岡部又右衛門 斎藤道三。 オカベ マタエモン【岡部又右衛門】の例文集・使い方辞典

大河ドラマ「国盗り物語」(1973)の思い出

岡部又右衛門 斎藤道三

その娘婿である織田信長と、道三の甥にあたる明智光秀の「道三の後継者」二人は共に天下取りを目指し、最後に本能寺で激突する。 解説 司馬遼太郎の代表作の一つを原作に、斎藤道三から織田信長・明智光秀に至る「国盗り物語」を描く戦国ドラマ。 同名の原作以外にも「梟の城」「播磨灘物語」「尻啖え孫市」「功名が辻」など他の司馬作品もとりこんだ脚本となっている(のちの「花神」も同じ)。 本編映像は部分的にしか残っておらず、ほぼ総集編でしか鑑賞できない。 その娘婿である織田信長と、道三の甥にあたる明智光秀の「道三の後継者」二人は共に天下取りを目指し、最後に本能寺で激突する。 解説 大河ドラマとしばしば素材がかぶるテレビ東京のワイド時代劇の一つ。 上記大河ドラマ版と原作が同じなので史実・創作とりまぜて話の展開はほぼ同じ(ただしこちらは他作品要素は入れてない)。 なにせ時間が長いので総集編しか見られない大河版に比べると描き込みは多く、王道的戦国ドラマとして長時間も飽きずに見られる。 そんな信長に理解を示すのは父・信秀と守役の平手政秀、そして人質に来ている竹千代(のちの家康)ぐらい。 そんななか信秀が死に、信長はその葬儀で… 解説 名匠マキノ正博(漢字はいろいろ)により、まさに「皇紀2600年」という時期に製作された戦国武将もの。 信長を跡継ぎにするのは「一天万乗の君のため」だとか父・信秀が言ったり、そこかしこに「皇国ニッポン」が匂わされるのは時局ならではだが、全体としては「信長青春編」といった好編に仕上がっている。 彼のもとへ嫁いだ斉藤道三の娘・濃姫は初めは呆れるが次第に信長に惹かれてゆく。 父・信秀も周囲の批判をよそに信長の才能を買っていたが、急死してしまう。 父の葬儀で乱行をはたらいた信長を諌めて守役の平手が切腹。 やがて信長は舅の斉藤道三と運命的な会見を行う。 解説 下記の「風雲児・織田信長」の4年前に製作された白黒版で、監督も脚本も主演も一部主要キャストも同じ。 ただこちらは予算がなかったのか、桶狭間までは描かれず全体的に地味。 たださらに若い錦之助演じる信長の「不良少年」ぶりの迫力はこちらの方が凄い。 メディア 現時点でソフト化はされていない。 平手は信長の自立をうながして諫死し、悲しみから立ち上がった信長は尾張を狙う斉藤道三と会見しこれを圧倒する。 やがて今川義元の大軍が上洛目指して侵攻、信長はこれを桶狭間に奇襲する。 解説 人気急上昇期の中村錦之助(のちの萬屋錦之介)を信長役に据えた信長青春記映画。 おなじみの名場面を次々と特に工夫もなく映像化しているが、荒々しい錦之助の信長役はイメージにピッタリ。 信長・秀吉を兄弟揃い踏みで演じているのも面白い。 信長・濃姫の夫婦の仲睦まじさもやけに目に付く一本。 メディア レンタル向けDVDあり。 またディアゴスティーニから刊行されたDVDつきムック「隔週東映時代劇傑作DVDコレクション」に収録されたことがある。 だが弥生は信長のそばにいるうち、彼の人間らしさと深謀遠慮に気づいてゆく。 そんな中、守役の平手正秀が信長を諌めて自害。 そして今川義元の軍が織田領へと侵攻してくる。 解説 たびたび作られた信長青春ドラマの大映版。 珍しく濃姫が登場せず、別のヒロインが立てられている。 原作は大仏次郎の歌舞伎だそうで、まだ子役といっていい市川染五郎(現・松本幸四郎)も出演しているのもそのせいか。 物語は桶狭間へ向かうところで終わる。 だがその真の実力をお今世は見抜いていた。 お濃と結婚し、その父・斎藤道三と会見した信長は弟との争い、桶狭間の戦いを経て天下取りへと乗り出してゆく。 解説 正月時代劇らしい盛りだくさんの娯楽大作。 おなじみの信長ばなしを一通りやるオーソドックスな内容だが、個人的には渡辺謙はもっともハマった信長役だったと思う。 ただしめでたい正月の出し物ということで「本能寺」がバッサリとカットされ、安土城でめでたし、めでたしで終わっている妙な「信長」である。 その生きざまを宣教師ルイス・フロイスの目を通して描く。 解説 意外にも信長一人を主人公にした大河ドラマはこれが初めて。 人気の「信長」をネタにしたもののミスキャスト(信長と秀吉は逆だと思うぞ、普通)が目に付く。 演出も過剰気味。 メディア DVD発売:NHKエンタープライズより完全版、アミューズビデオより総集編。 彼女は女ならではの斬新な発想で戦のない世を作ろうと天下統一を目指すが、その途上で浅井長政と恋に落ち、またそれが裏切られたために激しく怒って徹底的に攻め滅ぼしてしまう。 そんな彼女が次に心ひかれたのは自分とよく似た構想を描く明智光秀だった。 解説 佐藤賢一の同名小説のドラマ化で、民放で製作したものとしては久々に大がかりな戦国時代劇となった。 そもそものアイデアがかなり無茶なのだが、作り自体は本格的で主人公が女であること以外は割とまっとうな信長伝になっていた。 ラストは原作からだいぶ改変したようだが、後味は悪くなかった。 信長の真の才能を見抜いた濃姫は、織田家中の紛争、桶狭間の戦いや美濃攻略、天下取りへと突き進む信長を陰から支えてゆく。 解説 登場回数はそれこそ信長並みだけど主役になることはめったにない濃姫を主人公としたスペシャルドラマ。 しかしなにぶん事績のまったく不明な女性であり、ドラマもおなじみの信長物語を濃姫目線でなぞっただけ。 そのぶんムチャな場面はなかったけど、濃姫主役の意味はあまりなかったような… メディア 現時点でソフト化はされていない。 又右衛門は信長の意向にあえて逆らって吹き抜けのない耐火性の強い設計案を作り、城を支える柱のための巨大な材木を得るため敵地武田領の木曽へと向かう。 解説 同名小説の映画化で、有名な安土城の建設ドラマという異色の内容。 だが「プロジェクトX」的感動映画にしちゃおうという企画意図(西田敏行はVHS開発映画でも主演してる)だったようで何かと「泣かせ」にもっていくのが鼻につき、突然忍者映画になっちゃうところとか変な詰め込みも見られる。 きわめつけは安土城完成で映画はオシマイになり、それが間もなく全部無駄になってしまったという事実を全く描かなかったこと。 はじめ秀吉を嫌っていた光秀だったが朝倉攻めからの撤退戦を共に戦い、民心にもよく通じた秀吉に友情を抱くようになる。 天下統一を目指す信長が暴君化してゆくのを憂えた光秀は自らが信長を討ち、さらに自身を秀吉に討たせることで平和な世を実現しようとする。 解説 露骨な悪役扱いされることは少なくなった光秀だが、ここまで「いい人」に描いて主役に据えた映像作品は珍しい。 本能寺の変は光秀と秀吉の共謀(?)ともとれる展開も一つの解釈だろうけど、ここまで自己犠牲にしちゃうと無理あり過ぎでは。 なお、柳葉敏郎の秀吉役はこれが二度目。 信長の後継者を決定するべく、柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀、池田恒興ら重臣たちが清須に集合する。 光秀を討ち取った秀吉は信長の次男で大馬鹿者の信雄を、勝家・長秀らは三男の信孝を立てようとそれぞれに画策。 剛毅な武将だが人のいい勝家は人心収攬と策謀に長けた秀吉にとてもかなわない。 さらに二人そろって信長の妹・お市の心を射止めようとしていた。 解説 もともと大河ドラマ好きという三谷幸喜がその趣味を炸裂させて、おなじみの有名人が大集合しながら合戦ゼロの戦国ドラマを作り上げた。 清洲会議という有名ではあるけど地味な素材を描いた舞台劇的ディスカッション映画で、豪華キャストとセットながらギャグは控えめ、全体としては小ぶりな印象になった。 大泉洋の秀吉は凄まじいメイクでまさにソックリ。 草履取りから信長に見出された秀吉は次々と手柄を立てて出世してゆき、本能寺の変で信長が倒れるとすぐさま明智光秀を討ち、信長の後継者となるのだった。 解説 まだ白黒時代の大河ドラマ第三作。 まだ無名に近かった緒形拳がスターにのし上がり、石坂浩二の初仕事でもある。 高橋幸治の信長が大変な人気で助命嘆願がNHKに送られ、「本能寺」の放送が遅くなったという伝説がある。 映像はその第42回「本能寺の変」の回のみ現存しソフト化もされている (桶狭間の戦いのロケ現場など、ごく一部その回以外の映像も残っているとの話もある)。 メディア 第42回の映像のみNHKソフトウェア発売のDVD「NHK想い出倶楽部II〜黎明期の大河ドラマ編〜 3 太閤記」に収録。 秀吉の死後は隠棲し、徳川家康に天下太平を託す。 解説 秀吉の糟糠の妻を主人公にした女性視点の「太閤記」。 ヒットメーカー橋田壽賀子がオリジナルで脚本を手がけ、それまでにないホームドラマ的戦国ドラマに仕立て上げた。 秀吉がねねを「おかか」と呼び、これは当時の流行語となった。 メディア DVD発売:NHKエンタープライズより完全版、NHKソフトウェアより総集編。 解説 年末年始の時代劇ブームが開始された時期の大型娯楽作。 いかにも正月気分のお遊びがふんだんに盛り込まれている。 とにかく光秀が自ら本能寺に飛び込んでいって信長を刺し殺すは、逃げる足利義昭を光秀が鉄砲で撃ち殺すは。 挙げ句の果てに秀吉と光秀の一騎打ちの末、光秀は見事に切腹して果ててしまう(!)。 開き直ってみれば確かに面白いが。 監督が岡本喜八であったことに筆者が気付いたのはずいぶん後になってから。 信長に仕えた日吉はとんとん拍子に出世してゆくが、やがて光秀も信長の家臣となり、出世競争が始まる。 やがて信長を倒した光秀を秀吉が倒し、秀吉はついに天下人となる。 解説 竹中直人の過剰とも思える演技もあってかなりのヒットとなった今風太閤記。 信長・秀吉の時代が「高度成長期に奇妙に重なる」といういかにも堺屋太一らしい強引な説明にのっかっている。 秀吉の弟・秀長にスポットを当てたのは新機軸。 晩年の秀吉の暗部については直接的に描くことは避け、一応のハッピーエンドにまとめていた。 出演者関係の問題でもあったのかソフト化や再放送が大幅に遅れ(総集編が再放送された例はあった)、2012年になってようやく実現した。 メディア DVD発売:ジェネオン・ユニバーサルより完全版、アミューズソフトエンタテインメントより総集編。 小日向文世(竹中半兵衛)、中井貴一(松下嘉兵衛)ほか ストーリー 老境に入り若者たちに学問を教えて暮らしていた松下嘉兵衛のもとへ、太閤・秀吉から呼び出しがあった。 驚く若者たちに、嘉兵衛は昔、若かりし日の秀吉が自分のところへ奉公に来ていたことを語りだした。 武士になりたいと嘉兵衛に仕えた藤吉郎は人殺しを嫌っていて、嘉兵衛は「お前は武士に向かない」と諭して追い出す。 藤吉郎は尾張に帰って信長に仕え、その人柄と誠実さで仲間を増やし、出世してゆく。 やたら「平和主義者」な秀吉像は「その後」のことを思うと妙なのだが光秀を倒すところまでならなんとかまとまる。 解説 若手人気タレントで主役を固めて製作された竹山洋作の戦国夫婦ドラマ。 これまでさんざん脇役で登場してきた前田利家が主役だが要するに太閤記の裏バージョン。 NHKの露骨なまでの視聴者媚びぶりと時代考証の破綻ぶり、行き当たりバッタリで「まつ」を異様に前面に押し出した脚本などなど、目に余る出来とも思えたが困ったことに視聴率は良かったりする。 メディア DVD発売:ジェネオン・ユニバーサルより完全版、アミューズソフトより総集編。 一豊は織田信長に仕え、平和を希求する千代の内助の功もあって次第に出世、秀吉、家康と権力者が変わりゆくなか、土佐二十四万石の礎を築く。 解説 司馬遼太郎の同名小説が原作で、「内助の功」で有名な山内一豊の妻・千代を主人公にした戦国もの。 人気若手俳優を主役に安土桃山をやればハズレはない、という要するに「としまつ」路線であるが、信長・秀吉の描かれ方が結構辛らつだったり、それなりに工夫はあった。 メディア DVD発売:ジェネオン・ユニバーサルより完全版。 NHKエンタープライズより総集編。 その才能を知った播磨の黒田官兵衛は半兵衛の隠れ家を訪ねるが、そこで半兵衛を軍師に迎え入れようとやってきた羽柴秀吉と運命的な出会いをする。 半兵衛と官兵衛は軍師として秀吉を支え、官兵衛が荒木村重に監禁された際も半兵衛は官兵衛の子・松寿丸を救って友情に応える。 半兵衛は病で世を去り、官兵衛は本能寺の変を機に秀吉を天下取りへと導き、秀吉の死後は半兵衛と語り合った理想の国づくりを実現すべく天下取りを狙う。 解説 「秀吉に天下をとらせた男たち」をテーマに主役二人体制で製作されたもの。 この放送後しばらくして2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」が決定しており、偶然ながら大河ドラマの同ネタを先駆けてやることになった。 メディア 現時点でソフト化はされていない。 友人の荒木村重を説得に赴いた官兵衛は地下牢に一年監禁され、救出されるものの足を不自由にし人相も変わってより冷徹な策謀家へと変貌する。 本能寺の変を機に官兵衛は秀吉の天下取りを後押しし、秀吉が暴君化して死去したのちは自らが天下取りへ乗りだそうとする。 解説 これまでも戦国大河ドラマでは常連脇役であった黒田官兵衛がついに主役に。 さわやか青年を絵にかいたような岡田准一の演じる官兵衛に前半違和感もあったが、監禁後に人相も性格もダーティーな雰囲気に変化する展開は好評でもあった。 秀吉役の竹中直人、家康役の寺尾聰といった過去の大河の同役俳優の起用も話題になった。 間もなく於大は今川家をはばかって離縁され、竹千代も今川家へ人質に差し出される途中で織田方に奪われるなど苦難の道を歩む。 成人して元信と名乗り、岡崎に戻った直後、桶狭間の合戦で主君の今川義元が討たれ、元信は今川からの独立を決意する。 解説 時代劇の東映が山岡荘八の大長編小説の映画化に挑んだ。 当初はシリーズ化を想定していたが興行的にふるわず、映画産業自体の衰退もあってこの一作目だけで終わってしまったのが残念。 トップタイトルは三度目の信長を演じた錦之助 (桶狭間がクライマックスなのも過去作と共通)、途中から登場の北大路欽也もTVドラマと合わせて二度目の家康役。 長大な原作の序盤のエッセンスを絞り込んだ内容となっていて、特に家康と生母於大の母子の絆が前面に押し出されている。 メディア 以前東映ビデオからVHSソフトがレンタル向けに出ていたが、DVD以降のソフト化は確認できない。 やがて信長と同盟を結んでその統一事業を助け、信長の死後は秀吉と対決の末にやはりその補佐に回る。 家康は太平の世を希求し、秀吉死後に関ヶ原の戦いで勝利、江戸幕府を開いて260年に及ぶ太平の時代の礎を築く。 解説 山岡荘八の大長編小説を一年間でじっくり描いた大河ドラマ。 滝田栄が「家康」というとんでもない配役で、さすがに秀吉死後から大坂夏の陣にかけては家康が理想化されすぎている嫌いも。 まだ無名だった役所広司の信長役は強烈な印象を残し、彼の出世作となった。 本作で大河ドラマは時代劇をいったんやめて近現代ものを製作する事に決まっていたため「最後」という覚悟から王道の大作として製作され、辛抱と苦労を象徴する「おしん、家康、隆の里」の流行語も生まれるなどヒットし、大河ドラマでは初めて完全版VHSソフト化がなされている。 メディア DVD発売:ジェネオン・ユニバーサルより完全版、アミューズソフトより総集編。 解説 正月時代劇らしくお色気も取りまぜた(家康がしょっちゅう強精薬を飲んでたり、ヌードがやたら出てくる)娯楽時代劇。 設定が凄いのが石川数正で、影の主役と言った役割。 家康から秀吉に鞍替えした後、どういうわけか関ヶ原に現れ戦死してしまう。 信康は母である築山殿、妻で信長の娘である徳姫との間で苦悩し、ついには悲劇的な最期を迎えることになる。 解説 戦前以来の時代劇の名匠であった伊藤大輔が、家康の悲劇の長男・信康をテーマに一本の映画に仕立てた異色作。 当時乗りに乗っていた感のある錦之助が才能もありながら無念の最期を遂げる若者を熱演している。 当然ながら本作の信長はかなりワル。 当主・直盛の娘「おとわ」は同族で幼なじみの亀之丞(のちの直親)の許嫁とされていたが、今川氏との軋轢で婚約は解消され、直盛が桶狭間で戦死、跡を継いだ直親も今川の策謀で殺されてしまう。 おとわは直親の子・万之丞(後の直政)の成長まで自ら井伊家の当主「井伊直虎」となる。 幼なじみで重臣の小野政次と微妙な協力関係で井伊家を保つが、今川・徳川の勢力争いのはざまで井伊家はいったん滅亡。 直政は徳川家康に仕えて井伊家再興をはかる。 解説 女性主人公の戦国もの、ということでいつかやるんじゃないかと言われていた企画。 「井伊直虎」がそもそも本当に女性だったのか、という疑問もあるあぶなっかしい設定の上に史料もほとんどない素材で、直虎・直親・政次の幼なじみ三人の愛憎を軸に前半をまとめ、後半は直政の出世ばなしにして実質主役交代していた。 北条氏に属する忍城城主・成田氏長は小田原に参陣するも勝ち目なしとみてひそかに秀吉軍への投降を指示、日ごろ農民たちと混じって遊ぶなど武士らしからぬのんびり屋で「のぼう様」とあだ名される成田長親が留守を預かることに。 しかし進駐してきた長束正家の高飛車な態度にカチンと来た長親は投降を撤回、まさかの徹底抗戦を開始してしまう。 功名心にはやる石田三成は忍城に壮大な水攻めをしかけるが… 解説 和田竜の原作小説はもともと映画用に書かれた脚本をもとにしており、発表以来9年がかりでようやく映画として完成した。 戦国時代の終焉を前に最後のひと暴れをしてみせた男たちのドラマを史実をもとに娯楽性たっぷりに描き、日本映画としては久々の戦国スペクタクル映画となった。 かなりユニークな主人公は野村萬斎以外考えられないハマりぶりで、後味もスポーツ映画に似てさわやか。 なお、水攻めのシーンが津波を連想させるとして一部修正して公開が一年延期になった経緯がある。 「なぜ利休は切腹したのか?」と。 本覚坊は利休の思い出を振り返りながらその真相を明かしてゆく。 解説 三國連太郎版「利休」と競作になった利休映画。 「お吟さま」では秀吉だった三船が利休役。 さすがに三船が演じると「芸術家」というより「武将」イメージの利休となった (むろん、狙ったところだろう)。 全体的に哲学性が強く、海外での評価も高かった。 信長の時代から茶を指導した利休は、信長亡き後権力者となった秀吉にも茶の指導をする。 成り上がり者の秀吉と、独特の美意識に生きる利休とは次第にすれ違いが生じ、悲劇へと向かってゆく。 解説 三船敏郎版「千利休」と競作になった利休映画。 華道家元である勅使河原監督の美意識が散見される映像で、歴史上の有名人も数多く登場し (後に首相となる細川護熙まで1カット出ている)、三船版に比べると全体的に派手で絢爛豪華。 ただストーリー自体は細かいエピソードの淡々とした積み重ねで盛り上がるところもなく、利休切腹の原因については観客の想像に任せる形になっている。 おりしも石田三成の紹介で縁談があり、お吟は堺の商人・宗安に嫁ぐが右近への思いは断ち切れず離婚となる。 右近と再会したお吟はついに思いを遂げるが、今度はその美貌が秀吉の目に留まり、黄金の茶室に招かれてしまう。 解説 今東光の小説の最初の映画化で、女優から監督となった田中絹代の最後の監督作。 後の熊井啓監督版と比較すると短くシンプルに話をまとめていて、お吟の情熱的な思いがよりストレートに描かれている。 メディア 松竹ホームビデオからVHSソフトが発売されていたが、DVD以降のソフト化は今のところない模様。 おりしも石田三成の紹介で縁談があり、お吟は堺の商人・宗安に嫁ぐが右近への思いは断ち切れず離婚となる。 右近と再会したお吟はついに思いを遂げるが、今度はその美貌が秀吉の目に留まり、黄金の茶室に招かれてしまう。 解説 今東光の小説の二度目の映画化。 当然同じ話なのだが、こちらは2時間半以上と時間も長く登場人物や事件も多め。 そのぶんややまとまりの悪い印象もある。 志村喬・三船敏郎の取り合わせは確か本作が最後。 メディア 以前東宝からレンタル向けVHSソフトが発売されていたが、DVD以降のソフト化は今のところない模様。 千利休が秀吉によって切腹させられると豪姫は古田織部の下人・ウスを使ってさらされていた利休の首を奪い取り利休の養女お吟のもとへ届けさせ、さらに命を狙われたウスの逃亡を助ける。 時は流れ、夫・宇喜多秀家を流刑にされ隠棲していた豪姫はウスと再会、旧知の古田織部と茶会を催すが織部は徳川から切腹を命じられてしまう。 解説 「利休」とほぼ同じスタッフで製作された続編的映画。 当時アイドルとして絶頂期の宮沢りえが男勝りのお姫様を演じるのが売りなのだが、映像の美しさは確かなものの話自体はかなり抽象的で史実の背景事情を知らないとかなりわかりにくい。 実は全ては三太夫の策謀で、それに気付いた五右衛門は恋人のまきと共に非情な忍者の世界から逃れようとするが… 解説 共産党機関紙「赤旗」に連載された「階級闘争」的な忍者小説を、共産党員である山本薩夫がリアルな忍者を描く娯楽活劇として映像化、大ヒットして人気シリーズとなった一本。 白土三平の忍者劇画ともよく似ている。 五右衛門は明智光秀を煽って本能寺の変を起こさせ、信長殺害に成功するが、直後に天下をとった秀吉により雑賀も壊滅、五右衛門は秀吉の命を狙うべく聚楽第へと侵入する。 解説 大ヒットした前作に比べ「歴史劇」の趣向が強くなり、本能寺の変に至るおなじみの話が詳しく描かれる。 信長・秀吉の暴君性がかなり強調されており、五右衛門が彼らに挑む展開は前作以上に悲惨で救いがない。 史実通り五右衛門は釜煎りにされるラストだが(釜煎り直前まで)、山本監督の意図をよそに大映はさらなるシリーズ続行を決めて五右衛門は死なないことになり、第三作「新・忍びの者」が製作された。 第4作からは主演は同じだが霧隠才蔵に主人公を変えてシリーズは続行された。 生き残った上忍・葛籠重蔵は他の伊賀の生き残りたちと共に豊臣秀吉暗殺計画を進める。 しかし同じ伊賀出身の風間五平は立身出世をはかって敵にまわり、重蔵たちを窮地に陥れる。 解説 司馬遼太郎の実質デビュー作となった忍者小説を東映が映画化。 監督はまもなく「十三人の刺客」を作る工藤栄一で、当時の東映が新しい時代劇像を目指して苦闘していたことが忍ばれる一作。 原作の要素はだいぶそぎ落とされ(五平=石川五右衛門という要素もカット)、カラッと明るいハッピーなラストになっちゃう中途半端な映画になってしまった。 生き残りの上忍・葛籠重蔵は徳川家康の筋から依頼を受けて秀吉暗殺を謀る。 しかし同じ伊賀の下忍・風間五平は武士として出世するため秀吉側につき、重蔵と対決する。 解説 司馬遼太郎の実質デビュー作となった忍者小説を篠田正浩監督が映画化。 久々の本格忍者映画となった一本。 セットなどにCGを取り込んだりアクションシーンにリアリティを追求するなど意欲的な作品だが、いささかシナリオが散漫で盛り上がりに欠ける。 ただ秀吉は物凄く似てる(笑)。 超人的な能力を持ち彼を支える「影一族」、明智光秀の影武者となる忍者・主膳とその妹・蛍火、そして主膳を仇と狙う剣客・重太郎らが織りなす壮絶な戦国絵巻。 解説 白土三平の代表作である忍者劇画を、鬼才・大島渚が「映画化」した異色作。 白土の原画(みたところ印刷物から撮ったものではなさそう)を編集して画面に映し、そこに声と音声・音楽を重ねて映像化している。 言ってみれば紙芝居に近い実験作品。 白土の原作をほぼ忠実になぞり、二時間に凝縮することに成功している。 当時の時代性もあって濃厚な「民衆闘争史観」が原作以上に滲んでいる気も。 将監の狙いは百地一族の財宝にあったのだがそのありかを示す短刀は逃亡した三太夫の遺児・鷹丸が持っていた。 明で成長した鷹丸は日本に帰国し、新たな「百地三太夫」として父の仇を討とうとする。 解説 はっきり言って「アクションもできるアイドル」真田広之を売り出すための企画。 忍者映画のノリなのだが同時期のジャッキー=チェンを意識したらしいカンフーアクションも盛り込まれ、香港映画風味でもある。 そんな大阪に出没する大泥棒・石川五右衛門。 実は彼にはかつて織田信長に救われて忍者に育てられた過去があり、信長の姪・茶々にほのかな思いを抱いていた。 ある盗みをきっかけに「本能寺の変」の黒幕が秀吉であったことを知った五右衛門は秀吉の暗殺を謀る。 解説 登場人物はほぼ全て安土桃山時代の実在人物ばかり、展開も大筋で史実に沿ったものになるのだが、アニメチックなCG全開で描かれた日本のようでそうでないような世界風俗ごった煮状態のファンタジーワールドの「安土桃山」を舞台にした異色時代劇アクション。 江口洋介が五右衛門を豪快に演じ、もっとハチャメチャになるかと思ったら意外に大真面目な着地をする。 嵐にあってルソン島に流れ着いた助左は現地の人々と絆を結び、帰国後は信長・秀吉の統一戦争の陰で各地に奔走、やがてルソン貿易に乗り出し、壺を買い付けて大きな利益をあげ「呂宋助左衛門」と呼ばれる大商人に成長する。 しかしそれまで協力関係にあった豊臣秀吉は天下人となると堺の自治を認めず、助左衛門たちを弾圧し始める。 解説 実在すら疑われる伝説的人物・呂宋助左衛門を主人公に商人の自由都市・堺の興亡を描く大河ドラマ。 大河史上初の海外ロケ(フィリピン)を実現したことでも知られる。 城山三郎「原作」となっているが脚本と小説が並行して執筆された初のケースでもある。 「太閤記」の信長・秀吉を同じ配役にし、権力を握った秀吉が悪役化してゆく過程を描いたことも話題となった。 メディア DVD発売:NHKソフトウェアより完全版。 NHKエンタープライズより総集編。 秀吉が死に、天下人となった家康は豊臣氏を滅ぼしにかかるが、茶々は秀吉の遺児・秀頼を擁して大坂城を断固守り抜こうとする。 解説 東映久々の戦国映画で井上靖の「淀どの日記」を一応原作としているが、良くも悪くも東映らしい奔放史劇。 宝塚男役スター・和央ようかの初主演映画という売りもついてしまったため男装甲冑に身を固めた淀どのが家康本陣に来るとか、大坂城大爆発といったトンデモシーンがある。 浅井三姉妹はそのままでも十分劇的だし、悲惨な戦場の描写など「女たちの戦国もの」として見どころもなくはないのだが。 生まれた直後に父・長政が自害したため父を知らぬ江は叔父の信長に「父」を見て憧れる。 成長した江はまず佐治一成、それから秀吉の甥である秀勝の妻となり、さらに家康の子・秀忠と再婚して後の徳川家光を産み、姉・淀殿と大坂の陣で対峙することになる。 解説 これまで何度も描かれてきた「浅井三姉妹」のうち、秀忠の妻・家光の母となった「お江」を主人公に信長・秀吉・家康の時代を描いた。 「篤姫」でヒットを飛ばした脚本家によるものだが、最近の女性戦国ものの常で主人公を強引に歴史的事件に絡めたり、現代劇的感覚のドラマ作りが目につきすぎて大河ファンからはブーイングが多かった。 大河が露骨に視聴率稼ぎで視聴者に媚びてくるとどうなっちゃうかという典型であった。 政宗は秀吉の放った刺客に襲われ、命は助かるものの片目を失明する。 ショックでふさぎこむ政宗だったが、次第にそれまで見えていなかったものを知り、成長してゆく。 そんな折、父・輝宗が畠山義継に拉致され… 解説 信長に続き、錦之助・河野寿一のコンビで製作された政宗青春ドラマ。 政宗が刺客に襲われて失明する、母親がとっくに死去している、輝宗の死が小田原参陣直前など、史実を改変した部分も目につくが、一人の若者の苦悩と成長のストーリーは錦之助の迫力もあって見ごたえあり。 若くして当主を引き継いだ政宗は急激な領土拡張を図るが、そのために父を無残な死に至らしめてしまい、さらに母親に毒を盛られ弟を殺すという悲劇も味わう。 時代が豊臣秀吉から徳川家康へと移ってゆくなか、政宗はひそかに天下取りの野望を抱き続ける。 解説 しばらく近現代に走った大河ドラマが時代劇に復帰した作品。 ジェームス三木の脚本でマイナーな主人公ながら意外なほどの高視聴率を上げ、大河ドラマ史上屈指の名作として人気は今なお高い。 渡辺謙の政宗の印象が強烈でこれが大きな出世作となった。 メディア DVD発売:ジェネオンエンタテインメントより完全版、アミューズビデオより総集編。 政宗は当主となると連戦して周辺を斬り従えるが、そのために父・輝宗を失い、小田原参陣にあたって母から毒殺されかかり弟を斬らねばならなくなる。 秀吉・家康と渡り合い天下を狙い続けた政宗は支倉常長を欧州に派遣して海外への飛躍を夢見る。 解説 民放各局で競うように年末年始の大型時代劇が作られていた時期の一本で、五時間枠一挙放送の豪華大作。 6年前にブームを起こした大河ドラマ版「政宗」に出演していた俳優も多く、特に秋吉久美子が側室から正室に「昇格」してるのが面白い。 原作も同じなので大河と大筋は変わらないが、政宗と母・義姫の愛憎を話の軸に置いている。 メディア 現時点でソフト化はされていない模様。 秀吉に屈服したかに見えた政宗だったが葛西の一揆を裏からたきつけ、その密書を秀吉に示されると花押に針の穴がないといって切り抜ける。 やがて秀吉が朝鮮に出兵すると政宗も渡海する。 解説 BS-TBSが唐突に作って放送したスペシャルドラマ。 そもそも東日本大震災で被害を受けた宮城県応援企画であったらしく、エンディングでも被災地の様子が映された。 演出にあたったのは大河「独眼竜政宗」も演出した吉村芳之で、出演者も一部かぶっている。 ただ予算はかなり少なかったようで全体的に安っぽさがにじみ出たドラマになってしまった。 メディア 現時点でソフト化はされていない。 その死を待っていたかのように天下取りに動き出す徳川家康。 五奉行の一人で忠義に厚い石田三成は豊臣家を守ろうと家康の野望に立ち向かう。 慶長五年九月十五日、関ヶ原で三成と家康はそれぞれ大軍を率いて激突、一時は勝利を確信する三成だったが… 解説 石田三成を主人公にすえた司馬遼太郎の小説を、TBSが開局30周年記念作品としてドラマ化。 豪華というほかないオールスターキャスト、早坂暁の脚本による群像劇が秀逸で長時間をまったくあきさせない。 ちょっと三成がカッコ良すぎという気もしなくはないが。 その死を待っていたかのように天下取りに動き出す徳川家康。 五奉行の一人で忠義に厚い石田三成は豊臣家を守ろうと家康の野望に立ち向かう。 慶長五年九月十五日、関ヶ原で三成と家康はそれぞれ大軍を率いて激突、一時は勝利を確信する三成だったが… 解説 司馬遼太郎の同名小説の二度目の映像化にして初の映画化。 どうしても傑作の上記TBS版と比較してしまい、時間的制約などから前半の駆け引き部分が非常に分かりにくい。 また近年の研究動向も反映して従来説とは異なる部分も多く、TBS版との差別化を図るためかキャラクター設定もいろいろ変更している。 合戦シーンの規模・迫力については日本映画史上屈指といっていい。 謙信死後に勃発した上杉家の内紛では景勝を助け、謁見した秀吉から家臣にならぬかと誘われてもこれを突っぱねる。 秀吉の死後、家康が天下取りに動き出すと石田三成と連携、「直江状」を出して家康を挑発する。 解説 「愛」の前立ての兜で有名(?)、智将とされる上杉家家老・直江兼続の生涯を描く大河ドラマで、「三傑」が登場する定番の戦国ものではあるが家老クラスが主役というのは異例。 折からの「歴女」ブームに乗ろうとしたらしくイケメン男優ぞろいの大河ドラマとなった。 メディア DVD発売:ジェネオンエンタテインメントより完全版。 NHKエンタープライズより総集編。 ブラックソーンは将軍の座を目指す有力大名・虎長と知り合い、日本の文化に驚かされながら、通訳をするキリスト教徒の娘まり子と恋に落ちる。 ブラックソーンはポルトガル商人、イエズス会宣教師らの策謀、さらには虎長と石堂和成の将軍の座をめぐる争いに巻き込まれてゆく。 解説 家康に仕えたイギリス人ウィリアム=アダムスをモデルにしたアメリカ製時代劇で、欧米で驚異的な視聴率を記録した作品 (編集・映画化もされた)。 三船敏郎以下、日本俳優陣も豪華な顔ぶれで確かに見応えはある。 しかし日本人が見ると、それこそ「変なニッポン」のオンパレードでなかなか笑える (まぁまだましな方だけど)。 外国人が思い浮かべるサムライ・ニッポンの全てが凝縮されたような作品。 主筋である武田家滅亡後、織田から豊臣へと天下が移りゆくなか、真田昌幸は巧みな情報戦と策謀により勢力を拡大する。 やがて関ヶ原の戦いとなると、長男の信之は徳川へつき、昌幸と次男の幸村は豊臣方にまわった。 関ヶ原ののち紀州九度山に蟄居していた幸村は大坂の陣で豊臣方に参戦して壮絶に散り、信之は江戸幕府に警戒されながら用心深くしたたかに生き抜いてゆく。 解説 池波正太郎の長編小説をドラマ化、一年かけて放送した大作。 大河ドラマが近代を扱った時期に作られたドラマで、「準大河」扱いだがやや低予算。 いわば「中小企業の戦国ドラマ」で、丹波哲郎演じる昌幸の「謀将」のイメージが余りにもピッタリ。 忍者たちの活躍も見物だった。 その次男の信繁はまず上杉景勝、続いて豊臣秀吉に仕えて武将として成長してゆく。 秀吉が死に徳川家康が台頭すると昌幸・信繁は石田三成と結びつき、信繁の兄・信之は徳川方について真田家は分裂。 上田合戦で徳川を破った昌幸と信繁だったが関ヶ原の戦いの結果、紀州九度山に幽閉され昌幸はそこで生涯を終える。 やがて大坂の陣が起こると信繁は大阪城に入り、出城「真田丸」を築いて徳川軍を翻弄する。 解説 上記「真田太平記」とほぼ同ネタなのだが、巷間広まる「幸村」ではなく「信繁」で通し(ラストでちょっと「幸村」に触れたけど)最新研究動向なども取り込んで全く別のドラマに仕立てた一本。 三谷流の細かいギャグ風味やマニアックなキャラ立て・筋書きが好評を呼び、大河ドラマとしては久々に話題作となった。 コーエー戦国ゲームでおなじみの「シブサワ・コウ」氏が状況説明CGを担当、「真田太平記」の幸村役だった草刈正雄が昌幸を演じるなど(他にも「真太」出演組がいた)、話題は豊富だった。 医者の楊邦義と真鶴の間の子・啓泰は幼くして両親と生き別れになり、琉球王国の重臣・謝名親方の薫陶を受けて琉球を支える若者に成長する。 その琉球へ薩摩の島津氏が侵攻、全土を征服してしまう。 解説 大河史上初、というより歴史映像史上初の沖縄史ドラマ。 また初の試みとして半年間の放送となり、次作「炎立つ」と共にこれまで描かれなかった「地方」が主な舞台とされた。 いかにも陳舜臣の原作らしく、架空の人物がやたらと有名人に絡み合う。 アメリカのニンジャ映画で成功したショー・コスギが出ているのも話題。 後に琉球語バージョンも製作された。 冒頭は前年度の「信長」のラストからつながっており仲村トオルの秀吉が出てくる。 メディア 現時点でソフト化はされていない。 総集編のみNHKアーカイブスで視聴可能。

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麒麟がくる

岡部又右衛門 斎藤道三

ふと思い出したのだが、頭の中に残っているのシーンがあった。 演じる武将が敵の軍勢を前に恐怖にかられた時、横にいた女性(妻なのか恋人なのか覚えてない)に「と唱えなされ」とか言われて、その通りにしたら心が落ち着いてきた、という場面。 で、調べてみたら1973年の「」だった。 は鉄砲集団雑賀党党首の「」役。 原作はの「」だが、同じくの「新史」「」「尻啖え孫市」「」のエピソードも取り入れられている、というから「尻啖え孫市」からのシーンなんだろう。 横にいた女性は演ずる「小みち」で「尻啖え孫市」では後に孫市の妻になるらしい。 私が中学校の頃のドラマだが、高橋秀樹演ずるに額を欄干に打ちつけられながら「殺してやる!」と心の中で叫ぶ演ずるのシーンをよく覚えている。 で、改めて調べてみたら、まあ当時のの配役の豪華な事。 主役級の人が何人出てたんだろう。 (当時は若手だった人もいるけれど)なんか、もう一回見たくなってしまうな。 と思って調べたら、総集編しか映像が残っていない、との事だがえらい高値がついてる・・・ hakuasin.

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大河ドラマ「国盗り物語」(1973)の思い出

岡部又右衛門 斎藤道三

その娘婿である織田信長と、道三の甥にあたる明智光秀の「道三の後継者」二人は共に天下取りを目指し、最後に本能寺で激突する。 解説 司馬遼太郎の代表作の一つを原作に、斎藤道三から織田信長・明智光秀に至る「国盗り物語」を描く戦国ドラマ。 同名の原作以外にも「梟の城」「播磨灘物語」「尻啖え孫市」「功名が辻」など他の司馬作品もとりこんだ脚本となっている(のちの「花神」も同じ)。 本編映像は部分的にしか残っておらず、ほぼ総集編でしか鑑賞できない。 その娘婿である織田信長と、道三の甥にあたる明智光秀の「道三の後継者」二人は共に天下取りを目指し、最後に本能寺で激突する。 解説 大河ドラマとしばしば素材がかぶるテレビ東京のワイド時代劇の一つ。 上記大河ドラマ版と原作が同じなので史実・創作とりまぜて話の展開はほぼ同じ(ただしこちらは他作品要素は入れてない)。 なにせ時間が長いので総集編しか見られない大河版に比べると描き込みは多く、王道的戦国ドラマとして長時間も飽きずに見られる。 そんな信長に理解を示すのは父・信秀と守役の平手政秀、そして人質に来ている竹千代(のちの家康)ぐらい。 そんななか信秀が死に、信長はその葬儀で… 解説 名匠マキノ正博(漢字はいろいろ)により、まさに「皇紀2600年」という時期に製作された戦国武将もの。 信長を跡継ぎにするのは「一天万乗の君のため」だとか父・信秀が言ったり、そこかしこに「皇国ニッポン」が匂わされるのは時局ならではだが、全体としては「信長青春編」といった好編に仕上がっている。 彼のもとへ嫁いだ斉藤道三の娘・濃姫は初めは呆れるが次第に信長に惹かれてゆく。 父・信秀も周囲の批判をよそに信長の才能を買っていたが、急死してしまう。 父の葬儀で乱行をはたらいた信長を諌めて守役の平手が切腹。 やがて信長は舅の斉藤道三と運命的な会見を行う。 解説 下記の「風雲児・織田信長」の4年前に製作された白黒版で、監督も脚本も主演も一部主要キャストも同じ。 ただこちらは予算がなかったのか、桶狭間までは描かれず全体的に地味。 たださらに若い錦之助演じる信長の「不良少年」ぶりの迫力はこちらの方が凄い。 メディア 現時点でソフト化はされていない。 平手は信長の自立をうながして諫死し、悲しみから立ち上がった信長は尾張を狙う斉藤道三と会見しこれを圧倒する。 やがて今川義元の大軍が上洛目指して侵攻、信長はこれを桶狭間に奇襲する。 解説 人気急上昇期の中村錦之助(のちの萬屋錦之介)を信長役に据えた信長青春記映画。 おなじみの名場面を次々と特に工夫もなく映像化しているが、荒々しい錦之助の信長役はイメージにピッタリ。 信長・秀吉を兄弟揃い踏みで演じているのも面白い。 信長・濃姫の夫婦の仲睦まじさもやけに目に付く一本。 メディア レンタル向けDVDあり。 またディアゴスティーニから刊行されたDVDつきムック「隔週東映時代劇傑作DVDコレクション」に収録されたことがある。 だが弥生は信長のそばにいるうち、彼の人間らしさと深謀遠慮に気づいてゆく。 そんな中、守役の平手正秀が信長を諌めて自害。 そして今川義元の軍が織田領へと侵攻してくる。 解説 たびたび作られた信長青春ドラマの大映版。 珍しく濃姫が登場せず、別のヒロインが立てられている。 原作は大仏次郎の歌舞伎だそうで、まだ子役といっていい市川染五郎(現・松本幸四郎)も出演しているのもそのせいか。 物語は桶狭間へ向かうところで終わる。 だがその真の実力をお今世は見抜いていた。 お濃と結婚し、その父・斎藤道三と会見した信長は弟との争い、桶狭間の戦いを経て天下取りへと乗り出してゆく。 解説 正月時代劇らしい盛りだくさんの娯楽大作。 おなじみの信長ばなしを一通りやるオーソドックスな内容だが、個人的には渡辺謙はもっともハマった信長役だったと思う。 ただしめでたい正月の出し物ということで「本能寺」がバッサリとカットされ、安土城でめでたし、めでたしで終わっている妙な「信長」である。 その生きざまを宣教師ルイス・フロイスの目を通して描く。 解説 意外にも信長一人を主人公にした大河ドラマはこれが初めて。 人気の「信長」をネタにしたもののミスキャスト(信長と秀吉は逆だと思うぞ、普通)が目に付く。 演出も過剰気味。 メディア DVD発売:NHKエンタープライズより完全版、アミューズビデオより総集編。 彼女は女ならではの斬新な発想で戦のない世を作ろうと天下統一を目指すが、その途上で浅井長政と恋に落ち、またそれが裏切られたために激しく怒って徹底的に攻め滅ぼしてしまう。 そんな彼女が次に心ひかれたのは自分とよく似た構想を描く明智光秀だった。 解説 佐藤賢一の同名小説のドラマ化で、民放で製作したものとしては久々に大がかりな戦国時代劇となった。 そもそものアイデアがかなり無茶なのだが、作り自体は本格的で主人公が女であること以外は割とまっとうな信長伝になっていた。 ラストは原作からだいぶ改変したようだが、後味は悪くなかった。 信長の真の才能を見抜いた濃姫は、織田家中の紛争、桶狭間の戦いや美濃攻略、天下取りへと突き進む信長を陰から支えてゆく。 解説 登場回数はそれこそ信長並みだけど主役になることはめったにない濃姫を主人公としたスペシャルドラマ。 しかしなにぶん事績のまったく不明な女性であり、ドラマもおなじみの信長物語を濃姫目線でなぞっただけ。 そのぶんムチャな場面はなかったけど、濃姫主役の意味はあまりなかったような… メディア 現時点でソフト化はされていない。 又右衛門は信長の意向にあえて逆らって吹き抜けのない耐火性の強い設計案を作り、城を支える柱のための巨大な材木を得るため敵地武田領の木曽へと向かう。 解説 同名小説の映画化で、有名な安土城の建設ドラマという異色の内容。 だが「プロジェクトX」的感動映画にしちゃおうという企画意図(西田敏行はVHS開発映画でも主演してる)だったようで何かと「泣かせ」にもっていくのが鼻につき、突然忍者映画になっちゃうところとか変な詰め込みも見られる。 きわめつけは安土城完成で映画はオシマイになり、それが間もなく全部無駄になってしまったという事実を全く描かなかったこと。 はじめ秀吉を嫌っていた光秀だったが朝倉攻めからの撤退戦を共に戦い、民心にもよく通じた秀吉に友情を抱くようになる。 天下統一を目指す信長が暴君化してゆくのを憂えた光秀は自らが信長を討ち、さらに自身を秀吉に討たせることで平和な世を実現しようとする。 解説 露骨な悪役扱いされることは少なくなった光秀だが、ここまで「いい人」に描いて主役に据えた映像作品は珍しい。 本能寺の変は光秀と秀吉の共謀(?)ともとれる展開も一つの解釈だろうけど、ここまで自己犠牲にしちゃうと無理あり過ぎでは。 なお、柳葉敏郎の秀吉役はこれが二度目。 信長の後継者を決定するべく、柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀、池田恒興ら重臣たちが清須に集合する。 光秀を討ち取った秀吉は信長の次男で大馬鹿者の信雄を、勝家・長秀らは三男の信孝を立てようとそれぞれに画策。 剛毅な武将だが人のいい勝家は人心収攬と策謀に長けた秀吉にとてもかなわない。 さらに二人そろって信長の妹・お市の心を射止めようとしていた。 解説 もともと大河ドラマ好きという三谷幸喜がその趣味を炸裂させて、おなじみの有名人が大集合しながら合戦ゼロの戦国ドラマを作り上げた。 清洲会議という有名ではあるけど地味な素材を描いた舞台劇的ディスカッション映画で、豪華キャストとセットながらギャグは控えめ、全体としては小ぶりな印象になった。 大泉洋の秀吉は凄まじいメイクでまさにソックリ。 草履取りから信長に見出された秀吉は次々と手柄を立てて出世してゆき、本能寺の変で信長が倒れるとすぐさま明智光秀を討ち、信長の後継者となるのだった。 解説 まだ白黒時代の大河ドラマ第三作。 まだ無名に近かった緒形拳がスターにのし上がり、石坂浩二の初仕事でもある。 高橋幸治の信長が大変な人気で助命嘆願がNHKに送られ、「本能寺」の放送が遅くなったという伝説がある。 映像はその第42回「本能寺の変」の回のみ現存しソフト化もされている (桶狭間の戦いのロケ現場など、ごく一部その回以外の映像も残っているとの話もある)。 メディア 第42回の映像のみNHKソフトウェア発売のDVD「NHK想い出倶楽部II〜黎明期の大河ドラマ編〜 3 太閤記」に収録。 秀吉の死後は隠棲し、徳川家康に天下太平を託す。 解説 秀吉の糟糠の妻を主人公にした女性視点の「太閤記」。 ヒットメーカー橋田壽賀子がオリジナルで脚本を手がけ、それまでにないホームドラマ的戦国ドラマに仕立て上げた。 秀吉がねねを「おかか」と呼び、これは当時の流行語となった。 メディア DVD発売:NHKエンタープライズより完全版、NHKソフトウェアより総集編。 解説 年末年始の時代劇ブームが開始された時期の大型娯楽作。 いかにも正月気分のお遊びがふんだんに盛り込まれている。 とにかく光秀が自ら本能寺に飛び込んでいって信長を刺し殺すは、逃げる足利義昭を光秀が鉄砲で撃ち殺すは。 挙げ句の果てに秀吉と光秀の一騎打ちの末、光秀は見事に切腹して果ててしまう(!)。 開き直ってみれば確かに面白いが。 監督が岡本喜八であったことに筆者が気付いたのはずいぶん後になってから。 信長に仕えた日吉はとんとん拍子に出世してゆくが、やがて光秀も信長の家臣となり、出世競争が始まる。 やがて信長を倒した光秀を秀吉が倒し、秀吉はついに天下人となる。 解説 竹中直人の過剰とも思える演技もあってかなりのヒットとなった今風太閤記。 信長・秀吉の時代が「高度成長期に奇妙に重なる」といういかにも堺屋太一らしい強引な説明にのっかっている。 秀吉の弟・秀長にスポットを当てたのは新機軸。 晩年の秀吉の暗部については直接的に描くことは避け、一応のハッピーエンドにまとめていた。 出演者関係の問題でもあったのかソフト化や再放送が大幅に遅れ(総集編が再放送された例はあった)、2012年になってようやく実現した。 メディア DVD発売:ジェネオン・ユニバーサルより完全版、アミューズソフトエンタテインメントより総集編。 小日向文世(竹中半兵衛)、中井貴一(松下嘉兵衛)ほか ストーリー 老境に入り若者たちに学問を教えて暮らしていた松下嘉兵衛のもとへ、太閤・秀吉から呼び出しがあった。 驚く若者たちに、嘉兵衛は昔、若かりし日の秀吉が自分のところへ奉公に来ていたことを語りだした。 武士になりたいと嘉兵衛に仕えた藤吉郎は人殺しを嫌っていて、嘉兵衛は「お前は武士に向かない」と諭して追い出す。 藤吉郎は尾張に帰って信長に仕え、その人柄と誠実さで仲間を増やし、出世してゆく。 やたら「平和主義者」な秀吉像は「その後」のことを思うと妙なのだが光秀を倒すところまでならなんとかまとまる。 解説 若手人気タレントで主役を固めて製作された竹山洋作の戦国夫婦ドラマ。 これまでさんざん脇役で登場してきた前田利家が主役だが要するに太閤記の裏バージョン。 NHKの露骨なまでの視聴者媚びぶりと時代考証の破綻ぶり、行き当たりバッタリで「まつ」を異様に前面に押し出した脚本などなど、目に余る出来とも思えたが困ったことに視聴率は良かったりする。 メディア DVD発売:ジェネオン・ユニバーサルより完全版、アミューズソフトより総集編。 一豊は織田信長に仕え、平和を希求する千代の内助の功もあって次第に出世、秀吉、家康と権力者が変わりゆくなか、土佐二十四万石の礎を築く。 解説 司馬遼太郎の同名小説が原作で、「内助の功」で有名な山内一豊の妻・千代を主人公にした戦国もの。 人気若手俳優を主役に安土桃山をやればハズレはない、という要するに「としまつ」路線であるが、信長・秀吉の描かれ方が結構辛らつだったり、それなりに工夫はあった。 メディア DVD発売:ジェネオン・ユニバーサルより完全版。 NHKエンタープライズより総集編。 その才能を知った播磨の黒田官兵衛は半兵衛の隠れ家を訪ねるが、そこで半兵衛を軍師に迎え入れようとやってきた羽柴秀吉と運命的な出会いをする。 半兵衛と官兵衛は軍師として秀吉を支え、官兵衛が荒木村重に監禁された際も半兵衛は官兵衛の子・松寿丸を救って友情に応える。 半兵衛は病で世を去り、官兵衛は本能寺の変を機に秀吉を天下取りへと導き、秀吉の死後は半兵衛と語り合った理想の国づくりを実現すべく天下取りを狙う。 解説 「秀吉に天下をとらせた男たち」をテーマに主役二人体制で製作されたもの。 この放送後しばらくして2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」が決定しており、偶然ながら大河ドラマの同ネタを先駆けてやることになった。 メディア 現時点でソフト化はされていない。 友人の荒木村重を説得に赴いた官兵衛は地下牢に一年監禁され、救出されるものの足を不自由にし人相も変わってより冷徹な策謀家へと変貌する。 本能寺の変を機に官兵衛は秀吉の天下取りを後押しし、秀吉が暴君化して死去したのちは自らが天下取りへ乗りだそうとする。 解説 これまでも戦国大河ドラマでは常連脇役であった黒田官兵衛がついに主役に。 さわやか青年を絵にかいたような岡田准一の演じる官兵衛に前半違和感もあったが、監禁後に人相も性格もダーティーな雰囲気に変化する展開は好評でもあった。 秀吉役の竹中直人、家康役の寺尾聰といった過去の大河の同役俳優の起用も話題になった。 間もなく於大は今川家をはばかって離縁され、竹千代も今川家へ人質に差し出される途中で織田方に奪われるなど苦難の道を歩む。 成人して元信と名乗り、岡崎に戻った直後、桶狭間の合戦で主君の今川義元が討たれ、元信は今川からの独立を決意する。 解説 時代劇の東映が山岡荘八の大長編小説の映画化に挑んだ。 当初はシリーズ化を想定していたが興行的にふるわず、映画産業自体の衰退もあってこの一作目だけで終わってしまったのが残念。 トップタイトルは三度目の信長を演じた錦之助 (桶狭間がクライマックスなのも過去作と共通)、途中から登場の北大路欽也もTVドラマと合わせて二度目の家康役。 長大な原作の序盤のエッセンスを絞り込んだ内容となっていて、特に家康と生母於大の母子の絆が前面に押し出されている。 メディア 以前東映ビデオからVHSソフトがレンタル向けに出ていたが、DVD以降のソフト化は確認できない。 やがて信長と同盟を結んでその統一事業を助け、信長の死後は秀吉と対決の末にやはりその補佐に回る。 家康は太平の世を希求し、秀吉死後に関ヶ原の戦いで勝利、江戸幕府を開いて260年に及ぶ太平の時代の礎を築く。 解説 山岡荘八の大長編小説を一年間でじっくり描いた大河ドラマ。 滝田栄が「家康」というとんでもない配役で、さすがに秀吉死後から大坂夏の陣にかけては家康が理想化されすぎている嫌いも。 まだ無名だった役所広司の信長役は強烈な印象を残し、彼の出世作となった。 本作で大河ドラマは時代劇をいったんやめて近現代ものを製作する事に決まっていたため「最後」という覚悟から王道の大作として製作され、辛抱と苦労を象徴する「おしん、家康、隆の里」の流行語も生まれるなどヒットし、大河ドラマでは初めて完全版VHSソフト化がなされている。 メディア DVD発売:ジェネオン・ユニバーサルより完全版、アミューズソフトより総集編。 解説 正月時代劇らしくお色気も取りまぜた(家康がしょっちゅう強精薬を飲んでたり、ヌードがやたら出てくる)娯楽時代劇。 設定が凄いのが石川数正で、影の主役と言った役割。 家康から秀吉に鞍替えした後、どういうわけか関ヶ原に現れ戦死してしまう。 信康は母である築山殿、妻で信長の娘である徳姫との間で苦悩し、ついには悲劇的な最期を迎えることになる。 解説 戦前以来の時代劇の名匠であった伊藤大輔が、家康の悲劇の長男・信康をテーマに一本の映画に仕立てた異色作。 当時乗りに乗っていた感のある錦之助が才能もありながら無念の最期を遂げる若者を熱演している。 当然ながら本作の信長はかなりワル。 当主・直盛の娘「おとわ」は同族で幼なじみの亀之丞(のちの直親)の許嫁とされていたが、今川氏との軋轢で婚約は解消され、直盛が桶狭間で戦死、跡を継いだ直親も今川の策謀で殺されてしまう。 おとわは直親の子・万之丞(後の直政)の成長まで自ら井伊家の当主「井伊直虎」となる。 幼なじみで重臣の小野政次と微妙な協力関係で井伊家を保つが、今川・徳川の勢力争いのはざまで井伊家はいったん滅亡。 直政は徳川家康に仕えて井伊家再興をはかる。 解説 女性主人公の戦国もの、ということでいつかやるんじゃないかと言われていた企画。 「井伊直虎」がそもそも本当に女性だったのか、という疑問もあるあぶなっかしい設定の上に史料もほとんどない素材で、直虎・直親・政次の幼なじみ三人の愛憎を軸に前半をまとめ、後半は直政の出世ばなしにして実質主役交代していた。 北条氏に属する忍城城主・成田氏長は小田原に参陣するも勝ち目なしとみてひそかに秀吉軍への投降を指示、日ごろ農民たちと混じって遊ぶなど武士らしからぬのんびり屋で「のぼう様」とあだ名される成田長親が留守を預かることに。 しかし進駐してきた長束正家の高飛車な態度にカチンと来た長親は投降を撤回、まさかの徹底抗戦を開始してしまう。 功名心にはやる石田三成は忍城に壮大な水攻めをしかけるが… 解説 和田竜の原作小説はもともと映画用に書かれた脚本をもとにしており、発表以来9年がかりでようやく映画として完成した。 戦国時代の終焉を前に最後のひと暴れをしてみせた男たちのドラマを史実をもとに娯楽性たっぷりに描き、日本映画としては久々の戦国スペクタクル映画となった。 かなりユニークな主人公は野村萬斎以外考えられないハマりぶりで、後味もスポーツ映画に似てさわやか。 なお、水攻めのシーンが津波を連想させるとして一部修正して公開が一年延期になった経緯がある。 「なぜ利休は切腹したのか?」と。 本覚坊は利休の思い出を振り返りながらその真相を明かしてゆく。 解説 三國連太郎版「利休」と競作になった利休映画。 「お吟さま」では秀吉だった三船が利休役。 さすがに三船が演じると「芸術家」というより「武将」イメージの利休となった (むろん、狙ったところだろう)。 全体的に哲学性が強く、海外での評価も高かった。 信長の時代から茶を指導した利休は、信長亡き後権力者となった秀吉にも茶の指導をする。 成り上がり者の秀吉と、独特の美意識に生きる利休とは次第にすれ違いが生じ、悲劇へと向かってゆく。 解説 三船敏郎版「千利休」と競作になった利休映画。 華道家元である勅使河原監督の美意識が散見される映像で、歴史上の有名人も数多く登場し (後に首相となる細川護熙まで1カット出ている)、三船版に比べると全体的に派手で絢爛豪華。 ただストーリー自体は細かいエピソードの淡々とした積み重ねで盛り上がるところもなく、利休切腹の原因については観客の想像に任せる形になっている。 おりしも石田三成の紹介で縁談があり、お吟は堺の商人・宗安に嫁ぐが右近への思いは断ち切れず離婚となる。 右近と再会したお吟はついに思いを遂げるが、今度はその美貌が秀吉の目に留まり、黄金の茶室に招かれてしまう。 解説 今東光の小説の最初の映画化で、女優から監督となった田中絹代の最後の監督作。 後の熊井啓監督版と比較すると短くシンプルに話をまとめていて、お吟の情熱的な思いがよりストレートに描かれている。 メディア 松竹ホームビデオからVHSソフトが発売されていたが、DVD以降のソフト化は今のところない模様。 おりしも石田三成の紹介で縁談があり、お吟は堺の商人・宗安に嫁ぐが右近への思いは断ち切れず離婚となる。 右近と再会したお吟はついに思いを遂げるが、今度はその美貌が秀吉の目に留まり、黄金の茶室に招かれてしまう。 解説 今東光の小説の二度目の映画化。 当然同じ話なのだが、こちらは2時間半以上と時間も長く登場人物や事件も多め。 そのぶんややまとまりの悪い印象もある。 志村喬・三船敏郎の取り合わせは確か本作が最後。 メディア 以前東宝からレンタル向けVHSソフトが発売されていたが、DVD以降のソフト化は今のところない模様。 千利休が秀吉によって切腹させられると豪姫は古田織部の下人・ウスを使ってさらされていた利休の首を奪い取り利休の養女お吟のもとへ届けさせ、さらに命を狙われたウスの逃亡を助ける。 時は流れ、夫・宇喜多秀家を流刑にされ隠棲していた豪姫はウスと再会、旧知の古田織部と茶会を催すが織部は徳川から切腹を命じられてしまう。 解説 「利休」とほぼ同じスタッフで製作された続編的映画。 当時アイドルとして絶頂期の宮沢りえが男勝りのお姫様を演じるのが売りなのだが、映像の美しさは確かなものの話自体はかなり抽象的で史実の背景事情を知らないとかなりわかりにくい。 実は全ては三太夫の策謀で、それに気付いた五右衛門は恋人のまきと共に非情な忍者の世界から逃れようとするが… 解説 共産党機関紙「赤旗」に連載された「階級闘争」的な忍者小説を、共産党員である山本薩夫がリアルな忍者を描く娯楽活劇として映像化、大ヒットして人気シリーズとなった一本。 白土三平の忍者劇画ともよく似ている。 五右衛門は明智光秀を煽って本能寺の変を起こさせ、信長殺害に成功するが、直後に天下をとった秀吉により雑賀も壊滅、五右衛門は秀吉の命を狙うべく聚楽第へと侵入する。 解説 大ヒットした前作に比べ「歴史劇」の趣向が強くなり、本能寺の変に至るおなじみの話が詳しく描かれる。 信長・秀吉の暴君性がかなり強調されており、五右衛門が彼らに挑む展開は前作以上に悲惨で救いがない。 史実通り五右衛門は釜煎りにされるラストだが(釜煎り直前まで)、山本監督の意図をよそに大映はさらなるシリーズ続行を決めて五右衛門は死なないことになり、第三作「新・忍びの者」が製作された。 第4作からは主演は同じだが霧隠才蔵に主人公を変えてシリーズは続行された。 生き残った上忍・葛籠重蔵は他の伊賀の生き残りたちと共に豊臣秀吉暗殺計画を進める。 しかし同じ伊賀出身の風間五平は立身出世をはかって敵にまわり、重蔵たちを窮地に陥れる。 解説 司馬遼太郎の実質デビュー作となった忍者小説を東映が映画化。 監督はまもなく「十三人の刺客」を作る工藤栄一で、当時の東映が新しい時代劇像を目指して苦闘していたことが忍ばれる一作。 原作の要素はだいぶそぎ落とされ(五平=石川五右衛門という要素もカット)、カラッと明るいハッピーなラストになっちゃう中途半端な映画になってしまった。 生き残りの上忍・葛籠重蔵は徳川家康の筋から依頼を受けて秀吉暗殺を謀る。 しかし同じ伊賀の下忍・風間五平は武士として出世するため秀吉側につき、重蔵と対決する。 解説 司馬遼太郎の実質デビュー作となった忍者小説を篠田正浩監督が映画化。 久々の本格忍者映画となった一本。 セットなどにCGを取り込んだりアクションシーンにリアリティを追求するなど意欲的な作品だが、いささかシナリオが散漫で盛り上がりに欠ける。 ただ秀吉は物凄く似てる(笑)。 超人的な能力を持ち彼を支える「影一族」、明智光秀の影武者となる忍者・主膳とその妹・蛍火、そして主膳を仇と狙う剣客・重太郎らが織りなす壮絶な戦国絵巻。 解説 白土三平の代表作である忍者劇画を、鬼才・大島渚が「映画化」した異色作。 白土の原画(みたところ印刷物から撮ったものではなさそう)を編集して画面に映し、そこに声と音声・音楽を重ねて映像化している。 言ってみれば紙芝居に近い実験作品。 白土の原作をほぼ忠実になぞり、二時間に凝縮することに成功している。 当時の時代性もあって濃厚な「民衆闘争史観」が原作以上に滲んでいる気も。 将監の狙いは百地一族の財宝にあったのだがそのありかを示す短刀は逃亡した三太夫の遺児・鷹丸が持っていた。 明で成長した鷹丸は日本に帰国し、新たな「百地三太夫」として父の仇を討とうとする。 解説 はっきり言って「アクションもできるアイドル」真田広之を売り出すための企画。 忍者映画のノリなのだが同時期のジャッキー=チェンを意識したらしいカンフーアクションも盛り込まれ、香港映画風味でもある。 そんな大阪に出没する大泥棒・石川五右衛門。 実は彼にはかつて織田信長に救われて忍者に育てられた過去があり、信長の姪・茶々にほのかな思いを抱いていた。 ある盗みをきっかけに「本能寺の変」の黒幕が秀吉であったことを知った五右衛門は秀吉の暗殺を謀る。 解説 登場人物はほぼ全て安土桃山時代の実在人物ばかり、展開も大筋で史実に沿ったものになるのだが、アニメチックなCG全開で描かれた日本のようでそうでないような世界風俗ごった煮状態のファンタジーワールドの「安土桃山」を舞台にした異色時代劇アクション。 江口洋介が五右衛門を豪快に演じ、もっとハチャメチャになるかと思ったら意外に大真面目な着地をする。 嵐にあってルソン島に流れ着いた助左は現地の人々と絆を結び、帰国後は信長・秀吉の統一戦争の陰で各地に奔走、やがてルソン貿易に乗り出し、壺を買い付けて大きな利益をあげ「呂宋助左衛門」と呼ばれる大商人に成長する。 しかしそれまで協力関係にあった豊臣秀吉は天下人となると堺の自治を認めず、助左衛門たちを弾圧し始める。 解説 実在すら疑われる伝説的人物・呂宋助左衛門を主人公に商人の自由都市・堺の興亡を描く大河ドラマ。 大河史上初の海外ロケ(フィリピン)を実現したことでも知られる。 城山三郎「原作」となっているが脚本と小説が並行して執筆された初のケースでもある。 「太閤記」の信長・秀吉を同じ配役にし、権力を握った秀吉が悪役化してゆく過程を描いたことも話題となった。 メディア DVD発売:NHKソフトウェアより完全版。 NHKエンタープライズより総集編。 秀吉が死に、天下人となった家康は豊臣氏を滅ぼしにかかるが、茶々は秀吉の遺児・秀頼を擁して大坂城を断固守り抜こうとする。 解説 東映久々の戦国映画で井上靖の「淀どの日記」を一応原作としているが、良くも悪くも東映らしい奔放史劇。 宝塚男役スター・和央ようかの初主演映画という売りもついてしまったため男装甲冑に身を固めた淀どのが家康本陣に来るとか、大坂城大爆発といったトンデモシーンがある。 浅井三姉妹はそのままでも十分劇的だし、悲惨な戦場の描写など「女たちの戦国もの」として見どころもなくはないのだが。 生まれた直後に父・長政が自害したため父を知らぬ江は叔父の信長に「父」を見て憧れる。 成長した江はまず佐治一成、それから秀吉の甥である秀勝の妻となり、さらに家康の子・秀忠と再婚して後の徳川家光を産み、姉・淀殿と大坂の陣で対峙することになる。 解説 これまで何度も描かれてきた「浅井三姉妹」のうち、秀忠の妻・家光の母となった「お江」を主人公に信長・秀吉・家康の時代を描いた。 「篤姫」でヒットを飛ばした脚本家によるものだが、最近の女性戦国ものの常で主人公を強引に歴史的事件に絡めたり、現代劇的感覚のドラマ作りが目につきすぎて大河ファンからはブーイングが多かった。 大河が露骨に視聴率稼ぎで視聴者に媚びてくるとどうなっちゃうかという典型であった。 政宗は秀吉の放った刺客に襲われ、命は助かるものの片目を失明する。 ショックでふさぎこむ政宗だったが、次第にそれまで見えていなかったものを知り、成長してゆく。 そんな折、父・輝宗が畠山義継に拉致され… 解説 信長に続き、錦之助・河野寿一のコンビで製作された政宗青春ドラマ。 政宗が刺客に襲われて失明する、母親がとっくに死去している、輝宗の死が小田原参陣直前など、史実を改変した部分も目につくが、一人の若者の苦悩と成長のストーリーは錦之助の迫力もあって見ごたえあり。 若くして当主を引き継いだ政宗は急激な領土拡張を図るが、そのために父を無残な死に至らしめてしまい、さらに母親に毒を盛られ弟を殺すという悲劇も味わう。 時代が豊臣秀吉から徳川家康へと移ってゆくなか、政宗はひそかに天下取りの野望を抱き続ける。 解説 しばらく近現代に走った大河ドラマが時代劇に復帰した作品。 ジェームス三木の脚本でマイナーな主人公ながら意外なほどの高視聴率を上げ、大河ドラマ史上屈指の名作として人気は今なお高い。 渡辺謙の政宗の印象が強烈でこれが大きな出世作となった。 メディア DVD発売:ジェネオンエンタテインメントより完全版、アミューズビデオより総集編。 政宗は当主となると連戦して周辺を斬り従えるが、そのために父・輝宗を失い、小田原参陣にあたって母から毒殺されかかり弟を斬らねばならなくなる。 秀吉・家康と渡り合い天下を狙い続けた政宗は支倉常長を欧州に派遣して海外への飛躍を夢見る。 解説 民放各局で競うように年末年始の大型時代劇が作られていた時期の一本で、五時間枠一挙放送の豪華大作。 6年前にブームを起こした大河ドラマ版「政宗」に出演していた俳優も多く、特に秋吉久美子が側室から正室に「昇格」してるのが面白い。 原作も同じなので大河と大筋は変わらないが、政宗と母・義姫の愛憎を話の軸に置いている。 メディア 現時点でソフト化はされていない模様。 秀吉に屈服したかに見えた政宗だったが葛西の一揆を裏からたきつけ、その密書を秀吉に示されると花押に針の穴がないといって切り抜ける。 やがて秀吉が朝鮮に出兵すると政宗も渡海する。 解説 BS-TBSが唐突に作って放送したスペシャルドラマ。 そもそも東日本大震災で被害を受けた宮城県応援企画であったらしく、エンディングでも被災地の様子が映された。 演出にあたったのは大河「独眼竜政宗」も演出した吉村芳之で、出演者も一部かぶっている。 ただ予算はかなり少なかったようで全体的に安っぽさがにじみ出たドラマになってしまった。 メディア 現時点でソフト化はされていない。 その死を待っていたかのように天下取りに動き出す徳川家康。 五奉行の一人で忠義に厚い石田三成は豊臣家を守ろうと家康の野望に立ち向かう。 慶長五年九月十五日、関ヶ原で三成と家康はそれぞれ大軍を率いて激突、一時は勝利を確信する三成だったが… 解説 石田三成を主人公にすえた司馬遼太郎の小説を、TBSが開局30周年記念作品としてドラマ化。 豪華というほかないオールスターキャスト、早坂暁の脚本による群像劇が秀逸で長時間をまったくあきさせない。 ちょっと三成がカッコ良すぎという気もしなくはないが。 その死を待っていたかのように天下取りに動き出す徳川家康。 五奉行の一人で忠義に厚い石田三成は豊臣家を守ろうと家康の野望に立ち向かう。 慶長五年九月十五日、関ヶ原で三成と家康はそれぞれ大軍を率いて激突、一時は勝利を確信する三成だったが… 解説 司馬遼太郎の同名小説の二度目の映像化にして初の映画化。 どうしても傑作の上記TBS版と比較してしまい、時間的制約などから前半の駆け引き部分が非常に分かりにくい。 また近年の研究動向も反映して従来説とは異なる部分も多く、TBS版との差別化を図るためかキャラクター設定もいろいろ変更している。 合戦シーンの規模・迫力については日本映画史上屈指といっていい。 謙信死後に勃発した上杉家の内紛では景勝を助け、謁見した秀吉から家臣にならぬかと誘われてもこれを突っぱねる。 秀吉の死後、家康が天下取りに動き出すと石田三成と連携、「直江状」を出して家康を挑発する。 解説 「愛」の前立ての兜で有名(?)、智将とされる上杉家家老・直江兼続の生涯を描く大河ドラマで、「三傑」が登場する定番の戦国ものではあるが家老クラスが主役というのは異例。 折からの「歴女」ブームに乗ろうとしたらしくイケメン男優ぞろいの大河ドラマとなった。 メディア DVD発売:ジェネオンエンタテインメントより完全版。 NHKエンタープライズより総集編。 ブラックソーンは将軍の座を目指す有力大名・虎長と知り合い、日本の文化に驚かされながら、通訳をするキリスト教徒の娘まり子と恋に落ちる。 ブラックソーンはポルトガル商人、イエズス会宣教師らの策謀、さらには虎長と石堂和成の将軍の座をめぐる争いに巻き込まれてゆく。 解説 家康に仕えたイギリス人ウィリアム=アダムスをモデルにしたアメリカ製時代劇で、欧米で驚異的な視聴率を記録した作品 (編集・映画化もされた)。 三船敏郎以下、日本俳優陣も豪華な顔ぶれで確かに見応えはある。 しかし日本人が見ると、それこそ「変なニッポン」のオンパレードでなかなか笑える (まぁまだましな方だけど)。 外国人が思い浮かべるサムライ・ニッポンの全てが凝縮されたような作品。 主筋である武田家滅亡後、織田から豊臣へと天下が移りゆくなか、真田昌幸は巧みな情報戦と策謀により勢力を拡大する。 やがて関ヶ原の戦いとなると、長男の信之は徳川へつき、昌幸と次男の幸村は豊臣方にまわった。 関ヶ原ののち紀州九度山に蟄居していた幸村は大坂の陣で豊臣方に参戦して壮絶に散り、信之は江戸幕府に警戒されながら用心深くしたたかに生き抜いてゆく。 解説 池波正太郎の長編小説をドラマ化、一年かけて放送した大作。 大河ドラマが近代を扱った時期に作られたドラマで、「準大河」扱いだがやや低予算。 いわば「中小企業の戦国ドラマ」で、丹波哲郎演じる昌幸の「謀将」のイメージが余りにもピッタリ。 忍者たちの活躍も見物だった。 その次男の信繁はまず上杉景勝、続いて豊臣秀吉に仕えて武将として成長してゆく。 秀吉が死に徳川家康が台頭すると昌幸・信繁は石田三成と結びつき、信繁の兄・信之は徳川方について真田家は分裂。 上田合戦で徳川を破った昌幸と信繁だったが関ヶ原の戦いの結果、紀州九度山に幽閉され昌幸はそこで生涯を終える。 やがて大坂の陣が起こると信繁は大阪城に入り、出城「真田丸」を築いて徳川軍を翻弄する。 解説 上記「真田太平記」とほぼ同ネタなのだが、巷間広まる「幸村」ではなく「信繁」で通し(ラストでちょっと「幸村」に触れたけど)最新研究動向なども取り込んで全く別のドラマに仕立てた一本。 三谷流の細かいギャグ風味やマニアックなキャラ立て・筋書きが好評を呼び、大河ドラマとしては久々に話題作となった。 コーエー戦国ゲームでおなじみの「シブサワ・コウ」氏が状況説明CGを担当、「真田太平記」の幸村役だった草刈正雄が昌幸を演じるなど(他にも「真太」出演組がいた)、話題は豊富だった。 医者の楊邦義と真鶴の間の子・啓泰は幼くして両親と生き別れになり、琉球王国の重臣・謝名親方の薫陶を受けて琉球を支える若者に成長する。 その琉球へ薩摩の島津氏が侵攻、全土を征服してしまう。 解説 大河史上初、というより歴史映像史上初の沖縄史ドラマ。 また初の試みとして半年間の放送となり、次作「炎立つ」と共にこれまで描かれなかった「地方」が主な舞台とされた。 いかにも陳舜臣の原作らしく、架空の人物がやたらと有名人に絡み合う。 アメリカのニンジャ映画で成功したショー・コスギが出ているのも話題。 後に琉球語バージョンも製作された。 冒頭は前年度の「信長」のラストからつながっており仲村トオルの秀吉が出てくる。 メディア 現時点でソフト化はされていない。 総集編のみNHKアーカイブスで視聴可能。

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