北 朝鮮 弾道 ミサイル。 「北の贈り物=長距離弾道ミサイル」 米司令官が言及

北朝鮮が日本海に撃ち放つミサイルの値段は一発いくらくらい経費も含めて...

北 朝鮮 弾道 ミサイル

2019年7月23日に公表された北朝鮮の潜水艦を視察する金正恩委員長 北朝鮮潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射母体である潜水艦の建造について、北朝鮮分析サイト「38ノース」は今年の6月、SLBM用の新型潜水艦を建造していると公表した。 また、北朝鮮(北)は今年7月、写真付き(写真1参照)で、「朝鮮式の威力ある新たな潜水艦が建造された」と紹介した。 だが、「この潜水艦が弾道ミサイル潜水艦だ」とは記述されてはいない。 ミサイルの発射母体でもある潜水艦については、秘匿性が高く情報入手が困難なこともあり、潜水艦の能力評価について大きく分かれている。 私は、過大なる能力評価については、多くの疑問を感じている。 その最大の理由は、兵器の生産というものは、長い年月と実績を経て、やっと完成するものだ。 過去の実績もなく突然高性能の兵器が生産されることはないと考えているからだ。 そこで、北朝鮮の潜水艦の本当の実力を知るために、以下の4項目について分析した。 ウイスキー級は、現在すべて退役し、現在残っているのはロメオ級20隻だけである(表参照)。 そのロメオ級の数量を1990年と2017年の推移で見ると、減少しているだけで増加してはいない。 このロメオ級は、現在どのような状況にあるのか。 2014年に金正恩委員長が乗艦したロメオ級の映像がある。 この潜水艦は、胴体や艦橋部分に錆が見え、艦橋の監視用窓が1つ壊れ、潜水艦の色は、通常、濃い黒に近い灰色だが、北のものはあざやかな緑色であった。 つまり、金正恩氏が乗艦していた潜水艦は使い物にならないものであった。 金正恩氏が乗艦する艦だから当然最新型で、自信がある潜水艦を公開したと見るのが妥当であろう。 したがって、この状況を見ただけでも、北の潜水艦はほとんどが使い物にならないものだと見てよい。 減少した3隻については、他の古くなった潜水艦を稼働させるために、使用可能な部品を外して他の潜水艦に転用しているか、あるいは別の用途の潜水艦に改造している可能性がある。 北が過去、独自に建造したものは、ミゼット潜水艦と呼ばれるサンオ級(約260トン)32隻やユーゴ級(約90トン)20隻以上、つまり、韓国への潜入目的に使用される約260トン以下の極小潜水艦だけであった。 これが唯一、活動している潜水艦である。 北は列国が建造している2000〜3000トンクラスの潜水艦を独自の設計で建造したことはなかった。 新浦級弾道ミサイル潜水艦の実態 北が近年になって、独自に列国の潜水艦に近い新浦級潜水艦(68メートル、約1450トン)を1隻建造した。 ロメオ級よりも約10メートル短いが、横幅(Beam)は約6. 6メートルでありロメオ級とほぼ同じだ。 流水孔の形や横一列である並びは、よく似ている。 この弾道ミサイル潜水艦は、2015年5月、2016年4月および2016年8月に北がミサイルを発射した写真を公開した時に3度動いたとされる情報があるだけだ。 この時は、バージ型の発射台からミサイルを発射したのであって、この潜水艦からミサイルを発射したことを裏づける証拠はない。 その後も、港に横づけされたままだ。 その後、航海実験を重ねている情報もない。 2016年8月のSLBM発射後、新浦級弾道ミサイル潜水艦をバックに撮った金正恩氏と兵士たちとの記念写真(写真2参照)には、多くの疑問がある。 見えなくしなければならない理由があったのか。 バランスを崩して横転するのではないかと思うほど背が高い。 9メートル以上の長いミサイルを装填するために無理に大きく改造したのか。 旧式潜水艦を改造した可能性がある。 写真2 潜水艦をバックに金正恩と兵士達の記念撮影 出典:朝鮮中央通信(2016年8月25日) 新浦級潜水艦の疑問点をまとめると、新造艦なのではなく、ロメオ級を土台にして製造したものであることが分かる。 不要となった魚雷発射部分の前部を切り取り、全長が短く、船首部分が丸く、後部には魚の尾びれに似た方向舵を取りつける設計になったものであろう。 ミサイルを搭載するために、艦橋部分がバランスを崩すほど大きい構造になっている(写真3参照)。 このため、乗組員たちは、多くの欠陥が生じて沈没する不安を感じていたのではなかろうか。 その欠陥が改善されないでいるために、ミサイルを発射することもできないし、外洋に進出することもできないのが実情であろう。 写真3 ミサイル発射後と見られる新浦級潜水艦 出典:朝鮮中央通信(2016年8月25日)の写真に筆者がコメント 最近公開の弾道ミサイル潜水艦 最新で大型なのか 今年の7月に北朝鮮が公開した潜水艦について、韓国国会情報委員会は、「3000トン級の潜水艦を建造した。 SLBMを最大3基搭載できる可能性がある」と語った。 発射管が3個見えたという情報もある。 韓国防部は、この新型潜水艦について「2500トン級の新浦型潜水艦よりもやや大きい可能性がある」と分析した。 これらの情報からすれば、2800〜3500トンのゴルフ級に類似している(図1参照)。 私は、艦全体と艦首部分のシルエット、船体の大きさ、水面上約50センチのところにある流水孔の形・数や横一列に並ぶ配置からロメオ級を改造した可能性が高いと考えている。 国外の潜水艦の専門家の2人、ブライアン・クラーク氏とH・I・サットン氏は、「新造」潜水艦の外見について、潜水艦の全体の形状や艦側壁の凹(流水孔)などから1950年代の旧ソ連のロメオ級潜水艦によく似ていると指摘した。 加えて、溶接の仕上げの粗さ、多くの継ぎ目から、米国や日本の近代的な潜水艦からの探知を避けることは難しいだろうとも分析した。 図1 潜水艦3種類のイラスト 出典:各種情報をもとに筆者作成 つまり、新造潜水艦は、1970〜80年代に建造された時代遅れのロメオ級を改造したもので、腐食して使えなくなった部分を補修してつぎはぎでできた潜水艦だということだ。 ぼかしが入った部分(写真4参照)に発射管収納部らしいものがあるが、私には、発射管は見えない。 ぼかしの部分までの高さを、金正恩氏一行との比較で推測すると9メートルほどだろう。 北極星1号の長さが9メートルであることから判断すれば、北極星1号が収納できるのか疑わしい。 この潜水艦にミサイルを搭載するには、ミサイルの全長が約8メートル以下のものに制限される。 艦橋の部分を含めれば、北極星1号が搭載できる。 北が兵器に「ぼかし」を入れるのは、「騙し」によく使う手法だ。 弾道ミサイル潜水艦に見せるために、発射管らしい部分は実際には「ない」のだが、「ある」ように見せかけている。 そのことが暴露しないように、「ぼかし」を入れている可能性がある。 写真4 金正恩氏が視察した潜水艦と発射可能なミサイル 出典:朝鮮中央通信(2019年7月23日)写真に筆者コメント 米国本土に接近できない 私が北の軍事をウォッチして30年になるが、北の潜水艦が、宗谷・津軽・対馬・大隅海峡を通峡した、あるいは、日本近海に出現したという情報が一度もない。 つまり、この海域まで進出してきていないということだろう。 中国やロシアの潜水艦は、太平洋に進出するために、日本列島の海峡を、度々浮上して通峡する。 両国が太平洋への進出を日米に探知されないためには、中国潜水艦は、台湾海峡を南下するか、海南島に配備されている潜水艦の基地から出港、ロシアはカムチャツカ半島のペトロパブロフスク基地から出港して、太平洋上に進出することになる。 北の場合は、必ず日本列島の海峡を通峡しなければならない。 北の潜水艦が太平洋に進出する場合は、日本の哨戒機などの監視活動によって100%発見される。 今年7月末に公表された新型潜水艦の運用について、以下の4つの評価がある。 私は、その評価について過大評価だと判断している。 その1.新型潜水艦は、3000トン級弾道ミサイル潜水艦で、間もなく進水するとみられる。 進水すれば、隠密裏に米国本土まで攻撃できるSLBM戦力を保有することになる。 その2.このゴルフ級の航続距離は1万7600kメートルに達し、潜航能力は70日である。 北の新型潜水艦は、米国本土沿岸から2000キロほど離れた場所まで進出し、SLBM攻撃を加えた後、北へ戻ることができる。 その3.太平洋に出航すれば、ハワイやグアムなど米国の戦略要衝地を射程圏内に置くことができる。 前述の記述が過大評価だとする理由は、次の4つの理由による。 当然、音がうるさい北の潜水艦は、日本の潜水艦探知によって発見され、早期に撃沈されるだろう。 もし、太平洋に出られたとしても、米海軍に探知され、早期に撃沈されるだろう。 胴体がつぎはぎだらけの潜水艦では、米国近海に到着するまでに、沈没する可能性があることから、米国近海に近づいて、ミサイルを発射して帰投することはできない。 図2 射程2000キロのミサイルを搭載できた潜水艦の運用例 出典:筆者作成 張り子の弾道ミサイル潜水艦 北の潜水艦は、世界で最先端の技術を有する米露のもの、さらにロシアの潜水艦を導入して製造している中国のものと比べても、はるかに劣る。 いや、比べ物にならないくらいに低いレベルである。 また、英仏日の潜水艦のレベルにも遠く及ばない。 北が保有している潜水艦はロメオ級、新たに建造している潜水艦も、ロメオ級を改造しているもののようだ。 このロメオ級は、中国が2010年以前に破棄していて、現在は使用されていない。 時代遅れの旧式で使い物にならないからだ。 北のSLBMの開発は進んでいるが、その発射母体である潜水艦については、ミサイルを発射できる段階に到達していない。 ミサイルは開発できていても、その発射母体である潜水艦が完成していないのだ。 北は、これから潜水艦開発に力を注いでいくだろうが、簡単ではなく、完成もまだ当分先になる。 筆者:西村 金一 外部サイト.

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なぜ北朝鮮は弾道ミサイルを打つのですか?日本に打ち込まれると思うと...

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今年3月、射程距離と弾頭重量を増やした新型玄武4(仮称)弾道ミサイルの最初の試験発射が実施された。 しかし2発のミサイルのうち1発だけが成功したという。 このため一部では、韓米ミサイル指針で抑えられてきた韓国のミサイル能力は北朝鮮より劣るのではという批判が出ている。 複数の政府筋によると、今年3月24日、忠清南道泰安郡(テアングン)の国防科学研究所(ADD)安興(アンフン)試験場沖の海上臨時発射場で、玄武4弾道ミサイルが試験発射された。 このミサイルのうち1発は目標水域の離於島(イオド)北側60キロの海上に落ちた。 政府筋は「当時、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)関係者とADD関係者が見守る中で2発を発射したが、1発は不発だったと聞いている」と話した。 ADDは現在、失敗の原因を分析中だ。 玄武4は、2017年9月に文在寅(ムン・ジェイン)大統領がトランプ米大統領との電話会談で韓米ミサイル指針(Missile Guideline)の弾頭重量制限解除に合意したことで誕生した。 玄武4は射程距離が800キロだが、弾頭の重量は2トンにもなる。 その間、ミサイル指針に基づき韓国は最大射程距離800キロ超で弾頭重量500キロ以上の弾道ミサイルを保有することができなかった。 最大射程距離500キロと300キロの弾道ミサイルはそれぞれ1トンと2トンまでの弾頭を搭載できる。 射程距離を減らせば弾頭重量を増やせるトレードオフ原則のためだ。 韓国軍が現在保有する玄武2Cは南部地方から発射しても北朝鮮全域を射程距離にできる。 しかし問題は弾頭の重量だった。 500キロの弾頭は威力に限界がある。 ミサイル専門家のクォン・ヨンス元国防大教授は「ミサイルの威力は弾頭部の爆弾と関係があるが、重さとも比例する」とし「韓国は射程距離制限があるため、爆発力を最大化する弾頭の重量に集中した」と説明した。 弾道ミサイルの弾頭の重量を増やそうとする理由は、有事の際、北朝鮮指揮部の地下バンカーを弾道ミサイルで破壊するためだ。 朴元坤(パク・ウォンゴン)韓東大学校国際地域学教授は「北のミサイル能力が高度化する中、弾頭の重量が増えれば核兵器を搭載しなくても破壊力が強まり、韓国の抑止力を高めるのに寄与する」と評価した。 今回の初めての試験発射の難関は射程距離だった。 国内から発射したミサイルが800キロ飛行するには中国や日本の防空識別圏に入るしかない。 したがって軍当局とADDは今回の試験発射で正常な角度(30-45度)より高い角度で発射した。 高角発射は北朝鮮もよく使う試験発射方式だ。 高角発射は高度を高める代わりに飛行距離が減る。 また大気圏を抜けて再び入ってくるため、再進入技術を確保できるという長所もある。 しかし玄武4が2発中1発だけがまともに飛行したため、ADDの開発能力に対する懸念の声が出ている。 別の政府筋は「ADDはその間、『韓国は技術力は十分にあるが、ミサイル指針が足かせになっている』と話してきた」とし「今回の試験発射の結果をめぐり政府の一部ではADDが玄武4を目標の日程内に開発できるか心配する人もいる」と伝えた。 軍内外では、すでにミサイルの高度化に成功した北朝鮮と比較する見方も出ている。 北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)火星15型は弾頭重量1トンで最大射程距離が1万3000キロだ。 北朝鮮は2017年11月29日、最初の試験発射で成功した後、「国家核武力の完成」を宣言した。 軍関係者は「北も過去にムスダンミサイルの場合、8回発射して7回失敗している。 新型ミサイルの開発は失敗を踏んで立ち上がる過程と同じ」と釈明した。

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弾道ミサイルの速度は?日本まで何分で到達可能か調べてみた!

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北朝鮮による次の軍事挑発は、潜水艦発射弾道ミサイルの実験発射だとみられている(提供:news1) 北朝鮮による次の軍事挑発は、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の実験発射だと、政略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ韓国部長は語った。 17日(現地時間)米国のラジオ放送局である自由アジア放送(RFA)によると、チャ部長はTV会議で「北朝鮮はSLBM発射の可能性をほのめかしていて、これに関する動きは衛星写真にも捕らえられている」と語った。 北朝鮮は、すでに南北共同連絡事務所を破壊した。 またケソン(開城)工業団地とクムガンサン(金剛山)観光地区の軍兵力配置と非武装地帯(DMZ)の復旧計画も伝えている。 スー・ミ・テリーCSIS上級研究員は、北朝鮮が今年11月の米国大統領選挙を目前に、挑発行為を敢行する可能性が高いとみている。 朝鮮半島の軍事専門家たちは、北朝鮮がSLBMを保有する場合、米国の衛星追跡を避け、米国本土まで核ミサイル攻撃を加えることができるようになると憂慮している。 過去記事一覧• 20年• 19年• 18年• 17年• 16年• 15年• 14年• 13年• 12年• 11年• 10年• 09年• 08年• 07年• 06年• 05年• 04年•

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