ヤンデレss嫌われ。 のくす牧場 : SS 書庫

艦これ安価ss 提督「オレ嫌われてる気がする」

ヤンデレss嫌われ

23 ID:Q0JXO1oi0 ちひろ「そ、その…売るって…嘘ですよね、わ、私…ショックで泣いちゃいますよ」 P「何十人もプロデュースして年収400万以下、食事はドリンクのみの俺の方が泣きたいですよ。 」 ちひろ「け、けど…」 P「しつこいですね。 辞表はもう出しました。 千川さんとはもう他人です」 ちひろ「そ、そんなぁ…「ちひろさん…なにしてるの?」」 ちひろ「何って、私のプロデューサーさんを引き留め…」 凛「プロデューサーは今、私のだよ。 」 P「凛! 」 凛「来るの遅いから迎えに来ただけ…ほら、早くいこうよ」ギュッ P「ああ。 84 ID:Q0JXO1oi0 凛「買ったのは私であって私じゃないよ。 私が買えたのは今日を含めて1週間」 ちひろ「1週間…じゃあ、1週間経ったらプロデューサーさんは戻ってくるのね?」 まゆ「次はまゆの番ですよ…まゆ、いっぱい…いっぱい、Pさんとリボンで繋がりたいです…うふ」 ちひろ「ま、まゆちゃん!?」 まゆ「その次は」 美優「わ、私です…すみません」 晴「その次はオレな。 とりあえず、今週は凛。 だろ?」 凛「そうだよみんな。 80 ID:Q0JXO1oi0 凛「ちひろさんしつこいよ。 時間もないし、私たちもう行くね」 P「じゃあ、みんなまたな。 」 晴「じゃーなー!新品のボール用意しとくぜ」 まゆ「Pさんを買ったの…まゆたちだけじゃないのが残念ですね。 」 幸子「そうですね。 次に会えるのが…だいぶ先なのが辛いです。 92 ID:Q0JXO1oi0 ちひろ「い、いきなりなにを」 まゆ「だって…ちひろさんのおかげで、今のPさんならお金で買えます…うふふ」 ちひろ「お金で、Pさんを…けどそれって」 美優「それがたとえ…歪んだ愛情だとしても」 幸子「ボクたちはPさんを愛してますから!」 まゆ「Pさんを奴隷のように扱うちひろさんは…もうPさんとは無関係、部外者ですよね?」 晴「だから外野は黙っててくれよ。 あいつはもうあんたのものじゃないんだぜ?」 美優「これからはあの人を…私たちが守ります。 」 ちひろ「そ、そんな…でもそれなら私」 美優「あ、ちひろさんはPさんを買うことはできませんよ。 876プロ• 961プロ• モバマス• グリマス• ユニット別リンク.

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提督「異動…!?」

ヤンデレss嫌われ

P「まゆ?聞いてるか?」 まゆ「やめて下さい」 P「え?」 まゆ「名前で呼ぶのやめてくれませんか?あと、馴れ馴れしくしないで下さい。 で、何の用ですか?」 P「あ、えっと……そろそろレッスンの時間……」 まゆ「わかりました。 vip2ch. まゆに嫌われるなんて……俺……」グスッ ちひろ「あーはいはい。 そういうのいいですから、もうすぐ智絵里ちゃんが来ますよ」 P「これはそんな簡単に終わらせれるような問題じゃないですよ!?」 智絵里「お、おはようございます」ガチャ P「智絵里ーーーーーー!」 智絵里「きゃあっ!」チョップ P「ぐぼあっ!?」 智絵里「ぷ、プロデューサーさんっ!そういうのやめて下さいっ!私っ、そういうの嫌ですから」 P「へ?」 智絵里「あと、これからは名前じゃなくて苗字で呼んでください。 それじゃあレッスンに行ってきますねっ」ガチャ 智絵里「プロデューサーさんはつんでれ?とかいうのが好きらしいですけど……」 P「は、ハハッ……」 ちひろ「プロデューサーさん?」 P「ちひろさん……俺……帰りますね……」フラッ ちひろ「えっ、ちょっとまっ」バタン ちひろ「………………まずい」 P「事務所の中でもかなり信頼されてると思っていた二人に嫌われるなんて……俺、どこで間違えたんだろうな……。 ただいま戻りましたぁ」 ちひろ「おかえりなさい」シュバババ まゆ「あれ?プロデューサーさんはどちらに行かれたのですかぁ?」 ちひろ「体調を崩したみたいでもう帰ったわよ」カリカラリカリカリ まゆ「っ!」 まゆ いや、ここで押し掛けたらつんでれ?とは違う事になってしまいますね……。 プロデューサーさんの家に合法的に侵入できるチャンスですが…… まゆ「そうなんですかぁ。 まゆは今日の予定終わったので帰りますね」 ちひろ「す、少し仕事を手伝っ……」バタン ちひろ「ぬおあああああああああああああ」 智絵里「れ、レッスン終わりました……」ガチャ ちひろ「おかえり」カタカタカタカタ 智絵里「あれ?プロデューサーさんは……? ちひろ「体調崩して帰ったわよ」カタカタカタカタ 智絵里「え……?」 智絵里 プロデューサーさんが体調を崩した……?心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配心配。 でも…… 智絵里「そ、そうなんですか……。 もうこの仕事を続ける自信がなくて……」 P「二人の事は他のプロデューサーに面倒を見てもらう事にしたよ……」 P「担当しているアイドルに嫌われてる事に気づかないなんて……プロデューサー失格だな……」 まゆ「嫌われ……え……?」 智絵里「……………………」 智絵里「嘘ですよね……プロデューサーさんは私をトップアイドルにしてくれるって言ってくれました……。 プロデューサーさんは私の事が嫌いになったんですかっ!?」 まゆ「プロデューサーさん……まゆの事はもう嫌いなのですか?駄目な所は治しますので……まゆを……まゆを見捨てないで下さいっ!」 P「え?俺の事を嫌いになったんじゃないの?」 まゆ「え?」 智絵里「へ?」 …………………… ……………… ………… …… P「つまり……俺のパソコンを勝手に見て、たまたま開いてたツンデレに関するページの内容を……俺がツンデレ好きだから見ていたと勘違いしていたわけだな?」 まゆ「ごめんなさい……」グスッ 智絵里「ご、ごめんなさい……」 P「うおおおおおおおお……良かった……本当に良かった。 アイドルに嫌われたと思って辞めちゃうところだったよ」 智絵里「え……?嫌……」ジワッ まゆ「辞めるなんて……まゆを見捨てないで下さいっ!」ダキッ 智絵里「プロデューサーさんがいなくなるなんて嫌ですっ!」ダキッ P「ごめんなー。 プロデューサーさんこそ気を使わないでくださいねぇ」 智絵里「あ、あの……私もクッキーを焼いてきたのですが」 P「お、ありがとう!丁度お茶菓子も無くなってきた所で、ありがたくいただくよ!」 P「おっと、二人とももう仕事の時間だな。 気をつけて行ってこいよ!」 P それにしても……二人の間の空気がピリピリしてるな。 ごめんなさい……ごめんなさいプロデューサーさぁん……ヒグッ」 P「まゆ、俺以外に刺したらダメだぞ〜。 俺は大丈夫だから泣き止めよな」 P「智絵里も許してやってくれ。 俺は大丈夫だからさ」 智絵里「で、でも……」 P「というか、何でお前たちは揃いも揃って包丁なんて物を持っているんだ?」 智絵里「えっと…………自衛のため?」 P「何で疑問形なんだよ……。 俺はみんなが警察に捕まる方が悲しいからもう持つなよ」 智絵里「ごめんなさい……」 P「ところで、まゆもそろそろ離れてくれないか?」 まゆ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 P「はいはい。 もう気にしてないからさ」 P「そういえば幸子は?」キョロキョロ 幸子「」シロメ P「幸子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ダキッ P「幸子!大丈夫か!?」 幸子「…………ほえ?プロデューサーさん?」 幸子「……ヒグッ…………う、うわああああああん、ごめんなざああああああああい」 P「よしよし、何があったか知らんがもう包丁なんて持ち出すなよ?」 幸子「だってプロデューサーさんが……ヤンデレが好きって…………」 P「は?」 ……………… ………… …… P「ハハハッ、それは資料作りでたまたま調べてただけだよ」 P「おれ自身としてはおしとやかな女性が好きだけどな〜」 まゆ「……」ピクッ 智絵里「……」ピクッ 幸子「……」ピクッ 事務所前 紗枝「……………………ふーん」ニヤッ 無理矢理だけどおわれ.

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提督「異動…!?」

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「朝ですよ、スバル君」 朝、気持ちよい眠りについていたスバルは自分の肩を揺られ、ゆっくりと目を覚ます。 目を開けて一番に映ったのは、 陽光 ようこう に照らされ美しく輝く青髪と此方を眺めるマリンブルーの 双眼 そうがん だ。 「スバル君、おはようございます。 まだ頭が回っていないのか、いつもの愛称のあるレムりんとは呼ばず。 レムと、その名を呼び捨てるスバル。 そんな 些細 ささい な事に、レムはその引き締まった頬を僅かながら緩ませる。 「スバル君はお寝坊さんですね」 「いやぁ、昨日勉強し過ぎたかも。 レムは毎朝よく早起きできるよな」 お屋敷での最初の 怒涛 どとう の1週間が過ぎ。 それからも真面目に、イ文字ロ文字と語学勉強を続けているスバルは、昨日のラムとのスパルタ学習を思いだし、顔に疲労の色を見せる。 よく見たら目の下に 隈 くま も伺えた。 「それは、レムはこのお屋敷のメイドですから。 早起きは基本中の基本です」 「流石レムりん……完璧を体現したような感じだな。 俺も早く起きれるようになりてぇー!」 「スバル君はそのままで良いですよ。 毎日レムが起こしにいきますから」 「え?レムりんに毎日起こしてもらうとか、何ここ?天国?」 ふふっと内心ご満悦のレムさん 自分に対し、何気なくスバルが接してくれる瞬間。 そんな瞬間がレムにとっては毎朝の変えがたい一時だった。 この時を永遠にしたい スバルには聞こえない程度の声で、レムは小さくそう呟いた。 「遅すぎるわよバルス。 一体いつまで寝ていたのかしら」 起きてから半刻が経過し、レムと一緒に廊下を歩いていたスバルは、その先で赤髪の少女、ラムに 遭遇 そうぐう する。 というか言葉の内容から察するに待ち伏せしてたらしい。 レムの姉であるラムは無い胸を張り、その鋭い目つきでスバルを射抜く。 いつも通りの彼女である。 そして開口一番 罵倒 ばとう を繰り出す、通常運転の彼女に、相変わらずだとスバルは苦笑いを浮かべた。 「うっせ。 「いいのよレム。 全てはバルスが悪いの、その事実は揺らがないわ」 「いや、その理論はおかしくね?」 相も変わらずツンデレのツンの部分が大半を占めるラムは、スバルに息をするかの如く毒を吐く。 それに突っ掛かるスバルもスバルだが、二人の表情を見ると、どちらも悪い気はしていないようだ。 寧 むし ろ表情はご機嫌な二人。 案外スバルには、こういう素で話せる人の方が合ってるのかもしれない。 「いいバルス。 後ろを振り向くとレムが居るのは当然、だが 俯 うつむ く彼女の表情はスバルには分からない。 「レム?」 スバルにつられてレムを覗きこむラムも、妹の何時もとは違う雰囲気に顔を 顰 しか める。 何事にも それこそ姉やスバルが危険的な状況に陥らない限りは 、穏やかな情緒の筈のレムからは、何故か少し張り詰めた雰囲気が漂っていた。 そんな二人の不安を拭うように先程の雰囲気を一変、レムは顔を上げると、柔和な笑みをスバルの方にだけ向ける。 「何でもありません。 それよりスバル君そろそろお屋敷の仕事を始めましょう」 「…お、おう」 何もなかったように佇むレムに、スバル達もこれ以上話す気にはなれず。 レムは、狼狽えながら頷くスバルを誘導するように、歩を進めた。 惑 まど うスバルは、レムに遅れを取らないよう歯切れ悪くも歩き出すが、姉であるラムに一瞥もしないレムにはただただ困惑を覚える。 彼はせっせと前庭で掃き掃除をしていた。 それも漸く一段落を迎え、左手に箒を持ち右手で額に伝う汗を拭う。 スバルは掃除を始めた時、彼女が既にそこにいたのを確認しているので、かれこれ小一時間程度も精霊に話し掛けていることになる。 「ははっ、相変わらずスバルは面白い反応するよね」 満足したように笑うパック。 なんと奇妙な喋る猫が宙に浮いている光景だが、屋敷に来て1ヶ月程度過ぎたスバルにとっては既に見馴れた光景と化している。 「からかうなよパック。 今はエミリアたんを眺めるという俺にとっての重大ミッションを遂行している最中なんだから」 「そんな事せずに普通に話にいけばいいんじゃない?その方がリアも喜ぶよ?」 腕を組んで尻尾をふるふるも揺らすパックは、そう言って首を斜めに傾ける。 いつもエミリアの傍にいて彼女を見守ってきたパックにとって、スバルの行動は何処かもどかしさを覚える だがそこはスバルにも考えがあるようで、諭すように口を開いた。 「あのな、エミリアたんは精霊との会話を頑張りたい、俺はエミリアたんとの一時を楽しみたい。 そう考え時、遠目からエミリアたんを眺めるのがwin-winな関係になれるの。 俺だってエミリアたんと話したいけど、だからってエミリアたんの時間を邪魔したい訳じゃない。 エミリアたんに嫌われたくないしな………、だから俺は全力でエミリアたんを遠くから見つめる!」 「最後のが無かったら更に良かったのにね、スバル」 呆れた表情でやれやれと首を横に振るパックは、スバルの断固たる決意に彼の人間性を垣間見る。 何百年と生きてきた精霊でさえ此処まで純粋な青年を見たことが無いのかもしれない。 思わず笑みが 溢 あふ れる。 「エミリアたん!」 いつ精霊との対話を止め、いつ此方に赴いたのか、そんな疑問が頭を過るも、直ぐに何処かに飛んでいった。 目の前にエミリアがいるその事実がスバルに活気を与えてくれた。 エミリアとの時間は至高の時であると同時に、スバルの癒しでもあるのだ。 思わず頬が緩む。 そんな思いで、スバルはエミリアを見るが、彼女は頬を膨らませ眉を顰めて少しばかり不服そうな感じだ。 「私を除け者にするなんて酷いじゃない」 どうやらエミリアはスバルとパックが自分を置いて話してたのが気に入らないらしい。 そんな所もまた可愛らしいとスバル。 「ごめんエミリアたん。 男同士の話し合いをしてたもんで、」 「そうなんだ。 ………それなら、余計な詮索はしないけど」 こういう気遣いの利く所も良いなぁ、とスバルは一層エミリアに好感を持つ。 そんなスバルの心情を見透かしてか、パックはパックで嘆息を吐いた。 そうして3人で束の間の会話をしていると、スバル突然「あっ!」と声をあげる。 「そうそうエミリアたんさ、明後日ってもしかさて暇だったりする?」 「明後日………うん、何もないよ。 どうしたのスバル?」 不思議そうに此方を見つめるエミリアに、スバルは照れながらも口を切る。 「また一緒に町の方にいきたいなーなんて、凄い綺麗な景色の場所見つけたんだ。 どうかな?」 誘いに、エミリアは少し考えるように手を顎におき、パックの方を向く。 何時なんどきも傍にいるパックは彼女の精霊であり、同時に彼女の親も同然。 そんなパックの同意が必要なのだろう。 「リアが行きたいなら、僕は止めないよ」 パックはしっかりと頷いて、スバルの後押しをした。 今か今かとその言葉を待ちわびていたスバルは、面食らったように右を向くと、そこには綺麗な直立で佇むレムの姿がある。 「レ……ム…?」 「はい、貴方のレムです。 スバル君」 彼女は何事も無かったように、スバルに対して微笑み返す。 目が笑ってない。 「どうしたのレム?」 妨げられた当の本人であるエミリアも、驚きの表情を隠せない。 ただ一匹、パックだけが目を閉じ沈黙を貫いている。 「エミリア様、ロズワール様がお呼びになられております。 至急来て下さいとのお達しでした。 」 レムは淡々とした物言いでエミリアに用件を告げた。 その顔には何の感情も見て取れない。 そんなレムに不信感を抱きながらもエミリアは「分かったわ」と言って 踵 きびす を返し、屋敷へ向かう そうして顔だけ振り向けて。 「じゃあスバル、返事は明日するから」 「お………おう」 それだけ言って、エミリアはその長い裾をゆらゆらとはためかせながら屋敷の中へと消えていった。 「スバル君は私に付いて来て下さい」 レムは、まだ少し呆然としていたスバルの手を取り、エミリアとは違う入り口から屋敷の中に無理矢理連れていった。 「ちょ、っ…レムりん。 手!手、引っ張りすぎ!痛い痛いってッ!」 庭にぽつりといるパックの言葉を知る由もないまま、スバルはレムに強く引っ張られながら屋敷の廊下を歩いていた。 前をいくレムの顔はスバルには伺えないが、その空気は少し不機嫌さを醸し出している。 なによりスバルの腕を掴むレムの握力が凄まじすぎると、彼は顔を歪ませていた。 「ごめんなさい、スバル君。 急用なので、大人しく付いて来て下さい」 「せめて腕だけは放してくれない、レムりんの力で握られたら肉が 抉 えぐ れるどころか骨折れるから」 「ダメです」 本当にどうしたんだろう スバルの内心は何時もと何処か違うレムの事でいっぱいだった。 そうしてあれこれ思考するも、これと言った事は思い付かず。 肉に食い込んでた彼女の指の握力が少し弱まったのを感じて、辺りを見渡す。 すると、いつの間にか何処かの部屋の中にいた。 「あれ?……ここって」 そこは見たことない部屋だった。 広さはスバルの居候している部屋と殆ど変わらないが、薄暗い部屋に、所々に置いてある家具や使い方がいまいち分からない機械があるのを考えると物置部屋だろうか。 そう思えば、少し埃っぽい。 「こんなところ……屋敷にあったんだな…………ってあれ?レム?」 辺りを細かく見渡すスバルだが、少し気を抜いた隙にはレムの姿が見当たらない事に、遅れながらも勘づいた。 気付いた所で、どうしようも出来ないのは明白だが。 刹那、スバルは背後に潜んだ誰かに後頭部を殴られる。 「がはッ………!」 受け身もとれず、うつ伏せに倒む込むスバル。 何が起きたのか理解できず、自分の感覚が遠退いていくのだけが確かに分かった。 揺れる脳が頭の中をぐちゃぐちゃに掻き乱す。 部屋は暗く、ぼんやりとした影しか見えないが、目の前の自分を見つめる顔だけは何故かハッキリとスバルには映った。 スバル君」 目の前でスバルに跨がるレムは何時もと変わらぬ笑顔でスバルに微笑みを返す。 直ぐに起き上がろうとしたスバルだが、四肢を頑丈な鎖で拘束されていて上手く身動きが取れない。 これでは寝返りを打つことさえままならないだろう。 「それはスバル君には解けませんよ」 鎖から目線を戻したスバルは、彼を見つめるレムの瞳が、気を失う最後にスバルが見たあの眼と同じなのに気が付いた。 全てが黒く染まったその目に、恐怖と共に気を失う前の記憶が思い起こされる。 「スバル君が私以外の人と仲良くなんてするから」 レムはスバルの髪をゆっくりと掻き上げる。 ぞくっと、背筋が凍るのをスバルは感じた。 まるで自分の所有物を愛でるよえな、二度と他の奴に渡さない嫉妬に支配されたような。 そんな悪寒をレムからスバルは感じ取った。 彼女の目に映る自分の姿がやけに怯えて見える。 「お姉様に突っ掛かるスバル君が嫌いです。 エミリア様にデートのお誘いをするスバル君が嫌いです。 今のレムにスバルの本音は火に油を注ぐようなものだ。 「知ってます。 だってスバル君はもうレムの物ですから」 「えっ?」 「今まで我慢してたんですよ、スバル君の思いを優先してきたんです。 だからもういいですよね、レムは充分我慢しました、堪えました、頑張りました。 そう言おうとしたのスバルの唇をレムは自らの唇でふせぐ。 そればかりか、驚くスバルの口内に自らの舌を入れてきた。 スバルの思考をむちゃくちゃに混ぜるように、レムはスバルの口の中を強引に掻き乱す。 くちゅくちゅと、粘膜が混ざる音が部屋中に響いた。 レムの 貪 むさぼ るよな 舌捌 したさば きに、どっと疲労が押し寄せる。 ようやく口を離したときには、スバルの脳は 蕩 とろ けるような甘味に侵されていた。 頭が正常に働かない。 対するレムは、キスの甘みを舌で堪能し悦に浸っている。 「これがスバル君の味。 愛し合う二人の接吻はこんなにも甘美な物なんですね。 それでもエミリアが好きだから、彼女が心底好きだから、レムの思いには答えられない。 それがどうしても辛かった。 それを上から押さえつけるレムは、顔に掛かる血に動じる事無くスバルにもぎれた右手をちらつかせる。 あっ!そうだ。 ぐえっと蛙の 呻 うめ くような声を出したスバルは、肺の圧迫と大量出血とが相まって、軽い過呼吸に陥っていた。 「レムは許す(・・)と言っているんですよ。 これから 契 ちぎり を結ぶ二人です。 スバル君が私を愛してくれれば、他は何も望みません。 あっ、でも子供は三人欲しいです。 男の子一人に女の子二人、男の子はスバル君似の破天荒な性格が良いですかね。 女の子はレムのように愛情を注ぐ子に育って欲しいです。 家はそこまで大きくなくていいので、家族でいつまでも幸せでいられる愛の巣が良いです。 そこで二人で老いるまで暮らしましょう。 誰にも邪魔されることなく。 胸に自分の顔を埋め、これでもかと顔を擦り付ける。 だから気付かなかった、スバルが既に死に至る程に血を失っている事に。 いや、もしかしたら気付いていて放置したのかもしれない。 1つは地面に仰向けに伏してピクリとも動かない死体。 すぐ側には、彼のものと思われる右手があった。 その無くなった右手の付け根からは今も血が流れ、床を赤黒く染めている。 それに跨がるもう1つの影は、血も死体も気にしないまま、死んだ筈の彼の目を、顔を見つめて独り言を呟き続けた。 誰にも渡さない。 冷たくなった彼の身体を全身に擦りつけて、レムは今も壊れていく。 どうかしましたか?」 暖かな日差しの朝、先程まで死んでいるように安らかに眠っていたスバルが、いきなり起き上がったのでレムは驚いた。 自分に対し、何気なくスバルが接してくれる瞬間。 そんな瞬間がレムにとっては毎朝の変えがたき一時だった。 この時を永遠に感じたい。 ぽつりと呟いた一言に、先程より小声で彼女はこう言葉を続けた。 スバル君には私だけを見てほしい。 誰にもスバル君を渡さない。 嫉妬と独占欲が混ざりあったそれはスバルを掴んで離さない。 もう絶対に誰にも渡さない レムは自分が堕ちていくのに気付いていなかった。

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