映画 ラストレター。 「ラストレター」DVDレンタル開始日や発売日が決定

映画ラストレターって

映画 ラストレター

「君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか? 」亡くなった姉の未咲の代わりに同窓会に出た裕里は、初恋相手の鏡史郎と再会し、姉のふりをして文通を始める。 【「BOOK」データベースより】 本書は松たか子さん、広瀬すずさん、庵野秀明さん、森七菜さん、神木隆之介さん、福山雅治さんら出演で映画化され、2020年1月17日全国ロードショーが決まっています。 映画の公式サイトは。 個人的には広瀬すずさんの一人二役がどう作品に影響してくるのかが気になるのと、庵野早くエヴァ映画にしろよと思いました。 小説には関係ないのでこれくらいにします。 内容については正直、ヒロインである未咲がなぜ自殺したのかが分からず、不完全燃焼感は否めません。 彼女の死を周囲の人たちがそれぞれの形で受け止めている姿が感動的だったゆえに、ちょっともったいないかなと個人的に思いました。 しかし、それを含めても本書はぜひ読んでほしい一冊です。 この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。 ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。 Contents• あらすじ 本書は様々な人から話を聞いた主人公・乙坂鏡史郎が今は亡き想い人・遠野未咲に宛てた最後のラブレターという形式で書かれています。 しかしプロローグの後には小説と書かれているので、小説家である鏡史郎が未咲に宛てた小説=本書『ラストレター』と捉えて良いと思います 自殺 はじめに未咲が自殺するまでの経緯が描かれます。 鏡史郎は未咲と付き合っていた期間もありましたが、別の男に取られて未咲はその男と結婚。 高校三年生の長女・鮎美と小学五年生の長男・瑛斗に恵まれますが、二年前に実家である仲多賀井家に戻り、ずっと精神が不安定な状態が続きました。 そして、二人の子どもを残して自殺してしまったのでした。 未咲の妹・裕里の娘で中学三年生の颯香は鮎美のことが心配になり、夏休みの間は仲多賀井家に残ることになり、代わりに瑛斗が裕里と夫の宗二郎がいる岸辺野家でお世話になります。 それぞれが普段通りに暮らしているように見えましたが、その胸中には秘められた思いがありました。 同窓会 鏡史郎の元に中学校の同窓会の案内が届き、未咲に会えるのではと鏡史郎は参加を決めます。 彼はこの時点で未咲の死を知りません。 未咲の言葉がきっかけで小説家になった鏡史郎ですが、会場に未咲がいたら小説家をやめよう。 そんな気持ちで会場に行くと、そこには未咲の妹・裕里の姿がありました。 しかも周囲の友人たちは裕里のことを未咲と呼びます。 訳が分からない鏡史郎ですが、その時、会場に当時十五歳だった未咲が卒業式で読んだ答辞が流れます。 その言葉を考えたのが鏡史郎でした。 涙が堪えられなくなり会場を後にすると、裕里が後を追ってきて話かけます。 中学時代、鏡史郎は未咲に恋をし、裕里は鏡史郎に恋をしていました。 裕里はあくまで未咲として接してくるので、鏡史郎も知らないふりをしてメールアドレスを交換し、その日は別れます。 鏡史郎は思い切って『僕にとって君は永遠の人です』と送り、裕里の反応を待ちますが、なぜか返信はありませんでした。 手紙 しばらくして、未咲からの手紙が鏡史郎のもとに届きます。 もちろん裕里が書いたものです。 そこには鏡史郎のあのメールを裕里の夫・宗二郎に見られてしまい、激怒した宗二郎によってスマホを壊されてしまったことが書かれていました。 裕里の手元にスマホはなく、仕方なく手紙で返事を書いたということです。 裕里からの一方的な手紙は続き、鏡史郎のメールのせいで家庭崩壊を起こしつつあることに鏡史郎は申し訳ないと思いつつも、文面に滲み出る裕里の素の部分が面白かったりもします。 裕里 こちらは裕里の視点から見た話。 裕里は未咲の死を伝えるために同窓会に参加しましたが、鏡史郎が途中で出ていってしまったため後を追います。 しかし、結局本当のことがいえませんでした。 その後、鏡史郎からのメールを見た宗二郎は、裕里が鏡史郎と会うために同窓会に行ったのだと決めつけ、怒りに任せて彼女のスマホを破壊してしまいますが、仕打ちはそれだけにとどまりません。 里親を探しているという二匹のボルゾイという大型の犬を勝手に引き取り、裕里に世話を任せます。 さらに宗二郎は母親の昭子を自宅に呼び、そのまましばらく住むことになりました。 裕里は日に日にストレスが溜まっていき、スマホのない彼女にとって鏡史郎への手紙だけが唯一のストレス発散の場でした。 その後、ボルとゾイと名付けられた犬のうち、ゾイの方を仲多賀井家に預かってもらうことになり、少しだけ負担が軽減します。 密会 ある日、昭子がいなくなってしまい、裕里はボルとともに探しに行きます。 すると遊歩道のベンチに座る昭子を見つけますが、隣には同年代のおじいさんもいました。 昭子は波止場正三というその男性の家にも行きますが、目的は裕里には分かりません。 事情を聞けずにいると、昭子は椎間板ヘルニアで自分では歩けなくなってしまい、波止場への手紙を裕里にお願いするようになりました。 逆 それまで事態を静観していた鏡史郎ですが、裕里宛ての手紙を未咲に託すことを思いつきます。 かつて、恋する未咲への手紙を裕里にお願いして渡していたことがあり、それとは逆になります。 鏡史郎は裕里宛ての手紙を未咲の実家に送りますが、それを受け取って読んだのは実家に泊まっていた颯香と鮎美でした。 鏡史郎は裕里にだけ分かるような文章を書いていたため、二人には手紙の本当の意図が理解できません。 しかし二人は面白がり、未咲のふりをして手紙を書きます。 こうして鏡史郎のもとには、未咲のふりをした裕里、そして颯香と鮎美からの二通の手紙が届くようになるのでした。 老人 波止場からの返信がなく、不安になった裕里は彼の家を訪ねます。 すると波止場は腕を骨折し、手紙が書けなかったことが判明します。 二人は大学の英語の教師と教え子という関係で、手紙は昭子による英語の回答で、裕里は波止場に変わって手紙の添削をすることになりました。 やがて裕里は波止場の家に新たな居場所を見つけ、この住所から手紙を出すようになります。 ここなら宗二郎に鏡史郎からの手紙を見られる心配はありません。 小説家 鏡史郎はデビュー作『未咲』という小説で世間をそれなりに賑わせますが、いまだに未咲の幻影から抜け出せず、次の作品が書けずにいました。 『未咲』には、鏡史郎と彼女にあったことが書かれていて、鏡史郎は同窓会から始まった一連の出来事を小説にしようと決心。 事実を確かめるために、未咲や裕里たちの住む仙台に向かいます。 帰りたくない 夏休みの間にまるで双子のような友情を育む鮎美と颯香ですが、ある日、颯香がこのままここに残りたいと言い出します。 鮎美のことが心配だと言いますが、鮎美は颯香がいじめられているのではと心配します。 しかし、このことを裕里に伝えて話を大きくしてしまうのもよくないため、とりあえず自分の胸の内に秘めます。 再会 鏡史郎が向かったのは手紙に書かれていた波止場の家で、出迎えてくれたのは裕里でした。 慌てる裕里に対して、鏡史郎ははじめから気が付いていたことを伝え、この時はじめて未咲が亡くなったことを打ち明けられます。 未咲はひどいうつ病で、自殺したのだといいます。 突然のことに受け入れらない鏡史郎ですが、大学時代、未咲と付き合っていたことを明かします。 しかし、未咲は阿藤陽市という男に取られ、未咲は阿藤と駆け落ちして結婚したのでした。 生前、未咲や鮎美は阿藤から暴力を受けていて、あんな男に人生をめちゃくちゃにされたことに裕里は悔しさを滲ませます。 鏡史郎が結婚してくれていればと。 それでも、未咲のふりをして手紙を書くことで、まだ未咲が生きているのではと思うこともできました。 鏡史郎は『未咲』を裕里に手渡すと、未咲のためにもこれまでのことを小説にすることを改めて決意するのでした。 トラウマ 未咲がかつて住んでいた家に向かうと、そこには阿藤と同居するサカエという女性がいました。 サカエに連絡をとってもらい、外で鏡史郎は二十年ぶりに阿藤と会います。 阿藤は何者かになりたいと願い、他の人とは明らかに違う未咲を奪うことで何者かになろうとし、未咲や子どもたちとの生活に耐えられなくなり自分から家を飛び出したのでした。 鏡史郎は『未咲』に描かれなかった部分の話を知ります。 その後、サカエに頼まれ、鏡史郎は阿藤が持っていた『未咲』にサインをするのでした。 成長 裕里が家に戻ると、瑛斗がいなくなってしまったと昭子がいいます。 それまでの瑛斗と昭子との会話の内容から考えて、思いつめていることは確かでした。 瑛斗は時々、神社に行ってこっくりさんを使って未咲と話していたことが分かり、宗二郎や警察も交えて捜索。 すると、ある神社で保護されました。 瑛斗はどこにも未咲はいないと口にする中、裕里は自分、そして瑛斗の中にいるといいます。 その瞬間、瑛斗は泣き出します。 平気そうに見えても、未咲を失ってその悲しみをどう吐き出していいのか分からなかったのです。 裕里と宗二郎は鮎美や瑛斗を引き取ることを考えますが、瑛斗は祖父母が寂しがると断ります。 悲しみを乗り越えて少し成長し、代わりにボルも引き取るのでした。 運命 鏡史郎が未咲との思い出のある中学校に行きますが、すでに廃墟になっていました。 しかし、そこで思いがけない出会いを果たします。 ゾイの散歩をしていた鮎美と颯香がいたのです。 すぐに未咲と裕里にそっくりだと気が付いて鏡史郎から声を掛けると、鮎美たちも卒業アルバムを見ていたのですぐに鏡史郎だと気が付きます。 ここで鏡史郎は彼女たちが未咲のふりをして手紙を書いていたことをはじめて知ります。 その後、未咲の実家に寄り、二十四年の歳月を経て未咲と対面します。 そこには未咲の気配が残っていて、それこそが鏡史郎の描きたいものでした。 鮎美は『未咲』を読んだことがあって、鏡史郎はサインします。 家には鏡史郎が未咲に送った小説の元となる手紙が残されていました。 鮎美はいつか鏡史郎が未咲を迎えにきてくれると信じていました。 もっと早く来てくれれば良かったけれど、それでも鏡史郎が来た意味がありました。 鏡史郎はそれまでのことを思い出し、人生とはなんという奇遇の連続で成り立っているのだろうと思い、涙を流すのでした。 結末 鏡史郎は裕里に小説家を続けることを報告。 裕里に頼まれ、彼女の『未咲』にもサインします。 鏡史郎は『未咲』に三度出会い、三度サインしたことに奇跡のようなものを感じていました。 それから颯香が残るといった理由について、好きな人ができたことが関係していたことが判明します。 夏休みが終わって会った時に絶対に顔が真っ赤になると思い、帰りたくなかったのでした。 それぞれが未咲の死を乗り越えて成長する中、鮎美は未咲の遺言の内容を教えてくれます。 それは、鏡史郎が考えて未咲が読み上げたあの答辞でした。 それが何を意味するのかは分かりませんが、そこには未来への希望に満ち溢れた言葉が綴られていました。

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映画『ラストレター』松たか子主演×岩井俊二監督、手紙の行き違いで始まった淡いラブストーリー

映画 ラストレター

Introduction イントロダクション 『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『花とアリス』と数々の名作を世に送り出してきた映画監督・岩井俊二。 20年以上ものキャリアの中で、巧みにその時代を切り取りながら様々な愛の形を表現し、いずれも熱狂的なファンを生み出してきた岩井が、初めて出身地である宮城を舞台に、手紙の行き違いをきっかけに始まったふたつの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描く『ラストレター』。 名匠・岩井俊二のもとに、松たか子、広瀬すず、庵野秀明、森七菜、神木隆之介、福山雅治ら超豪華キャストが一堂に集結。 中山美穂、豊川悦司も参加し、名作『Love Letter』を感じさせる世界観でありながら、全く新しいエンタテインメントを作り出した。 Story ストーリー 裕里(松たか子)の姉の未咲が、亡くなった。 裕里は葬儀の場で、未咲の面影を残す娘の鮎美(広瀬すず)から、未咲宛ての同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した手紙の存在を告げられる。 未咲の死を知らせるために行った同窓会で、学校のヒロインだった姉と勘違いされてしまう裕里。 そしてその場で、初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)と再会することに。 勘違いから始まった、裕里と鏡史郎の不思議な文通。 裕里は、未咲のふりをして、手紙を書き続ける。 その内のひとつの手紙が鮎美に届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎(回想・神木隆之介)と未咲(回想・広瀬すず)、そして裕里(回想・森七菜)の学生時代の淡い初恋の思い出を辿りだす。 このお仕事をしていて、新しい方と出会うことも面白いことではありますが、 一度ご一緒した方に声をかけてもらえると 「あっ、嫌われてはいなかったのかな」とも思ったりします 笑。 だいぶ大人になって岩井さんとまたお仕事できる楽しみが 今回の役にはあるのかなと思っています。 この作品には切ない気持ちみたいなものが溢れていますが、 決して岩井さんがそれだけを思っているのではないのかも、とも思います。 緊張したまま終わるのかなって思いますが、 それでもいいかなって思っています(笑)。 Comment いつかまた豊川さんとの共演はもちろんのこと、 岩井監督作品に出演できたらいいなと思っていたので、 今回声をかけていただき、とても嬉しかったです。 岩井監督は、普段とてもほんわかした感じの方ですが、 現場に入るとスイッチが入り、少年のようにまっすぐで、 独特の世界観があり、現場にいると異次元にいるような感覚になります。 ですので、撮影現場はとても楽しいです。 岩井監督とは、特に事前に役柄について話をしたりすることはないのですが、 現場でのやりとりの中で役を作り上げていく感じです。 豊川さんとは、今回共演シーンは少ないのですが、 それでも今までの二人の歴史があるので、 短い共演シーンの中でも積み重ねてきた何かが スクリーンには映っているのではないかと思います。 Comment 岩井監督の作品に初めて参加させて頂くことになりました。 過去作品も拝見しており、 人間味溢れる暖かい作品が多い印象なので、 今回演じる乙坂鏡史郎として、 岩井監督が撮られる世界観の中で精一杯生きたいと思います。 そして、僕にとって憧れでもある福山雅治さん。 今回は福山さんの学生時代を演じさせて頂くので、 嬉しさとプレッシャーでいっぱいですが、 先輩の胸をお借りするつもりで丁寧に演じたいと思います。 広瀬すずさんは、以前ドラマでご一緒させて頂きましたが、 また共演することが出来て嬉しいです。 素敵な共演者の皆さんに囲まれて芝居が出来る喜びを噛みしめながら、 日々撮影に励みたいと思います。 1963年1月24日、宮城県仙台市生まれ。 88年、桑田佳祐「いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)」PVをディレクション、プロとしてスタート。 91年、深夜ドラマ「見知らぬ我が子」でドラマ初演出。 93年、「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」がテレビ作品にもかかわらず日本映画監督協会新人賞に輝く。 94年、中篇『undo』で映画監督デビュー。 95年、初長編『Love Letter』は社会現象と化し、異例のロングランヒット。 96年、念願&渾身の大作『スワロウテイル』完成、公開。 以降、ショートムービー、ドキュメンタリー、アメリカ映画、アニメーションと、縦横無尽にエリアを広げ、いずれの作品でも唯一無二の「岩井美学」(1990年代、深夜ドラマで一大ブームを巻き起こした際、フジテレビが提唱したキャッチコピー)を証明している。 Comment かつて「Love Letter」という映画を作りましたが、 当時は手紙のやりとりのあった時代でした。 あれから通信手段は激変し、 SNSでやり取りできてしまうこの時代にあって、 手紙を使った物語は現代においては不可能だと思っていましたが、 ある日それを可能にするアイディアを思いついてしまったところから この物語の構想がスタートしました。 ある夏休みの間に起きた世代を超えた手紙物語です。 今回初めてロケーションを故郷宮城に設定しました。 劇映画としては初の試みです。 今回は川村元気プロデューサーとのお仕事ということで このユニットのコラボを楽しもうと思っています。 ご一緒するのが初めての俳優さんもいるし 以前お仕事をしたことのある俳優さんもいます。 プロの俳優さんもいればそうでない方もいます。 そこからどういう化学反応が起きるか今から楽しみです。 Opening1 Mask• Opening2 Mask• Reply Reunion• Send And Return1• Letters• Send And Return2• Recollection• Mask• Library• Original Frog Song• Ato• Girl Cousin1• Old Classroom• Recollection Slow• Girl Cousin2• Reply End• カエルノウタ movie ver. 大げさじゃなく〝岩井俊二前、岩井俊二後〟というのはあると思います」そう語るのは本作の企画・プロデュースの川村元気プロデューサー(以下、川村P)。 もともと監督の(実写版)『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の大ファンだった川村Pは、共に岩井ファンであり友人でもあるRADWIMPSの野田洋次郎が岩井監督と共通の知人だったことから、その交流は10年以上前に遡る。 野田以外にも新海誠監督、大根仁監督など岩井ファンを公言するクリエイターとの仕事も多く、「岩井俊二ファンが近い年代で横並びで映画を作っていた感覚」の中、ついにアニメ版『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』で初タッグを組むことに。 『打ち上げ花火~』の製作段階から、本作『ラストレター』の企画を監督と共に詰めていた川村Pの中で、「岩井監督のベスト盤的な作品にしよう」という思いが強まっていった。 「ある種の〝岩井オマージュ〟というか、これまでの岩井作品のモチーフがたくさん詰まった作品ですね。 僕自身、岩井俊二という監督がどうやって映画を作っているのかということにすごく興味があった。 それを知るには一緒に1本映画を作らせてもらうのが一番早いと思ったんです」 三角形の文通という発明 本作のタイトルを聞いてあの名作『Love Letter』(95)を想起する人も多いだろう。 当初から『Love Letter』のアンサームービー的な要素は意識しつつ、「最初にあがってきた脚本は今とは全く違うものだった」と川村P。 「簡潔に言えばもっと重たいお話でした。 僕はとても好きでしたけどね(笑)。 それとこれは岩井作品の特徴とも言えますが、前半と後半で全く違う物語でもあった。 ご本人もおっしゃっていましたが、プリンだと思っていたらイクラだったくらいの違い(笑)。 でも今回はあえてプリンならプリンで統一しましょうと。 監督との共通認識として、今回はエンタテインメントを作ろうというものがあったので」 そこで監督は物語そのものをガラッと改変。 「『Love Letter』や『スワロウテイル』(96)に繋がるような岩井監督らしい、けれど非常に王道なエンタテインメントになっているなと感じさせる脚本でした。 全体としては非常にユニークな設計で、かつアイディアの発明がある」その〝アイディアの発明〟こそが、物語のキモでもある三角形の文通だ。 互いが間違った相手に手紙を送り続けているにも関わらず、文通が奇妙に成立してしまう面白さ。 SNS全盛の現代において手紙をキーアイテムにしたのも興味深い。 「そもそものきっかけは昔に残された1通の手紙。 過去の記憶と手紙という古いメディアが、同時に現代に立ち上がってくる構造も秀逸だと思います」(川村P) 豪華キャスティングが実現 撮影のギリギリまで続いた脚本作業と並行し、2016年末から本格的なキャスティングを開始。 主演の松たか子は『四月物語』(98)以来、久々の岩井組。 〝岩井作品のベスト盤〟には絶対欠かせない女優として、真っ先に名前が挙がる。 その実力は誰もが認めるところだが「シリアスはもちろん、コミカルなお芝居にも長けている女優さんであることも今回はとても大事でした」と水野昌プロデューサー(以下、水野P)は語る。 「裕里という役はシリアスに寄り過ぎると危険なキャラクター。 鏡史郎のことを何十年もジメジメ想い続けていたとなると少し怖いですし、夫の宗二郎に携帯を壊されたりするシーンも明るく演じてもらわないと〝え?この夫婦大丈夫?〟と思われかねないので」 一方で岩井組に初参戦となるキャスト陣にも積極的にオファー。 声優として『打ち上げ花火~』に出演していた広瀬すず、新海誠監督の『君の名は。 』で声優を務めた神木隆之介、そしてキャスティング当時はほぼ無名だった森七菜は後に同じく新海監督の『天気の子』で一躍その名を知られることになるが、本作では大抜擢に他ならない。 「広瀬さん、神木さんは共に監督から一度仕事をしてみたいという意向がありました。 森さんに関しては140人ほどのオーディションから選びましたが、書類やビデオの段階から監督が〝断トツで彼女がいい〟とおっしゃっていましたね。 実際会ってみると、満場一致で決まりました」(川村P) 監督としても活躍する庵野秀明は、自身の監督作『式日』(00)で岩井を主演俳優として起用した過去があるのは周知の事実。 「庵野さんのキャスティングは岩井監督でないと思いつかないし、実現もしなかったでしょう。 松さんと庵野さんのシーンは完全にコメディですし、改めて岩井監督は〝センスオブユーモア〟の人なんだなと思います」(川村P)ちなみに宗二郎は当初医者の設定だったが、庵野の出演が決まってから岩井監督自ら漫画家に変更したのだとか。 小室等、水越けいこという大ベテランミュージシャンを俳優として起用したのも、もちろん監督のアイディア。 演技初挑戦となった水越に、庵野が親身なアドバイスをしていたという微笑ましいエピソードも。 意外にも難航したのが、現在の鏡史郎役。 「誰にお願いしようかと悩んでいる時に、監督がふっと福山雅治さんのお名前を挙げたんです。 お仕事をしたことはなかったのですが以前から面識はあったようで、そのイメージがあったのかもしれません。 ただ鏡史郎というかつては輝いていたけど、今はくすぶっているというキャラクターを演じるにあたって、今までの福山さんのイメージとは違う一面を見たいと思ってのキャスティングでしたが、監督のイメージ通り今までに見たことのない新しい福山さんを見ることができました。 」(水野P)そして『Love Letter』ファンは衝撃を受けること必至の中山美穂、豊川悦司という2人がまさかの役どころで出演。 「監督も〝出演してくれるか分からない〟と半ばあきらめモードだったんですが、快諾していただけて本当にありがたかったです」(田井えみラインプロデューサー、以下田井LP)。 スタッフも岩井組オールスターズといったメンバーが集結。 撮影監督は『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)の神戸千木。 かつて岩井監督と『Love Letter』をはじめ数多くの作品でタッグを組んできた名カメラマン=篠田昇に師事していた撮影カメラマンでもある。 他にも『四月物語』で美術を担当していた都築雄二、監督の盟友というべき存在=小林武史が今回も音楽を担当。 「そういう意味では岩井俊二監督にまつわる人たちが、複雑に絡み合ってできた映画。 〝岩井俊二遊び〟みたいなものを積極的に取り入れたし、〝岩井俊二のお祭り〟をやっている感覚でした」(川村P) 監督初の仙台ロケで起きた必然としての偶然 撮影はほぼ、仙台オールロケ。 監督にとって故郷であるこの地での撮影は初となる。 「これまで仙台で撮影することはずっと避けていたそうですが、今回は監督の自伝的な要素が少なからず入っている物語なので、故郷で撮るのは必然だったのではないでしょうか」(川村P) 監督が仙台ロケを避けていた理由は、そのロケーションにもあった。 比較的平らでなだらかな道が多い仙台は、「画になりにくい」と当初は渋っていたそうだが……。 「いざ探してみるといい場所がたくさんあったとおっしゃっていました。 監督のマジックは間違いなくロケーション選定にもあると思う。 最終的には監督自ら仙台にレンタカーで何度も通い、自分の足でロケ地を見て回って決めていると聞いて、究極のDIYの方なんだなと思いました」(川村P)「ロケハンをする時は〝車に自転車を積んでおいてくれ〟といつも言われます」と田井LPも語る。 「いい場所が見つかるとその場で自転車を下ろして、1人でロケハンしに行くんです。 それ以前に岩井組にはグーグルロケハンというものがありまして。 グーグルマップから素敵なおうちや使えそうな道を探し、スタッフが1軒1軒歩いて撮影交渉にあたるのが恒例です」遠野家の立派な縁側のある日本家屋、裕里と鏡史郎の再会の場となる正三の趣のある家(仙台では少ない急こう配の坂の上にあることも決め手となった)、裕里が家族で暮らすデザインフルな豪邸など、「本当にいい物件に当たる率が高い」と水野P。 また岩井監督といえば、もはや伝説的な〝天気運〟の持ち主。 かつて『Love Letter』の撮影時に、〝10月の北海道に大雪を降らせた〟エピソードは有名だが、本作の撮影は2018年の夏でちょうど台風シーズン。 「天気さえも味方にする」(水野P)岩井組は、一度も雨降らしをすることなく奇跡的な偶然によって生まれた瞬間を収めていた。 鮎美と颯香が未咲の葬式後2人で並んで傘をさしている姿、東京に戻る鏡史郎を2人が見送る時も同じく傘をさしている。 いずれもタイミングよく降って来た〝リアルな〟雨がもたらしたものだが、「ラブレターのいくつもの誤配や錯綜が、人生を作っていく。 その美しさを教えてくれるのは、傘をさした二人の少女だ。 (以下略)」と新海誠監督もコメントしているほど、印象深いシーンとなっている。 また鮎美が水遊びをする美しい滝も、「台風一過のおかげでいつも以上に水が澄んできれいでした」(水野P)という幸運だけでなく、「滝のシーンのドローン映像は、死んだ母=未咲の目線という解釈もできる」と川村P。 「つまり最初から鮎美は母に見守られていたという風に見えなくもない。 でもそれも偶然なんです。 脚本に書かれていないことをドキュメンタリー風に取り入れた時に、映画が最強になると監督は思っていらっしゃるんじゃないかな。 偶然を味方につけて初めて映画が豊かに面白くなるし、監督は偶然を必然に変えるテクニックもお持ちだと感じました」 監督の呼吸、リズムが現場を動かす 「岩井監督は現場を混沌とさせる。 これはいい意味でですが、狐につままれるような映画を作る人だと僕は思っています」(川村P)実際に現場では独特の岩井ワードが飛び交うことも。 「扇風機の風の回転が変わっちゃった。 これはらほんの一部だが、「絶えず定石にならないように、不思議な時間や空間を作ろうとしている人だと思うし、それが監督の作家性である気もします。 例えば〝扇風機の風を柔らかく〟という表現ひとつにしても、単に風を強める弱めるじゃなく、光の具合なのかカーテンの揺れ方なのかカメラのシャッター速度なのか、いろんな可能性が考えられる。 スタッフがそれを聞いてどうするか考えるというのが、正しい映画作りでもありますよね」突如、現場で監督自らがセッティングしてある小物や装飾物の位置を大胆に置き換えることも。 「あれは画を整えているというより、その場の空気やリズムを変えているんじゃないかと思います」 その一方で、役者への演出を事細かにつけることはしない。 「今回は演技初挑戦の方もいらっしゃいましたが、ほぼ(芝居を)つけることはなかった。 俳優さんのそのままの姿が一番面白いと思っていらっしゃるし、そこもやはりドキュメンタリーなんだと思います。 直前にセリフが変わったり、増えたりということも普通にありましたね」(臼井真之介プロデューサー、以下臼井P) 「ドキュメンタリー的なフィクションを作る。 そういう世界がまるでそこにあるように見せるのが岩井作品の面白さ。 俳優さんに何かを強制するよりは、その方の持っている人間としての良さを撮るためには何をすればいいかを考えてらっしゃるんじゃないでしょうか。 僕はずっと言っているんですが、監督の作家性そのものが〝呼吸〟の気持ちよさ、気持ち悪さで成り立っていると思う。 現場で吸って吐いている監督の空気のリズムが、俳優やスタッフと合っていなければわざとかき乱しにいく。 その呼吸を分かり得るスタッフがいて、そこにはまる俳優がいるということだと思います」 息が詰まるような一連の長回しが多用されるのも、確かにドキュメンタリー的だ。 現在の裕里が鏡史郎に姉の死を告げるまでの一連は、撮影時12分を超える長尺。 松は初恋の人の突然の来訪に対する驚きと喜びを表すコミカルな芝居から始まり、大粒の涙を流す独白の泣き芝居までを圧巻の演技力で見せつけた。 その間本番中であってもカメラや照明に常に指示を出し続ける監督は、セリフが終わってもなかなかカットをかけない。 それは他のシーンでも同じくで、高校時代の未咲が鏡史郎の前でスピーチの練習をするシーンでも、延々とカットはかからず。 だが動じることなく自然な笑顔で芝居を続ける広瀬と神木の後方に、撮影部が足音を忍ばせて回り込むというアクティブなカメラワークも見られた。 「才能ある監督さんって徹底的に構築したうえでそれをあえて壊し、そこから偶然を拾い上げて、さらにそれを強度のあるものに構築し直すということをやっている気がします。 それをものすごい精度でやっているのが岩井監督。 岩井作品の何かとりつかれてしまうような魅力はそこにあると思うし、影響を受けた監督は大勢いると思います」(川村P) 〝音〟への強いこだわり ポストプロダクションは約10か月。 「CGもほぼない作品にしては、かなり長いポスプロだと思います。 その中で一番時間がかったのが〝音〟。 監督は効果音からすべてご自身のスタジオで作られるので、改めてDIYを極めてらっしゃる方だなと思いました」(臼井P)「音に関しては、基本的に(撮影時と)同じ環境に行って録るのが監督のこだわりなんです。 それが何より本物の音なので」と水野P、田井LPも語る。 「夏のシーンでは蝉の声を後からかなり足しているのですが、監督は〝昼に鳴く蝉と夜に鳴く蝉は違う〟とか、〝この地域にこの種類の蝉はいない〟とかをすべて把握している(笑)。 なので世界中の蝉の鳴き声を録ってネットにアップされている〝蝉博士〟みたいな方と連絡を取って、その方から蝉の音源をいただいたりもしています」また滝で鮎美達が遊ぶ〝水音〟も「深さが足りない」という監督の一言と共に、スタッフの元にビニールプールが郵送されてきたとか。 「そのプールに水をため皆で編集された映像を見ながら、広瀬さんの足が水に浸かった時の〝パシャパシャ〟っていう音を再現したり……」 こうしてついに完成した本作を「やっぱり岩井俊二監督はすごいということを、改めて確認できる映画には間違いなくなっている」と川村P。 「それがある種のエンタテインメントとして成立してしまっているのが不思議で、奇跡的な映画だとも思います。 非常に古典的なお話ですが、岩井監督の才能はいつも新しいし、誰よりも前にいる。 不在のヒロインが「自殺」していること。 そして、その要因でもあった豊川悦司扮する男の登場と、彼の語ることばの奇妙な、だが、確かな説得力。 暗部と呼ぶより他はないこの「引力」は、ぬぐえない魔として依然そこに存在しているにもかかわらず、映画の最後のカットで広瀬が浴びる風には、練りに練られた優しさがある。 雰囲気で流れている風ではない。 あの風は、この作品と2時間、親密なひとときを過ごしたわたしたちを、間違いなく救済している。 この映画特有の、一言では形容不可能な「誘い」のウェーブフォームは、岩井俊二だけのものだ。 あらゆるファクターが渾然一体となって「呼びこんでくる」。 これは一種のフォースかもしれない。 岩井俊二の作品は 「森」のようなものだ。 そこにはブリリアントなものと、ダークなものが共棲している。 たとえば木漏れ日の眩しさが降り注ぐ一方、深遠な夜露が敷きつめられてもいる。 フィルモグラフィを参照していただきたい。 前作『リップヴァンウィンクルの花嫁』までは、綺麗にハーフ&ハーフ。 ブリリアントが7本。 ダークが7本。 そしてドキュメンタリーが2本である。 (フィルモグラフィは、あくまでも劇場で公開された作品だけに限っている。 『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』は1993年のテレビ作品だが、95年に劇場公開され、『FRIED DRAGON FISH』もやはり93年テレビ作品だが、96年に映画として公開されている。 岩井には深夜ドラマで華々しい経歴があり、それらは劇場公開しても遜色のないクオリティである。 また、岩井作品には複数のヴァージョンが存在し、それはテレビやネットなどメディアの違いに対応した「別作品」でもある。 また、ショートムービーの発展形としての劇場版などもあることから、枝分かれ=細胞分裂も、岩井俊二という「森」の重要な点だ。 それも漠然とした「闇」ではなく、現実に即したリアルに基づく人間の「闇」である。 そのピークが、中学校を舞台に「いじめる側」と「いじめられる側」の内面を、画期的な手法で描き出した『リリイ・シュシュのすべて』だった。 ここでは、「夏休み」を境に(「境界線」も岩井作品に頻出するモチーフである)人間が一変するキャラクターが登場するが、『ラストレター』が「夏休み」の物語でもあることは象徴的なことかもしれない。 岩井の代表作のひとつとなるであろう『打ち上げ花火』(巨匠、大島渚は「日本映画の100年」というドキュメンタリーを監督した際、この作品を選出し、自らのナレーションで解説している。 『打ち上げ花火』はテレビ作品だが、100年の歴史を象徴する「映画」の1本と断じたのである)は、タイトル通り「夏休み」の物語。 「夏休み」とは、短いわけではないが、決して永遠ではない、あらかじめ「終わり」が定められている期間のことである。 だからこそ、そこではもう二度と起きない出来事が起きるし、少女や少年にとっては、後に「振り返ることしかできない」轍が形成されることになる。 岩井は、この「とき」のつかまえ方が絶妙であり、なぜ人は「夏休み」を記憶するのか、また想い出として再生するのか、その原理的本能を、おそらく熟知している。 『ラストレター』のベースにあるのは、この「夏休み」感覚だ。 日本の夏の中心にはお盆がある。 お盆とは「死者」の帰還のための儀式だが、葬儀から幕を開けるこの映画には「とむらい」の情感が、「死者」を悼む季節と相まって、わたしたちの深層を狙い撃ちする。 「死者」が召喚する記憶の物語。 たとえば、そんなふうに『ラストレター』を捉えることも可能だ。 その意味において、岩井にとって処女長編映画にあたる『Love Letter』も召喚されることになる。 ここでも「手紙」の往来が物語を躍動させていたが、『ラストレター』においては、かつて描かれた「届くはずのない相手への手紙」と「文通」というモチーフが、さらに大胆な構想と構造によって、いわば活劇化されていく。 「死者」である姉のふりをする松たか子の振る舞いは、ひょっとすると「普通ではない」かもしれないが、初恋相手に再会したいという「出来心」であり、観る側も共振していく。 観客をヴァイブレーションさせる「語り」のポテンシャルもまた、岩井の大きなオリジナリティのひとつ。 ある踏み外しから、流れ流れて、とんでもない地点へと辿り着く『リップヴァンウィンクルの花嫁』は、そのキャタピラーを思わせる前進を、あくまでも軽妙に捉えた異形の一作。 あれよあれよという間に展開していく「雪崩現象」のようなストーリーテリングが極まった例でもある。 この「語り」は、『ラストレター』において、「小説」というかつてないモチーフを投入することで、さらに洗練・成熟・拡張され、破格の次元へと到達している。 過去すべての 岩井作品への「返信」。 『Love Letter』がそうだったように、『ラストレター』もまた「過去による現在」の物語と「現在による過去」の物語の邂逅を見つめている(かつて中山美穂が二役を演じたように、広瀬すずも二役を体現している)。 「手紙」が物語をポップに駆動させ、「小説」が深い喪失感を浮き彫りにする。 この陰影が鮮やかだからこそ、ラストの広瀬すずの声と横顔に、わたしたちは救われることになるのだ。 少女ふたりの季節ということでは『花とアリス』も想起させるが、何よりも今回のキャストの顔ぶれが岩井のフィルモグラフィを包括して圧巻である。 『四月物語』の松たか子、『Love Letter』の中山美穂、『undo』『Love Letter』のみならず深夜ドラマ時代からの豊川悦司、さらには『Love Letter』『PiCNiC』『スワロウテイル』の鈴木慶一、そして岩井俊二主演映画『式日』を撮った庵野秀明までもが召喚された本作は、その存在自体が、過去すべての岩井作品への「返信」であるかのようにも思える。 なぜなら、かつて別の作品で別な人物として存在していた演者たちが、新しい人物として、最新の「夏休み」に出現することは、「死者」の帰還や、「届くはずのない相手に届く手紙」に、とてもよく似ているからである。 ブリリアントなフォルムで、ダークな秘密をも抱擁する『ラストレター』(それは映画であると同時に、小説であり、さらにまっさらな意味での手紙でもあるだろう)の読後感があくまでもさわやかなのは、だから、なのかもしれない。

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ラストレター (映画)

映画 ラストレター

映画「ラストレター」は「Love Letter」「スワロウテイル」などの作品で知られる岩井俊二の原作・脚本・監督による作品で、2020年1月に劇場公開されました。 岩井監督は本作を、「Love Letter」のアンサー映画だ、と語っており、その言葉通り本作は「手紙による人と人との交流」、「大切な人を失う心の痛み」、そして、「傷ついた心の再生」といった「Love Letter」と共通のテーマを持った作品となっています。 また本作は、岩井監督が初めて故郷の宮城を舞台に選んだ作品となっており、自身の体験や東日本大震災で大きな傷を負った故郷への想いも反映させたといわれています。 出演者は、岩井監督の「四月物語」に主演している松たか子をはじめ、広瀬すず、森七菜、神木隆之介、福山雅治といった豪華なメンバーとなっています。 同じ役ではありませんが、「Love Letter」に出演していた豊川悦司と中山美穂が「Love Letter」での役のその後を思わせる役柄で出演しているのも話題となりました。 本作では松たか子と森七菜が2人1役を演じており、別人であるのに同じ人間だと感じさせるその演技力に観客から驚きの声が上がっています。 また、森七菜は、岩井監督のアイディアで本作の主題歌も担当することになりました。 今後が大いに期待される若手女優のひとりといえるでしょう。 そして福山雅治は、これまで演じてきた役柄とは大きくイメージが異なる情けない男を演じており、新たな魅力を感じさせてくれます。 2019年に記録的な大ヒットとなったアニメ映画「天気の子」の監督・新海誠は岩井俊二のファンであることを公言しており、「ラストレター」についても絶賛のコメントをしています。 映画「ラストレター」のあらすじ 岸辺野裕里は実家の遠野家で行われた姉・未咲の法事に参加する。 世間的には未咲が亡くなった原因は病気ということになっていたが、実は未咲は自ら命を絶ったのだった。 無事に法事は終わり、裕里は息子の瑛斗と夫が待つ自宅に帰ることにするが、娘の颯香は夏休みということもあり、また、未咲の娘である従姉妹の鮎美と一緒にいたいということで祖父母の家に残ることになる。 実家を後にする際、裕里は鮎美から未咲あての高校の同窓会開催のお知らせが届いていることを伝えられる。 裕里は未咲が亡くなったことを未咲の同級生に伝えようと考え、同窓会に行ってみることにする。 同窓会の会場で裕里は未咲の同級生から未咲と間違われてしまう。 「否定できる空気ではない」と感じた裕里は未咲のふりをしたまま会場から出るが、その際に、乙坂鏡史郎から声をかけられ連絡先を交換する。 鏡史郎は裕里の憧れの存在であり、作家としてデビューした有名人でもあった。 その後、裕里のスマホに鏡史郎からのメッセージが届き、裕里はとまどいつつも未咲のふりをして返信する。 だがその後、裕里の夫・宗二郎が鏡史郎からのメッセージが届いた裕里のスマホ画面を目にしてしまい、入浴中であった裕里を問い詰める。 その際に、裕里のスマホは水没して壊れてしまう。 裕里は「あなたのせいで夫に疑われ、スマホが壊れた」と鏡史郎に手紙を出す。 鏡史郎は返事を書くが、裕里からの手紙には住所が書かれていないので、高校の卒業アルバムを見て未咲と裕里の実家あてに送る。 届いた鏡史郎からの手紙を読んだ鮎美と颯香は、未咲になりすまして返事の手紙を出すことにする。 鏡史郎の元には、裕里からの手紙と鮎美・颯香からの手紙が届くようになる。 鏡史郎は高校時代の思い出、そして、未咲に惹かれるようになったきっかけなどを手紙に書き、未咲の実家に送る。 そんな頃、裕里の義母である昭子が腰を痛める。 昭子は高校時代の恩師である波戸場正三に英語の手紙の添削をしてもらっていたが、正三も手を痛めて添削ができなくなったので、裕里が正三に代わって添削を行うことにする。 そこで、裕里は鏡史郎に送っていた手紙の住所を正三の住所にして送る。 そして、正三の家を訪ねてきた鏡史郎と、ちょうど正三の家に来ていた裕里は再会。 裕里は未咲がすでに亡くなったことを鏡史郎に告げ、鏡史郎は同窓会で会った時から裕里が未咲のふりをしていると気付いていたことを伝える。 大学時代に未咲と鏡史郎は付き合っていたが別れ、その後、未咲は阿藤陽市というろくでもない男と結婚していた。 未咲が自ら命を絶ったのは、阿藤とのすさんだ結婚生活が原因だった。 鏡史郎は阿藤の住むアパートを訪ね…。 今後アップロードされることがあるかもしれませんが、あまりおすすめはできません。 それは、 こういった無料動画サイトにアップロードされた動画は画質が悪い、画面サイズが小さい、本編がいくつかに分割されている、中国語字幕が全編に入って見づらいなどの理由からです。 また、 違法ダウンロードサイトなどでダウンロードすると、コンピュータウイルスに感染したりスパイウエアをダウンロードさせられてしまったりします。 映画「ラストレター」フル動画を見るなら、高画質で危険のない動画配信サービスの利用をおすすめします。 映画「ラストレター」の関連作品 監督:岩井俊二のその他の作品 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 1993 監督:岩井俊二 出演:山崎裕太、奥菜恵、反田孝幸他 フジテレビのドラマ枠『ifもしも』のスペシャル版として製作され、放送の2年後に劇場公開された作品。 小学生最後の夏休み。 2学期から転校することになっているなずなは、50メートルの水泳で勝負する典道と祐介の勝った方と駆け落ちしようと決め…。 ライバル会社の陰謀によって仮死状態となってしまった父を救うため、デスメタルバンドでボーカルを務める娘が奔走する。 出演:神木隆之介のその他の作品 屍人荘の殺人 2019 監督:木村ひさし 出演:神木隆之介、浜辺美波、中村倫也他 数々のミステリー・ランキングで1位に輝いた今村昌弘の小説を原作とする作品。 神紅大学のミステリー愛好会のメンバーである明智と葉村。 ふたりは女子大生探偵の剣崎比留子に誘われ、事件の匂いのするロックフェス研究会の合宿に潜入するが…。

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