我無チャンネル。 ドラマ白華(はっか)の姫7 8 9話のあらすじネタバレと感想!

aiseki MOGOL GIRL [第1話無料]

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映画「東京タワー」「おと・な・り」など、その端正な顔立ちと艶やかな声で世の女性たちを虜にしてきたが、近年は武術・格闘技の腕にも磨きをかけ、「SP 警視庁警備部警護課第四係」シリーズ、「永遠の0」「蜩ノ記(ひぐらしのき)」といった作品でキリリとした雄姿を見せ、女性たちの心をさらにメロメロにしている。 もし、岡田の甘さと男らしさが両方味わえる作品があるとしたら、まさに最強! でも、そんな都合のいい作品なんてあるの? それがあるんです! その作品とは、ズバリ「図書館戦争」だ!! メディアの検閲が正当化された世界における、銃器を手に激しい検閲を行う国家権力・メディア良化隊と図書隊との攻防戦はかなりハードで、岡田の本格的でダイナミックなアクションを至るところで拝むことができる。 う~ん、VIVA!王道。 こう書くと誤解を招いてしまいそうだが、本作の魅力はそれだけにとどまらない。 陸上・航空両自衛隊の協力を得て撮影が行われたという各シーンには、よりリアルな臨場感と緊迫感が漂っているし、何より伝わってくるのは、インターネットの普及によりメディアが肥大化しつつある現代だからこそ、「本を読む自由」「言論の自由」について、改めて一人ひとりが考え、悩み、行動していかなければならないと感じるメッセージ性。 ちなみに、原作は全4巻(別冊抜き)の大作。 まだまだ気になるエピソードも満載なのです。 というわけで、10月には続編「図書館戦争-THE LAST MISSION-」が公開予定! 予習派のアナタも復習派のキミも、この機会を見逃すなかれ!! この映画がどれだけ多くの日本人に愛されているかの証だが、健さんにとっても俳優人生を決定した重要な1本であった。 1976年、健さんは「神戸国際ギャング」を最後に約20年間在籍していた東映を離れ、フリーになった。 「幸福の黄色いハンカチ」は、「君よ憤怒の河を渉れ」「八甲田山」に次ぐフリー転向後3本目の出演作に当たる。 あらすじはこうだ。 失恋してヤケになった青年・欽也(武田鉄矢)が、中古車(真っ赤なファミリア)を買って北海道旅行へ赴き、同じく傷心旅行をしていた朱美(桃井かおり)をナンパして車に乗せる。 やがて二人は、網走刑務所を出所したばかりの寡黙な男・島勇作(高倉健)と出会い、道中を共にすることになる。 勇作は、別れた女房の光枝(倍賞千恵子)の住む夕張へ向かうべきか悩んでいた。 勇作は獄中から光枝に葉書を送り、もし自分の帰りを待っていてくれるならば、家の前に黄色いハンカチをぶら下げておいてくれと伝えていたのだが…。 健さんの東映時代の出演作は、その大半が任侠映画。 スクリーンところ狭しと立ち回って悪い奴らを斬りまくっていたが、この「幸福の黄色いハンカチ」では一転して、罪は犯したもののささやかな幸せを求める市井人に扮して大きな注目を浴びた。 任侠映画スターから脱却できるかどうか、俳優として新たなイメージを獲得できるかどうか、それが興味の的だった。 結果的に、健さんは日本アカデミー賞やブルーリボン賞など、その年の男優賞を総なめにしたのだ。 私は本作の撮影現場を取材した際、健さんと山田監督が胸の前で腕を組みながら、無言で雲の流れを見つめている姿を目撃した。 大スターと名監督、なんと絵になる男たちだろうと今でも強く印象に残っている。 「幸福の黄色いハンカチ」は、そんな山田監督の演出の冴えと、健さんの巧まざる演技によって永遠の名作になった。 健さんは本作で、その後の40年を大スターとして君臨する礎を築いたのだ。 出所後に初めて口にするビールとラーメンの味、無知な若者に愛の大切さを説く苦渋、恐る恐る見上げる自宅に掲げられた数十枚の黄色いハンカチ…。 数々の名シーンに彩られた、観ずして死ねない日本映画の必見作だ。 健さんの訃報から13日後、今度は菅原文太さんが亡くなられた。 チャンネルNECOでは、菅原さんの追悼企画として、菅原さんが健さんの役に扮したTVドラマ版の「幸福の黄色いハンカチ」を含む、「一挙見比べ!永遠の名作『黄色いハンカチ』」を12月27日(土)に一挙放送する。 日本映画を支えた偉大なる二人のスターを偲ぶ絶好の機会となるだろう。 早くもそんな季節がやってきてしまいましたねえ~。 「ブっこむ!」 えーっ、知らないって? 昨年ヒットした映画「凶悪」を観た人はみーんな、劇中でビシバシ使われていた「ブっこむ!」を、街や飲み屋で何度となく口にしていたのに! ウソじゃないですよ。 映画好き必聴の「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(TBSラジオ)でシネマランキング2013を発表したとき、栄えある<シネマ流行語大賞>に選ばれていましたから。 人を殺す=ブっこむ。 まあ~、見ればわかりますって! その死刑囚の告白を手がかりに、スクープ誌の記者が闇に埋もれた未解決事件を調べていくのですが、闇の奥へ奥へといざなわれ、結果、地獄めぐりをすることになる記者役、山田孝之の心の変化に応じた緻密な演技がまたスゴい。 扮するリリーさん……いや、リリー・フランキーがピエール瀧同様、多数の個人賞を得たのはご存知のとおり。 ちょっと補足を。 信じていいのか? 記者は逡巡しながら現場を徹底的に歩き、関係者を訪ねていく。 原作は、日本中を震撼させたベストセラー・ノンフィクション「凶悪—ある死刑囚の告発—」(新潮文庫刊)。 いわゆる「上申書殺人事件」と呼ばれる一連の謎めいた事件を追い、徹底的な取材と裏取りを敢行した宮本太一が本書を執筆。 これを新たに組み立て、映画に仕立てたのは、故・若松孝二監督に師事し、行定勲、犬童一心らの作品で腕を磨いた白石和彌監督。 実に気骨のある人なのです。 サイコパスの教師(伊藤英明)がショットガンで生徒狩りをやってのける三池崇史監督の「悪の教典」、そして「凶悪」の順に年越しでオンエア。 宮沢は当時19歳。 そんな旬の女優を迎えた製作陣の力の入れ具合は、映像を見れば歴然。 悟空役に、同じくヘアヌード写真集「white room」を発売し、紅白歌合戦での過激パフォーマンスが話題となっていた本木雅弘、猪八戒役に河原さぶ、沙悟浄役に嶋田久作を配し、中国ロケを敢行した。 ストーリーは、観音様から天竺行きを命じられた三蔵法師が、道中で孫悟空らと出会うも、金角ら妖怪集団に出会って危機一髪!という娯楽劇。 白麗役に、当時「XX(ダブルエックス)」シリーズでイメチェンを図った宮崎ますみ(現在・萬純)、金角に白竜、銀角に高知東生と、ほのかに東映Vシネマ臭を漂わせている配役にニンマリ。 何より、今や舞台公演が相次ぎ、新作映画「紙の月」(11月15日公開)では妖艶な大人の色気を見せている宮沢の瑞々しいおきゃんな姿は必見! 歴史的にも再発掘されるべき作品なのだ。 それにしても、「西遊記」の人気は依然として根強い。 11月21日にはチャウ・シンチーが監督した活劇コメディー「西遊記~はじまりのはじまり~」が日本公開され、今年の正月にはチョウ・ユンファらが出演した3D映画「西遊記之大閙天宮」が中国で大ヒットを記録した。 中国で16世紀に生まれた伝奇小説は、今も多くのアーティストたちを刺激しているようだ。 近鉄特急で出会い、鉄道のハウツー本を譲ってくれた中学生。 初めて乗った特急「はくたか」の食堂車で相席となり、国鉄ローカル線の魅力を大いに語ってくれたおじさん。 今は無き北海道の深名線朱鞠内(しゅまりない)駅で、一緒に雪かきをした大学生…。 旅先での出会いから、鉄道という趣味を通じて30年近く付き合いが続く友人もいる。 共通の趣味は、人をつなぎ人生を豊かにする。 『僕達急行~』は、すべての趣味を持つ人に贈られた森田芳光監督からの応援歌だ。 大手不動産開発会社のぞみ地所の社員・小町圭(松山ケンイチ)と、コダマ鉄工所の二代目・小玉健太(瑛太)は、ともに大の鉄道ファン。 ふとしたきっかけで知り合った二人はすぐに意気投合するが、やがて小町は転勤で九州支社へ行くことになる。 九州で列車の旅に出かけた二人は、やはり鉄道好きの男性、筑後雅也(ピエール瀧)と仲良くなるが、実は彼はのぞみ地所が工場建設の受注を狙う食品メーカーの社長だった…。 『家族ゲーム』『失楽園』などで知られる森田監督が、何十年も温めてきた企画を映画化。 二人の会話には、鉄道ファンなら思わずニヤリとする知識が次々と登場するが、嫌みな知識自慢になっていないのがいい。 森田監督は、彼ら鉄道ファンを単なる趣味に没頭する人ではなく、自分の考えをしっかり持った青年として描いているのだ。 本編には、JR九州をはじめ、全国の20路線80種に及ぶ鉄道が登場する。 風景も美しく、わたらせ渓谷鐵道やJR九州筑肥(ちくひ)線駒鳴(こまなき)駅の豊かな自然は、「日本にもこんなところがあるんだ」と行ってみたくなること間違いなしだ。 キャラクターが登場するたびに、どこの列車か考えるのも楽しい。 伊武雅刀演じる地主の名前・早登野庄一は難しかったなあ…(恐らく由来はJR九州の「特急 はやとの風」)。 『僕達急行~』をシリーズ化して、全国のさまざまな鉄道を舞台にした映画を撮るという構想を持っていた森田監督。 だが、この映画を観れば、監督が続編を作る気満々だったことがよくわかる。 遺志を継ぐ人の手で、ぜひ第2作、第3作を実現してほしい。 舞台は、今度は東北がいいな。 今月は、「鉄道映画特集2014」と題して、中井貴一主演の『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』と、三浦友和主演の『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の2部作、阪急電車に乗り合わせた人々の、温かい奇跡を描く『阪急電車 片道15分の奇跡』 、九州新幹線の一番列車がすれ違うときに起こる奇跡を描いた是枝裕和監督の『奇跡』なども併せて放送。 数々の鉄道デザインを手がけた水戸岡鋭治氏の世界を、JR九州の完全協力で描いた『九州鉄道紀行 JR九州と水戸岡鋭治の世界』も必見だ。 日本でいえば、司馬遼太郎か山田風太郎といった存在だろうか。 その博覧強記をもって生み出された武侠小説の数々は、「北斗の拳」と「ドラゴンボール」をまとめて盛り込んだような面白さとスケール感にあふれ、「忠臣蔵」に匹敵するほどの国民的人気作。 中華圏で知らぬ者はいない。 『書剣恩仇録〔しょけんおんきゅうろく〕』、『鹿鼎記〔ろくていき〕』など、12作の長編はすべて映像化されており、チョウ・ユンファやトニー・レオン、アンディ・ラウといった一線級のスターがかつて主演するなど、若手俳優の登竜門的存在となっている。 原作にインスパイアされた作品、オマージュを捧げた作品は数知れず、登場人物をモデルにウォン・カーウァイ監督が名作映画『楽園の瑕』を撮ったことでも知られる、まさに金庸作品の中でも黄金コンテンツなのだ。 舞台は12世紀末、金と宋とモンゴルがせめぎあう激動の時代。 『宮廷女官 若曦(じゃくぎ)』のリー・クォックラップが監督を務め、キャストには中国・台湾のトップアイドルが顔をそろえた。 主人公の郭靖を演じるフー・ゴー(『THE MITH 神話』)は、撮影期間中に交通事故で重傷を負うという不運に見舞われたが、長期休養を経て復活を遂げ、無事完成した本作は代表作のひとつとなった。 郭靖と対照的に邪悪な一面も持つ楊康をユエン・ホン(「楊家将伝記~兄弟たちの乱世~」)が好演。 郭靖の恋人・黄蓉(こうよう)には才女スターのアリエル・リン(『蘭陵王』)が扮し、賢くてキュートな黄蓉を見事に演じきった。 さらに、こうしたメインキャラをもしのぐインパクトを放つのが、超個性的なサブキャラたち。 ユニークな連中が多すぎて書ききれないが、中でも、黄蓉の父で武術と学問に秀でながら凶暴さを併せ持つ桃花島島主・東邪(とうじゃ)、天下一になるためには悪辣な手段もいとわない猛毒使いの西毒(せいどく)、乞食集団・丐幇(かいほう)を率いる風来坊の北丐(ほくかい)の3人は外せない。 本作では香港映画界のベテラン、アンソニー・ウォン、チョイ・ガムコン、レオン・カーヤンがそれぞれ盤石の存在感を見せている。 何度リメイクされてもまた見たくなる武侠ドラマ。 その頂点に君臨する名作の魅力を存分に体感していただきたい。 1963年生まれの筆者は、子どものころ、一世を風靡(ふうび)した画期的な機能「消える魔球」付きのそれを最初に体験した世代だ。 いかにも昭和の呼称ですが…。 野球盤では手動スイッチによってホームベース前に穴が開き、ボールがバットの届かない地面下を通っていく仕掛け。 かなり大胆なアイデアだけども、アニメはさらにビックリ仰天の論理で成り立っており、「ありえねえ~!」とツッコミつつも筆者は、いや、日本中の「巨人の星」ファンは、先の読めない展開の連続に心底魅了されていったのだった。 今回、この原稿を書くために、1969~70年、それから1977年に映画館で公開された劇場版5作品(『巨人の星(1969年)』 『巨人の星 行け行け飛雄馬』 『巨人の星 大リーグボール』 『巨人の星 宿命の対決』 『新巨人の星(1977年)』)を見返した。 熱い血潮がうずいた。 全く古びていなかった。 一気呵成にすべて踏破してしまった。 登場人物の心理状況を反映し、緊迫した場面になると瞳の中でメラメラと炎が燃えさかり、背景や照明がいちいち大げさ…じゃなかった、デコラティブに一変し、劇画チックにかぶきまくるのだが、これはTV版の演出も手がけた長浜忠夫の功績。 本作が野球の常識を超え、アニメ表現の常識をも超えた作品であったことがひと目でわかるだろう。 時代背景的には、川上哲治監督率いるV9戦士たち、つまり1965~1973年にかけて9年連続で日本一になったジャイアンツの面々が飛雄馬のチームメイトとして描かれている。 スーパースター長嶋茂雄、王貞治らの全盛時で、彼らが実名で出てくるのが楽しい。 また、野球の鬼・星一徹の名台詞も聴きもので、順序は前後するが、大リーグボール1号で我が子が花形に完全勝利、TVで一部始終を目撃した一徹は言う。 「欠点を努力によってむしろ長所ならしめる飛雄馬よ。 人生においてこれほど美しい勝利はないのだ」 (『巨人の星 大リーグボール』)。 あるいはジャイアンツ史上最大の危機、最下位街道をまっしぐらの長嶋監督を救うべく動き出した姿を見て、 「バッターとしての再起は不可能なれど、やつは本気とみた。 本気、すなわち狂気。 飛雄馬よ!」 (『新巨人の星(1977年)』)。 宿敵ブラック・ゴーストを成層圏で倒した009と002。 二人は抱き合ったまま大気圏に突入し、流れ星となっていく。 美しく、そして切ない幕引きだった。 '12年に劇場公開された神山健治監督の『009 RE:CYBORG』にも、009と002が成層圏で活躍するシーンがある。 それだけでも往年のファンとしては胸が熱くなるのだが、50年の歴史を持つ「サイボーグ009」のあらゆる要素を、他のシーンでもたっぷりと拾い上げているのが本作の大きな見どころ。 何度もマンガで読んできたゼロゼロナンバー・サイボーグたちの活躍が、最新技術によるフル3DCGIで描かれていく。 マッハ5で空を飛ぶ002が、ニューヨークの街からロケットを噴射させて一瞬で飛翔し、全身武器の004が左手に仕込んだマシンガンを連射させる。 中でも、加速装置を作動させた009の描写は迫力満点! 炎に包まれた街を目にもとまらぬ速さで疾走するシーンは、21世紀の「009」ファンにとって至福の味わいをもたらしてくれる。 ただし、神山健治監督はこうしたアクションだけでなく、「サイボーグ009」が持つテーマ性、メッセージ性もきちんと拾い上げている。 冷戦構造やベトナム戦争といった社会情勢をストーリーに組み込み、やがて神々との戦いという壮大なテーマに入り込んでいった「サイボーグ009」。 「世界とは何か?」「人間とは何か?」「神とは何か?」という問いを抜きにして、「サイボーグ009」の本質を語ることはできないだろう。 『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』で機械の体に宿るゴーストを描いた神山監督は、神のありかを人間の内部に見出していくのだ。 そう言えば、優れた頭脳を持つ0歳児の001を演じているのは、『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』のマスコット的なメカ、タチコマの声を担当した玉川砂記子。 こういうキャスティングもまた、アニメファンには堪らなかったりするのだ。 女とヤリたい。 どうしたらヤレるかと、そのことばかり考えているが、その方法がわからない。 『高校生無頼控』は、高校生ながら剣術の達人の主人公・村木正人(通称ムラマサ)が、過激派で指名手配中の兄を捜して全国を旅しながら、その土地土地の美女に恋して猛アタック。 片っ端から口説き落としてヤリまくるという、十代男子の夢を具現化したようなストーリーだ。 男子だけでなく女子にも受けて人気となった劇画で、東宝で映画化されヒットシリーズとなり、『高校生無頼控』『高校生無頼控 突きのムラマサ』『高校生無頼控 感じるウ~ムラマサ』と3本が公開された。 主人公ムラマサを演じるのは、1作目は沖雅也、2・3作目は大門正明。 そして共演女優が素晴らしい。 1作目が夏純子、集三枝子、沢知美、川村真樹、長谷川照子、八並映子。 2作目はひし美ゆり子に渡辺やよい。 3作目が桑原幸子、恵フィミー美、右京千晶と、当時人気のセクシー女優、グラビアアイドルが顔を揃えて脱ぎまくり、ヤリまくる。 ムラマサはスポーツ万能で女にモテる。 まるで加山雄三の若大将のようだ。 兄を捜して全国を旅するのは寅さんか裸の大将こと山下清のようだし、女を見れば「血を流し、涙を流し、汗を流す三流主義」とか「愛なんて関係ない。 感じて気持ち良けりゃあいいじゃん。 ラブタッチ」とか、口から出まかせ吹きまくって女を口説くのは植木等の無責任男のよう。 そして、女とヤリまくるのは梅宮辰夫のポルノの帝王か。 我らがムラマサは、日本映画のヒーローたちのいいとこ取りをした完全無欠のキャラクターなのだ! 1作目のスタッフは、企画に寺山修司、赤塚不二夫、中山千夏が、脚本にはピンク映画の監督で、この映画の後にパレスチナへ行き兵士になってしまう足立正生が加わっているという、スタッフもキャストも贅沢な映画なのデース。 60年代に日本でも放映されていたアメリカの人気バラエティ『エド・サリバン・ショー』を、清志郎が肩の力ぬけぬけにモジッてネーミング。 '01年、'04年、'06年の3回にわたって行われたライブの模様を中心に、寸劇仕立てのドラマを加えたバカみたいに濃い内容のミュージックムービーが『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!! 「えぇ!こんな人まで…」がヘンな役で登場してるわ、大阪の街中を走り抜ける間寛平によってプチ観光気分が味わえるわ、ライブ生中継のラジオ局ではDJに扮した各出演者の「素的」な姿も楽しめる。 大阪にライブに行く際、「大阪弁を上手く話すには勢いだッ!」と清志郎はよく言っていたが、この映画にもそんな大阪特有の勢いがある。 その大きな楽屋には、もう本当にいろんな人がたくさんいた。 「行ってきま~す」とひと声かけてステージに向かう人、するとみんなが「行ってらっしゃ~い」と笑顔で送る。 楽屋のモニターテレビでライブに見入って笑ったり、帰ってきた人を「お疲れさま~」と拍手で出迎えたり。 なんて和気あいあい。 清志郎にみなさんが次から次へ挨拶にやってくるが、あの清志郎の感じ…威張っていないどころか、大御所の貫禄ふうすらない。 客席の中央から後方に向けてサブステージが組まれ、突然、客席扉から登場した清志郎はソコで、「後ろの奴達(ヤツラ)のために…」という曲を歌い出す。 後方の席のファンも、そこでは最前列になって豪華なプレゼントにウケまくり。 それぞれが清志郎との演奏をメチャ楽しんでいるのが伝わってくる。 もう、これは普通の音楽イベントとは別格のショー。 「いいな~、音楽があるって」と思うはずだ。

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映画「東京タワー」「おと・な・り」など、その端正な顔立ちと艶やかな声で世の女性たちを虜にしてきたが、近年は武術・格闘技の腕にも磨きをかけ、「SP 警視庁警備部警護課第四係」シリーズ、「永遠の0」「蜩ノ記(ひぐらしのき)」といった作品でキリリとした雄姿を見せ、女性たちの心をさらにメロメロにしている。 もし、岡田の甘さと男らしさが両方味わえる作品があるとしたら、まさに最強! でも、そんな都合のいい作品なんてあるの? それがあるんです! その作品とは、ズバリ「図書館戦争」だ!! メディアの検閲が正当化された世界における、銃器を手に激しい検閲を行う国家権力・メディア良化隊と図書隊との攻防戦はかなりハードで、岡田の本格的でダイナミックなアクションを至るところで拝むことができる。 う~ん、VIVA!王道。 こう書くと誤解を招いてしまいそうだが、本作の魅力はそれだけにとどまらない。 陸上・航空両自衛隊の協力を得て撮影が行われたという各シーンには、よりリアルな臨場感と緊迫感が漂っているし、何より伝わってくるのは、インターネットの普及によりメディアが肥大化しつつある現代だからこそ、「本を読む自由」「言論の自由」について、改めて一人ひとりが考え、悩み、行動していかなければならないと感じるメッセージ性。 ちなみに、原作は全4巻(別冊抜き)の大作。 まだまだ気になるエピソードも満載なのです。 というわけで、10月には続編「図書館戦争-THE LAST MISSION-」が公開予定! 予習派のアナタも復習派のキミも、この機会を見逃すなかれ!! この映画がどれだけ多くの日本人に愛されているかの証だが、健さんにとっても俳優人生を決定した重要な1本であった。 1976年、健さんは「神戸国際ギャング」を最後に約20年間在籍していた東映を離れ、フリーになった。 「幸福の黄色いハンカチ」は、「君よ憤怒の河を渉れ」「八甲田山」に次ぐフリー転向後3本目の出演作に当たる。 あらすじはこうだ。 失恋してヤケになった青年・欽也(武田鉄矢)が、中古車(真っ赤なファミリア)を買って北海道旅行へ赴き、同じく傷心旅行をしていた朱美(桃井かおり)をナンパして車に乗せる。 やがて二人は、網走刑務所を出所したばかりの寡黙な男・島勇作(高倉健)と出会い、道中を共にすることになる。 勇作は、別れた女房の光枝(倍賞千恵子)の住む夕張へ向かうべきか悩んでいた。 勇作は獄中から光枝に葉書を送り、もし自分の帰りを待っていてくれるならば、家の前に黄色いハンカチをぶら下げておいてくれと伝えていたのだが…。 健さんの東映時代の出演作は、その大半が任侠映画。 スクリーンところ狭しと立ち回って悪い奴らを斬りまくっていたが、この「幸福の黄色いハンカチ」では一転して、罪は犯したもののささやかな幸せを求める市井人に扮して大きな注目を浴びた。 任侠映画スターから脱却できるかどうか、俳優として新たなイメージを獲得できるかどうか、それが興味の的だった。 結果的に、健さんは日本アカデミー賞やブルーリボン賞など、その年の男優賞を総なめにしたのだ。 私は本作の撮影現場を取材した際、健さんと山田監督が胸の前で腕を組みながら、無言で雲の流れを見つめている姿を目撃した。 大スターと名監督、なんと絵になる男たちだろうと今でも強く印象に残っている。 「幸福の黄色いハンカチ」は、そんな山田監督の演出の冴えと、健さんの巧まざる演技によって永遠の名作になった。 健さんは本作で、その後の40年を大スターとして君臨する礎を築いたのだ。 出所後に初めて口にするビールとラーメンの味、無知な若者に愛の大切さを説く苦渋、恐る恐る見上げる自宅に掲げられた数十枚の黄色いハンカチ…。 数々の名シーンに彩られた、観ずして死ねない日本映画の必見作だ。 健さんの訃報から13日後、今度は菅原文太さんが亡くなられた。 チャンネルNECOでは、菅原さんの追悼企画として、菅原さんが健さんの役に扮したTVドラマ版の「幸福の黄色いハンカチ」を含む、「一挙見比べ!永遠の名作『黄色いハンカチ』」を12月27日(土)に一挙放送する。 日本映画を支えた偉大なる二人のスターを偲ぶ絶好の機会となるだろう。 早くもそんな季節がやってきてしまいましたねえ~。 「ブっこむ!」 えーっ、知らないって? 昨年ヒットした映画「凶悪」を観た人はみーんな、劇中でビシバシ使われていた「ブっこむ!」を、街や飲み屋で何度となく口にしていたのに! ウソじゃないですよ。 映画好き必聴の「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(TBSラジオ)でシネマランキング2013を発表したとき、栄えある<シネマ流行語大賞>に選ばれていましたから。 人を殺す=ブっこむ。 まあ~、見ればわかりますって! その死刑囚の告白を手がかりに、スクープ誌の記者が闇に埋もれた未解決事件を調べていくのですが、闇の奥へ奥へといざなわれ、結果、地獄めぐりをすることになる記者役、山田孝之の心の変化に応じた緻密な演技がまたスゴい。 扮するリリーさん……いや、リリー・フランキーがピエール瀧同様、多数の個人賞を得たのはご存知のとおり。 ちょっと補足を。 信じていいのか? 記者は逡巡しながら現場を徹底的に歩き、関係者を訪ねていく。 原作は、日本中を震撼させたベストセラー・ノンフィクション「凶悪—ある死刑囚の告発—」(新潮文庫刊)。 いわゆる「上申書殺人事件」と呼ばれる一連の謎めいた事件を追い、徹底的な取材と裏取りを敢行した宮本太一が本書を執筆。 これを新たに組み立て、映画に仕立てたのは、故・若松孝二監督に師事し、行定勲、犬童一心らの作品で腕を磨いた白石和彌監督。 実に気骨のある人なのです。 サイコパスの教師(伊藤英明)がショットガンで生徒狩りをやってのける三池崇史監督の「悪の教典」、そして「凶悪」の順に年越しでオンエア。 宮沢は当時19歳。 そんな旬の女優を迎えた製作陣の力の入れ具合は、映像を見れば歴然。 悟空役に、同じくヘアヌード写真集「white room」を発売し、紅白歌合戦での過激パフォーマンスが話題となっていた本木雅弘、猪八戒役に河原さぶ、沙悟浄役に嶋田久作を配し、中国ロケを敢行した。 ストーリーは、観音様から天竺行きを命じられた三蔵法師が、道中で孫悟空らと出会うも、金角ら妖怪集団に出会って危機一髪!という娯楽劇。 白麗役に、当時「XX(ダブルエックス)」シリーズでイメチェンを図った宮崎ますみ(現在・萬純)、金角に白竜、銀角に高知東生と、ほのかに東映Vシネマ臭を漂わせている配役にニンマリ。 何より、今や舞台公演が相次ぎ、新作映画「紙の月」(11月15日公開)では妖艶な大人の色気を見せている宮沢の瑞々しいおきゃんな姿は必見! 歴史的にも再発掘されるべき作品なのだ。 それにしても、「西遊記」の人気は依然として根強い。 11月21日にはチャウ・シンチーが監督した活劇コメディー「西遊記~はじまりのはじまり~」が日本公開され、今年の正月にはチョウ・ユンファらが出演した3D映画「西遊記之大閙天宮」が中国で大ヒットを記録した。 中国で16世紀に生まれた伝奇小説は、今も多くのアーティストたちを刺激しているようだ。 近鉄特急で出会い、鉄道のハウツー本を譲ってくれた中学生。 初めて乗った特急「はくたか」の食堂車で相席となり、国鉄ローカル線の魅力を大いに語ってくれたおじさん。 今は無き北海道の深名線朱鞠内(しゅまりない)駅で、一緒に雪かきをした大学生…。 旅先での出会いから、鉄道という趣味を通じて30年近く付き合いが続く友人もいる。 共通の趣味は、人をつなぎ人生を豊かにする。 『僕達急行~』は、すべての趣味を持つ人に贈られた森田芳光監督からの応援歌だ。 大手不動産開発会社のぞみ地所の社員・小町圭(松山ケンイチ)と、コダマ鉄工所の二代目・小玉健太(瑛太)は、ともに大の鉄道ファン。 ふとしたきっかけで知り合った二人はすぐに意気投合するが、やがて小町は転勤で九州支社へ行くことになる。 九州で列車の旅に出かけた二人は、やはり鉄道好きの男性、筑後雅也(ピエール瀧)と仲良くなるが、実は彼はのぞみ地所が工場建設の受注を狙う食品メーカーの社長だった…。 『家族ゲーム』『失楽園』などで知られる森田監督が、何十年も温めてきた企画を映画化。 二人の会話には、鉄道ファンなら思わずニヤリとする知識が次々と登場するが、嫌みな知識自慢になっていないのがいい。 森田監督は、彼ら鉄道ファンを単なる趣味に没頭する人ではなく、自分の考えをしっかり持った青年として描いているのだ。 本編には、JR九州をはじめ、全国の20路線80種に及ぶ鉄道が登場する。 風景も美しく、わたらせ渓谷鐵道やJR九州筑肥(ちくひ)線駒鳴(こまなき)駅の豊かな自然は、「日本にもこんなところがあるんだ」と行ってみたくなること間違いなしだ。 キャラクターが登場するたびに、どこの列車か考えるのも楽しい。 伊武雅刀演じる地主の名前・早登野庄一は難しかったなあ…(恐らく由来はJR九州の「特急 はやとの風」)。 『僕達急行~』をシリーズ化して、全国のさまざまな鉄道を舞台にした映画を撮るという構想を持っていた森田監督。 だが、この映画を観れば、監督が続編を作る気満々だったことがよくわかる。 遺志を継ぐ人の手で、ぜひ第2作、第3作を実現してほしい。 舞台は、今度は東北がいいな。 今月は、「鉄道映画特集2014」と題して、中井貴一主演の『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』と、三浦友和主演の『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の2部作、阪急電車に乗り合わせた人々の、温かい奇跡を描く『阪急電車 片道15分の奇跡』 、九州新幹線の一番列車がすれ違うときに起こる奇跡を描いた是枝裕和監督の『奇跡』なども併せて放送。 数々の鉄道デザインを手がけた水戸岡鋭治氏の世界を、JR九州の完全協力で描いた『九州鉄道紀行 JR九州と水戸岡鋭治の世界』も必見だ。 日本でいえば、司馬遼太郎か山田風太郎といった存在だろうか。 その博覧強記をもって生み出された武侠小説の数々は、「北斗の拳」と「ドラゴンボール」をまとめて盛り込んだような面白さとスケール感にあふれ、「忠臣蔵」に匹敵するほどの国民的人気作。 中華圏で知らぬ者はいない。 『書剣恩仇録〔しょけんおんきゅうろく〕』、『鹿鼎記〔ろくていき〕』など、12作の長編はすべて映像化されており、チョウ・ユンファやトニー・レオン、アンディ・ラウといった一線級のスターがかつて主演するなど、若手俳優の登竜門的存在となっている。 原作にインスパイアされた作品、オマージュを捧げた作品は数知れず、登場人物をモデルにウォン・カーウァイ監督が名作映画『楽園の瑕』を撮ったことでも知られる、まさに金庸作品の中でも黄金コンテンツなのだ。 舞台は12世紀末、金と宋とモンゴルがせめぎあう激動の時代。 『宮廷女官 若曦(じゃくぎ)』のリー・クォックラップが監督を務め、キャストには中国・台湾のトップアイドルが顔をそろえた。 主人公の郭靖を演じるフー・ゴー(『THE MITH 神話』)は、撮影期間中に交通事故で重傷を負うという不運に見舞われたが、長期休養を経て復活を遂げ、無事完成した本作は代表作のひとつとなった。 郭靖と対照的に邪悪な一面も持つ楊康をユエン・ホン(「楊家将伝記~兄弟たちの乱世~」)が好演。 郭靖の恋人・黄蓉(こうよう)には才女スターのアリエル・リン(『蘭陵王』)が扮し、賢くてキュートな黄蓉を見事に演じきった。 さらに、こうしたメインキャラをもしのぐインパクトを放つのが、超個性的なサブキャラたち。 ユニークな連中が多すぎて書ききれないが、中でも、黄蓉の父で武術と学問に秀でながら凶暴さを併せ持つ桃花島島主・東邪(とうじゃ)、天下一になるためには悪辣な手段もいとわない猛毒使いの西毒(せいどく)、乞食集団・丐幇(かいほう)を率いる風来坊の北丐(ほくかい)の3人は外せない。 本作では香港映画界のベテラン、アンソニー・ウォン、チョイ・ガムコン、レオン・カーヤンがそれぞれ盤石の存在感を見せている。 何度リメイクされてもまた見たくなる武侠ドラマ。 その頂点に君臨する名作の魅力を存分に体感していただきたい。 1963年生まれの筆者は、子どものころ、一世を風靡(ふうび)した画期的な機能「消える魔球」付きのそれを最初に体験した世代だ。 いかにも昭和の呼称ですが…。 野球盤では手動スイッチによってホームベース前に穴が開き、ボールがバットの届かない地面下を通っていく仕掛け。 かなり大胆なアイデアだけども、アニメはさらにビックリ仰天の論理で成り立っており、「ありえねえ~!」とツッコミつつも筆者は、いや、日本中の「巨人の星」ファンは、先の読めない展開の連続に心底魅了されていったのだった。 今回、この原稿を書くために、1969~70年、それから1977年に映画館で公開された劇場版5作品(『巨人の星(1969年)』 『巨人の星 行け行け飛雄馬』 『巨人の星 大リーグボール』 『巨人の星 宿命の対決』 『新巨人の星(1977年)』)を見返した。 熱い血潮がうずいた。 全く古びていなかった。 一気呵成にすべて踏破してしまった。 登場人物の心理状況を反映し、緊迫した場面になると瞳の中でメラメラと炎が燃えさかり、背景や照明がいちいち大げさ…じゃなかった、デコラティブに一変し、劇画チックにかぶきまくるのだが、これはTV版の演出も手がけた長浜忠夫の功績。 本作が野球の常識を超え、アニメ表現の常識をも超えた作品であったことがひと目でわかるだろう。 時代背景的には、川上哲治監督率いるV9戦士たち、つまり1965~1973年にかけて9年連続で日本一になったジャイアンツの面々が飛雄馬のチームメイトとして描かれている。 スーパースター長嶋茂雄、王貞治らの全盛時で、彼らが実名で出てくるのが楽しい。 また、野球の鬼・星一徹の名台詞も聴きもので、順序は前後するが、大リーグボール1号で我が子が花形に完全勝利、TVで一部始終を目撃した一徹は言う。 「欠点を努力によってむしろ長所ならしめる飛雄馬よ。 人生においてこれほど美しい勝利はないのだ」 (『巨人の星 大リーグボール』)。 あるいはジャイアンツ史上最大の危機、最下位街道をまっしぐらの長嶋監督を救うべく動き出した姿を見て、 「バッターとしての再起は不可能なれど、やつは本気とみた。 本気、すなわち狂気。 飛雄馬よ!」 (『新巨人の星(1977年)』)。 宿敵ブラック・ゴーストを成層圏で倒した009と002。 二人は抱き合ったまま大気圏に突入し、流れ星となっていく。 美しく、そして切ない幕引きだった。 '12年に劇場公開された神山健治監督の『009 RE:CYBORG』にも、009と002が成層圏で活躍するシーンがある。 それだけでも往年のファンとしては胸が熱くなるのだが、50年の歴史を持つ「サイボーグ009」のあらゆる要素を、他のシーンでもたっぷりと拾い上げているのが本作の大きな見どころ。 何度もマンガで読んできたゼロゼロナンバー・サイボーグたちの活躍が、最新技術によるフル3DCGIで描かれていく。 マッハ5で空を飛ぶ002が、ニューヨークの街からロケットを噴射させて一瞬で飛翔し、全身武器の004が左手に仕込んだマシンガンを連射させる。 中でも、加速装置を作動させた009の描写は迫力満点! 炎に包まれた街を目にもとまらぬ速さで疾走するシーンは、21世紀の「009」ファンにとって至福の味わいをもたらしてくれる。 ただし、神山健治監督はこうしたアクションだけでなく、「サイボーグ009」が持つテーマ性、メッセージ性もきちんと拾い上げている。 冷戦構造やベトナム戦争といった社会情勢をストーリーに組み込み、やがて神々との戦いという壮大なテーマに入り込んでいった「サイボーグ009」。 「世界とは何か?」「人間とは何か?」「神とは何か?」という問いを抜きにして、「サイボーグ009」の本質を語ることはできないだろう。 『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』で機械の体に宿るゴーストを描いた神山監督は、神のありかを人間の内部に見出していくのだ。 そう言えば、優れた頭脳を持つ0歳児の001を演じているのは、『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』のマスコット的なメカ、タチコマの声を担当した玉川砂記子。 こういうキャスティングもまた、アニメファンには堪らなかったりするのだ。 女とヤリたい。 どうしたらヤレるかと、そのことばかり考えているが、その方法がわからない。 『高校生無頼控』は、高校生ながら剣術の達人の主人公・村木正人(通称ムラマサ)が、過激派で指名手配中の兄を捜して全国を旅しながら、その土地土地の美女に恋して猛アタック。 片っ端から口説き落としてヤリまくるという、十代男子の夢を具現化したようなストーリーだ。 男子だけでなく女子にも受けて人気となった劇画で、東宝で映画化されヒットシリーズとなり、『高校生無頼控』『高校生無頼控 突きのムラマサ』『高校生無頼控 感じるウ~ムラマサ』と3本が公開された。 主人公ムラマサを演じるのは、1作目は沖雅也、2・3作目は大門正明。 そして共演女優が素晴らしい。 1作目が夏純子、集三枝子、沢知美、川村真樹、長谷川照子、八並映子。 2作目はひし美ゆり子に渡辺やよい。 3作目が桑原幸子、恵フィミー美、右京千晶と、当時人気のセクシー女優、グラビアアイドルが顔を揃えて脱ぎまくり、ヤリまくる。 ムラマサはスポーツ万能で女にモテる。 まるで加山雄三の若大将のようだ。 兄を捜して全国を旅するのは寅さんか裸の大将こと山下清のようだし、女を見れば「血を流し、涙を流し、汗を流す三流主義」とか「愛なんて関係ない。 感じて気持ち良けりゃあいいじゃん。 ラブタッチ」とか、口から出まかせ吹きまくって女を口説くのは植木等の無責任男のよう。 そして、女とヤリまくるのは梅宮辰夫のポルノの帝王か。 我らがムラマサは、日本映画のヒーローたちのいいとこ取りをした完全無欠のキャラクターなのだ! 1作目のスタッフは、企画に寺山修司、赤塚不二夫、中山千夏が、脚本にはピンク映画の監督で、この映画の後にパレスチナへ行き兵士になってしまう足立正生が加わっているという、スタッフもキャストも贅沢な映画なのデース。 60年代に日本でも放映されていたアメリカの人気バラエティ『エド・サリバン・ショー』を、清志郎が肩の力ぬけぬけにモジッてネーミング。 '01年、'04年、'06年の3回にわたって行われたライブの模様を中心に、寸劇仕立てのドラマを加えたバカみたいに濃い内容のミュージックムービーが『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!! 「えぇ!こんな人まで…」がヘンな役で登場してるわ、大阪の街中を走り抜ける間寛平によってプチ観光気分が味わえるわ、ライブ生中継のラジオ局ではDJに扮した各出演者の「素的」な姿も楽しめる。 大阪にライブに行く際、「大阪弁を上手く話すには勢いだッ!」と清志郎はよく言っていたが、この映画にもそんな大阪特有の勢いがある。 その大きな楽屋には、もう本当にいろんな人がたくさんいた。 「行ってきま~す」とひと声かけてステージに向かう人、するとみんなが「行ってらっしゃ~い」と笑顔で送る。 楽屋のモニターテレビでライブに見入って笑ったり、帰ってきた人を「お疲れさま~」と拍手で出迎えたり。 なんて和気あいあい。 清志郎にみなさんが次から次へ挨拶にやってくるが、あの清志郎の感じ…威張っていないどころか、大御所の貫禄ふうすらない。 客席の中央から後方に向けてサブステージが組まれ、突然、客席扉から登場した清志郎はソコで、「後ろの奴達(ヤツラ)のために…」という曲を歌い出す。 後方の席のファンも、そこでは最前列になって豪華なプレゼントにウケまくり。 それぞれが清志郎との演奏をメチャ楽しんでいるのが伝わってくる。 もう、これは普通の音楽イベントとは別格のショー。 「いいな~、音楽があるって」と思うはずだ。

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我無チャンネル

映画「東京タワー」「おと・な・り」など、その端正な顔立ちと艶やかな声で世の女性たちを虜にしてきたが、近年は武術・格闘技の腕にも磨きをかけ、「SP 警視庁警備部警護課第四係」シリーズ、「永遠の0」「蜩ノ記(ひぐらしのき)」といった作品でキリリとした雄姿を見せ、女性たちの心をさらにメロメロにしている。 もし、岡田の甘さと男らしさが両方味わえる作品があるとしたら、まさに最強! でも、そんな都合のいい作品なんてあるの? それがあるんです! その作品とは、ズバリ「図書館戦争」だ!! メディアの検閲が正当化された世界における、銃器を手に激しい検閲を行う国家権力・メディア良化隊と図書隊との攻防戦はかなりハードで、岡田の本格的でダイナミックなアクションを至るところで拝むことができる。 う~ん、VIVA!王道。 こう書くと誤解を招いてしまいそうだが、本作の魅力はそれだけにとどまらない。 陸上・航空両自衛隊の協力を得て撮影が行われたという各シーンには、よりリアルな臨場感と緊迫感が漂っているし、何より伝わってくるのは、インターネットの普及によりメディアが肥大化しつつある現代だからこそ、「本を読む自由」「言論の自由」について、改めて一人ひとりが考え、悩み、行動していかなければならないと感じるメッセージ性。 ちなみに、原作は全4巻(別冊抜き)の大作。 まだまだ気になるエピソードも満載なのです。 というわけで、10月には続編「図書館戦争-THE LAST MISSION-」が公開予定! 予習派のアナタも復習派のキミも、この機会を見逃すなかれ!! この映画がどれだけ多くの日本人に愛されているかの証だが、健さんにとっても俳優人生を決定した重要な1本であった。 1976年、健さんは「神戸国際ギャング」を最後に約20年間在籍していた東映を離れ、フリーになった。 「幸福の黄色いハンカチ」は、「君よ憤怒の河を渉れ」「八甲田山」に次ぐフリー転向後3本目の出演作に当たる。 あらすじはこうだ。 失恋してヤケになった青年・欽也(武田鉄矢)が、中古車(真っ赤なファミリア)を買って北海道旅行へ赴き、同じく傷心旅行をしていた朱美(桃井かおり)をナンパして車に乗せる。 やがて二人は、網走刑務所を出所したばかりの寡黙な男・島勇作(高倉健)と出会い、道中を共にすることになる。 勇作は、別れた女房の光枝(倍賞千恵子)の住む夕張へ向かうべきか悩んでいた。 勇作は獄中から光枝に葉書を送り、もし自分の帰りを待っていてくれるならば、家の前に黄色いハンカチをぶら下げておいてくれと伝えていたのだが…。 健さんの東映時代の出演作は、その大半が任侠映画。 スクリーンところ狭しと立ち回って悪い奴らを斬りまくっていたが、この「幸福の黄色いハンカチ」では一転して、罪は犯したもののささやかな幸せを求める市井人に扮して大きな注目を浴びた。 任侠映画スターから脱却できるかどうか、俳優として新たなイメージを獲得できるかどうか、それが興味の的だった。 結果的に、健さんは日本アカデミー賞やブルーリボン賞など、その年の男優賞を総なめにしたのだ。 私は本作の撮影現場を取材した際、健さんと山田監督が胸の前で腕を組みながら、無言で雲の流れを見つめている姿を目撃した。 大スターと名監督、なんと絵になる男たちだろうと今でも強く印象に残っている。 「幸福の黄色いハンカチ」は、そんな山田監督の演出の冴えと、健さんの巧まざる演技によって永遠の名作になった。 健さんは本作で、その後の40年を大スターとして君臨する礎を築いたのだ。 出所後に初めて口にするビールとラーメンの味、無知な若者に愛の大切さを説く苦渋、恐る恐る見上げる自宅に掲げられた数十枚の黄色いハンカチ…。 数々の名シーンに彩られた、観ずして死ねない日本映画の必見作だ。 健さんの訃報から13日後、今度は菅原文太さんが亡くなられた。 チャンネルNECOでは、菅原さんの追悼企画として、菅原さんが健さんの役に扮したTVドラマ版の「幸福の黄色いハンカチ」を含む、「一挙見比べ!永遠の名作『黄色いハンカチ』」を12月27日(土)に一挙放送する。 日本映画を支えた偉大なる二人のスターを偲ぶ絶好の機会となるだろう。 早くもそんな季節がやってきてしまいましたねえ~。 「ブっこむ!」 えーっ、知らないって? 昨年ヒットした映画「凶悪」を観た人はみーんな、劇中でビシバシ使われていた「ブっこむ!」を、街や飲み屋で何度となく口にしていたのに! ウソじゃないですよ。 映画好き必聴の「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(TBSラジオ)でシネマランキング2013を発表したとき、栄えある<シネマ流行語大賞>に選ばれていましたから。 人を殺す=ブっこむ。 まあ~、見ればわかりますって! その死刑囚の告白を手がかりに、スクープ誌の記者が闇に埋もれた未解決事件を調べていくのですが、闇の奥へ奥へといざなわれ、結果、地獄めぐりをすることになる記者役、山田孝之の心の変化に応じた緻密な演技がまたスゴい。 扮するリリーさん……いや、リリー・フランキーがピエール瀧同様、多数の個人賞を得たのはご存知のとおり。 ちょっと補足を。 信じていいのか? 記者は逡巡しながら現場を徹底的に歩き、関係者を訪ねていく。 原作は、日本中を震撼させたベストセラー・ノンフィクション「凶悪—ある死刑囚の告発—」(新潮文庫刊)。 いわゆる「上申書殺人事件」と呼ばれる一連の謎めいた事件を追い、徹底的な取材と裏取りを敢行した宮本太一が本書を執筆。 これを新たに組み立て、映画に仕立てたのは、故・若松孝二監督に師事し、行定勲、犬童一心らの作品で腕を磨いた白石和彌監督。 実に気骨のある人なのです。 サイコパスの教師(伊藤英明)がショットガンで生徒狩りをやってのける三池崇史監督の「悪の教典」、そして「凶悪」の順に年越しでオンエア。 宮沢は当時19歳。 そんな旬の女優を迎えた製作陣の力の入れ具合は、映像を見れば歴然。 悟空役に、同じくヘアヌード写真集「white room」を発売し、紅白歌合戦での過激パフォーマンスが話題となっていた本木雅弘、猪八戒役に河原さぶ、沙悟浄役に嶋田久作を配し、中国ロケを敢行した。 ストーリーは、観音様から天竺行きを命じられた三蔵法師が、道中で孫悟空らと出会うも、金角ら妖怪集団に出会って危機一髪!という娯楽劇。 白麗役に、当時「XX(ダブルエックス)」シリーズでイメチェンを図った宮崎ますみ(現在・萬純)、金角に白竜、銀角に高知東生と、ほのかに東映Vシネマ臭を漂わせている配役にニンマリ。 何より、今や舞台公演が相次ぎ、新作映画「紙の月」(11月15日公開)では妖艶な大人の色気を見せている宮沢の瑞々しいおきゃんな姿は必見! 歴史的にも再発掘されるべき作品なのだ。 それにしても、「西遊記」の人気は依然として根強い。 11月21日にはチャウ・シンチーが監督した活劇コメディー「西遊記~はじまりのはじまり~」が日本公開され、今年の正月にはチョウ・ユンファらが出演した3D映画「西遊記之大閙天宮」が中国で大ヒットを記録した。 中国で16世紀に生まれた伝奇小説は、今も多くのアーティストたちを刺激しているようだ。 近鉄特急で出会い、鉄道のハウツー本を譲ってくれた中学生。 初めて乗った特急「はくたか」の食堂車で相席となり、国鉄ローカル線の魅力を大いに語ってくれたおじさん。 今は無き北海道の深名線朱鞠内(しゅまりない)駅で、一緒に雪かきをした大学生…。 旅先での出会いから、鉄道という趣味を通じて30年近く付き合いが続く友人もいる。 共通の趣味は、人をつなぎ人生を豊かにする。 『僕達急行~』は、すべての趣味を持つ人に贈られた森田芳光監督からの応援歌だ。 大手不動産開発会社のぞみ地所の社員・小町圭(松山ケンイチ)と、コダマ鉄工所の二代目・小玉健太(瑛太)は、ともに大の鉄道ファン。 ふとしたきっかけで知り合った二人はすぐに意気投合するが、やがて小町は転勤で九州支社へ行くことになる。 九州で列車の旅に出かけた二人は、やはり鉄道好きの男性、筑後雅也(ピエール瀧)と仲良くなるが、実は彼はのぞみ地所が工場建設の受注を狙う食品メーカーの社長だった…。 『家族ゲーム』『失楽園』などで知られる森田監督が、何十年も温めてきた企画を映画化。 二人の会話には、鉄道ファンなら思わずニヤリとする知識が次々と登場するが、嫌みな知識自慢になっていないのがいい。 森田監督は、彼ら鉄道ファンを単なる趣味に没頭する人ではなく、自分の考えをしっかり持った青年として描いているのだ。 本編には、JR九州をはじめ、全国の20路線80種に及ぶ鉄道が登場する。 風景も美しく、わたらせ渓谷鐵道やJR九州筑肥(ちくひ)線駒鳴(こまなき)駅の豊かな自然は、「日本にもこんなところがあるんだ」と行ってみたくなること間違いなしだ。 キャラクターが登場するたびに、どこの列車か考えるのも楽しい。 伊武雅刀演じる地主の名前・早登野庄一は難しかったなあ…(恐らく由来はJR九州の「特急 はやとの風」)。 『僕達急行~』をシリーズ化して、全国のさまざまな鉄道を舞台にした映画を撮るという構想を持っていた森田監督。 だが、この映画を観れば、監督が続編を作る気満々だったことがよくわかる。 遺志を継ぐ人の手で、ぜひ第2作、第3作を実現してほしい。 舞台は、今度は東北がいいな。 今月は、「鉄道映画特集2014」と題して、中井貴一主演の『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』と、三浦友和主演の『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の2部作、阪急電車に乗り合わせた人々の、温かい奇跡を描く『阪急電車 片道15分の奇跡』 、九州新幹線の一番列車がすれ違うときに起こる奇跡を描いた是枝裕和監督の『奇跡』なども併せて放送。 数々の鉄道デザインを手がけた水戸岡鋭治氏の世界を、JR九州の完全協力で描いた『九州鉄道紀行 JR九州と水戸岡鋭治の世界』も必見だ。 日本でいえば、司馬遼太郎か山田風太郎といった存在だろうか。 その博覧強記をもって生み出された武侠小説の数々は、「北斗の拳」と「ドラゴンボール」をまとめて盛り込んだような面白さとスケール感にあふれ、「忠臣蔵」に匹敵するほどの国民的人気作。 中華圏で知らぬ者はいない。 『書剣恩仇録〔しょけんおんきゅうろく〕』、『鹿鼎記〔ろくていき〕』など、12作の長編はすべて映像化されており、チョウ・ユンファやトニー・レオン、アンディ・ラウといった一線級のスターがかつて主演するなど、若手俳優の登竜門的存在となっている。 原作にインスパイアされた作品、オマージュを捧げた作品は数知れず、登場人物をモデルにウォン・カーウァイ監督が名作映画『楽園の瑕』を撮ったことでも知られる、まさに金庸作品の中でも黄金コンテンツなのだ。 舞台は12世紀末、金と宋とモンゴルがせめぎあう激動の時代。 『宮廷女官 若曦(じゃくぎ)』のリー・クォックラップが監督を務め、キャストには中国・台湾のトップアイドルが顔をそろえた。 主人公の郭靖を演じるフー・ゴー(『THE MITH 神話』)は、撮影期間中に交通事故で重傷を負うという不運に見舞われたが、長期休養を経て復活を遂げ、無事完成した本作は代表作のひとつとなった。 郭靖と対照的に邪悪な一面も持つ楊康をユエン・ホン(「楊家将伝記~兄弟たちの乱世~」)が好演。 郭靖の恋人・黄蓉(こうよう)には才女スターのアリエル・リン(『蘭陵王』)が扮し、賢くてキュートな黄蓉を見事に演じきった。 さらに、こうしたメインキャラをもしのぐインパクトを放つのが、超個性的なサブキャラたち。 ユニークな連中が多すぎて書ききれないが、中でも、黄蓉の父で武術と学問に秀でながら凶暴さを併せ持つ桃花島島主・東邪(とうじゃ)、天下一になるためには悪辣な手段もいとわない猛毒使いの西毒(せいどく)、乞食集団・丐幇(かいほう)を率いる風来坊の北丐(ほくかい)の3人は外せない。 本作では香港映画界のベテラン、アンソニー・ウォン、チョイ・ガムコン、レオン・カーヤンがそれぞれ盤石の存在感を見せている。 何度リメイクされてもまた見たくなる武侠ドラマ。 その頂点に君臨する名作の魅力を存分に体感していただきたい。 1963年生まれの筆者は、子どものころ、一世を風靡(ふうび)した画期的な機能「消える魔球」付きのそれを最初に体験した世代だ。 いかにも昭和の呼称ですが…。 野球盤では手動スイッチによってホームベース前に穴が開き、ボールがバットの届かない地面下を通っていく仕掛け。 かなり大胆なアイデアだけども、アニメはさらにビックリ仰天の論理で成り立っており、「ありえねえ~!」とツッコミつつも筆者は、いや、日本中の「巨人の星」ファンは、先の読めない展開の連続に心底魅了されていったのだった。 今回、この原稿を書くために、1969~70年、それから1977年に映画館で公開された劇場版5作品(『巨人の星(1969年)』 『巨人の星 行け行け飛雄馬』 『巨人の星 大リーグボール』 『巨人の星 宿命の対決』 『新巨人の星(1977年)』)を見返した。 熱い血潮がうずいた。 全く古びていなかった。 一気呵成にすべて踏破してしまった。 登場人物の心理状況を反映し、緊迫した場面になると瞳の中でメラメラと炎が燃えさかり、背景や照明がいちいち大げさ…じゃなかった、デコラティブに一変し、劇画チックにかぶきまくるのだが、これはTV版の演出も手がけた長浜忠夫の功績。 本作が野球の常識を超え、アニメ表現の常識をも超えた作品であったことがひと目でわかるだろう。 時代背景的には、川上哲治監督率いるV9戦士たち、つまり1965~1973年にかけて9年連続で日本一になったジャイアンツの面々が飛雄馬のチームメイトとして描かれている。 スーパースター長嶋茂雄、王貞治らの全盛時で、彼らが実名で出てくるのが楽しい。 また、野球の鬼・星一徹の名台詞も聴きもので、順序は前後するが、大リーグボール1号で我が子が花形に完全勝利、TVで一部始終を目撃した一徹は言う。 「欠点を努力によってむしろ長所ならしめる飛雄馬よ。 人生においてこれほど美しい勝利はないのだ」 (『巨人の星 大リーグボール』)。 あるいはジャイアンツ史上最大の危機、最下位街道をまっしぐらの長嶋監督を救うべく動き出した姿を見て、 「バッターとしての再起は不可能なれど、やつは本気とみた。 本気、すなわち狂気。 飛雄馬よ!」 (『新巨人の星(1977年)』)。 宿敵ブラック・ゴーストを成層圏で倒した009と002。 二人は抱き合ったまま大気圏に突入し、流れ星となっていく。 美しく、そして切ない幕引きだった。 '12年に劇場公開された神山健治監督の『009 RE:CYBORG』にも、009と002が成層圏で活躍するシーンがある。 それだけでも往年のファンとしては胸が熱くなるのだが、50年の歴史を持つ「サイボーグ009」のあらゆる要素を、他のシーンでもたっぷりと拾い上げているのが本作の大きな見どころ。 何度もマンガで読んできたゼロゼロナンバー・サイボーグたちの活躍が、最新技術によるフル3DCGIで描かれていく。 マッハ5で空を飛ぶ002が、ニューヨークの街からロケットを噴射させて一瞬で飛翔し、全身武器の004が左手に仕込んだマシンガンを連射させる。 中でも、加速装置を作動させた009の描写は迫力満点! 炎に包まれた街を目にもとまらぬ速さで疾走するシーンは、21世紀の「009」ファンにとって至福の味わいをもたらしてくれる。 ただし、神山健治監督はこうしたアクションだけでなく、「サイボーグ009」が持つテーマ性、メッセージ性もきちんと拾い上げている。 冷戦構造やベトナム戦争といった社会情勢をストーリーに組み込み、やがて神々との戦いという壮大なテーマに入り込んでいった「サイボーグ009」。 「世界とは何か?」「人間とは何か?」「神とは何か?」という問いを抜きにして、「サイボーグ009」の本質を語ることはできないだろう。 『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』で機械の体に宿るゴーストを描いた神山監督は、神のありかを人間の内部に見出していくのだ。 そう言えば、優れた頭脳を持つ0歳児の001を演じているのは、『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』のマスコット的なメカ、タチコマの声を担当した玉川砂記子。 こういうキャスティングもまた、アニメファンには堪らなかったりするのだ。 女とヤリたい。 どうしたらヤレるかと、そのことばかり考えているが、その方法がわからない。 『高校生無頼控』は、高校生ながら剣術の達人の主人公・村木正人(通称ムラマサ)が、過激派で指名手配中の兄を捜して全国を旅しながら、その土地土地の美女に恋して猛アタック。 片っ端から口説き落としてヤリまくるという、十代男子の夢を具現化したようなストーリーだ。 男子だけでなく女子にも受けて人気となった劇画で、東宝で映画化されヒットシリーズとなり、『高校生無頼控』『高校生無頼控 突きのムラマサ』『高校生無頼控 感じるウ~ムラマサ』と3本が公開された。 主人公ムラマサを演じるのは、1作目は沖雅也、2・3作目は大門正明。 そして共演女優が素晴らしい。 1作目が夏純子、集三枝子、沢知美、川村真樹、長谷川照子、八並映子。 2作目はひし美ゆり子に渡辺やよい。 3作目が桑原幸子、恵フィミー美、右京千晶と、当時人気のセクシー女優、グラビアアイドルが顔を揃えて脱ぎまくり、ヤリまくる。 ムラマサはスポーツ万能で女にモテる。 まるで加山雄三の若大将のようだ。 兄を捜して全国を旅するのは寅さんか裸の大将こと山下清のようだし、女を見れば「血を流し、涙を流し、汗を流す三流主義」とか「愛なんて関係ない。 感じて気持ち良けりゃあいいじゃん。 ラブタッチ」とか、口から出まかせ吹きまくって女を口説くのは植木等の無責任男のよう。 そして、女とヤリまくるのは梅宮辰夫のポルノの帝王か。 我らがムラマサは、日本映画のヒーローたちのいいとこ取りをした完全無欠のキャラクターなのだ! 1作目のスタッフは、企画に寺山修司、赤塚不二夫、中山千夏が、脚本にはピンク映画の監督で、この映画の後にパレスチナへ行き兵士になってしまう足立正生が加わっているという、スタッフもキャストも贅沢な映画なのデース。 60年代に日本でも放映されていたアメリカの人気バラエティ『エド・サリバン・ショー』を、清志郎が肩の力ぬけぬけにモジッてネーミング。 '01年、'04年、'06年の3回にわたって行われたライブの模様を中心に、寸劇仕立てのドラマを加えたバカみたいに濃い内容のミュージックムービーが『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!! 「えぇ!こんな人まで…」がヘンな役で登場してるわ、大阪の街中を走り抜ける間寛平によってプチ観光気分が味わえるわ、ライブ生中継のラジオ局ではDJに扮した各出演者の「素的」な姿も楽しめる。 大阪にライブに行く際、「大阪弁を上手く話すには勢いだッ!」と清志郎はよく言っていたが、この映画にもそんな大阪特有の勢いがある。 その大きな楽屋には、もう本当にいろんな人がたくさんいた。 「行ってきま~す」とひと声かけてステージに向かう人、するとみんなが「行ってらっしゃ~い」と笑顔で送る。 楽屋のモニターテレビでライブに見入って笑ったり、帰ってきた人を「お疲れさま~」と拍手で出迎えたり。 なんて和気あいあい。 清志郎にみなさんが次から次へ挨拶にやってくるが、あの清志郎の感じ…威張っていないどころか、大御所の貫禄ふうすらない。 客席の中央から後方に向けてサブステージが組まれ、突然、客席扉から登場した清志郎はソコで、「後ろの奴達(ヤツラ)のために…」という曲を歌い出す。 後方の席のファンも、そこでは最前列になって豪華なプレゼントにウケまくり。 それぞれが清志郎との演奏をメチャ楽しんでいるのが伝わってくる。 もう、これは普通の音楽イベントとは別格のショー。 「いいな~、音楽があるって」と思うはずだ。

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