俺ガイル ss いろは 喧嘩。 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

#一色いろは #俺ガイル いろは「それぞれの誘惑術」

俺ガイル ss いろは 喧嘩

いろは「せんぱ~い!遅いです~!」 いろは「私待ちくたびれましたよ」 八幡「あの…何で居るの?」 いろは「先輩の部屋って何か面白みないですよねぇ」 八幡「」 どうして人の話聞かないのこの子 八幡「それで…何でお前が俺の部屋に居るんだ?」 いろは「…言わなきゃダメですか?」 八幡「流石に言わなきゃダメだろ」 いろは「わたし親とケンカしたんですけど」 いろは「結構派手に怒鳴りあったりしちゃったんで家に居るの気まずいじゃないですかぁ」 八幡「それで家出したのか?」 いろは「家出って言うほど大したことじゃないんですけどね」 八幡「じゃあそこの旅行鞄は何なの…修学旅行?」 いろは「これは……その……アレです」 八幡「アレじゃ納得いかんだろ」 いろは「女の子のカバンの中身知りたがるとか何ですか!?彼氏面ですか!?気持ち悪いんで無理です!せめて3日ほどお泊りしてからにしてください!」 八幡「はぁ……で、何で喧嘩したんだ?晩飯に文句でも言ったのか?」 いろは「確かに言いましたけど。 そんな低レベルな事でケンカなんかしませんよ…しかもケンカしたのお父さんですし」 八幡 言ったのかよ 八幡「父ちゃんと何で喧嘩になったんだ?」 いろは「……あんまり言いたくないです」 八幡「いや、聞かんワケにはいかんだろ。 そんでうちに居ることは親に報告してもらわないと警察沙汰になるんだが」 いろは「そうですよね…とりあえず友達の家に居るってお母さんに電話します…」 八幡「お、おう…俺は妹に報告してくるわ」 八幡 あの一色が俺の言うことに割と素直だったってことは親父とは結構な喧嘩したんだろう 八幡 さて、どうしたもんか…泊めてくれとか言われてもハッキリ言って困るんだが… 八幡「おい小町」 小町「あ、お兄ちゃん!あの人誰なの?」 八幡「誰かもわからんやつを家にあげたのかお前」 小町「そんなこと言ったってしょうがないじゃん!お兄ちゃんの友達だって言うし涙目で来たんだもん。 追い返せるワケないじゃん」 八幡「涙目…」 小町「ところであの人誰なの?初めて見るんだけど」 八幡「あぁ、後輩だよ。 生徒会会長のだ」 小町「お兄ちゃん友達居ないのにどうして女の子の知り合い多いの」 八幡「俺が聞きたい。 それに友達なら居るぞ戸塚とか」 小町「ふーん、それでどうして一色さんはウチに来たの?」 八幡「親父と喧嘩したんだとよ」 小町「そうなの?何で?」 八幡「さぁな、まだ聞いてないからわからん」 小町「親子喧嘩とかよくあるけどさ、もし家飛び出して来たとかなら捜索願いとか出されない?」 八幡「今母ちゃんに電話してるからそれは大丈夫だろ。 多分」 小町「ま、騒動にならないんならいいんだけどさ!それにしても…」 八幡「あ?」 小町「家出先がお兄ちゃんだなんて何だか一色さんとお兄ちゃんってただならぬ関係なんじゃないかなぁ~って小町は推理してみたり!」 八幡「邪推だ。 お父さんにはお母さんから言っといてくれるみたいなんで、ひとまず安心です」 八幡「そうか」 八幡「コーヒー淹れて来たけど、飲むか?」 いろは「あ、いただきます」 八幡「それで…何があったんだ?涙目で来たって小町が言ってたんだが」 いろは「だから、お父さんとケンカして…」 八幡「いや、それさっき聞いたから」 いろは「…………」 いろは「言わなきゃ泊めてもらえなさそうですね…わかりました。 言います」 八幡「さらっと泊めて貰う雰囲気だしてるけど話ても泊めるなんて言ってないんですけど」 いろは「前に先輩とデートしたじゃないですかぁ」 八幡「あぁ、あれか。 それがどうかしたのか?」 いろは「あの時一緒にツーショットの写真撮ったの覚えてますか?」 八幡「あぁ」 いろは「その写真をお父さんに見られちゃったんですよね」 八幡「お前の親父そういうのうるさい系の人なのか?」 いろは「はい、すごく」 いろは「それで『この男は誰だ』とか『付き合ってるのか?』とか質問責めにあっちゃって…」 八幡「普通に否定しろよ」 いろは「したに決まってるじゃないですか」 八幡 ちょっと傷付いちゃったんですけど 八幡「じゃあ問題無いだろ」 いろは「だから『こんな気持ち悪い人と付き合うワケないじゃん』って言ったんです」 八幡 どうしてこの子一々言葉を凶器に使うの? いろは「そしたら『付き合ってもないのに何でこんなに親しげなんだ』とか『節度を弁えろ』とか説教しだして」 八幡「お前ん家の親父めんどくせぇ…」 いろは「そこまでは私も黙って聞いてたんですよ」 八幡「まだ何か言われたのかよ…」 これだから娘溺愛親父ってのは いろは「やれ学校の成績が悪いとか門限を破るだとか言いたい放題言うんです」 八幡「それはお前が悪いんじゃね?」 いろは「門限過ぎるのは先輩が悪いんじゃないですか!」 八幡「え?何でだよ」 いろは「サッカー部のマネージャーに生徒会長の仕事もあるじゃないですか!」 八幡「あぁ、まぁそれはな…確かに」 いろは「とにかく!それで私もプッツン来ちゃって!荷物まとめて家飛び出して来たんです!」 八幡「なるほど…」 いろは「だから半分は先輩の責任なんです」 八幡「半分はやり過ぎだろ」 いろは「だから熱り冷めるまで泊めてください…」 八幡「いや…その問題の男の家に転がり込むとか火に油だろ」 八幡「だから女友達に相談すんのが1番… いろは「同性の友達なんか居るわけないじゃないですか」 八幡「こんな強気なぼっち宣言見たことないんだけど」 いろは「だからお願いします」 八幡「ダメだろ……まずこんな時こそ葉山を頼るべきだろ。 あと戸部とか」 いろは「でも、葉山先輩に迷惑かけられないですし…」 八幡「俺なら迷惑かけていいのかよ」 八幡「戸部は?」 いろは「戸部先輩は特にダメな理由もないんですけど……なんとなく無しです」 八幡「戸部んとこ行け」 いろは「男子って葉山先輩以外私のこと好きじゃないですかぁ」 八幡「じゃないですかぁとか言われても知らないんだけど」 いろは「だから私が男子の家に泊まるってライオンに生肉与えるくらい危険だと思うんですよ」 八幡「お前のその自信がライオンより怖いわ」 いろは「私もですけどそんな中で信用できる人って先輩くらいしか居ませんし…」 八幡「とかわざわざ言うなよ」 いろは「だから…その…今晩だけでいいのでお願いします…」 八幡「そう言われてもマズいだろ…」 いろは「…………」 八幡「えっと……」 やべぇ…どうすれば… いろは「……わかりました」 八幡「へ?」 いろは「いきなり無茶言ってすみませんでした…帰ります」 八幡「…………その…悪いな」 いろは「いえ、私も流石にわがままが通用する事じゃないのはわかってたんです」 いろは「失礼しました」 八幡「」 なんだかモヤモヤする… 八幡「」 でもどうしようもないだろ。 無理なもんは無理なんだから 小町「あの…一色さん?」 いろは「あ、先輩の妹さん…えっと…名前」 小町「小町です」 いろは「ごめんね小町ちゃん…迷惑かけちゃって私もう帰るから」 小町「えっと…泣いてるのってお兄ちゃんが何か…?」 いろは「ううん…違うの。 先輩は悪くないよ」 小町「あの、よかったら私にも話してもらえないかなぁ…なんて」 小町「力になれるかはわかんないかもですけど」 いろは「ありがとう…でも…どっから話せばいいのかな…」 八幡「一色」 小町「あ、お兄ちゃん」 いろは「先輩…」 小町 何泣かしてんの!バカ!ボケなす!はちまん! 八幡 痛い!蹴るな!こら!痛いって! 小町 ごみいちゃんのくせに女の人泣かすとか10000光年早いし! 八幡 10000光年は時間じゃなくて距離だろ!だから蹴るのやめろって! いろは「じゃあ…私そろそろ」 八幡「あのさ、なんつーか」 いろは「?」 八幡「小町の友達ってことなら…その…一晩くらい…いいんじゃね?」 八幡「どうだ?小町」 小町「なんだかわからないけどとりあえず小町はOKですよ」 いろは「本当にいいんですか?」 八幡「そのかわり親には連絡しろよ」 いろは「ありがとう…ございます」 小町「流れでOKって言ったけど、何をどうすればいいの?」 八幡「一色が今夜ウチに泊まるんだよ」 いろは「えっと…よろしくね」 小町「!!!!!!!!」 小町「お兄ちゃん……」 八幡「なんだよ」 小町「そんな関係だったなんて…大人の階段登り過ぎ」 いろは「………」 八幡「どんな勘違いしてんだよ。 一色お前も何とか言え」 いろは「厄介になる立場なので嫌でもあんまり強く言えません、ごめんなさい」 八幡「その謙虚さ普段からでも出してもらえません?」 小町「じゃあ小町は晩御飯作るからお兄ちゃんは小町の部屋に布団運んどいて」 八幡「はいよ」 いろは「私は小町ちゃんを手伝いますね」 八幡「荷物」 いろは「はい?」 八幡「小町の部屋に運んどいてやるよ。 しかもカフェで一緒に写真撮りましょって言ったら『ヤダよ、アイス溶けちゃうだろ』って嫌そうに…」 小町「なんだかんだ悪態をつきながら結局言うこと聞いてくれちゃうのが妹的にポイント高いんですよね…」 いろは「でもその写真が今回の事件の引き金なんだけどね…」 小町「一体何が?」 いろは「ウチのお父さんにその先輩とのツーショット写真見られちゃってさ…お父さんそういうのすごくうるさくて」 いろは「かなり説教されちゃったんだよね…嫌になっちゃうよ」 小町「小町その気持ちわかります~。 後友達も」 八幡「なんでちょっと嬉しそうなんだよ」 いろは「ただでさえお釣り来るほど気持ち悪いのにシスコンとかマとか無理です」 八幡「マはおかしいだろ」 小町「気持ち悪いのとシスコンは否定しないんだ」 八幡「事実だしな」 小町「これは流石に引くわぁ…」 いろは「開き直るとか気持ち悪いんでやめてください」 八幡「開き直ってるんじゃなくて自分を肯定してんだよ。 違うことは違うってちゃんと言ったろ」 いろは「はぁ…もういいです。 ごちそうさまでした」 小町「いろはさんお風呂沸いてますよ。 お先にどうぞ」 いろは「じゃあお言葉に甘えて」 八幡「………」 いろは「ん?なんですか?先輩」 八幡「いや、なんでも」 いろは「まさか何かヘンな想像してません!?すいません生理的に無理なんで自首してください」 八幡「そんなんでいちいち逮捕されてたら日本のシャバから男子中学生が居なくなっちゃうだろうが」 小町「お兄ちゃん、覗きとか最低だからやめてよね」 八幡「何もしてないのにこの言われよう。 酷くね」 いろは「ふぅ~良いお湯でした」 八幡「………」 いろは「先輩」 八幡「何だよ」 いろは「覗いたりしてないですか?」 八幡「逆上せてんじゃねえぞ。 男の嫉妬は醜いですよ」 いろは「たしかに葉山先輩じゃないのは残念ですけど」 八幡「でしょうね」 いろは「でも何か違うんですよね…」 八幡「違うって?何が」 いろは「葉山先輩はカッコいいし人気もあって優しいですけど…」 いろは「私が葉山先輩のこと好きな理由って何なのかって考えたら…付き合えたら他の女の子より優位に立ってる気がするとか…何かそんな感じなんですよね」 八幡「葉山にちょっかいだしてる女子なんてお前に限らず大体そんなもんだろ」 いろは「ですよね…」 いろは「でもそれって『本物』じゃないですよね」 八幡「!?」 いろは「少なくとも私が欲しい『本物』じゃないです」 八幡「それ言うのやめて…死んじゃう…俺死んじゃうよ」 八幡「ところで今日はどうすんだ?」 話題を変えねば いろは「どうするとは?」 八幡「親父さんと絶賛喧嘩中だろ」 八幡「今日も家出するつもりなのか?」 いろは「自転車止めてください」 八幡「ん?どうした?忘れもんか?」 いろは「降ります」 八幡「お、おう」 あれ?まさか俺怒らせた? いろは「ここからは歩きでゆっくり行きませんか?」 八幡「いいけど」 いろは「私、今日は家に帰ります」 八幡「そうか」 いろは「夕べ色々考えたんですけど」 八幡「?」 いろは「お父さんに写真見られてコイツと付き合ってるのかって聞かれた時に、きっと一緒に葉山先輩が写ってたら『そうだよ』って即答したんだろうなって。 友達にも自慢できますし」 八幡「まぁそうだろうな」 いろは「でも一緒に写ってたのは先輩で…その…恥ずかしいって思っちゃって慌てて否定しちゃったんです。 先輩と一緒に居たらバカにされそうっていうか…」 八幡「悪かったな」 いろは「それで考えたんです」 八幡「何をだよ」 いろは「周りを気にして嘘つくのはやめるって」 八幡「そんなの気にしなくても別にたいして悪いことじゃねーだろ」 いろは「だから私、今日お父さんにちゃんと言います」 八幡「……?」 いろは「一緒に写ってた人は私の尊敬してる大事な人で…」 いろは「私の大好きな先輩です…って」 八幡「は?」 いろは「先輩」 八幡「え…あの…」 いろは「好きです。 私と付き合ってください!」 八幡「……………」 いろは「………ダメ…ですか?」 八幡「あの…」 八幡「いいけど…コレ何てエ口ゲ?」 いろは「やり直し」 終 いろは「せんぱ~い!遅いです~!」.

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

俺ガイル ss いろは 喧嘩

葉山と雪ノ下雪乃が噂になる 葉山「誰がそんな無責任なことを言ったんだ?」 雪ノ下雪乃「そんなことあるわけないでしょう?」 葉山と雪ノ下雪乃が付き合っているのではないかと学校中の噂になっているらしい。 そのことについて何気なく問われて、葉山と雪ノ下雪乃はそれぞれ憤慨とも取れるリアクションをしているのが印象的である。 二人の間に過去に何かがあったらしいことは作中で度々示唆されるが、具体的に何があったのかは推測さえも難しい。 「葉山が雪ノ下雪乃を救えなかった」というようなことは一期の林間学校で仄めかされている。 二人はそもそも親同士が親しくしており幼馴染とも言うべき間柄だけれど、ここに来て偶然の目撃情報によって噂になるということは、学校では敢えて近しく接しないようにしているようである。 一色いろは「先輩って、いま付き合ってる人、いますか…」 いつものいろはす。 パソコン用メガネ 雪ノ下雪乃が徐ろにかけるPC用メガネは比企谷が誕生日プレゼントとして用意したもののようである。 ここでのやり取りをを下記に抜き出してみる。 由比ヶ浜「やっぱりゆきのん、それ似合う」 雪ノ下「(由比ヶ浜ではなく比企谷に向かって)そ、そうかしら」 由比ヶ浜「…(声なき声)」 比企谷「(目を逸らしながら)まあ、そうだな」 雪ノ下「(目を伏せて)ありがとう…」 由比ヶ浜「…(比企谷と雪ノ下を交互に窺う)」 由比ヶ浜は二人のやり取りに何か思うところがあったようである。 比企谷と雪ノ下が互いに照れたようになっているのはなぜだろうか。 雪ノ下が比企谷に憧れみたいなものを抱いているらしいことはわかるが、比企谷がなぜ雪ノ下を意識しなければならなかったのかはわからない。 意識されていることに対して意識しているのだろうか。 三浦優美子の依頼 三浦と雪ノ下の対立 三浦「何かあるんじゃないの…? 昔にとか」 雪ノ下「何かがあったとして、それを全て語って、それで何か変わる? あなたは、周りは、それを信じる? 結局、意味がないことなのよ」 三浦が雪ノ下に望んでいたことは「何もなかった」とか「こんなことがあった」とか、何か具体的な返答が欲しかったに違いない。 しかし、雪ノ下はそれには答えずに「答えることには意味がない」と一蹴する。 三浦に敵意があるわけではなくて、本当にそう思っている。 これはおそらく過去に葉山と雪ノ下の間に何かがあって、弁解の甲斐なく結局は周りに理解されなかった出来事があるのだろう。 雪ノ下がかつて持っていた「それで壊れてしまうものなら、それまでのものでしかない」という信念はこの辺の事情に起因するものと思われる。 比企谷はなぜ依頼を受けたのか? きっと今のままでいられないことを知っていて、もっと先の未来を想っていても叶わないことを理解していて、口にすれば壊れてしまうのをわかっていて、けれど失いたくはないから。 「知りたい。 ……それでも知りたい。 ……それしかないから」 叶わないことを知りながら、それでも抗って、求め続けるなら。 なら、それはどっかの誰かと変わらない。 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 』10巻、P177-179より抜粋 比企谷が三浦の依頼を受ける決断をしたのは、三浦に共感したからに他ならない。 どの辺に共感したのか。 3点ある。 1 比企谷は第8話で「本物が欲しい(=相手を完全に理解したい)」という言葉を吐露したが、ここでの三浦も「葉山の進路を知りたい(=葉山を理解したい)」という一点のみを望んでいる。 比企谷と三浦の望むものは本質的に同じものである。 だから共感した。 2 三浦は葉山という「今」を失いたくないから「知りたい」と思っている。 比企谷も修学旅行から「今」という考え方には共感していて、奉仕部を失いたくないという思いは確固たるものになっている。 その今を失いたくないという思いに共感した。 3 「嫌がられるかもしれない」にも関わらず、三浦は知りたいと言う。 比企谷はこれまで相手の望むことを望む通りに解決してきたのであり、相手の望まないことは決してしなかった。 だけど、三浦の「嫌がられても知りたい」という考え方は新たな発見であり、比企谷の「本物なんてないってわかっているのに求め続ける」という姿勢とも合致した。 だから共感し、迷いなく依頼を受けた。 陽乃の登場 陽乃「自分でよく考えなさい」 雪ノ下雪乃が陽乃に葉山の進路を尋ねるが「自分でよく考えなさい」と一蹴される。 雪ノ下雪乃は依頼のために聞いてみただけだけれど、陽乃は「雪ノ下雪乃が葉山の進路を参考にして自分の進路を決めようとしている」と誤認して突き放したのではないかと考えられる。 また、このシーンから雪ノ下雪乃が陽乃に何か尋ねることができること、つまり口も利かないくらいに常に喧嘩をしているわけではないことが示されている。 陽乃「見つけてくれること、かな?」 陽乃「隼人も期待してたんだね」 比企谷「何を?」 陽乃「見つけてくれること、かな?」 葉山が誰かに「見つけて欲しい」と思っていることがわかるシーンは今まで一度も出てこないから、これは葉山のパーソナリティにおける重要な見解である。 「見つけてくれる」が何を意味するのか具体的にはわからないが、葉山の快活なイメージとは異なる受動的なニュアンスがそこにはある。 葉山と比企谷の対峙 比企谷はマラソン大会という好機において葉山に進路を直接聞き出そうとする。 戸塚らテニス部が壁になって後方を塞ぐことによって、葉山と二人きりの時間を作り出した。 比企谷の推論 比企谷「お前はみんなの望む葉山隼人をやめたいんだ。 理系ならそもそも人が少ないし、女子も少ない。 お前が煩わされている問題からはとりあえず距離を置ける。 それに、進路が違うなら、みんな納得して離れられるわな。 自然消滅なら誰も傷つかないし、誰の期待も裏切らずに済む」 「三浦は女よけには都合が良かったか?」という比企谷の邪悪な一言は、葉山を感情的にして本音を引き出すための巧妙な罠である。 比企谷の言う「みんなの葉山隼人をやめたいんだろ?」という推論が正しかったかどうかは葉山本人にしかわからない。 マラソン大会後に示される葉山の発言では比企谷の推論は否定されるけれど、全く的外れだったかどうかまではわからないのが実情である。 本心では「みんなの葉山隼人をやめたい」と思いながらも、「みんなの葉山隼人」であり続けているのかもしれない。 葉山という男はあまりにも謎が多すぎる。 葉山のカウンター 葉山「やっぱり仲良くできなかっただろうな。 俺は君が嫌いだ。 君に劣っていると感じる。 そのことがたまらなく嫌だ。 同格であって欲しいんだよ。 君に負けることを肯定するために。 だから君の言う通りにはしない。 ……いいや、勝つさ。 それに、君に負けたくないんだよ」 少ない台詞ながら情報量が多く何一つ具体的でないが、下記3点を考察した。 1 「やっぱり仲良くできなかっただろうな」とは何を意味するのか。 「比企谷の言うことが全く的外れだった」から仲良くできない、あるいは「比企谷に本音を見透かされた」から仲良くできないの2種類の考え方がある。 おそらくは前者であると思われる。 2 葉山が比企谷を嫌いというのは、比企谷を憎悪しているということではなく、比企谷に劣っている自分が嫌いというような意味だと思われる。 なぜ劣っていると感じているのだろうか。 手掛かりとしては、第10話冒頭の葉山「君はすごいな、そうやって周りの人間を変えていく」という台詞がある。 現状維持に終始するだけの葉山には、周囲の人間にポジティブな影響をもたらすことのできるように見える比企谷に嫉妬のような感情を抱いているのかもしれない。 あるいは、葉山は過去に雪ノ下雪乃の問題を解決できなかったことが後悔として残っているようだが、比企谷は雪ノ下を変えることができた。 自分ができなかったことを容易くこなしてしまうので、比企谷に劣っていると感じているのかもしれない。 3 「いいや、勝つさ。 それに、君に負けたくないんだよ」という言葉から、あくまでも葉山はこれまで同様のやり方を崩さずに突き通すことが宣言されている。 つまりは「みんなの葉山隼人」をやめないし、「現状維持と停滞」という行動原理を貫きながら比企谷に対抗するということだ。 保健室で雪ノ下との邂逅 雪ノ下の進路 比企谷「進路、どっちに進むか聞いてもいいか?」 雪ノ下雪乃「あなたがそういうことを聞くのって初めてね。 一応、文系ということにはなっているわ」 ここで比企谷が雪ノ下の進路を尋ねるのは、陽乃に「雪乃の進路を聞いておいてよね」と言われたからだろうか。 ただ、陽乃に言われたのは「学部の志望」であり、ここで比企谷が聞いたのは「文理選択」なので、一概に陽乃に言われたからとは言えないかもしれない。 単純に比企谷が知りたいと思ったからかもしれない。 「一応、文系」と雪ノ下が答えているのは、原作を参照すると雪ノ下は同じ高校でも「国際教養科」という学科に属しており文理選択はないので「一応、文系」なのである。 ちなみに、原作ファンの間では「雪ノ下は留学して自分の道を歩みだすのではないか」と推測されていたりする。 どうなるかはわからない。 二人のやり取りを聞いていた由比ヶ浜 由比ヶ浜「ちょうど今来たとこなんだけど…」 と由比ヶ浜は言っているが、どう考えても二人のやり取りを聞いていたに違いない。 負けヒロインになってしまうのだろうか。 打ち上げ会場 葉山「君は少し変わったな」 葉山「すまない。 変な噂とか、迷惑をかけた」 雪ノ下「迷惑というほどでもないわ。 それに、気遣ってくれたことには感謝しているの」 葉山「君は、少し変わったな」 雪ノ下「どうかしら。 ただ、昔とはいろんなことが違うから」 この葉山と雪ノ下雪乃の会話からわかることは「かつて二人の間に同じようなことが起こったことがあったが、雪ノ下は今回は違うリアクションをしている」ということだろう。 葉山は雪ノ下のどの辺を察知して「変わった」と言っているのだろうか。 葉山に感謝の言葉を述べていることからもわかる通り、人の気持ちを理解しようと努めているところだろうか。 雪ノ下の言う「いろんなこと」とは、由比ヶ浜と比企谷に目線を送っていることからおそらく「ひとりじゃない」ということなのだと推測される。 葉山「気づいてないのか?」 葉山「やっぱり彼女は少し変わったな。 陽乃さんの影はもう追ってないように見える。 けど、それだけのことでしかない」 比企谷「いいんじゃねぇの、それで」 葉山「気づいてないのか?」 「気づいてないのか?」の意味は明白で「陽乃の影は追っていないけれど、代わりに比企谷(あるいは奉仕部)に依存し始めている(ことに気づいてないのか?)」ということを言っているはずである。 葉山が何を論拠にそう言っているのかはわからない。 洞察力かなり鋭い人物だ。 葉山「それを自分の選択とは言わないだろ」 葉山「それしか選びようのないものを選んでも、それを自分の選択とは言わないだろ」 葉山が文理選択を誰にも教えなかった理由が語られている。 葉山は周りに「きちんと自分の意志で選択して欲しい」と思っていた。 これはおそらく葉山自身が家庭の事情か何かによって選択の余地がない人生を歩まされているから、周りの人間にはそうなって欲しくないという優しさであり厳しさであったのだろう。 またこれは比企谷自身にも響く言葉であっただろう。 生徒会長選挙で、比企谷は選択の余地なくバッドエンドとなった。 それは「例えばもし、ゲームのように一つだけ前のセーブデータに戻って選択肢を選び直せたとしたら、人生は変わるだろうか。 答えは否である」という独白にも表れている。 比企谷「俺もお前が嫌いだよ」 そうやって葉山は人の期待に応え続けるのだろう。 これからは自分自身の意志で。 だから、俺だけは否定しないと。 期待を押しつけない奴がいると思い知らせてやらないと。 的を射た否定だけが、きっと本当の理解で、冷たい無関心こそは優しさだと思うから。 無理解者の肯定は彼にとって足枷にしかならない。 「俺も一つ言い忘れてた。 ……俺もお前が嫌いだよ」 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 』10巻、P335 比企谷の「俺もお前が嫌いだよ」は葉山への逆説的な優しさであったことが示されている。 葉山「俺は選ばない」 葉山「それでも、俺は選ばない、何も。 それが一番いい方法だと信じてる。 自己満足だよ」 おおよそ、俗に言う「リア充」や「スクールカースト上位者」は自分の確固たる意志で自分の選択をしているように見える。 しかし、この物語では葉山という「究極のリア充」であり「スクールカーストの頂点」に君臨する者が「何も選ばない」という台詞を吐き、それを全肯定する。 しかも、葉山の葛藤みたいなものは殆ど描かれない。 基本的に私はラブコメというジャンルが好きだけれど、この『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 』に関しては恋愛要素に加えて、葉山隼人という存在がスパイス以上のものになっていると感じる。 そのおかげで単なるラブコメではなく人間ドラマとでも言うべき物語になっており、人物像に圧倒的なリアリティが彩られている。 本当に感心する。 由比ヶ浜「そっか、もっと簡単でよかったんだ」 三浦「そういうめんどいのも含めてさ、やっぱいいって思うじゃん」 由比ヶ浜「そっか、もっと簡単でよかったんだ」 次回予告での会話である。 原作から引用されている。 三浦の言わんとするところは「そばにいたいと思うからそばにいる、それだけでいい」ということである。 それに対して由比ヶ浜が「もっと簡単でよかったんだ」と何かを悟る。 三浦という登場人物は比企谷を共感させるばかりか、由比ヶ浜にも何らかの影響を与えた。 ここに来て端役以上の役割を果たしている。 ちなみにこの第11話は原作約300頁が凝縮されて駆け足で展開されたものであり、オリジナルのストーリーからカットされた場面が多くある。 登場人物における進路についての具体的な話や、雪ノ下雪乃と葉山の関係などについても言及があるので、時間があれば是非とも読んでもらいたいと思う。

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#1 やはり俺が千葉最強の喧嘩士なのはまちがっている。

俺ガイル ss いろは 喧嘩

36 ID:d8NKQnPL0 戸塚「そうなんですか? 知りませんでした……」 戸塚「最近の八幡は……、なんか疲れてるみたいで、たぶん寝不足なのかと」 戸塚「あと3週間前くらいに小町ちゃんと喧嘩したみたいで、すごい落ち込んでました。 vip2ch. 06 ID:d8NKQnPL0 めぐり「あ、やっぱりそうだったんですか!」 めぐり「相手? 一色さんですよね?」 めぐり「なんだ。 先生も知らないんですか」 めぐり「一カ月にくらい前に比企谷くんが一色さんと買い物しているのを見かけたんですよ。 44 ID:d8NKQnPL0 いろは「わたしと先輩が付き合ってる? なに言ってるんですか。 わたしがあんな面倒な人と付き合うわけないじゃないですか」 いろは「違いますよ。 あれはたまたま会ったんです。 どこ行くのか聞いてみたら、ジュエリーショップに行くっていうので私もついて行っただけです。 値段が高かったから買えなかったみたいですけど」 いろは「わたしにプレゼント? ないです。 でも、誰かにプレゼントするつもりだったでしょうね。 女物ばかり見てましたから」 いろは「そりゃあ、彼女にあげるつもりだったんじゃないんですか。 81 ID:d8NKQnPL0 いろは「そういえば、先輩がこの間、女の人と歩いているのを見かけたんですよ。 あの人が彼女さんなのかな?」 いろは「いえ、わたしの知らない人でした。 二人で仲良く手繋いでましたね」 いろは「私服だったので、どこ高なのかはわかりません」 いろは「場所はマリンピアです。 95 ID:d8NKQnPL0 川崎「あー。 その噂広まってるね」 川崎「由比ヶ浜から聞いたけど?」 川崎「いいんじゃない。 私には関係ないし」 川崎「ただ、あんな人前でいちゃつくのはやめとけって思うけど。 相手が相手なんだし」 川崎「キスしてたよ。 マリンピアで」 川崎「一か月くらい前? 違うよ。 39 ID:d8NKQnPL0 小町「あのごみいちゃんに彼女がいるわけないですよー」 小町「下手したら死ぬまでできないかと」 小町「だって、あんなに捻くれてて面倒な人と付き合うなんて物好きな人がいますか? 私だって妹じゃなければ、きっとなかったと思いますもん」 小町「いいとこなんてありませんよ。 27 ID:d8NKQnPL0 小町「お兄ちゃんが一色さんとジュエリーショップに? ……なんか下見に行ったっていうやつですよね」 小町「いえ、なんの下見に行ったのかは知りません。 本当ですよ。 それは教えてくれませんでしたから」 小町「彼女へのプレゼントじゃなくて、一色さんとどこかに出かけたかっただけかもしれませんよ。 だってそうじゃないですか。 16 ID:d8NKQnPL0 三浦「へー。 あいつに彼女ができたんだ」 三浦「誰か付き合っているか? 知ってるわけないっしょ。 あーし、あいつのこと興味ないし」 三浦「あの奉仕部だっけ? あの部活で一緒の人と付き合ってるんじゃないのー?」 三浦「……結衣じゃないって。 あの性格最悪の人」 三浦「つーかさ、結衣とあいつが付き合うわけないじゃん。 どう考えても釣り合わないし」 三浦「よく絡んでるけど、同じ部活だからってだけでしょ。 そこに恋愛感情はないって」 三浦「それは、あいつも同じだと思うけど?」 三浦「見ればわかるって。 07 ID:d8NKQnPL0 結衣「ヒッキーが誰と付き合ってる相手を聞いてどうするんですか!?」 結衣「あ、その……」 結衣「……実は、付き合ってるのは私なんです」 結衣「でも、みんなに内緒にしようって二人で決めたんです」 結衣「……はい。 96 ID:d8NKQnPL0 結衣「そうですよね。 これでゆきのんとの絆が壊れるわけないですよね」 結衣「ありがとうございます! ちゃんとゆきのんに伝えようと思います!」 結衣「……えっ? この指輪ですか?」 結衣「あ、すみません……。 授業中は鞄に入れているんですけど、放課後だからつけちゃいました」 結衣「はい。 この間、ヒッキーに貰ったんです」 結衣「あっ、いろはちゃんに聞いたんですか? 酷いですよね。 私へのプレゼントをいろはちゃんと買いに行くなんて」 結衣「……違いますよ。 いろはちゃんがですよ。 58 ID:d8NKQnPL0 陽乃「へー、比企谷くんに彼女ができたんだ! 相手は誰なの? 雪乃ちゃん? 雪乃ちゃんでしょ!?」 陽乃「なんだ。 誰かわかってないんだ。 つまんないなー。 64 ID:d8NKQnPL0 陽乃「そういえば、この間、比企谷くんがマリンピアにいてさ」 陽乃「そうそう。 一カ月くらい前だよ。 48 ID:d8NKQnPL0 折本「誰? ……ああ、総武高の先生か」 折本「比企谷の彼女? あー、この間見かけたけど、知らない人だったから」 折本「先週の日曜日かな? マリンピアでいちゃいちゃしてたよ」 折本「最初にネックレスをプレゼントしてさ、女の子が感動して泣いてるんだけど、なんか文句言ってるんだよね。 その反応された時の比企谷の顔はウケたなー」 折本「でさ、狼狽えている比企谷に彼女が呆れはじめちゃってさ。 お、修羅場かなって思ったんだけど、彼女から強引にキスしたの。 そしたら比企谷、今度はびっくりした顔してんの! マジウケたよ ー」 折本「あ、一カ月くらい前にも見たな。 63 ID:d8NKQnPL0 雪乃「……すみません。 90 ID:d8NKQnPL0 雪乃「協力なんて……」 雪乃「……では、お言葉に甘えさせていただきます」 雪乃「今後、彼と半径10m以内まで近付かないでください。 もし近付いたら、あなたを社会的に抹殺します」 雪乃「当然でしょう。 彼は私の所有物なんですから。 あと、あの女を排除してください。 いいえ。 28 ID:d8NKQnPL0 以上です。 ありがとうございました。 07 ID:iBUy0lCeo しれっと流されてるけど由比ヶ浜が一番異能発揮してるよね… 乙です.

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