼等自身の功績は物凄く大きいが、それ以前に、シブがき隊が、逆にお笑い好きに対して"アイドルのお笑いセンス"をアピールした実績があったからこそ、とんねるずの持ち味はすんなり馴染んだように思うのだ。 石橋・木梨の、あのヤンキーめいた同級生感覚の"タメ口"フリートークは、明らかにシブがき隊が先駆だろうし。 このとんねるずの成功で、後のウッチャン・ナンチャン、ダウンタウン等、お笑いのアイドル化は"MANZAIブーム"時以上に盛り上がりを見せて、現在のナインティナイン・ココリコ等に代表される、「お笑いとアイドルのボーダーレス状態」に繋がっているのだから、その礎となったシブがき隊の功績は、ここでもやはり大きいと思う。 かようにシブがき隊というのは、後世に多大な影響を与えた偉大なグループなのである(と思う)。 まぁ本人たちは、当時その言動において、「お笑いを改革してやる!」的に大それた野望なぞ無かっただろうけど。 ただ「従来のアイドル像を打破して、オリジナリティを追及したい」という欲はあったと思う。 いかに現状が過小評価なのかが、お判りいただけたと思う。 最後にメンバー各人に対する感想を少しだけ。 "本木ババァ"みたいな色物も楽しめたが、本領発揮したのは、高飛車な女、もしくは底意地の悪い女の役。 これは彼が女装映えするほどの美形だったこともあるが、タカビー女を演じる時の感性が、彼の場合、非常に独特なんである。 というのも、女性特有の驕慢さ・執拗さみたいなものまでをも、如実に体現するのであるが、判り易く例えると、藤井隆に近い感性だったと思う。 ビジュアルで女役が嵌まる男性アイドルには、ひかる一平とか他にも居たけど、ここまで良くも悪くも"オンナ"をコントで観せてくれる男性アイドルって、モックンに尽きるんじゃなかろうか? こうした独自の感性が、役者に転向してから見事に花開き、今や怪優・名優と呼べるまでに大成してしまったが(たまに三上博史あたりと役柄がダブるような気もするが)、いつかまた、往年のコミカルな演技も見せて欲しい。 ただし、モックンの場合、「天はニ物を与えず」(ルックス・演技力と、ニ物はもらってるか)で、トークは下手。 シブがき時代から、一度も上手いと思った事はないが、10年ほど前、深夜枠で三浦洋一とダブルホストでトーク番組やっていたけど、さすがにモックンには重荷だったようで、早々に番組を降りてしまった。 ゲストの和田アキ子にも、「アンタって本当に喋りが下手だねぇ」なんて突っ込まれてたし。 トーク番組において、ゲストからホスト術の鈍さを面と向かって指摘される場面なんて、そうめったにお目に掛かれるものではなく、僕は観ていて面白かったのだが、モックンにはちょっと可哀想であった。 それ故なのか、好感度UPを狙っているのかどうか知らないが、『はなまる〜』では常に無難なMCに収まっているのが、ちょっと物足りない。 殊、お笑いセンスにおいては、シブがき隊のメンバー中、最も卓越していて、そのセンスは歴代ジャニーズでも屈指だと思うだけに(対抗できるのは少年隊の錦織くらい?)、もうちょっと司会でも"毒気"を吐いて欲しい。 往年の"冴え"を垣間見せる時もあるが、もともとヤックンの笑いは「フリートーク向けでMC仕様じゃない」、というのもあるかも。 まぁ所詮は『はなまる〜』なんだから、そんなに毒づく必要も無いんだろうし、従来ヤックンの場合は、張り切り過ぎて「ウケ狙いのあざとさ」が過剰になると、時としてその意欲がアクの強さ(根性の悪さ・気の強さ・生意気)としてTV画面に映ってしまい、その点が最大のウィークポイントであったのだから、潰しの効くタレントを目指すのであれば、現状の無難さで押し通すのが正解なのかもしれない。 それに本人的にも、「俺って昔は不良(ヤンチャ)してたけどさぁ、今じゃすっかりイイ父親(オヤジ)でー」「こうやって社会人(カタギ)として地に足つけてる現在(いま)こそ、30歳(みそじ)過ぎた、元ヤンキーの"出世(あがり)"としては超理想でしょー」とか思ってるような気がするし。 ホントか。 ちなみに、シブがき隊時代のヤックンネタで印象に残っているものとしては、『ザ・ベストテン』における、アルフィー桜井との毒舌合戦とか、写真週刊誌『EMMA』に暴露された、自身のスキャンダル写真(中学時代の喫煙)を逆手に取ってウケを狙ったとか、「ウィー」なる意味不明な奇声を、TVを通して無理矢理流行らそうとして、結局不発に終わったとかであろうか。 『SUPER ジョッキー』に出る度に、ビートたけしがいちいち薬丸に話を振っていたのも印象深い。 それにしても、こんなに髪型を変えないアイドルも珍しいかも。 つちやかおりとの結婚以降、見た目も変わらないし、仕事面での変化も特に見られないし、おそらくはこのままで推移していくものと思われる。 他の2人の成功ぶりが華々しいだけに、比較すると、どうにも布川の現状が情けなく思えてしまうが、公平に見ればフックン、充分に売れてる芸能人だと思う。 変に欲を出すことなく、このまんまでも別に構わないのだが、もう少しバラエティでは面白い事をするように努力して欲しい気も・・・あんまり"素"のままで画面に馴染んでしまうのもなぁ。 その力の抜いた自然体がフックンの長所でもあり、限界でもあるような。 だからといって、風見しんごみたいに遮二無二頑張ってしまうと、逆に鬱陶しくなるけど。 それにしてもフックン、声質の特異さはダントツ。 歌のみならず、素の喋りですら、聴いてて何故か笑ってしまう。 フックンの場合、タレント活動において、今でもこの声でかなり得をしているように思える。 数年前、岩城滉一と共演した車のCMでも、フックンの姿は画面ではちょっとしか映らなかったのに、「岩城さ〜ん」のあの素っ頓狂な声だけは、克明に耳に焼き付いてしまったし。 ちなみに、フックンのシブがき時代のギャグとしては、個人的には『レッツゴー・アイドル』のコントでの決め台詞、「覚えてやがれぇ〜」が印象深い。 あとは『夜ヒット』の七夕企画で、短冊に「光GENJIに入りたい」って書いたとか、なんか小技が多かった。 2000. 普通、ジャニーズ系のデビューシングルと言えば、サウンド・歌詞等、非常に緻密な計算の元に構成された、極めて完成度の高い、洗練された力作が多いのだが、この作品は例外といっていいかもしれない。 というのも、歌詞・サウンド・タイトル・歌唱、全ての面で洗練されているとは言い難く、それぞれが骨太だったり、大雑把だったり、アナクロだったりと、各々が妙に主張が強いのである。 メロディ自体が簡単で覚えやすくて、歌唱力に欠けるシブがき自身も歌い易いハズだし、それに加えて頭サビというキャッチーな構成だから、アイドルのデビュー曲として、曲構成は文句無しだ。 サビは3人によるコーラス形式で、それ以外はほぼ各人毎にソロパート分けされており、3人組の特性を生かした曲作りになっている。 サビでリズムがブレイクして、聴かせ所を強調する配慮もなされているし、ラスト前でのサビメロを、本木のソロにしている点も上手い演出である。 アレンジは、イントロに関しては16ビートで、SEまで取り入れた派手めのロック調だが、それ以外はイタリアン・ツイスト系が主軸。 サウンドそのものは、イタリアンツイストらしく、ギター・ベース・ブラスを主体にしながらも、ピアノやストリングスを導入し、更にはピアノ・タンバリンまで加わり、かなり厚みのある音作りを施している。 エンディングでは、徐々にブラス隊が加わり、盛り上げながら締めくくるという仕掛けも見事。 ただし、全体的にやはり洗練されているサウンドとは言えない。 イントロやBメロのギターなんか結構ダサいし、Bメロでのトランペット(?)も適当に嵌めこんだような印象だし。 まぁそんなに悪くもないけど。 骨太なサウンドって感じ。 サウンド面で特に問題は無いのだが、3人の歌唱はちょっと問題アリかも。 別に音痴という訳ではないが、今回の歌唱は、従来のジャニーズ系からすれば規格外としか言いようの無い大雑把な代物なのだ。 近藤真彦も、デビュー時において、そのヴォーカルのパワーは規格外であったが、シブがき隊の場合はパワー過剰というよりは、なんか全身に力が入りすぎておかしな事になってる感じ。 力み過ぎて逆にエナジーが上手く発散されないというか。 だって3人とも、酔っ払いがクダを巻くかのように、唄い回しがねちっこいうえに、特に薬丸は、椎名林檎も裸足で逃げ出すほどの巻き舌唱法だし。 いくらデビュー盤で、ヤンチャが売りとは言え・・・普通はアウトだろう。 狙いなのか? この大雑把唱法も。 歌詞は大雑把というよりはアナクロな印象。 まぁ森雪之丞らしいけど。 加えてタイトルもアナクロ、というか、先輩の田原俊彦・近藤真彦のデビュー盤は、どちらもタイトルが不可解であったが(「哀愁でいと」「スニーカーぶる〜す」 どっちもよく判らない唐突なタイトルである)、シブがきは逆に判りやす過ぎ。 何ゆえに世紀末到来なのか? そりゃジタバタもするだろう。 まぁココに関しては、宝塚歌劇を彷彿とさせる(というよりも、ビューティー・ペアか?)、あの独特の振り付けと一体となって、この大袈裟ぶりがTV的には上手く嵌まってたけど。 この作品、サウンドが骨太で、歌唱は大雑把、歌詞・タイトルが時代錯誤。 これらを総計して完成させた楽曲なんて、ジャニーズ系シングルとしては、ありそうで無さそうな一品だが、これもシブがき隊のイメージ戦略の一貫なんだとは思う。 「男がイチイチ細かい事を気にしてられるかってんだ!」「ナウなヤングの軟派さを(ひーっ)、旧態依然なバンカラで蹴散らしてやるぜ!」みたいなノリで、規格外なヤンチャぶりを世間に啓蒙したかったのかもしれない。 方針としては判るが、いささか手段が過剰だったように思える。 凄く面白い作品ではあるけど、傑作というよりは怪作に近いかも。 でも、決して悪い作品では無い。 なんだかんだ言っても、優れたサウンドだと思うし、歌詞も判り易くってキャッチーだ。 私事で恐縮だが、シブがき隊がこの曲でデビューした1982年5月5日、私は病床に伏す田舎の祖父を病院へ見舞いに行ったのであるが、当時私は小学生で、日がな一日病院に居ても退屈でやることが無く、結局ずーっとTVを観ていた。 で、何気なくTVを観ていたのであるが、シブがき隊は、この日、一日中TVに出ずっぱりであった。 出演番組のほとんどが生放送だったと思うが、おかげで私は、デビュー初日にして、しかもディスクを一切聴かずして、この「NAI NAI 16」を全部覚えてしまった。 私にとってこんな事は、後にも先にもこのシブがき隊だけである。 デビュー初日の大量露出という点において、シブがき隊は、おそらく歴代ジャニーズ屈指、いや歴代アイドル屈指では? 2000. まぁタイアップを意識したというよりは、前作での暴走を反省したうえでの軌道修正かもしれないが。 Aメロ部分で、リズムを変化させたりしている点も前作を踏襲しているが、メジャーに転調するくだりが、今回は大きく異なる。 全体的としては、コーラス・ユニゾンを多用しているために、前作に比べれば各人の見せ場には欠けるが、その分グループらしい、洗練されたヴォーカル&コーラスが楽しめる仕組み。 今回は歌い出しから、いきなり女性コーラスも被さるし。 仕掛けも多いうえに、キャッチーで覚え易いメロディだし、今回も曲作りは合格ラインである。 アレンジは前作と異なり、8ビートの真性ロック調で、前作とは比較にならないほど、サウンドが洗練されて来た。 イントロからして、ギター・ブラス・女性コーラスで徐々に盛りあがって行く作りだし、Aメロでのシンセ類も導入が効果的なうえに、間奏ではギターソロも冴え渡る充実ぶり。 全体的にギターの音色も洗練されているし。 シブがき隊のヴォーカルも、格段に上手くなっている。 というか、落ち着いてきた。 薬丸もジタバタしなくなったし。 没個性化したのは寂しいけど、代りに布川のヴォーカルに個性が少し萌芽してきたか。 歌詞は2作目にして、早くも性衝動がテーマ。 といってもイメチェンでは無く、"バンカラ"でヤンチャを表現するよりは、こっちのほうが今風だって事を、スタッフが学習したのだろうけど。 主題は「デート後、終電に乗り遅れたカップルが一線を越えるまでのドギマギ(?)」。 森雪之丞の歌詞の嵌めこみは相変わらず秀逸。 かように、この作品は、サウンド・歌詞の両面で優れており、傑作と呼んで差し支えないのであるが、全体的にはキャンディーズ「危い土曜日」をモチーフにはしていると思う。 歌詞の主題も、主役を男女入れ替えただけで、後はソックリだし。 確かにキャンディーズは、男女の違いこそあれ、3人組の先輩格であるし、しかも"お笑い寄り"という共通項もあるのだから、今回シブがき隊が初めて本格的に"性衝動"をテーマにするにあたって、何かと共通の多い、キャンディーズの"性典ソング"を参考にするのも、まぁ理解できる。 2000. それどころか、破天荒なバンカラ路線だった「NAI NAI〜」に対して、今回は正反対の"哀愁"路線。 これまでは"たのきんトリオ"の中でも、どちらかと言えば、近藤真彦に近い路線であったが、この「ZIG ZAG セブンティーン」は、田原俊彦の路線に近いかも。 まぁ17才に成長したメンバーに合わせて、「今回は多少大人っぽく哀愁調で」、という目論みだろうけど。 各パートは、まぁまぁのメロディだと思うが、構成が良くない。 AとBを繋ぐ中サビが、聴いてて結構唐突なんである。 確かにAメロとBメロは相性悪くて、何か違うメロで繋がないと、作品として成立しないのは判るが、もうちょっとどうにか上手く処理して欲しかった。 アレンジは一聴すると哀愁調だが、よく聴くとこの"哀愁風味"はサビ部分だけ。 それ以外は、エレキギター・ブラスを効かせたロックサウンドで、所々SEまで被さる、お馴染みの"シブがき調"である。 要するに、サビメロが何度も出てくるおかげで、全体の印象として哀愁っぽく感じるだけなのだ。 ただこの部分、メロディやアレンジの工夫で"哀愁"を表現しているのではなく、アナクロなサウンドで、哀愁をノスタルジーに置き換えて表現しているが特徴的。 具体的にはフォーク調で、アグネス・チャン「愛の迷い子」なんかの手口に近く、およそ80年代とは思えないアナクロ感である。 お約束の"北風"フレーズも出てくるし、冬リリースという、季節感をも考慮した音作りなんだろうけど。 こう書くと、フォークとロックの融合で、見事なフォークロックに仕上がっているのかと思えるが、そんなに高尚なものではなく、両者が交互に代わる代わる出てくる感じで、トータルで聴くと、唐突かつまとまりに欠けるサウンドである。 各パートのメロディそのものは悪くないし、フォーク部分とロック部分、それぞれも悪いサウンドではないだけに、構成が下手で損をした。 作詞は森雪之丞が外れて、今回は三浦徳子。 女流作家の起用なわけだが、これはやはり「哀愁の表現には女性のデリケートな感性で」、ということなんだろう。 主題は特に無く、ただやみくもに「お前の事が好きでたまんねぇよ!」と叫んでる感じであるが、この激情の動機として、ジェラシーを絡めているあたりが新機軸で、その点が「ちょっぴり大人」「ちょっぴり哀愁」、という事なんだろうか。 やはりこれは女流作家の感性だろう。 まぁそれ以外の部分は、お馴染みの"シブがき風味"で統一しており、ヤンチャな趣きは、普段に比べれば幾分薄味なものの、とりあえず全編でテイストは保たれてはいる。 ストレートに"青春"フレーズを多用しているのは、ちょっと芸が無いけど。 ただ、作品中に、タイトルの"ZIG ZAG"が何度も出てくるのだが、どうにも取って付けたような感じで、一体何が"ZIG ZAG"なのかがよく判らない。 「NAI NAI〜」では言葉遊びを絡めて、絶妙にタイトルコールしていたのに、今回はそうした仕掛けも無いわけだし。 タイトルだけが先に決まっていて、それで嵌めこんだのだろうけど、もうちょっと上手く生かして欲しかった。 この作品では、"哀愁路線"という、シブがき隊の新境地を開拓しようと、サウンド・歌詞の両面で、"ヤンチャ"と"哀愁"を融合させるべく、頑張りを見せた意欲作ではあるが、気合が空回りした感が強く、あまりイイ出来とは言えない。 ジャニーズ事務所側も、ソロはともかく、グループ単位での"哀愁路線"は難しいと悟ったのか、それとも、"哀愁路線"そのものが時代に合わなくなって来たのか、これ以降、シブがき隊でもこの手の作品は手掛けなかったのはもちろん、今後のグループでも、ほとんど"哀愁路線"は扱わないまま現在に至る。 成功したのは、光GENJI「ガラスの十代」とKinki Kidsくらい? やはり哀愁は王子様路線にしか似合わない、ヤンチャ坊主には不向きということか。 2000. しかし、初めから両A面扱いではなく、ファンの間で「『ZIG ZAG〜』のカップリングがイイ曲!」との評判が高まったことを受けて、急遽B面からA面に格上げされた経緯がある(だったと思う)。 まぁ「Gジャンブルース」というタイトルからして、近藤真彦のパッチモン臭いし、いかにもB面っぽい。 だが、楽曲自体は「ZIG ZAG〜」よりもイイ出来だし、本命の「ZIG ZAG〜」が今一つセールスが伸びなかっただけに、この傑作をA面にすることで、シングル盤としての売上を水準レベルまで向上させて、なんとか体面を取り繕う狙いがあったのだろうし、実際このシングルは、シブがき隊の全シングル中、最も高セールスを記録する結果となった。 まぁ両A面化にあたっては、ジャケ写を2パターン用意したという、ジャニーズお馴染みの阿漕な商法も、売上UPに功を奏したわけだが。 作詞は「ZIG ZAG〜」と同様、三浦徳子が担当。 主題を特に設けずに、彼女に対する恋愛感情の爆発を綴っている点も、「ZIG ZAG〜」と同じであるが、今回は動機としてジェラシーを絡めたりするような小細工はせずに、ごくごくストレートな描写に徹している。 芸が無いともいえるが、そのほうがシブがき隊の大らかな個性にはマッチしていて、好感が持てる。 この「スニーカーぶる〜す」もどきなタイトルからも察しが付くように、「ZIG ZAG〜」のトシちゃん路線に対し、今回は純然たるマッチ路線。 シブがきならではの、時代錯誤フレーズ・大袈裟フレーズは全然出てこないうえに、描写もさほどヤンチャでは無い。 つまり、シブがきの中では、この「Gジャン〜」は異色に属する正統派なのであるが、"Gジャン"というアイテムも時流にフィットしてたし、アクの無い作品世界と合わせて、意外と幅広い支持を得ている作品である。 曲は相変わらずのマイナー調&頭サビ。 全体的に、これまでにない高めのキー設定で、特にサビメロはキーが高い。 しかし、符割りが大雑把なので、歌唱力に欠けるシブがきでも、ちゃんと歌いこなせるよう、配慮はされている。 アレンジはビートルズ風で、「キャント・バイ・ミー・ラブ」とかを意識したシャッフルビート。 独特なビートをメインに、ビートルズっぽくバンド系の音作りを軸にしてるが、これらに女性コーラス・シンセ類・ブラス系・ストリングス等、様々な音が被さり、なかなか厚みのあるサウンドに仕上がっている。 ドラムス(特にタム系が)のオカズが、非常に変化に富んでいる点も面白いし、ベースラインにしたって、規則的な紋切り型ではなく、所々ラフにしている点もカッコイイ。 おかげで、かなりファンキーなノリが体現できた。 この作品、サウンド面で欠点は見当たらず、歌詞もアクの無い手堅い作りだし、傑作と呼んでいいと思う。 「ZIG ZAG〜」のようなあざとさが皆無なだけに、こっちのほうがむしろ、十代特有の爽やかな"哀愁"が感じられるような気もするし。 しかし、この作品で興味深いのは、フックンのヴォーカル特性が、ようやく顕在してきた点である。 (特に2番以降) 判り易く伝えるために、やや大袈裟に文字化してみたが、本当はもうちょっと微妙なニュアンス。 う〜ん、何て言えばいいんだろう、これは。 キャット・ボイスとでも言うのだろうか。 同じキャット系でも、三浦理恵子とかのコケティッシュなソレとは全く異なり、もう純粋にドメスティックな猫発声・猫発音、といった感じ。 野良猫か? 格好良く言えば、ストレイ・キャット。 よく判らないですね。 でも、格好イイんじゃなくって、もう単純に手放しで笑えるんだけど。 「シブがきの歌は、マジなものでもどこか笑える」、という意見は至るところで耳にするが、その要因として、マヌケなタイトル以上に、この作品あたりから萌芽し始めた"フックンヴォーカル"の占める割合は大きいと思う。 ある意味、シブがきサウンドの"中核"と断言してもいい。 マジで歌っていながら、何気に醸し出される、得も言われぬ"おかしみ"。 C-C-Bの笠浩二にも共通する"おかしみ"である。 ただ、この"おかしみ"というのが、どうにも実体が曖昧なんで、言語で説明するには、力及ばずで恐縮なのだが。 でも、一回でも聴いた事ある人になら、この"おかしみ"が判っていただけると思う。 2000. なんだか中国語みたいな字面だが。 で、このタイトルからも察しが付くように、今回のテーマは"性衝動"。 いや、衝動どころか、SEXそのものである。 考えてみれば、「アイドル歌謡=ラブソング」というのが一般的だから、どんなアイドルであれ、大なり小なりSEXの匂いが楽曲に纏わりつくのはどうしようもない。 それだけに作り手側は、いかにSEX臭を感じさせる事無く、作品を世に送り出すかが使命であるとも言える。 しかし、中には敢えて禁を破って(?)、SEXをイメージさせる形で発表された楽曲も多く存在する。 山口百恵「ひと夏の経験」、河合奈保子「大きな森の小さなお家」、中山美穂「C」なんかが、そのジャンルの筆頭。 しかし、それでも具体的にSEXを直喩することは避けて、文学的表現などを用いて、隠喩に留めておくのがせいぜいなのに、この「処女的衝撃!」は、かなりストレートにSEXを直喩しているのである。 この歌詞にも、主題は存在せず、メイキングラブのプロセスを、ひたすら大袈裟に描写しているだけ。 かなりのキワモノである。 曲はまたしても、マイナー調&頭サビ。 ただし、こっちのほうが、各パートが流麗に繋がっているので、「ZIG ZAG〜」ほど展開に違和感は感じない。 アレンジは、とにかく派手である。 サウンドに厚みを与えてるというよりも、遮二無二大袈裟に仕立てている感じ。 これまで通り、ロックを基盤としながらも、ブラス・シンセ類・ストリングス等の導入で盛り上げて行く作りではあるが、今回は打ちこみ系のドラムス・SEなどのオカズが賑やかだったり、間奏でもチョッパーベースにギターソロが加わったりして、目いっぱい派手なのが最大特徴。 ヴォーカル面でも、女性コーラスとのユニゾンで、エコーを掛けながら激しくシャウトしたりと、やたらと派手派手。 サウンド全体を派手にした分、今回はユニゾン重視のヴォーカルスタイルにしている。 一聴すると、ハードなサウンドなので、ヘビメタ&ハードロック系かな?とも思うのだが、「ブラスロック主体に、打ちこみ系をプラス」というサウンドコンセプトから推測するに、洋楽センスというよりは、アニメソングに近いか。 それも80年代アニソンというよりは、70年代のアニソン。 かように、この作品は、SEX直喩型という、アイドル歌謡らしからぬキワモノ・エログロ路線である。 しかし、これほどの怪作でありながら、世間ではそれほど問題作扱いされなかったのが、これまた不思議である。 この作品に関して、PTAの不買運動が起きたとか、放送禁止の憂き目にあったという話は、ついぞ訊いた事がない。 中森明菜「少女A」ですら、NHKでは放送禁止だったというのに。 女性アイドルじゃダメだけど、男性アイドルならノープロブレムなのか? というか、ここまでアケスケだと、逆にいやらしいさは隠蔽されるのかも。。 むしろ、「大きな森の小さなお家」とかの隠喩型のほうが、オブラートに包んでる分、より隠微でエッチな感じがする。 むっつりスケベと、モロスケベの違いという事か。 それから音処理を大袈裟にしたことも、主題のキワどさを隠蔽するのに、一役買っていると思う。 今回のド派手なアレンジは、メイキングラブの激しさ・エクスタシーの表現を追及した結果だろうが、サウンドまでもがSEXの直喩に追従したが故に、作品全体としては、アケスケな歌詞との相乗効果で、主題の隠微さが完全に消え失せたように思えるのだ。 ちょっと逆説的ではあるが、まぁ結果としては。 更に、SEX関連商品に対する世間の審査が、対男性向けに比べて、対女性向けのほうが実は緩い、というのもあるような気がする。 男は発情しやすいから、性犯罪を防止するべく、対男性向け商品には審査は厳しいけど、女性は欲情しにくい(欲情しても性犯罪には結び付きにくい)ので、規制が緩々という。 てか、なんで僕もそこまで考えるかなぁ。 たかがシブがき隊なのに。 2000. いちいち説明するのも、こっ恥ずかしくて嫌なんだけど。 この「Zokkon命」でシブがき隊はデビュー2年目を迎えて、楽曲面で少々路線が変更となった。 これまでの"ヤンチャ路線"から、ちょっと大人に脱皮して、今回からは男気溢れる(?)"日本男児路線"である。 まぁこのタイトルに象徴されるように、日本男児というよりは、"ヤンキー"と言ったほうがしっくり来るが。 こうした路線変更には、2年目のイメチェンということもあるが、"ヤンキー路線"の本家本元である横浜銀蝿の解散が年末に控えており、これで何人にも遠慮することなく"ヤンキー道"に邁進できる!という思惑もあったように思うのだが。 本家に無断で勝手に跡目を継いだ、とも言えるか。 ファンをごっそり戴こうという魂胆で。 でも、この頃になると、さすがに銀蝿一家も勢力が停滞しており、ファンの絶対数も著しく減少していたんだけど。 そんなには使えるモノでは無かったか。 作詞には森雪之丞が復帰。 男臭い"ヤンキー路線"には、女流作家のデリケートな感性は不要との判断か。 主題はこれまでの「やりたい!」煩悩に支配された、初体験・童貞喪失への渇望(?)から一歩進んで、さんざん女遊びを尽くした男の、本気で惚れた女に対する一途な愛情表現がテーマ。 まさにヤンキー。 男の勲章。 銀蝿魂(そうか?)。 それにしても森の作詞センスには、漣健児の影響が時折垣間見える。 まぁ漣健児というより、タイトルの"ゾッコン"も含めて、都々逸とかの影響のほうが大きいのかもしれないが。 作曲・編曲は井上大輔が外れて、今回は水谷竜緒(誰?同時期に村下孝蔵「初恋」とか編曲していたけど)。 今回の見せ場として重要である。 アレンジはこれまでのオールディーズ・アナクロ志向から一転して、今回はヘビメタ&ハードロック調。 音作りとしては、これまで通り、ブラス系・シンセ類・女性コーラスを使用して盛り上げる作りだし、前作「処女的衝撃!」同様に、SE・打ちこみ系のオカズも導入されているのだが、いずれも今回は必要最低限の使用で、サウンドの主体は、あくまでも骨太でメタルチックなギターサウンドの多用と、3人の熱のこもったヴォーカルである。 今までに無いヘヴィなサウンドだが、これまでのガキっぽい青臭さから卒業して、「男気」「筋」みたいなものを啓蒙するには、こうしたヘビメタ・テイストは打ってつけなのかもしれない。 シブがきの歌声も、「NAI NAI 16」の時とは違って、力んだエナジーがちゃんとヴォーカルとして消化されているし。 ちなみにイントロは、ナイト・レンジャー「炎の彼方」のパクリ。 メタル好きの間では、結構有名な話だが。 この作品、ダンスが主流のジャニーズ系では異色のメタルサウンドで、しかも主題がヤンキーという、珍しい作品である。 しかし、男っぽい主題をヘヴィなサウンドに乗せたこの作品は、ファンの間で高く評価されたうえに、当のシブがき自身も大のお気に入りで、コンサートでは欠かさず披露し、ファンと一体となって、一番盛りあがる曲であった。 今でも代表作として、この曲を挙げるファンは多い。 傑作と呼んで差し支えないと思う。 シブがき自体はバンドではないのだが、この路線はジャニーズの後輩バンドである、男闘呼組にも強い影響を与えているように思う。 ん? となると男闘呼組のルーツは、グッバイではなくて"シブ楽器隊"(シブのバックバンド)なのか? (2000. santaroさん、情報ありがとうございます。 「Zokkon〜」ではヤンキーの純愛がテーマだったのに対し、今回のテーマはズバリ"ナンパ"。 前作に比べれば軽めの主題で、サウンドも主題のライトさに追従して、幾分軽めのディスコサウンドで応戦している。 作詞は引き続き、森が担当。 ディスコで見つけたイイ女をナンパして一夜を過ごし、ついには自分に惚れさせるという、そのプロセスを克明に描いて、"ナンパ師の美学"を表現している。 当時17才のシブがきにとっては、年齢不相応に大人びたテーマだが、そこは雪之丞。 というか、ほとんど力技でねじ伏せてるかのようであるが。 いずれにせよ、普通は思いもつかない嵌めこみセンスである。 そもそもタイトルからして、「Hey!Bep-pin」なんだから、よくよく考えたら凄い。 ナンパでこんな呼びかけしてたら、イカした女をモノには出来ないだろう。 こんなおマヌケが許されるのも、シブがきならでは。 他のアイドルだったらストップが掛かるに違いない。 曲はマイナー調で頭サビ。 サビのみならず、一旦Bメロでも盛りあがる曲構成。 同時期の近藤真彦「真夏の一秒」と同じ曲構成で、作者も同じ後藤次利だし、この両者は姉妹作と呼べるかも。 ヴォーカルはユニゾン主体でありながら、各人のソロパート分けは明確。 アレンジは先述のように、ディスコサウンドで、生音系のリズムセクションをベースに、シンセ類・ギター・ブラス等を導入して、スピーディーで厚みのある音作りを展開しているうえに、要所要所でリズムを変化させたり、SE・カスタネット等のパーカスを被せ、更にはシンバルを効果的に多用したりして、なかなかスリリングな仕掛けを施している。 Aメロでは大人しく、Bメロでは威勢良く、といった具合にアレンジに波を与えているのも、盛りあがるBメロを強調する効果的な仕掛けである。 とにかく、Bメロでは打ちこみのオカズが多く、しかも有効活用されており、ここでの頑張りが、作品全体を締める役割を果たしている。 イントロのストリングスが中近東風のエスニック調で、その点は、ジンギスカン・ボニーMあたりがモチーフか? 歌詞に対して、サウンド面は至って格好よく、聴いていて全く退屈はしない。 おマヌケな歌詞を、サウンドの"ニの線"で、上手く隠蔽している感あり。 この作品で、"シブがき隊"というタレント自体の本質とも言える"お笑い路線"が楽曲面でも萌芽し始めた。 それにしても不思議なのは、こんなに馬鹿げた歌であるにもかかわらず、送り手も受け手も、当時は結構マジだったという事。 まぁ作り手はどうだか知らないが、少なくとも受け手(特に女性)で、大笑いしながら鑑賞していたクチは、ごく少数だったと思うし、シブがき自身も、決して笑わせようとは考えていなかったハズである。 男性リスナーの場合は、心情的には"半笑い"のスタンスで、鑑賞している層が多かっただろうけど、それでも、決して侮蔑のスタンスでは鑑賞していなかったように思うし。 これは裏を返せば、シブがき自身が、楽曲負けしないほどにキャラが強烈だった、ということではなかろうか? この"お笑い路線"を、最もコアな形で受け継いだ、後輩の忍者なんかは、メンバー各人の持ち味としては、シブがきとは正反対の純然たる"ニの線"だったにもかかわらず、結局弱いキャラクターが災いして、無残にも楽曲負けしてしまい、誰の目にも明らかに、モノの見事に色物化していったのだから。 要するに、こんなバカみたいな楽曲を、格好良く唄いこなせるアイドルなぞ、当時のシブがき隊をおいて他には存在せず、まさしく真骨頂、ワン・アンド・オンリーと言えよう。 SMAPなんかも"色物ソング"はあったけど、あれは完全にウケ狙いだったし。 そんなシブがき"お笑い路線"の第一作であるこの作品は、サウンドの完成度が高いうえに、主題も独創的で、しかも描写が笑えるという、かなりのスグレモノに仕上がった。 ちなみに、この森&後藤のコンビは、同時期に女性アイドルのソフトクリームも手掛けているが、3人組・性典ソング、といった共通項から、このソフトクリームをシブがきとは"対"であるように捉えてる向きが多い。 しかし、両者が手掛けた女性アイドルの中で、本質的にシブがきと"対"になっているのは、ソフトクリームではなく、松本明子だと思うけど。 後にお笑いに転向するという、タレントとしてのスタンスも、シブがきっぽいし。 2000. あ〜、なんかもうタイトル解説の度に言いようの無い脱力感に囚われてしまうが。 でも、知らなきゃ読めないだろうしなぁ、こんなの。 やっぱり説明は必須だな。 とほほ〜・・っていうか、一体誰が考えたんだ? こんな題名を。 逢ってみたいゾ、発案者に。 1度でいいから(1度で充分)、シブがき隊の楽曲制作会議には出席してみたかったなぁ。 死ぬほど笑えるんだろうな、きっと。 想像して欲しい。 しかも、それぞれのバカタイトルに、無理矢理な動機付け、曖昧模糊なマーケティング戦略とかが、懇切丁寧に施されていて、発案者たちは皆一様に、熱っぽくプレゼンを展開させたりしているという、その姿を! 有意義なのか無意味なのか、よく判らない空間である。 常人の神経だったら、10分会議室に居られれば上等であろう。 "うしろゆびさされ組"の楽曲制作会議でもいいな。 2年目のシブがき隊は、"ヤンキー路線"という、主題的には一応の軸を据えてはいるが、これに対して、サウンド面は非常にバラエティに富んでいるのが特徴である。 「Zokkon命」ではヘビメタ、「Hey!Bep-pin」ではディスコ、次作で解説するが、「サムライ・ニッポン」ではジャングルビート、と言った具合に。 作曲には久々に井上大輔が復帰。 今回の曲構成において、これまでの楽曲との一番の違いは、各パート毎に違ったカラーを出そうとしている点である。 今まではごく普通に、おいしいサビメロを聴かせるような作りにしていたのだが。 かように各パートでカラーが異なるものの、曲自体はあまりイイ出来ではないように思う。 サビメロも、覚え易いが、さほどキャッチーとは言えないし。 それから今回は、セリフで各人の見せ場を設けた分、歌での個別のソロが存在しない点がやや物足りない。 アレンジの基盤は、とりあえずブラスロックでしょうか? 間奏のギターソロ以外は、それほどメタル&ハードロック調な印象も無いし。 女性コーラス・ブラス・ストリングス・SE・シンセ類などで、サウンドに厚みを与えてはいるが、各パートでカラーの異なる曲構成に対し、アレンジは各パート毎に趣向を凝らしているわけではなく、曲に比べれば見劣りするアレンジである。 BメロではSFっぽい描写に合わせて、ピコピコしたシンセを導入したりしてるんだけど、ちょっと陳腐な気もするし。 作詞には初めて売野雅勇が起用された。 同期の中森明菜作品で独自の"ツッパリ歌謡"を築き上げた実績があるし、"男版・ツッパリ歌謡"ともいえるシブがき隊のブレーンとしては、妥当な人選だと思う。 主題にコレといったものは無く、「Zokkon〜」同様にヤンキーの純愛がテーマだが、今回はその描写がとにかく大袈裟。 要するに、全編が大袈裟テイストで埋め尽されているわけで、これには改めてビックリ! それにしても凄いな。 歴史とか銀河まで巻き込んでのワイドスケールな純愛ぶり。 世に生命を授けられた使命とまでに思いこんで、相手に惚れぬいてるんだから。 全売野作品中、最も大袈裟な作品世界であろう。 十八番の"しゃらくさい"ルビも、当然随所に出てくる。 まぁ遮二無二な頑張りぶりは認めるけど、正直、森雪之丞の描写のほうが優れていると思う。 森の場合は、あくまでも"ヤンキー"という枠組みの中で、精一杯の描写に努めているのに対し、売野はそうした枠組みから超越していて、逆に創意工夫に欠けるのだ。 あまりにもやりたい放題なんである。 今回、売野が起用された背景には、"お笑い志向"の森作品に対する差別化を図り、カッコ良さを求めるファンのニーズに応える目論みだったと思うが、この作品も聴いてて笑えるのは相当に笑える。 セリフも含めて、その大袈裟ぶりが過剰なために、マジ過ぎて笑えるというか、劇画チックで笑える・・・そんな感じで。 今回は作り手側にも、「笑わせてやろう!」という意識は無かったと思うが、売野の気合が裏目に出たか? この作品、曲構成上、パート毎にカラーが異なるうえに、歌詞は大袈裟で、しかもセリフ付きという、かなり珍しい作品である。 いささかジャンル分けがしづらいが、組曲風でもないし。 う〜む、宝塚調とでもいうのだろうか? もしくはビューティーペアとかの女子プロレス興業調? かように変わった作品ではあるが、それほどイイ出来とは言えないと思う。 仕掛けは多いけど、メロディ自体がつまんないし、アレンジは陳腐だし。 聴いてて笑えるけどさ。 それでも、当時の一般リスナーはこの作品を、それほど"お笑い"として消費していなかったように思う。 皆、ビックリはしただろうけど、特にファンの間では、あのクサいセリフを「格好イイ!」と受け取っていたハズである。 その点はスタッフの狙い通りなんだろうけど、それにしてもやり過ぎな気が・・・ ただこの作品で、シブがき隊は"何か"を掴んだような気がする。 それは、あのセリフに象徴される、3人の歌における役割分担の明確化である。 「薬丸=エエ格好しい」「本木=色男」「布川=マジだけどどこか笑える」というスタンスが、この作品で確立したように思えるのだ。 2000. もちろん主演はシブがき自身。 シブがきにとって、初のドラマとのタイアップだが、作品世界はドラマ本編に追従した内容ではなく、相変わらずの"シブがきワールド"が展開された楽曲である。 ただ今回は、サウンド面でかなりの冒険が試みられているのが特徴。 作曲・編曲には、後藤次利が復帰。 サビメロはD・D'・Eで構成。 曲自体は取り立てて特徴は無く、相変わらずマイナー調の歌謡曲路線だし、サビメロもキャッチーで、まぁ手堅い作りである。 だが、今回はアレンジが非常に斬新で、なんとジャングルサウンドが基盤。 ただし"ジャングル"と言っても、田原俊彦「ジャングル・JUNGLE」系の"ジャングル"ではなく、アダム・アント系の"ジャングルビート"である。 この作品がリリースされた83年には、歌謡界ではこの手の"ジャングルビート"が流行し、沢田研二「晴れのちBlue Boy」、早見優「渚のライオン」がヒットしたが、これらの作品は、ジャングルビート本来の意味である「熱帯」「夏」等のキーワードに基づいた楽曲制作がなされているのに対し、この「サムライ・ニッポン」は、そうしたオリジンとは全く無縁に楽曲製作がなされているのが非常に興味深い。 ドメスティックな歌謡曲メロディに、無理矢理、流行のサウンドを乗せたような形で、筒美京平も真っ青なサウンド作りなんである。 ゴッキーにしては珍しい手法であるが、出来としてはそんなに違和感は感じない。 歌謡曲とジャングルビート、一見突飛な組み合わせではあるが、結果としてこの両者の融合が、独特な無国籍サウンドを産み出し、「サムライ・ニッポン」という、外人から見た日本のイメージをそのまんま体現したかのようなタイトルに、見事にフィットしているのだ。 英国の日本人デュオ、フランク・チキンズにも通じる、あの奇妙なオリエンタル感覚が、今回、アイドル歌謡で見事に具現化したわけで、かなり画期的な楽曲と言える。 いずれにしても、今回のサウンドはUK志向ということか。 かようなコンセプトだけでも素晴らしいのだが、実際の出来栄えも優れていて、生とシンセのドラムスが入り乱れる、非常に凝ったリズムセクションを基盤に、ブラス・シンセ類・SE等の導入で、かなりユニークなサウンドに仕上がった。 3人のヴォーカルも、個別にソロパートを設けて、見せ場を作っているうえに、歌い出しでは、ややウィスパー調だったりと仕掛けも充実。 女性コーラスも、パート毎にカラーを変えているのも特徴的。 ただ、全編を独特のビートで貫いている分、サビメロでのインパクトに欠けてしまうのが残念。 ここだけはガラリとビートを変えて、サウンドに変化を持たせたほうが、より一層サビが光ったように思う。 大充実のサウンドに対して、歌詞は今一つ。 今回はおそらく、曲先の楽曲制作で、しかも、タイトルが最初に決められていたと推測されるが(コレに限らず、作品の大半はこの順番で制作されてるんだろうが)、この「サムライ・ニッポン」という特異な題名には、ストレートな"硬派路線"で売野が呼応している。 ただ、サビでの嵌めこみはまぁまぁだけど、それ以外の歌詞が、ちょっと描写が難解なのだ。 とにかく、まとまりが無いのである。 売野得意の"しゃらくさい"ルビが一切出てこない点は、好感持てるんだけど。 この作品、アイドル歌謡としては画期的ともいえる、大充実のサウンドに仕上がったのに、売野の歌詞がどうにも中途半端で損をしている。 今までの歌詞が一定の水準でキープしてきただけに、今回の不出来ぶりは、ちょっと残念であった。 サウンド面も、サビでのインパクトに欠けるアレンジだけは、もったいなかったし。 おかげで、ヒットした割には、世間での印象が弱い作品なのでは? 実際に統計を取ってみたことは無いんだけど、何となく、そんな気がする。 2000. ちょっとだけ大人びた視点で、作品世界が展開されているのだ。 今回の主題は、「昨夏に遊んで棄てた女への慕情」がテーマで、これまでに無く、主人公が純情なんである。 この未練を通して、主人公は「遊びの恋」を卒業して、「純愛」に目覚めていく、という設定。 前作同様、売野が作詞を担当しているが、今回は前作と異なり、非常に判りやすい描写で、スッキリと主題をまとめている。 売野が得意とする、"しゃらくさい"ルビを一切使用しない点も、前作同様で、好感が持てる。 個人的には、シブがきのシングル作品における歌詞は、売野作品よりも、森雪之丞作品のほうが優れていると思うのだが、今回は森作品に匹敵する出来映えだと思う。 ただし、両者の作品は、一見似ているのものの、実は微妙に路線が異なり、具体的には、森は"お笑い志向"が強く、売野は"ええカッコしい"といった違いがあるのだが。 実際、この歌詞も、笑える要素は歌い出しだけ。 そこ以外は、至って"ニの線"な描写であるが、この歌い出しのインパクトが凄まじいおかげで、全体の印象としては、売野作品でありながら、森作品同様の、そこはかと無い"おかしみ"が感じられて、今回は得をしている。 果たしてそれが損なのか得なのかは意見が割れるが、僕は得だと捉えたい。 それから今回は、サウンドまで完成度が高いのである。 サビメロにあたるのは、一応C・C'だろうが、Dも含まれるかも。 サビのみならず、Bメロも高音でなかなか聴かせる作りにしている。 3人のヴォーカルも、ユニゾン・コーラス・ソロと、相変わらず使い分けているが、このBメロ部分では、久々にあの"フックンヴォーカル"が堪能できる点も、ポイントが高い。 アレンジは、今回は夏らしく、ラテンサウンドで勝負に出た。 ギター・ブラス・ピアノ等で、トロピカルかつスピーディーなサウンド作りを施し、これにボンゴや各種パーカスのオカズを加えて、ラテン気分満載で作品を大いに盛り上げている。 さらに各パート毎で、リズムを微妙に変化させているうえに、所々SEまで被せて、なかなか凝った音作りをしている。 エンディングでのエコーを施したヴォーカルも小気味良いし。 間奏はこれらのサウンドに、咽び泣くギターソロが加わり、音的には非常に厚みがあるのだが、やや散漫な感じも。 これに限らず、ゴッキーアレンジは、間奏が散漫になりがちなのだが、シブがきの場合は、この散漫さが「ヤンキー」「ヤンチャ」「お笑い」といったキーワードとシンクロしているせいか、そんなに違和感が無い。 他にも、とんねるず・工藤静香・うしろゆびさされ組など、ゴッキーの場合は、ヤンキー系・お笑い系といった、下世話なタレントとの相性が抜群であるのは、こうした理由が大きいのかもしれない。 原田知世のような上品系(?)だと、散漫さがそのまま欠点に直結してしまい、相性は良くないのだが。 この作品、歌詞・サウンド、両面で非常に完成度が高いという、充実の仕上がりとなった。 シブがき隊にとっては、最高傑作と言っていいだろう。 確かセピアも、ゴッキー・プロデュースだったし、今回の仕事は大いに参考になったに違いない。 そう考えると、セピアのコンセプトは"シブがき隊・アダルトヴァージョン"とも言えるかも? 2000. 正規のシングル盤ではなく、今回は企画盤といっていい。 「サムライ・ニッポン」でTV番組とのタイアップは経験済みだが、「サムライ〜」が本編とは無関係な内容だったのに対し、今作は本編を(というか、視聴者である子供達を)意識した作りになっている。 作曲・編曲は井上大輔が担当。 さすがに子供向けなだけあって、全体的に覚え易いメロディラインではあるが、さほどキャッチーとは言えないと思う。 サウンドは非常に判りやすいブラスロック。 アニメソングと似たような手法である。 その点は人形劇という、アニメ同様の「お子様路線」を多分に意識したコンセプトなんだろう。 どこかで聞いたような旋律のイントロに始まり、あとはひたすらブラスロックで疾走するのだが、仕掛けは乏しく、せいぜいSE・シンセ類が被さる程度。 間奏ではギターソロが冴え渡るものの、突飛な旋律だし、女性コーラスも紋切り型で、創意工夫は感じられない。 曲を含めて、サウンド面で特に見るべきものは無い。 これに対して、歌詞はちょっと興味深い作りである。 「子供向けでNHK仕様」という絶対的条件があるおかげで、従来のような「性衝動」「ヤンキー」といった主題とは無縁のお子様ソングなのだが、それに加えて、"シブがきっぽさ"まで強引に醸し出そうとしているのが面白い。 さすがに子供向けなだけあって、二人称を"おまえ"ではなく、"あなた"に統一するという配慮はしているが。 「お子様向け」と「シブがき調」なんて相反するものだから、両立出来るわけが無い。 欲を欠かずに、お子様路線で統一したほうが良かった。 「子供向け&NHK」という絶対条件の下では、シブがきの個性なんて無用の長物なんだから。 この作品、サウンドに見るべきものは一切無いし、歌詞も「お子様向け」だか「シブがき調」だか、白黒着かない消化不良で、ハッキリ言って駄作である。 前々から気になるのだが、ジャニーズ系は時々、子供番組やアニメとのタイアップで、シングルリリースすることがある。 少年隊「Lady」、忍者「おーい!車屋さん」、そして今回の「キャッツ&ドッグ」のように。 で、こうした作品をリリースした以降、どのタレントも人気に陰りが見え始めるのである。 これは「アニソンをリリースした事でのイメージダウン」という理由では無く、もうこんなシングルをリリースする時点で、既にタレントとしての"旬"が過ぎてしまった、ということではなかろうか? 事務所側でもそれ故に、こんな"関西仕事"をやらせるんだろうし。 「もうアイツらは終わってるんだから、今のうちに儲けるだけ儲けよう!」「アニメだって何だって構わないから、どんどんタイアップ取ってきて!」というオラオラな感じで。 世間からすれば、シブがきにせよ、少年隊にせよ、まだまだ人気があって、こんな"関西仕事"をやらせるなんて時期早尚だと考えてしまうが、実際、こうした"関西仕事"以降、人気が下り坂になるのだから、やはり事務所の判断は正しかったと言わざるを得ない。 人気が落ちなかったトシちゃん(「NINJIN娘」)にしたって、予想以上に"トシ人気"が粘っただけなのかもしれないし。 そう考えると、ジャニーズ事務所は、所属タレントの人気の動向や、ファンの反応といったものには、凄まじく敏感ということであり、しかも、ちゃんと稼ぎ時まで心得て、同じ路線で引っ張るだけでなく、こうして思いきった勝負に出るのだから、やはり優れた商売人であると言えよう。 裏を返せば、こうした商魂たくましさは、怜悧ですらあるのだが。 となると、先日『ちびまる子ちゃん』絡みのシングルを出した、Kinki Kidsなんかも、事務所的には「旬は過ぎた」と考えているのだろうか? もっともKinkiの場合は、正規のA面ではなくて、両A面扱いのカップリング曲だから、そんなに気を回す必要はないかもしれないけど・・・ 2000. サウンド・歌詞・歌唱・タイトル、いずれの面でも、これまでシブがきが打ち出して来た独自のファクターを全て寄せ集めたかのような趣きで、"シブがき集大成"とも呼べる仕上がりになった。 ある意味、彼等にとってはピークを成す作品である。 良く言えば、売り手の熱意が伝わってくる力作なのだが、裏を返せば、前作「キャッツ&ドッグ」辺りで、シブがき人気の終焉を感じとった事務所が、「それならば、この際、過去の遺産はもったいぶらずに全て使い果たそう」という魂胆の"やっつけ仕事"なのかもしれない。 作曲は、前作同様に井上大輔が担当。 メロディそのものは、まぁいつもの"井上調"だが、構成は「サムライ・ニッポン」に近く、後藤次利的な構成である。 ただ、今回のパート分けは、「お=本木」「ま=布川」「え=薬丸」の順番になっているのだが、個人的には順序を変えて、「お=本木」「ま=薬丸」「え=布川」という、三段オチで構成して欲しかった。 やっぱり締めはフックン・ヴォーカルじゃないと。 間奏ではギターソロが導入されるが、これも「喝!」「Zokkon命」に象徴される、お馴染みのシブがきサウンドの系譜である。 かように力の入った"集大成"的なサウンドだが、エンディングのごちゃごちゃしたアレンジは正直いただけない。 売野の歌詞も、今回はメチャクチャに頑張っている。 主題は相変わらずの"ヤンキー路線"で、浜辺で出会った女に一目惚れした遊び人の純愛がテーマ。 どうでもいいけど"渚絶句"は上手い! これにはやられた。 それにしても、この描写は凄い。 森雪乃丞も真っ青!というか、森ですらここまで出来るかどうかの強烈な"バカ描写"である。 要するに、この歌詞は、従来の売野調に、森的な"バカ描写"をプラスした作風であり、やはりこれまでの集大成的な歌詞に仕上がっている。 とにかく、かなりの気合を示した凄い歌詞だとは思う。 良くも悪くもだが。 かように、この作品は、"シブがき集大成"の如く、サウンド・歌詞の両面で頑張りを見せた、「シブがき隊・入魂の一作」ある。 振り付けにしたって、これまでに無く、ド派手な振りだったし。 曲・アレンジ・歌詞・タイトル・歌唱、そして振り付け、全ての構成要素が強烈な個性を発揮していて、それらの集計であるわけだから、そりゃあ完成品の味付けは濃厚なものになってしまう。 結果、「NAI NAI 16」をも軽く凌駕するほどの、高カロリーな楽曲に仕上がった。 間違い無く、シブがきにとってはピークとなった作品だし、おそらく本人的にもスタッフ的にも、この曲で燃え尽きた部分も、どこかあったのではなかろうか? この曲以降、シングルセールスは急落して行ったし、楽曲面でも、以降の作品は、出来が目に見えてつまらなくなって行くのだから。 まぁこれは本人達のアーティストパワーの低下もさることながら、チェッカーズの台頭のあおりを食らった事も大きいハズだが。 そんな作品ではあるが、正直な所、この作品がイイのか悪いのか、その判断が今回は付かない。 非常に凝った作品だとは思うし、大笑いも出来るけど、ここまで濃厚にやってくれると・・・・後はもう、リスナーの好みの問題である。 僕はちょっと辟易する部分もあるけれど、この手のイカレポンチが好きな人には、やっぱり堪らない作品だろうと思うし。 2000. ちなみに、このタイトルは「べらんめぇダンディー」と読みます。 説明無しでは難読極まりない、おマヌケなタイトルは、まんま従来路線であるが。 作詞担当は森雪乃丞が復帰。 今回の主題は、これまでの"ヤンキー路線"からは大きく外れた、「江戸っ子下町ちゃきちゃき路線」(?)である。 シブがきにとっては新境地とも言えるが、従来からこだわっている"日本男児"的なノリを、本質として継承しているので、さほど突飛な印象は無い。 テーマにこれと言ったものは特に無く、東京を舞台に恋愛に勤しむ若者群像(?)を、ちゃきちゃきに活写している。 非常に個性的だが、森の描写は漣健児そのもの。 「Hey!Bep-pin」とかでも、その影響は垣間見えたが、今回はストレートに表現した。 やはり漣は後世に多大な影響を与えた、偉大な作詞家(訳詞家か)である。 それにしてもユニークなのは、時代背景が一体いつなのかが判らない点である。 まぁいつでもいいんだろうけど、「Hey!〜」は明らかに舞台が80年代だったのに、今回は匿名性が強い。 シブがきの基本は押さえながらも、80年代アイドルには見られないような、時空を超越したかのような、ユニーク作風を追求しているわけだから、かなりの意欲作だと思うし、実際、出来も相当なレベルである。 何といってもゴロが良いし、単語のセレクトも結構イカしている。 ただ、2番になると、ちょっと凡庸な出来になってしまい、その点が息切れっぽくて、残念ではあるが。 作曲・編曲は水谷公生が担当。 今回ちょっと気になるのは、Bメロで一旦曲が終結してしまうような作りになっている点である。 Bメロで終わってから、再びCメロ以降、違う曲でスタートするかのような印象なんであるが、これはBメロがエンディングっぽいというよりも、Cメロがオープニングっぽいのである。 アレンジもBとCの繋ぎが妙に長いし。 それ以外のパートは、まぁまぁ繋ぎがスムーズだし、メロディ自体は"可も無く不可も無く"といった按配なのに、この構成はいただけない。 アレンジは、これまでのブラスロック調とは明らかに異なり、今回は打ちこみ系で軽めのサウンド。 ただし、打ちこみ系とは言っても、ディスコサウンドではなく、イギリスのバナナラマとか、ファン・ボーイ・スリーといった、アイドル系ニューウェーブ(?)を意識した音作りである。 「サムライ・ニッポン」「アッパレ!フジヤマ」、そしてこの作品と、シブがきのUK志向は相当なものがある。 しかも、こうしたUKサウンドに、ドメスティックな歌謡曲メロディと、時代錯誤で大袈裟な歌詞を乗せているのだから、シブがき作品は結構クリエイティブな仕事である。 その辺りも、今後は評価の対象として欲しい。 サウンドコンセプトとしては、時流を意識した斬新なものだが、今回の出来はちょっと今一つかも知れない。 打ちこみ系のリズムセクションに、シンセ類・ブラス・ギターを軸とした音作りをしているのだが、ちょっとスカスカな感じ。 適宜パーカスを導入したり、Cメロの本木ソロ部分では、リズムを変化させたりしているのだが、曲自体がつまんないのだから、もうちょっといろんなオカズを加えて、派手めに処理して欲しかった。 どうにも安っぽいのだ。 前作「アッパレ!〜」が、これまた過剰にド派手だったせいで、今回は余計にスカスカに感じる。 まぁ今回軽めに処理したのも、前作との対比を狙った結果なんだろうけど。 この作品、歌詞・サウンド、共に従来の"シブがき路線"とは一味違った手法で、新境地を開くべく、頑張りを見せた意欲作であるが、歌詞の頑張りに比べて、サウンドの成果は今一つで、ちょっとハズしてしまったのが残念である。 それにしても、ジャニーズ事務所はこの手の作品が好きだなぁ。 昔から、ジュニア等には服部良一作品を歌わせてるし、後の忍者には、美空ひばりのパロディ(ジャニー的には一応オマージュか)とかやらせるし、どうもジャニーの中には、戦後の歌謡曲に対する、妙なこだわりがあるように見受けられる。 特に、この手のゴロの良い"江戸前歌謡"はお好みのようだ。 それから、フォーリーブス「ブルドッグ」・近藤真彦「ギンギラギンにさりげなく」等、ジャニーの中にはこうした"おマヌケな歌"に対する愛着もあるように思える。 そう考えると、この「べらんめぇ伊達男」は、その両方の性質を兼ね備えているわけで、もしかしたら、事務所的にはこの作品を「ジャニーズの定番ソング」にすべく楽曲制作したのではなかろうか? まぁでも、結局"定番"には成り得なかったのだから、ジャニー的には愛着の薄い、失敗作との評価なんだろうけど。 2000. スタッフからして、森雪乃丞はともかく、作曲・編曲の二軍選手的なメンツは「新境地にチャレンジ」とかいうより、"どうでも良さ"が如実に伝わる人選だし。 ごくシンプルな構成で、メロディそのものも、キャッチーなうえに覚え易く、目新しい個性は感じないものの、手堅い作りではある。 Cメロをややメロウな感じに仕立てている点は、前作「べらんめぇ伊達男」とも共通している。 大谷のアレンジは真性ロック調で、ややブラスを効かせながらもハードな作りである。 適宜、シンセ類やパーカスのオカズを加えているし、ドラムスのハイハットの処理もカッコ良くはあるのだが、いずれにせよ、手堅さの域を脱することのない地味な仕掛けである。 3人の得意のコーラスも、今回はほとんどサビだけだし、女性コーラスも地味め。 今回のサウンドは、ハードながらも仕掛けに乏しく、悪くは無いが、かといって特筆事項も無いといった按配。 まぁ今回の手堅さも、前作の突飛なサウンドとの対比を狙ったんだろうが。 作詞は前作の漣センスとはちょっと異なり、今回は"数え歌"。 戦後歌謡っぽいテイストは一応踏襲している。 主題は「男女の三角関係」がテーマだが、何しろ今回は"数え歌"が命題なので、主題はまぁどうでもいいような感じ。 要するに、歌詞までもがサジを投げているかのようだが、取りあえず描写は優れている。 この作品、歌詞は優れているしサウンドも手堅い作りで、決して悪い作品では無いのだが、かといって、傑作とも言い難いという、どうにも煮え切らない仕上がりである。 アイドルで"数え歌"というのは珍しいが、ジャンル自体が古臭いので、面白い事をやってる割りには、新味に欠けて地味な印象なのだ。 今回はスタッフ側の熱意もさほど感じられず、気合が空回りしたのではなく、気合が足らなかったように思える。 歌詞にしたって、描写は上手いけど、言葉遊びもここまで来ると、シブがき本来のテーゼである「"おもしろ"と"カッコ良さ"の両立」は不可能で、この作品に関しては、世間全般が"色物"と判断したように思うし。 これについては、森の責任ではなくて、コンセプトそのものがダメなんであるが。 歌詞・サウンドの両面で、派手ではあるのだが、不思議と倦怠感(シラケムード)が漂う、そんな作品に仕上がった。 「男意ッ気」とか意気込んでる割には、上っ面な感じがする。 何事にも"やる気"は大事ってことか。 2000.

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少年隊

シブ がき 隊 少年 隊

Sponsored Link 「シブがき隊」のメンバーはTBSによって選ばれていた 「シブがき隊」といえば、ジャニーズですが、 実は、もともと、 「シブがき隊」はTBSにより選ばれていたそうで、 もともと、1981年4月、TBSテレビドラマ、 「2年B組仙八先生」に生徒役で出演していた、 さん、薬丸裕英さん、さんは、 特に人気が高かったことから、 「仙八トリオ」 「悪ガキトリオ」などと呼ばれていたのですが、 「2年B組仙八先生」より。 (左から)本木雅弘さん、布川敏和さん、薬丸裕英さん。 同年夏に、女性向けファッション雑誌 「セブンティーン」 の一般公募で正式に 「シブがきトリオ」と命名されます。 」 10月 「ZIG ZAG セブンティーン」 1983年2月 「処女的衝撃! (ヴァージンショック)」 5月 「ZOKKON 命(LOVE)」 8月 「Hey! フジヤマ」 10月 「べらんめぇ! 伊達男(ダンディ)」 1985年1月 「男意ッ気(イッキ)」 4月 「DJ in My Life」 6月 「月光淑女! (ムーン・ビーナス)」 10月 「KILL」 1986年1月 「トラ! 」 と、立て続けにシングルをリリース。 ただ、それでいて、ルックスはリーゼントなどのツッパリ風ではなく、 アイドルのままだったことから、この絶妙なバランスが、 アイドルファン、ツッパリファンの両者に受け入れられ人気者に。 また、 「シブがき隊」は、アイドルでありながら、 バラエティ番組でのコントやフリートークのほか、 歌番組に出演した時のコメントなどでも、 卓越したお笑いのセンスを発揮。 こちらも、 「ヤンキー文化」同様に、当時の 「MANZAIブーム」に乗って、 「面白いことが言えるアイドル」として、 今でいう、バラドルのさきがけとなったのでした。 「すし食いねえ!」の誕生秘話 そして、1986年2月、 17枚目のシングル 「すし食いねえ!」をリリースすると、 寿司ネタの歌詞とラップ調のメロディからなる、 斬新な楽曲がウケ、大ヒット。 「すし食いねえ!」 実は、この曲には、 ちょっと変わった誕生秘話がありました。 というのは、1985年、 名古屋でのコンサートツアーの初日、 薬丸さんが諸事情で参加できず、 布川さんと本木さんのみ参加のコンサートとなったのですが、 二人だけでは曲間のトークが盛り上がらなかったそうで、 その夜、布川さんは、バックバンドのベーシストKUZUさんと2人で、 場を持たせるための曲を作ろうということになります。 そこで、布川さんは、その当時、 アメリカのヒップホップグループ 「Run-D. 」の影響で、 日本でもラップが知られはじめていた時期だっったことから、 ラップを作ることを提案。 そして、翌日のステージでこの歌を本木さんと二人で、 振りを付けて披露したところ、予想以上に大ウケ。 それで、薬丸さんの復帰後も、 ツアーのトーク時にはこの曲をやり続けていると、 それがプロデューサーの目にとまり、 プロの作詞、作曲家によって作り直され、 レコーディングすることに。 そして、出来た曲が、NHKの歌番組 「みんなのうた」で、 1985年12月~1986年1月の曲として放映されるのですが、 そのユニークさがウケて大きな話題に。 同年12月31日に行われた、 「第36回NHK紅白歌合戦」でも披露することになったのでした。 (NHK紅白歌合戦史上初のリリース前に歌唱された楽曲だったそうです) こうして、翌年の1986年2月、 「すし食いねえ!」は、 満を持して、17枚目のシングルとしてリリースされたのでした。 解散理由は少年隊? しかし、どうしたことか、同じ年の1986年8月、 「シブがき隊」は、突然、東京厚生年金会館で解隊宣言。 同年11月、「解隊」(解散)してしまいます。 一体、何があったのでしょうか? 実は、 「シブがき隊」には、 解散の話が2度持ち上がったことがあったそうで、 いずれも、布川さんが解散を言い出されているのですが、 一度目は、当時、お給料はすべてご両親に振り込まれていたこともあり、 仕事をしているというよりは、部活をしている感覚に近かったそうで、 18歳になると、周囲が就職活動や大学進学など、 進路を決めている姿を見て、「俺も働かなきゃ」 と思われ、解散を言い出されたそうです。 ただ、その時は、周囲の大人たちから、 攻められたり、なだめられたりして丸め込まれてしまったそうで、 そのまま 「シブがき隊」として活動を続けることに。 そして、布川さんが23歳になり、 2度目の解散の話を切り出すのですが、 それは、その頃、がデビューし、 バック転をする姿を見て、 「俺ら終わったな」 と感じたからだそうで、 (「シブがき隊」はバック転ができなかったことから) このままシブがき隊として、おじいさんまでやっていけるのか? どうせなら人気のあるうちに解散しよう。 と、3人で話し合い、解散が決まったのだとか。 布川さんは、当時を振り返り、 少年隊がデビューするために猛レッスンしてるのは知っていたから、 それを見て、「あいつらがデビューしたらシブがき隊は終わりかもね」 なんて話してたんですよ(笑)。 でも、シブがき隊にいたから、三の線でコントやったり、 メンバーをバラ売りしたり、新しいチャレンジができた。 まあ僕らはお試し用で、もし失敗しても、 少年隊やがいるからっていうのがあったのかな(笑)。 でも、それが今のジャニーズの活躍に、 つながっているんじゃないかなと思いますね。 僕らはコンサートのMCもハチャメチャだったんだけど、 ジャニーさんは「シブがき隊のトークを盗みなさい」 って後輩に言ってたらしいですよ。

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シブがき隊

シブ がき 隊 少年 隊

1982年5月に「NAI・NAI 16」で歌手デビュー。 」で紅白歌合戦に初めて出場後4年連続で選ばれますが、少年隊と入れ違いになる形で落選してしまいます。 その2年後の1988年11月2日をもってシブがき隊は解散。 活動期間は他のジャニーズグループと比べると短く7年余りでした。 その後3人はジャニーズ事務所を退所し、別々の事務所に所属し活躍しています。 シブがき隊の元メンバー・本木雅弘 薬丸裕英が解散の真相を明かす 薬丸裕英さんが2018年4月19日、フジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」に出演し、シブがき隊の、解散についての真相を明かしました! MC・ 坂上 忍 (50)から理由を聞かれた薬丸は 「そもそも仲が悪かった」「あの2人(布川と本木)は仲が良くて、いびつなトライアングルだった」と内情を暴露し 「解散の原因はチェッカーズと吉川晃司」と話した。 人気とファンを持っていかれたにもかかわらず「誰とでも仲良くなれる2人は、ライバルと仲良くしていた。 それが信じられなかった」とメンバーに不信感を持ったという。 引用: それでも薬丸は 「俺は最後まで(解散せずに)ザ・ドリフターズみたいに、それぞれが仕事をしていても特番とかで シブがき隊として集まれればいいやと思っていた」と解散に否定的な立場だったと説明。 ただ「ある1人の人が『どうしても、そっちの方向に進みたいみたいな』と言って…」と、違う方向を目指すメンバーがいたとポツリ。 これに坂上が「モックンでしょ?」と突っこむと「そうです」と即答した。 引用: やはり、 薬丸さんと本木さんとの間に一波乱あったのは確かなようです。 デパートの屋 上でキャンペーンイベントを行った際も、「恐ろしい数の女の子が来たんですが 、 なんで自分みたいな若造にこんな熱狂するんだろうと一気に引いてしまった自分がいた」と明かす。 引用: 本木は「 実は解散が決まる前、私が早々に、業界そのものを辞めてパリでもどっかでも行って皿洗いでもなんでもいいからやって、ということをしたいから辞めてもいいかと二人に相談しました。 二人とも目が点になってましたけど」と告白。 引用: 本木雅弘さんからの突然の告白に布川敏和さんは了承。 薬丸裕英さんは納得がいかなかったようです。 「布川(敏和)さんは 『本木がそう言うならそれでいいよ』と言ってくれました。 薬丸(裕英)さんはグループを愛していたし続けたいという気持ちがあったんだと思います。 でも私が暴走したのでこういう結果になった」と振り返った。 引用: また、この番組では解散後にメンバーとは一切連絡を取りあっていないことも明かしています。 過去に2度「解散」についての話が出たそうで、1度目のときも、言い出したのは実は布川さんだったそうです。 アイドルグループ として活躍していたが、給料はすべて親に振り込まれており、仕事をしているというよりも、部活をしている感覚だった。 そのため 18歳になり、周囲が就職活動などを始めて、進路を決めている姿を見て、「俺も働かなきゃ」と思って解散の話を持ち出した。 周囲の大人から攻められたり、なだめられたりして、丸め込まれてしまったそうだ。 引用: そして 2度目の解散(本当の解散) の話しが出たのは、当時、光GENJIや少年隊がデビューしたころで、後輩の才能を脅威に感じ始めたようです。 少年隊は、バック転もできて、ダンスにかける思いも凄かったが、シブがき隊はバック転もできなかった。 それを 見て「俺ら終わったな」と感じ、 「このままシブがき隊として、おじいさんまでやっていけるのか? どうせなら人気のあるうちに解散しよう」 と、3人で話し合って決まったと明かした。 引用: それぞれの主張があるようですが 布川さんと本木さんは解散したがっていたようです。 「やっくん 薬丸裕英 とは、途中から仲が悪くなった」と言い、最初は3人とも仲が良かったが、徐々に薬丸とは不仲になっていき、本木は「B型の間にいるA型は辛いよ」と漏らしていたそうだ。 引用 : しかし、最近では薬丸裕英さんとの仲直りをしたようでLINEのやりとりもしているようです。 布川は、薬丸との仲に 「ヤッくんと仲が悪いわけじゃないんですよ。 性格が合わないんです。 でも、最近は仲直りというか、誕生日の日にはLINEでやり取りをする」と告白。 昨年のクリスマスイブには「お一人様ですか?」と薬丸から連絡をもらい、ホームパーティーに誘われたが、岩手県のロケ中で参加出来なかったと明かした。 モックン(本木雅弘)と僕は、六本木に遊びに出てたんですよ。 で、チェッカーズやら吉川晃司やらと一緒に遊んでたんです。 そしたらある日、ヤックンが来て『 本木、布川、何チェッカーズと吉川晃司と遊んでんだよ!どれだけシブガキ隊のファンをあいつらに持って行かれて…、何ライバルと遊んでんだよ!』ってマジで怒られたんです」 引用: 薬丸裕英さんは本木雅弘さんと布川敏和さんがライバルと遊ぶことを快く思わなくなったそうで、それが理由で不仲になったといわれています。 ちなみに、薬丸裕英さんに忠告された後も、布川敏和さんは遊ぶことを辞めなかったそうです。 「だって、向こうの方がシブガキ隊よりカッコイイんだからしょうがないでしょと。 毎日毎日、楽しけりゃいいじゃない、友達増やして、って感じで遊び続けた」といい、 「それから、仲悪いというか、性格が合わなかった」と話した。 引用: 薬丸裕英さんがまじめすぎたのかもしれませんが、このことがきっかけとなりメンバーの仲は悪化していったようです。 関連記事 ・ シブがき隊の不仲解散説にネットの反応は? ネット上でも不仲で解散した説が一番濃厚とする声が多く聞かれます。 シブがき隊のフッくんがヤッくんと性格が合わないって言うけれど、B型同士は合わないって言うのも少しは関係あるのかな。 しかし、それ以前にモッくんとフッくんの2人と不仲だっだのが解散の原因だったようです。 これはもう強烈に覚えてる。 だから絶対仲悪いと思ってた。 組み合わせがすごいと思ったのはそういう意味で。 人気は落ち目だったけど解隊の特番もあった。 仲悪いと言われてたけど最後のライブで泣いて抱き合った3人。 いい思い出。 何が本当か分からないけど仲違いで解散にはしないであげて。 1番悲しいよ。 シブがき隊1日だけ再結成してジャニーズのイベントに出演して欲しい。 — ドミノ【つくば】 dominoru シブがき隊の解散理由と3つの不仲説を総まとめすると… ・シブがき隊は1982年にデビュー。 その7年後の1988年11月をもって解散した。 ・シブがき隊の解散理由はメンバーの不仲が原因といわれており、ヤッくんが解散を懇願したと後に語っている。 ・シブがき隊のメンバーが不仲になった理由は、ヤッくんとモッくんのセンター争いや、当時のライバル歌手と仲良くする2人とそれをよく思わないヤッくんとの間に亀裂が生じてしまったことである。 今はそれぞれ別々の道を歩んでいるシブがき隊のメンバー。 フッくんをテレビで観ることは少ないですが、それぞれ大活躍しています。 また、あれほど不仲だったフッくんとヤッくんが仲直りしたことは意外でした。 いつかモッくんとも仲直りして3人で笑い話に出来る日がくるといいですね。

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