いのしし の くに。 日本一客が来ない動物園がリニューアル!アクセス・入園料・開園時間は?「いのししのくに」に関するまとめ【志村どうぶつ園】

TVでも話題の『東筑波ユートピア』がとにかく凄かった

いのしし の くに

初版本の表紙 作者 国 言語 ジャンル 、、 発表形態 書き下ろし 刊行 12月24日 装幀・挿絵: 訳者 、 前作 (1865年) 『 鏡の国のアリス』(かがみのくにのアリス、: Through the Looking-Glass, and What Alice Found There)は、に発表されたの児童小説。 『』()の続編であり、前作では不思議の国を冒険した少女が、今作ではを通り抜けて異世界に迷い込む。 前作と同様、文中には様々な言葉遊びやパロディがちりばめられているが、即興で作られた話がもととなっている前作とは異なり、はじめから出版を意図して作られた今作の物語はより知的な構成がとられており 、アリスをはじめとする登場人物たちはのルールに従って、桝目で区切られた鏡の国の中を行き来する。 また今作ではやといった、に由来するキャラクターが登場するほか、ナンセンス詩の代表作として知られる「」が作中作として登場する。 前作同様、ほかにも多くの詩と童謡が作中に挿入されており、挿絵も引き続きが手がけている。 『不思議の国のアリス』と対になる作品として、前作とともに様々な言語に翻訳されて世界中で読まれており、前作と組み合わせた映像化をはじめとして様々な翻案や派生作品を生んでいる。 アリス・リデル(キャロルの撮影、1858年) 前作と同じく、『鏡の国のアリス』もまたをはじめとするリデル姉妹との交流が着想のもとになっており、今作では特にの間の出来事が物語に大きな影響を与えている。 この年の、キャロルとリデル家の所属するの学寮の出身である皇太子(のちの)の結婚式があり、その日に至る数日間盛大なお祭り騒ぎがあった。 キャロルも結婚式の前日、自分の弟エドウィンとともにアリスに付き添い、イルミネーションで飾られたオックスフォードの町を練り歩き祝祭を愉しんだ。 同年の6月にも皇太子夫妻のオックスフォード再訪問があり、このときは祝典に合わせてバザーが開かれ、リデル家の姉妹は皇太子妃に白い子猫を売った。 アリスが女王になるまでの道のりという『鏡の国のアリス』のテーマや、作中冒頭のアリスと子猫とのやりとり、の挿話などは、この王室の祝典から着想を得ているものと考えられる。 さらにこの二つの祝典の間の1863年4月、キャロルはチャールストン・キングズに滞在していたリデル姉妹に招かれて、この地で数日間姉妹とともに過ごしている。 同地にはリデル姉妹の祖父母の住むヘトン・ローン館があり、リデル夫人が出産間近となっていたために、姉妹はこの田舎の家に一時預けられていたのである。 ヘトン・ローン館の客間の暖炉の上には部屋全体が映る大きな鏡がしつらえられており、これが鏡を通り抜けて別の世界に行くというアイディアの元になったものと考えられる。 そして昼食後、キャロルが姉妹とともに馬車で散歩に行き、丘からの平野を眺めると、ちょうどチェス盤のような田園風景が広がっていた。 また本作第3章の客車の場面は、同年6月25日に学寮関係者でニューナムへ遠足に行き、その帰りにキャロルとアリス、その妹のイーディスの3人だけが鉄道を使って帰ってきたときの出来事を再構成したものである。 出版まで [ ] に『』を刊行して一躍有名人となったルイス・キャロルは、この作品の好評を受けて続編の構想を始めた。 キャロルが『アリス』の出版者であるアレグザンダー・マクミランに宛てた1866年8月24日の手紙の中では、まだ明確な形をとっていないものの、続編を書く考えを抱き始めていることが記されており、そしてその年の暮れまでには実際に執筆に着手した。 原題の『鏡を通り抜け、そしてアリスがそこで見たもの』というタイトルをキャロルに提案したのは、オックスフォード大学の同僚であった友人ヘンリー・リドンであったらしい。 物語の執筆の傍らで難航したのが挿絵の依頼であった。 キャロルはおそらく、前作の挿絵を担当したにまず依頼を行ったと考えられるが、テニエルは多忙を理由にこの仕事を断ったのである。 このためキャロルは挿絵画家を探し回らねばならず、テニエルの推薦を受けて ()やキングスリーの『水の子』の挿絵を担当したなどに当たったが、いずれも都合が合わなかった。 結局、キャロルはテニエルに、彼が現在仕事を引き受けている出版者すべてに対して、向こう5か月分の違約金を代わりに支払うという条件を提示し、1868年6月にさらに「暇を見つけては」という条件のもとでこの仕事を引き受けさせることになった。 テニエルの描いた女王アリス(中央)。 初案ではちょうどチェスの駒に形状が似るクリノリンを着せられていた(画像は修正後) 前作と同じく、今回もキャロルは挿絵に対しこと細かに注文をつけテニエルをうんざりさせた。 例えば物語の後半で女王となるアリスに、テニエルははじめを履かせていたのだが、クリノリンを毛嫌いしていたキャロルはこのシーンをすべて普通の正装に書き直させている。 その一方でテニエルもキャロルの文章に注文をつけており、作中の詩に出てくる「大工とセイウチ」の組み合わせに抗議するなどした。 さらにテニエルは、「かつらをかぶった雀蜂」が登場する作中の一挿話に対し不満を表明し、キャロルもこれを受け入れてこの挿話を丸ごと削除している。 この削除された挿話は1974年になって初めて発見された(後述を参照)。 1869年の1月には、キャロルはマクミランに最初の一章の原稿を送っている。 しかしテニエルがあらかじめ忠告していた通り挿絵の仕事は遅れ、1871年1月に最後の校正刷りをテニエルに送ったキャロルは、すべての挿絵を受け取って『鏡の国のアリス』を刊行するまで1年近い時間待たされることになった。 こうして1871年12月24日のクリスマスに刊行された『鏡の国のアリス』はすぐにベストセラーになり、各紙の書評で前作に劣らない賛辞が送られた。 刊行から1年の間に2万5000部ほどを売り、その後も一度も途切れることなく版を重ね続け、キャロルが死去した1898年までに10万部以上の『鏡の国のアリス』が刷られている。 削除された挿話 [ ] 発見された校正ゲラ刷りの一部。 校正の指示はキャロルの自筆。 前述のように、テニエルは「かつらをかぶった雀蜂」の挿話に対して不満を表明し、結果的にキャロルにこの部分を削除させている。 そんなものをどうやって絵に描けばよいのかわからないし、そもそも話としても全く面白くない、というのが、キャロル宛の書簡で表明されたテニエルの主張であった。 このやりとりはキャロルの甥のスチュワート・ドジソン・コリングウッドが記したキャロルの伝記(1898年)で触れられているだけで、その削除された本文がどのようなものであったのかは長らく誰にも知られないままであった。 しかし1974年になって、この削除部分の校正刷りがのオークションに出品され、これによって初めて世に出された。 売り手は匿名の人物であり何者か不明だが、原稿はドジソン家の年長の人物の誰かからその売り手に手渡されたものであるという。 この原稿はその後書籍にも収録され出版されている(日本語版では高山宏訳『新注 鏡の国のアリス』に所収)。 この挿話はテニエルの手紙の内容からして、第3章の汽車のシーンの前後にあったものと推測されていたが、現物の発見によって、実際には第8章の最後に入っていたものであることがわかった。 テニエルとコリングウッドは「章」と表現していたが(そのため既存の12章とは別にもう1章あったのだと誤解されてきた)、実際には独立した章となるような長いものではない。 アリスが白の騎士と別れたのち、次の桝目に進もうとする直前の場面で、「スズメバチ」の深いため息を聞いたアリスが引き返し、彼の話を聞いてやるという内容で、問題の「かつら」は派手な黄色をした、海藻のかたまりのようなかたちをしたものと表現されている(当初はハンカチで隠されている)。 またパロディ詩とおぼしき詩(原詩は不明)も一篇差し挟まれている。 「白の騎士」が登場する第8章はそうでなくとも長い章であり、キャロルがテニエルの提案を受け入れたのは、この章を短くする意図もあったと推測できる。 発見された挿話はテニエルが判断したとおり、『鏡の国のアリス』の他の部分に比べて精彩を欠いている、というのが読者の概ね一致した見解であるが、しかしそれはキャロルが本腰を入れて推敲を行う前であったためであるとも考えられる。 あらすじ [ ] の前日、暖炉の前で糸を繰っていたアリスは、毛糸玉を解いてしまった子猫のキティをしかり、そのまま子猫を相手に空想ごっこを始める。 その延長で鏡の中の世界を空想しているうちに、アリスは実際に鏡を通り抜けて鏡の世界に入り込んでしまう。 鏡の中の暖炉の前では、チェスの駒が意思を持って動き回っているが、はじめ彼らにはアリスの姿が見えず、アリスは彼らを持ち上げたりして驚かせる。 アリスは鏡文字で書かれた本の中の詩(ジャバウォックの詩)を鏡に映すことによって読みとったあと、戸外に出かけてゆく(第1章 鏡の向こうの家)。 アリスは丘に上ろうとするが、道がアリスの意思に逆らって何度もアリスを家の前に戻してしまう。 そのうちにアリスは喋る花々が植えられた花壇に行き当たり、オニユリやバラなどと言葉を交わす。 そこにアリスくらいの背丈になった赤の女王が通りかかり、アリスはあえて逆方向に進むことによって女王に追いつく。 丘に着いたアリスは小川と垣根でチェス盤のように区切られた景色を眺めてこの世界全体がチェスゲームになっていることを知り、赤の女王の助言で自分も駒として参加することを決める(第2章 生きた花園)。 白の歩(ポーン)となったアリスは、最初の一手で2枡進むために自分でも知らないうちに列車に乗りこみ、紙を着た紳士、ヤギ、カブトムシ、ひっきりなしに駄洒落を言う声(姿は見えないが、後で巨大な蚊とわかる)と相席する。 やはり知らないうちに再び列車の外に出たアリスは、巨大な蚊と二人きりになり、彼から様々な鏡の国の虫を紹介される。 その後一人になったアリスは、そこに入ると物の名前がわからなくなる「名無しの森」に入り、そこで仔鹿と道連れになるが、森を出た途端にアリスが「人間」であることを思い出した仔鹿は逃げていってしまう(第3章 鏡の国の虫たち)。 再び一人になったアリスは、次の章でマザー・グースのキャラクターであるに出会う。 彼らはアリスに眠り込んでいる赤の王を見せ、アリスは王の夢の中の人物に過ぎないのだと教えたあと、唄の通りに壊れたがらがらをめぐって決闘の準備をはじめ、やはり唄のとおりに、飛来してきた巨大な鴉を恐れて逃げていってしまう(第4章 トゥイードルダムとトゥイードルディー)。 そこに、大鴉のはばたきによって女王のショールが飛ばされてくる。 アリスはやってきた白の女王の身だしなみを整えてやり、彼女から、自分は時間を逆方向に生きていて未来のことを記憶しているのだといった不条理な話を聞かされる。 しかし二人がいっしょに小川を越えると、不意に女王はヒツジに姿を変え、あたりは雑貨店の店内になる。 その不思議な店では、アリスが棚にあるものを見ようとすると決まってそこだけ空っぽになる。 アリスはいつの間にかヒツジを乗せてボートを漕いでいる自分に気づき、ヒツジに言われるままにボートを漕いだり、花を摘んだりしたあと、再び知らないうちにもとの店内にもどる。 アリスは卵を買うことにし、逃げていく卵を追って知らないうちに戸外に出る(第5章 毛糸と水)。 その卵は塀の上に座り、マザー・グースのキャラクターであるハンプティ・ダンプティに変わる。 彼は尊大な態度でアリスに自慢話をし、自分は言葉に好きな意味をこめて使うことができるのだといったことを語る。 アリスは「ジャバウォックの詩」を彼に解説してもらうが、彼のもとを去ると、その背後で大きな落下音が起こる(第6章 ハンプティ・ダンプティ)。 落下音が起こった途端、森の奥から白の王の大軍勢が現われる。 アリスと白の王は、使者の一人(ヘイヤ)からの知らせを受けてもう一人の使者(ハッタ)が待つ町に向かい、そこで王冠をめぐって争っているを見物する。 ライオンとユニコーンはマザー・グースの唄の通りに町中を追いかけまわったあとプラムケーキを注文し、アリスがそれを切る役目を言い渡されるが、あたりに大きな太鼓の音が響き始め、アリスはその音から逃れて次の桝目に出る(第7章 ライオンとユニコーン)。 音がやむとアリスのもとに赤の騎士と白の騎士がやってきて、アリスをめぐって決闘をはじめる。 勝利した白の騎士はアリスを次の桝目まで送り届けようと申し出、上下逆さの小箱や円錐形の兜といった自身の様々な珍奇な発明を披露しながら森のはずれに案内し、そこで長い歌を贈ってアリスと別れる(第8章 拙者の発明にござる)。 次の桝に入ったアリスは、自分の頭に王冠が載っていることに気づき、自分が女王になれたことを知る。 するといつの間にか自分の両側に赤の女王と白の女王が座っており、二人は女王の資格を問うために、「犬から骨を引くと答えは何か」といった不条理な質問を続けざまにアリスに行う。 二人が疲れて眠ると不意にアーチが現われ、アリスがそれをくぐるとアリスのためのディナーパーティがはじまる。 しかし運ばれてきた料理はどれも紹介が済むとそのまま下げられていき、アリスはなにも食べることができない。 アリスがスピーチをはじめようとすると、食器や女王たちが変形しはじめあたりは大混乱に陥る。 かんしゃくを起したアリスは、小さくなった赤の女王を捕まえる(第9章 アリス女王)。 アリスはどうやら夢を見ていたらしいと悟り、子猫たちにあれこれ問いかけたあと、この夢ははたして自分の夢だったのか、それとも赤の王の夢だったのかと自問する(第12章 どちらの夢だった?)。 チェス [ ] キャロルが登場人物の行動を説明するために記載した棋譜 「鏡の国」におけるアリスの行動はのルールに沿ったものとして描かれており、本作の冒頭にはその点を明示する、キャロルによる棋譜と指し手の解説が掲載されている。 これによれば、白の歩()であるアリスは、初期配置(白側から見て左より4列目、下から2列目)で赤の女王と出会い、次の手でルールに従って2枡分(作中では汽車に乗ることによって)進む。 そこから様々なキャラクターと出会いながら1手ずつ進んでいき、8桝目に至ってに昇進()したのち、11手目で赤の女王を取り勝利するということになる。 なおこの説明では白の10手目でアリスが「入場」()するとなっているが、実際のチェスのルールにそうした指し手があるわけではない。 もともとはこの棋譜とともに、チェスの駒の配置に対応させたキャラクターの一覧表が掲載されていたが、かえって混乱のもととなるためか1896年の版から割愛され、入れ代わりにキャロルの序文が掲載されるようになった。 この序文で言明されているように、チェスのルールにある程度沿っているのは駒の動きだけで、白と赤の指し手の交代などは厳密に守られてはいない。 このチェスのモチーフは、白と赤(黒)の駒が必ず対になるという点で、鏡という本作のもうひとつのモチーフとも合致していると考えられる。 キャラクター [ ] トウィードルダムとトウィードルディー 前作では年齢が示されなかった主人公は、本作では作中の会話の中で「7歳とちょうど半分」と発言しており、おそらく前作から半年分の歳をとっているものと見られる。 前作から引き続き登場するキャラクターとしては、他にハッタとヘイヤと名を変えたとがいるが、本文中でそれと示されているわけではなく、アリスも彼らとの再会には気がつかない。 チェスをモチーフとした本作には、それぞれ赤と白の女王および王、また白の騎士といった、チェスの駒にそのまま人格を与えたキャラクターが登場する。 作品の冒頭と最後に出てくるアリスの黒猫(キティ)と白猫(スノードロップ)のペアもまた、二色からなるチェスのモチーフに対応したものである。 他方の鏡のモチーフは、、など、対になって登場するキャラクターが多い点に見出すことができる。 彼らとはいずれもに基づくキャラクターであり、キャロルの創作というわけではないが、個性的に描かれたテニエルの挿絵によって本作品は後世の彼らのイメージ形成に強い影響を与えているものと見られる。 前作『不思議の国のアリス』と同様、今作のキャラクターのうちのいくつかも、キャロルとアリス・リデルの周辺の身近な人物をモデルにしたり暗示したりしたものと推測されている。 例えば第2章に登場する「物言う花」のうちのバラ(ローズ)とスミレ(ヴィオレット)は、アリス・リデルの下の妹ローダとヴィオレッタを暗示していると見られる。 アリスに献身的な、発明好きの白の騎士は、一般にルイス・キャロル自身をモデルにしたキャラクターと考えられており 、「赤の女王」はリデル姉妹の家庭教師プリケット嬢をモデルにしているのではないかと言われている。 詩と童謡 [ ] 「ジャバウォックの詩」 作中に挿入されている詩や童謡。 特にタイトルのないものは書き出しを示す。 「 純粋で曇りのない表情の・・・」 Child of the pure unclouded brow... :巻頭に掲げられている献呈詩。 アリスの物語成立の発端となったアリス・リデルとの舟遊びを思い返し、時の流れが二人の間を隔てはじめたことを嘆きながら、ひとときの物語に耳を傾けて欲しいと訴える内容。 「 」 Jabberwocky :第1章で、鏡の国に入り込んだアリスが本の中から読み取る6連からなる詩。 キャロルの自作であり、このうちの第一連は1855年、キャロルが23歳のときに、幼い弟妹たちのために作っていた家庭内回覧誌のなかに既に現われている。 を多用した一見難解な詩で、アリスは字句を読み取ったものの意味が解読できず、第6章でハンプティ・ダンプティにその解釈を依頼することになる。 内容は森に棲んでいるらしい得体の知れない怪物「」を騎士が討伐するというような筋で、英雄叙事詩のパロディであるが、特定の原詩は見つかっていない。 ナンセンス詩の傑作として知られており、様々な言語に巧みに翻訳され、またパロディも多く作られている。 「 」 Tweedledum and Tweedledee :第4章で引用されるマザー・グース。 トゥイードルダムとトゥイードルディーという双子らしき二人ががらがらをめぐって決闘をすることになるが、そこに巨大な鴉がやってきたためにうやむやになる、という内容で、作中でもこの唄に沿って物語が展開する。 この詩の文献登場は19世紀のはじめまでさかのぼるが、キャロルが本作に使用したことで広く知られるようになった。 「セイウチと大工」• 「 セイウチと大工」 The Walrus and the Carpenter :第4章でトゥイードルディーがアリスに暗誦してみせる詩。 なぜか太陽の沈まない夜に、嘆き悲しみながら歩く大工とセイウチが、浜辺の牡蠣たちに一緒にくるように誘っておきながら、その牡蠣たちをふたりで全部食べてしまう、という内容のナンセンス詩。 韻律は ()の詩「ユージン・アラムの夢」をまねたもの。 ジョン・テニエルはこの詩のセイウチと大工という組み合わせに抗議し、そのためキャロルは大工の代わりに(韻律的に代替可能な)蝶か准男爵にするという別案を提示したが、テニエルは結局大工を選んだ。 「 」 Humpty Dumpty :第6章で引用されるもので、非常によく知られている短いマザー・グース。 「ハンプティ・ダンプティ」が塀から落ちて元にもどらなくなる、という内容で、もともとは「卵」を正解とする謎かけ唄の一種であった。 本作中でも卵を擬人化したハンプティ・ダンプティが塀の上に座り、章の最後に大きな音を立てて落下する。 「野の白くなる冬に・・・」• 「 野の白くなる冬に・・・」 In Winter when the fields are white... :第6章でハンプティ・ダンプティが別れ際にアリスに聞かせる詩。 海辺の生き物に対して用事を書き付けて送るが彼らが意に沿おうとせず、使者までがつっけんどんな口を利くので自分で出向いていく、というよくわからない内容で、ドアの取っ手に手をかけたところで突然ぷっつり詩行が切れて終わる。 キャロルの伝記作者リチャード・ケリーは、この詩が二つのアリスの物語中で最低の作と評している。 マーティン・ガードナーは、この詩に影響を与えている可能性があるものとして、ヴィクトリア朝の詩人ウェイセン・マーク・ウィルクス・コールの「夏の日」を紹介している。 またこの詩の唐突な終わり方は、ハンプティ・ダンプティのぶっきらぼうな別れの言葉や、アリスの独白の中断で終わるこの章自体の終わり方に対応しているとの指摘がある。 「 」 The Lion and The Unicorn :第7章で引用されるマザー・グース。 ライオンとユニコーンが王冠をかけて町中で戦い、パンやプラムケーキを与えられて太鼓で追い出された、という内容で、本作中でもその通りに物語が展開し、プラムケーキを切る役をアリスが務めることになる。 この唄は17世紀はじめのイングランドとスコットランドの統合のことを唄ったものと言われている(ライオンはイングランドの、ユニコーンはスコットランドの紋章を支える動物)。 「柵の上に腰掛けて」• 「 柵の上に腰掛けて」 A-sitting on a gate :第8章で、白の騎士が別れ際にアリスに贈る長い唄。 内容は、柵の上に腰掛けた老いた男に彼の生計の手段を尋ねて、男は蝶で羊のパイを作るだとか、野山に火をつけて髪油をつくるといったおかしな話をするが、聞き手のほうは自分の発明のことに気を奪われていて何度も聞き返さねばならず、その都度老いた男は違う返答をするというもの。 この詩はキャロルが1856年に『汽車』という雑誌に匿名で寄稿した「人気のない荒野で」という詩を改訂したものになっており、もともとはの詩「決断と独立」の主題のパロディであった。 白の騎士が独自に考案したと吹聴するこの歌の節回しを、アリスは「わがすべてを君に奉げん」という歌の節回しそのままだと気づくが、この歌は ()の詩「わが心の琴」にが曲をつけたもので、「柵の上に・・・」の韻律の組み立てと押韻構成もムーアの詩によっている。 「 ハッシャバイ・レイディ、アリスの膝で!・・・」 Hush-a-by lady, in Alice's lap! :第9章で、赤の女王がアリスの代わりに白の女王の子守唄として唄う短い唄。 子守唄としてよく知られているマザーグース「 ()」のパロディで、原詩は木の上のゆりかごが赤ちゃんごと落っこちたというもの。 「 鏡の国に対してアリスは言った・・・」 To the Looking-Glass world it was Alice that said... : 第9章で、女王となったアリスがアーチをくぐると中から聞こえてくる歌で、女王アリスのディナーへの呼びかけにコーラスが盛大に応えるというもの。 この歌はの戯曲『デヴァーゴイルの運命』に登場する「ボニー・ダンディ」という詩のパロディになっている。 ()は名誉革命時に王党派として戦った ()のことで、この詩は彼の戦功を讃える内容である。 「 はじめに、それを捕まえなければ。 ・・・」 First, the fish must be caught. :第9章にて、女王となったアリスのためのディナーパーティ上で白の女王が出すなぞなぞ歌。 赤子でも捕まえられ、1ペニーで買うことができ、1分もかからず料理ができ、皿に受けるまでもなくすでに皿に乗っているが、その皿蓋は容易に開けることができない、というもので、本作中では提示されないが答えはである。 この詩の答えは、1878年の『面白半分』という雑誌の10月30日号に、なぞなぞのほうと同じ韻律による詩の形で掲載された。 この答えの詩は一般読者の寄稿したものをキャロルが添削したものである。 「 晴れわたる空の下で舟は・・・」 A boat beneath a sunny sky,... :巻末に置かれている跋詩。 かつての舟遊びのことをもう一度思い返しつつ、それがすでに遠い昔となり、アリスもすでに幻としてしか現われなくなったと嘆きながら、最後に「現実は夢でなくてなんであろうか」 Life, what is it but a dream? と締めくくる。 この詩は踏冠詩(アクロスティック)であり、それぞれの詩行の最初の一字をつなげていくとアリス・リデルのフルネーム「アリス・プレザンス・リデル」 Alice Pleasance Liddell となる。 影響・翻案 [ ] は『』(1924年)の広告文の中で、自身の作品の舞台であるについて「強(しい)て、その地点を求むるならばそれは、(略)少女アリスが辿った鏡の国と同じ世界の中」と記しており、『鏡の国のアリス』を読んでいたことを伺わせる。 賢治研究者でもある詩人のは、これと同じ時期に書かれた『』の中の、少年ジョバンニが気づかないうちに汽車の中にいるというような場面などに『鏡の国のアリス』との共通点を見いだしている。 のは1945年ころ、アンリ・パリゾーの勧めにしたがって『鏡の国のアリス』の第6章「ハンプティ・ダンプティ」を訳出している。 しかしこの章で扱われている「ジャバウォックの詩」に対してアルトーは「魂を欠いている」としてはっきり嫌いであると述べ、パリゾー宛ての手紙のなかで、精神的苦悩を知らない表層の詩であるとして酷評した。 のちのの思想家は、『』(1969年)第13章においてこのアルトーによる「ジャバウォックの詩」の訳を扱っており、この中でドゥルーズは訳語に見られるアルトーの言語が「深層のノンセンス」に属する「の言語」であると分析し、キャロルの「(いわば表層の)ノンセンス」との差異を論じている。 『鏡の国のアリス』は、映像化においては『不思議の国のアリス』にその要素を組み合わせたり、『不思議の国のアリス』との前後編の構成が取られたりといったことも行われている。 例えばのアニメ映画『』は、ベースは『不思議の国のアリス』だが、『鏡の国のアリス』のトウィードルダムとトウィードルディーが登場するほか、の言動に赤の女王のそれが用いられるなどしている。 『鏡の国のアリス』単独の映像化の例としては、監督の1998年のテレビ映画『』 などがある。 また1936年のディズニーの短編映画『』は、のキャラクターで『鏡の国のアリス』の物語を辿ったものである。 ただしこの作品ではチェスではなくトランプをモチーフにしている(も参照)。 特に『鏡の国のアリス』に関わる後世の創作には以下のようなものがある。 ただし引用・言及のみのものや題名のみのパロディなどは除く。 前作を含めた「アリス」全般が関わるものについてはを参照。 の管弦楽曲(作品12)「鏡の国のアリス」(1918年)• の楽曲「」() - 作による歌詞は本作中の詩「セイウチと大工」から着想を得ており、「ウォルラス セイウチ 」「エッグマン ハンプティ・ダンプティ 」などの登場キャラクターが歌詞に登場する。 のSF小説『』() - 本作を題材にした同題の長編SF小説で、左右が逆転した世界を扱った。 この作品内では、キャロルの元作品への言及も行われている。 の短編小説「不思議な省略」(『 1』所収、1972年) - 『鏡の国のアリス』第1章でチェスの駒が登場する場面で、キャロルの本文にの駒だけが言及されていない謎をテーマにしたもの。 の混声合唱組曲『三つの不思議な物語』() - 他国の詩の日本語訳による全3曲からなる組曲で、第3曲が「セイウチと大工」(訳)。 のアルバム 『』(2004年) - 表題曲を収録する。 長谷川の訳は原著に忠実な訳ではなく、長谷川の創作がかなりの程度混じった翻案・パロディに近いもので、主人公の名前も「美(みい)ちゃん」に変えられている。 はこの天渓訳に触発され、(10年)より自身の訳「鏡國めぐり」を『金の船』(キンノツノ社)に1年間にわたって連載し、翌年『西條八十童話集』の第一編として刊行している。 西條の訳もやはり忠実な翻訳ではなく、原作の8章までの内容に西條が自由に肉付けした内容になっている。 主人公の名前も「アリス」ではなく「あやちゃん」である。 前年の(大正9年)にはが『不思議の國 第一部アリスの夢、第二部鏡のうら』として、正編続編を合わせた訳を家庭読物刊行会から出版しており、『鏡の国のアリス』の本格的な翻訳はこの楠山訳が初と思われる。 物語の訳題に『鏡の国のアリス』を用いたのも、楠山がこの訳を改題してに小峰青山文庫より『ふしぎの国のアリス』『かがみの国のアリス』としてそれぞれ出版したのがおそらく初である。 ただし、これより前の1928年に、が『アリス』の翻案劇の訳題として『鏡の国のアリス』を用いた例がある。 その後も『不思議の国のアリス』と並んでたびたび日本語への翻訳が行われており、戦後以降も、、、、、、、、、ほか多くの訳者の訳が、様々なイラストレーターと組み合わされて刊行されている。 もっとも『不思議の国のアリス』のみが訳される場合も多いため、『不思議の国』と比べればその数は少ない。 脚注 [ ] 注釈• 鏡のモチーフに関するエピソードとして、キャロルと「もう一人のアリス」アリス・シオドア・レイクスとのやり取りが知られている。 アリス・レイクスはキャロルの遠い親戚にあたる、当時9歳の少女で、キャロルと彼女はキャロルの叔父スケフィントンの家で出会い仲良くなった。 このときキャロルはアリスにオレンジを持たせて、現実のアリスは右手にオレンジを持っているのに、鏡に映っているアリスは左手にオレンジを持っているのはなぜだろうかと訊いた。 答えに困ったアリスが「もし私が鏡の中に入ったら、オレンジは右手にあるんじゃない?」と答えた。 キャロルはこれを聞いて「今までで一番いい答えだ」と喜んだという。 ただし日記によればこれは『鏡の国のアリス』の原稿がすでに完成していた1871年の出来事である。 この二つの章はどちらもわずかな文章と同じ構図の挿絵からなっており、ページをめくるとアリスがつかみ上げていた赤の女王が黒猫のキティに変わるという仕掛けになっている。 唄う前に、この唄の題名は「タラの目」と呼ばれているが、題名自体は「老いた男」であり、唄自体は「方法と手段」と呼ばれているが、唄そのものは「柵の上に腰掛けて」である、というくだくだしい説明が入る。 DVD化された際にタイトルを『アリス・イン・ミラーランド』に変えられた。 ルイス・キャロル 『鏡の国のアリス』 脇明子訳、岩波少年文庫、2000年、269頁(訳者あとがき)。 コーエン、171-173頁。 コーエン、177-181頁。 コーエン、240-241頁。 コーエン、176頁。 コーエン、181-182頁・242頁。 ハンチャー、179-180頁。 ハンチャー、183-186頁。 コーエン、236-237頁。 ガードナー 1994 , 242頁。 ガードナー 1994 , 238-239頁。 ガードナー 1994 , 240-241頁。 ガードナー 1994 , 246-247頁。 ガードナー 1994 , 247頁。 ガードナー 1994 , 248-250頁。 ガードナー 1980 , 7頁。 ガードナー 1980 , 13頁。 ガードナー 1994 、154頁。 ガードナー 1994 , 14頁。 高橋康也 「不思議な鏡の国のキャロル」 『別冊現代詩手帖』 16頁。 平野敬一 「アリスの世界とマザーグースの世界」 『別冊現代詩手帖』 78頁。 ガードナー 1980 , 41頁。 ガードナー 1980 , 147-149頁。 ガードナー 1980 , 45頁。 ガードナー 1980 , 27-36頁。 藤野紀男・夏目康子 『マザー・グースコレクション100』 ミネルヴァ書房、2004年、37-39頁。 ガードナー 1980 , 74頁。 ガードナー 1994 , 147頁。 ガードナー 1994 , 142-144頁。 ガードナー 1994 , 147-148頁。 ガードナー 1980 , 136頁。 ガードナー 1980 , 160-162頁。 ガードナー 1980 , 164頁。 ガードナー 1980 , 180頁。 ガードナー 1980 , 183頁。 ガードナー 1980 , 189頁。 ガードナー 1980 , 200頁。 天沢退二郎 「宮沢賢治と『鏡の国のアリス』」『別冊現代詩手帖』 136頁。 前掲 天沢退二郎 「宮沢賢治と『鏡の国のアリス』」『別冊現代詩手帖』 136-142頁。 高橋、309-310頁。 高橋、312-314頁。 楠本、20-28頁。 楠本、52-60頁。 楠本、67頁。 楠本、181-182頁。 参考文献 [ ]• マーチン・ガードナー注釈 ルイス・キャロル 『鏡の国のアリス』 高山宏訳、東京図書、1980年• マーティン・ガードナー注釈 ルイス・キャロル 『新注 鏡の国のアリス』 高山宏訳、東京図書、1994年• モートン・N. コーエン 『ルイス・キャロル伝 (上)』 高橋康也ほか訳、河出書房新社、1999年• マイケル・ハンチャー 『アリスとテニエル』 石毛雅章訳、東京図書、1997年• 舟崎克彦 『不思議の国の"アリス"』 求龍堂グラフィックス、1991年• 楠本君恵 『翻訳の国のアリス』 未知谷、2001年• 高橋康也 『ノンセンス大全』 晶文社、1977年• 『別冊現代詩手帖』 第1巻第2号(ルイス・キャロル特集号) 思潮社、1972年 関連項目 [ ]• - に提唱された生物の進化における仮説の1つ。 常に進化しないと生存競争に負けるという内容が、「同じところに留まるためには全速力で駆けなければならない」という赤の女王の言葉を連想させるために、このような名前が付けられた。 外部リンク [ ] 英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。

次の

鏡の国のアリス

いのしし の くに

初版本の表紙 作者 国 言語 ジャンル 、、 発表形態 書き下ろし 刊行 12月24日 装幀・挿絵: 訳者 、 前作 (1865年) 『 鏡の国のアリス』(かがみのくにのアリス、: Through the Looking-Glass, and What Alice Found There)は、に発表されたの児童小説。 『』()の続編であり、前作では不思議の国を冒険した少女が、今作ではを通り抜けて異世界に迷い込む。 前作と同様、文中には様々な言葉遊びやパロディがちりばめられているが、即興で作られた話がもととなっている前作とは異なり、はじめから出版を意図して作られた今作の物語はより知的な構成がとられており 、アリスをはじめとする登場人物たちはのルールに従って、桝目で区切られた鏡の国の中を行き来する。 また今作ではやといった、に由来するキャラクターが登場するほか、ナンセンス詩の代表作として知られる「」が作中作として登場する。 前作同様、ほかにも多くの詩と童謡が作中に挿入されており、挿絵も引き続きが手がけている。 『不思議の国のアリス』と対になる作品として、前作とともに様々な言語に翻訳されて世界中で読まれており、前作と組み合わせた映像化をはじめとして様々な翻案や派生作品を生んでいる。 アリス・リデル(キャロルの撮影、1858年) 前作と同じく、『鏡の国のアリス』もまたをはじめとするリデル姉妹との交流が着想のもとになっており、今作では特にの間の出来事が物語に大きな影響を与えている。 この年の、キャロルとリデル家の所属するの学寮の出身である皇太子(のちの)の結婚式があり、その日に至る数日間盛大なお祭り騒ぎがあった。 キャロルも結婚式の前日、自分の弟エドウィンとともにアリスに付き添い、イルミネーションで飾られたオックスフォードの町を練り歩き祝祭を愉しんだ。 同年の6月にも皇太子夫妻のオックスフォード再訪問があり、このときは祝典に合わせてバザーが開かれ、リデル家の姉妹は皇太子妃に白い子猫を売った。 アリスが女王になるまでの道のりという『鏡の国のアリス』のテーマや、作中冒頭のアリスと子猫とのやりとり、の挿話などは、この王室の祝典から着想を得ているものと考えられる。 さらにこの二つの祝典の間の1863年4月、キャロルはチャールストン・キングズに滞在していたリデル姉妹に招かれて、この地で数日間姉妹とともに過ごしている。 同地にはリデル姉妹の祖父母の住むヘトン・ローン館があり、リデル夫人が出産間近となっていたために、姉妹はこの田舎の家に一時預けられていたのである。 ヘトン・ローン館の客間の暖炉の上には部屋全体が映る大きな鏡がしつらえられており、これが鏡を通り抜けて別の世界に行くというアイディアの元になったものと考えられる。 そして昼食後、キャロルが姉妹とともに馬車で散歩に行き、丘からの平野を眺めると、ちょうどチェス盤のような田園風景が広がっていた。 また本作第3章の客車の場面は、同年6月25日に学寮関係者でニューナムへ遠足に行き、その帰りにキャロルとアリス、その妹のイーディスの3人だけが鉄道を使って帰ってきたときの出来事を再構成したものである。 出版まで [ ] に『』を刊行して一躍有名人となったルイス・キャロルは、この作品の好評を受けて続編の構想を始めた。 キャロルが『アリス』の出版者であるアレグザンダー・マクミランに宛てた1866年8月24日の手紙の中では、まだ明確な形をとっていないものの、続編を書く考えを抱き始めていることが記されており、そしてその年の暮れまでには実際に執筆に着手した。 原題の『鏡を通り抜け、そしてアリスがそこで見たもの』というタイトルをキャロルに提案したのは、オックスフォード大学の同僚であった友人ヘンリー・リドンであったらしい。 物語の執筆の傍らで難航したのが挿絵の依頼であった。 キャロルはおそらく、前作の挿絵を担当したにまず依頼を行ったと考えられるが、テニエルは多忙を理由にこの仕事を断ったのである。 このためキャロルは挿絵画家を探し回らねばならず、テニエルの推薦を受けて ()やキングスリーの『水の子』の挿絵を担当したなどに当たったが、いずれも都合が合わなかった。 結局、キャロルはテニエルに、彼が現在仕事を引き受けている出版者すべてに対して、向こう5か月分の違約金を代わりに支払うという条件を提示し、1868年6月にさらに「暇を見つけては」という条件のもとでこの仕事を引き受けさせることになった。 テニエルの描いた女王アリス(中央)。 初案ではちょうどチェスの駒に形状が似るクリノリンを着せられていた(画像は修正後) 前作と同じく、今回もキャロルは挿絵に対しこと細かに注文をつけテニエルをうんざりさせた。 例えば物語の後半で女王となるアリスに、テニエルははじめを履かせていたのだが、クリノリンを毛嫌いしていたキャロルはこのシーンをすべて普通の正装に書き直させている。 その一方でテニエルもキャロルの文章に注文をつけており、作中の詩に出てくる「大工とセイウチ」の組み合わせに抗議するなどした。 さらにテニエルは、「かつらをかぶった雀蜂」が登場する作中の一挿話に対し不満を表明し、キャロルもこれを受け入れてこの挿話を丸ごと削除している。 この削除された挿話は1974年になって初めて発見された(後述を参照)。 1869年の1月には、キャロルはマクミランに最初の一章の原稿を送っている。 しかしテニエルがあらかじめ忠告していた通り挿絵の仕事は遅れ、1871年1月に最後の校正刷りをテニエルに送ったキャロルは、すべての挿絵を受け取って『鏡の国のアリス』を刊行するまで1年近い時間待たされることになった。 こうして1871年12月24日のクリスマスに刊行された『鏡の国のアリス』はすぐにベストセラーになり、各紙の書評で前作に劣らない賛辞が送られた。 刊行から1年の間に2万5000部ほどを売り、その後も一度も途切れることなく版を重ね続け、キャロルが死去した1898年までに10万部以上の『鏡の国のアリス』が刷られている。 削除された挿話 [ ] 発見された校正ゲラ刷りの一部。 校正の指示はキャロルの自筆。 前述のように、テニエルは「かつらをかぶった雀蜂」の挿話に対して不満を表明し、結果的にキャロルにこの部分を削除させている。 そんなものをどうやって絵に描けばよいのかわからないし、そもそも話としても全く面白くない、というのが、キャロル宛の書簡で表明されたテニエルの主張であった。 このやりとりはキャロルの甥のスチュワート・ドジソン・コリングウッドが記したキャロルの伝記(1898年)で触れられているだけで、その削除された本文がどのようなものであったのかは長らく誰にも知られないままであった。 しかし1974年になって、この削除部分の校正刷りがのオークションに出品され、これによって初めて世に出された。 売り手は匿名の人物であり何者か不明だが、原稿はドジソン家の年長の人物の誰かからその売り手に手渡されたものであるという。 この原稿はその後書籍にも収録され出版されている(日本語版では高山宏訳『新注 鏡の国のアリス』に所収)。 この挿話はテニエルの手紙の内容からして、第3章の汽車のシーンの前後にあったものと推測されていたが、現物の発見によって、実際には第8章の最後に入っていたものであることがわかった。 テニエルとコリングウッドは「章」と表現していたが(そのため既存の12章とは別にもう1章あったのだと誤解されてきた)、実際には独立した章となるような長いものではない。 アリスが白の騎士と別れたのち、次の桝目に進もうとする直前の場面で、「スズメバチ」の深いため息を聞いたアリスが引き返し、彼の話を聞いてやるという内容で、問題の「かつら」は派手な黄色をした、海藻のかたまりのようなかたちをしたものと表現されている(当初はハンカチで隠されている)。 またパロディ詩とおぼしき詩(原詩は不明)も一篇差し挟まれている。 「白の騎士」が登場する第8章はそうでなくとも長い章であり、キャロルがテニエルの提案を受け入れたのは、この章を短くする意図もあったと推測できる。 発見された挿話はテニエルが判断したとおり、『鏡の国のアリス』の他の部分に比べて精彩を欠いている、というのが読者の概ね一致した見解であるが、しかしそれはキャロルが本腰を入れて推敲を行う前であったためであるとも考えられる。 あらすじ [ ] の前日、暖炉の前で糸を繰っていたアリスは、毛糸玉を解いてしまった子猫のキティをしかり、そのまま子猫を相手に空想ごっこを始める。 その延長で鏡の中の世界を空想しているうちに、アリスは実際に鏡を通り抜けて鏡の世界に入り込んでしまう。 鏡の中の暖炉の前では、チェスの駒が意思を持って動き回っているが、はじめ彼らにはアリスの姿が見えず、アリスは彼らを持ち上げたりして驚かせる。 アリスは鏡文字で書かれた本の中の詩(ジャバウォックの詩)を鏡に映すことによって読みとったあと、戸外に出かけてゆく(第1章 鏡の向こうの家)。 アリスは丘に上ろうとするが、道がアリスの意思に逆らって何度もアリスを家の前に戻してしまう。 そのうちにアリスは喋る花々が植えられた花壇に行き当たり、オニユリやバラなどと言葉を交わす。 そこにアリスくらいの背丈になった赤の女王が通りかかり、アリスはあえて逆方向に進むことによって女王に追いつく。 丘に着いたアリスは小川と垣根でチェス盤のように区切られた景色を眺めてこの世界全体がチェスゲームになっていることを知り、赤の女王の助言で自分も駒として参加することを決める(第2章 生きた花園)。 白の歩(ポーン)となったアリスは、最初の一手で2枡進むために自分でも知らないうちに列車に乗りこみ、紙を着た紳士、ヤギ、カブトムシ、ひっきりなしに駄洒落を言う声(姿は見えないが、後で巨大な蚊とわかる)と相席する。 やはり知らないうちに再び列車の外に出たアリスは、巨大な蚊と二人きりになり、彼から様々な鏡の国の虫を紹介される。 その後一人になったアリスは、そこに入ると物の名前がわからなくなる「名無しの森」に入り、そこで仔鹿と道連れになるが、森を出た途端にアリスが「人間」であることを思い出した仔鹿は逃げていってしまう(第3章 鏡の国の虫たち)。 再び一人になったアリスは、次の章でマザー・グースのキャラクターであるに出会う。 彼らはアリスに眠り込んでいる赤の王を見せ、アリスは王の夢の中の人物に過ぎないのだと教えたあと、唄の通りに壊れたがらがらをめぐって決闘の準備をはじめ、やはり唄のとおりに、飛来してきた巨大な鴉を恐れて逃げていってしまう(第4章 トゥイードルダムとトゥイードルディー)。 そこに、大鴉のはばたきによって女王のショールが飛ばされてくる。 アリスはやってきた白の女王の身だしなみを整えてやり、彼女から、自分は時間を逆方向に生きていて未来のことを記憶しているのだといった不条理な話を聞かされる。 しかし二人がいっしょに小川を越えると、不意に女王はヒツジに姿を変え、あたりは雑貨店の店内になる。 その不思議な店では、アリスが棚にあるものを見ようとすると決まってそこだけ空っぽになる。 アリスはいつの間にかヒツジを乗せてボートを漕いでいる自分に気づき、ヒツジに言われるままにボートを漕いだり、花を摘んだりしたあと、再び知らないうちにもとの店内にもどる。 アリスは卵を買うことにし、逃げていく卵を追って知らないうちに戸外に出る(第5章 毛糸と水)。 その卵は塀の上に座り、マザー・グースのキャラクターであるハンプティ・ダンプティに変わる。 彼は尊大な態度でアリスに自慢話をし、自分は言葉に好きな意味をこめて使うことができるのだといったことを語る。 アリスは「ジャバウォックの詩」を彼に解説してもらうが、彼のもとを去ると、その背後で大きな落下音が起こる(第6章 ハンプティ・ダンプティ)。 落下音が起こった途端、森の奥から白の王の大軍勢が現われる。 アリスと白の王は、使者の一人(ヘイヤ)からの知らせを受けてもう一人の使者(ハッタ)が待つ町に向かい、そこで王冠をめぐって争っているを見物する。 ライオンとユニコーンはマザー・グースの唄の通りに町中を追いかけまわったあとプラムケーキを注文し、アリスがそれを切る役目を言い渡されるが、あたりに大きな太鼓の音が響き始め、アリスはその音から逃れて次の桝目に出る(第7章 ライオンとユニコーン)。 音がやむとアリスのもとに赤の騎士と白の騎士がやってきて、アリスをめぐって決闘をはじめる。 勝利した白の騎士はアリスを次の桝目まで送り届けようと申し出、上下逆さの小箱や円錐形の兜といった自身の様々な珍奇な発明を披露しながら森のはずれに案内し、そこで長い歌を贈ってアリスと別れる(第8章 拙者の発明にござる)。 次の桝に入ったアリスは、自分の頭に王冠が載っていることに気づき、自分が女王になれたことを知る。 するといつの間にか自分の両側に赤の女王と白の女王が座っており、二人は女王の資格を問うために、「犬から骨を引くと答えは何か」といった不条理な質問を続けざまにアリスに行う。 二人が疲れて眠ると不意にアーチが現われ、アリスがそれをくぐるとアリスのためのディナーパーティがはじまる。 しかし運ばれてきた料理はどれも紹介が済むとそのまま下げられていき、アリスはなにも食べることができない。 アリスがスピーチをはじめようとすると、食器や女王たちが変形しはじめあたりは大混乱に陥る。 かんしゃくを起したアリスは、小さくなった赤の女王を捕まえる(第9章 アリス女王)。 アリスはどうやら夢を見ていたらしいと悟り、子猫たちにあれこれ問いかけたあと、この夢ははたして自分の夢だったのか、それとも赤の王の夢だったのかと自問する(第12章 どちらの夢だった?)。 チェス [ ] キャロルが登場人物の行動を説明するために記載した棋譜 「鏡の国」におけるアリスの行動はのルールに沿ったものとして描かれており、本作の冒頭にはその点を明示する、キャロルによる棋譜と指し手の解説が掲載されている。 これによれば、白の歩()であるアリスは、初期配置(白側から見て左より4列目、下から2列目)で赤の女王と出会い、次の手でルールに従って2枡分(作中では汽車に乗ることによって)進む。 そこから様々なキャラクターと出会いながら1手ずつ進んでいき、8桝目に至ってに昇進()したのち、11手目で赤の女王を取り勝利するということになる。 なおこの説明では白の10手目でアリスが「入場」()するとなっているが、実際のチェスのルールにそうした指し手があるわけではない。 もともとはこの棋譜とともに、チェスの駒の配置に対応させたキャラクターの一覧表が掲載されていたが、かえって混乱のもととなるためか1896年の版から割愛され、入れ代わりにキャロルの序文が掲載されるようになった。 この序文で言明されているように、チェスのルールにある程度沿っているのは駒の動きだけで、白と赤の指し手の交代などは厳密に守られてはいない。 このチェスのモチーフは、白と赤(黒)の駒が必ず対になるという点で、鏡という本作のもうひとつのモチーフとも合致していると考えられる。 キャラクター [ ] トウィードルダムとトウィードルディー 前作では年齢が示されなかった主人公は、本作では作中の会話の中で「7歳とちょうど半分」と発言しており、おそらく前作から半年分の歳をとっているものと見られる。 前作から引き続き登場するキャラクターとしては、他にハッタとヘイヤと名を変えたとがいるが、本文中でそれと示されているわけではなく、アリスも彼らとの再会には気がつかない。 チェスをモチーフとした本作には、それぞれ赤と白の女王および王、また白の騎士といった、チェスの駒にそのまま人格を与えたキャラクターが登場する。 作品の冒頭と最後に出てくるアリスの黒猫(キティ)と白猫(スノードロップ)のペアもまた、二色からなるチェスのモチーフに対応したものである。 他方の鏡のモチーフは、、など、対になって登場するキャラクターが多い点に見出すことができる。 彼らとはいずれもに基づくキャラクターであり、キャロルの創作というわけではないが、個性的に描かれたテニエルの挿絵によって本作品は後世の彼らのイメージ形成に強い影響を与えているものと見られる。 前作『不思議の国のアリス』と同様、今作のキャラクターのうちのいくつかも、キャロルとアリス・リデルの周辺の身近な人物をモデルにしたり暗示したりしたものと推測されている。 例えば第2章に登場する「物言う花」のうちのバラ(ローズ)とスミレ(ヴィオレット)は、アリス・リデルの下の妹ローダとヴィオレッタを暗示していると見られる。 アリスに献身的な、発明好きの白の騎士は、一般にルイス・キャロル自身をモデルにしたキャラクターと考えられており 、「赤の女王」はリデル姉妹の家庭教師プリケット嬢をモデルにしているのではないかと言われている。 詩と童謡 [ ] 「ジャバウォックの詩」 作中に挿入されている詩や童謡。 特にタイトルのないものは書き出しを示す。 「 純粋で曇りのない表情の・・・」 Child of the pure unclouded brow... :巻頭に掲げられている献呈詩。 アリスの物語成立の発端となったアリス・リデルとの舟遊びを思い返し、時の流れが二人の間を隔てはじめたことを嘆きながら、ひとときの物語に耳を傾けて欲しいと訴える内容。 「 」 Jabberwocky :第1章で、鏡の国に入り込んだアリスが本の中から読み取る6連からなる詩。 キャロルの自作であり、このうちの第一連は1855年、キャロルが23歳のときに、幼い弟妹たちのために作っていた家庭内回覧誌のなかに既に現われている。 を多用した一見難解な詩で、アリスは字句を読み取ったものの意味が解読できず、第6章でハンプティ・ダンプティにその解釈を依頼することになる。 内容は森に棲んでいるらしい得体の知れない怪物「」を騎士が討伐するというような筋で、英雄叙事詩のパロディであるが、特定の原詩は見つかっていない。 ナンセンス詩の傑作として知られており、様々な言語に巧みに翻訳され、またパロディも多く作られている。 「 」 Tweedledum and Tweedledee :第4章で引用されるマザー・グース。 トゥイードルダムとトゥイードルディーという双子らしき二人ががらがらをめぐって決闘をすることになるが、そこに巨大な鴉がやってきたためにうやむやになる、という内容で、作中でもこの唄に沿って物語が展開する。 この詩の文献登場は19世紀のはじめまでさかのぼるが、キャロルが本作に使用したことで広く知られるようになった。 「セイウチと大工」• 「 セイウチと大工」 The Walrus and the Carpenter :第4章でトゥイードルディーがアリスに暗誦してみせる詩。 なぜか太陽の沈まない夜に、嘆き悲しみながら歩く大工とセイウチが、浜辺の牡蠣たちに一緒にくるように誘っておきながら、その牡蠣たちをふたりで全部食べてしまう、という内容のナンセンス詩。 韻律は ()の詩「ユージン・アラムの夢」をまねたもの。 ジョン・テニエルはこの詩のセイウチと大工という組み合わせに抗議し、そのためキャロルは大工の代わりに(韻律的に代替可能な)蝶か准男爵にするという別案を提示したが、テニエルは結局大工を選んだ。 「 」 Humpty Dumpty :第6章で引用されるもので、非常によく知られている短いマザー・グース。 「ハンプティ・ダンプティ」が塀から落ちて元にもどらなくなる、という内容で、もともとは「卵」を正解とする謎かけ唄の一種であった。 本作中でも卵を擬人化したハンプティ・ダンプティが塀の上に座り、章の最後に大きな音を立てて落下する。 「野の白くなる冬に・・・」• 「 野の白くなる冬に・・・」 In Winter when the fields are white... :第6章でハンプティ・ダンプティが別れ際にアリスに聞かせる詩。 海辺の生き物に対して用事を書き付けて送るが彼らが意に沿おうとせず、使者までがつっけんどんな口を利くので自分で出向いていく、というよくわからない内容で、ドアの取っ手に手をかけたところで突然ぷっつり詩行が切れて終わる。 キャロルの伝記作者リチャード・ケリーは、この詩が二つのアリスの物語中で最低の作と評している。 マーティン・ガードナーは、この詩に影響を与えている可能性があるものとして、ヴィクトリア朝の詩人ウェイセン・マーク・ウィルクス・コールの「夏の日」を紹介している。 またこの詩の唐突な終わり方は、ハンプティ・ダンプティのぶっきらぼうな別れの言葉や、アリスの独白の中断で終わるこの章自体の終わり方に対応しているとの指摘がある。 「 」 The Lion and The Unicorn :第7章で引用されるマザー・グース。 ライオンとユニコーンが王冠をかけて町中で戦い、パンやプラムケーキを与えられて太鼓で追い出された、という内容で、本作中でもその通りに物語が展開し、プラムケーキを切る役をアリスが務めることになる。 この唄は17世紀はじめのイングランドとスコットランドの統合のことを唄ったものと言われている(ライオンはイングランドの、ユニコーンはスコットランドの紋章を支える動物)。 「柵の上に腰掛けて」• 「 柵の上に腰掛けて」 A-sitting on a gate :第8章で、白の騎士が別れ際にアリスに贈る長い唄。 内容は、柵の上に腰掛けた老いた男に彼の生計の手段を尋ねて、男は蝶で羊のパイを作るだとか、野山に火をつけて髪油をつくるといったおかしな話をするが、聞き手のほうは自分の発明のことに気を奪われていて何度も聞き返さねばならず、その都度老いた男は違う返答をするというもの。 この詩はキャロルが1856年に『汽車』という雑誌に匿名で寄稿した「人気のない荒野で」という詩を改訂したものになっており、もともとはの詩「決断と独立」の主題のパロディであった。 白の騎士が独自に考案したと吹聴するこの歌の節回しを、アリスは「わがすべてを君に奉げん」という歌の節回しそのままだと気づくが、この歌は ()の詩「わが心の琴」にが曲をつけたもので、「柵の上に・・・」の韻律の組み立てと押韻構成もムーアの詩によっている。 「 ハッシャバイ・レイディ、アリスの膝で!・・・」 Hush-a-by lady, in Alice's lap! :第9章で、赤の女王がアリスの代わりに白の女王の子守唄として唄う短い唄。 子守唄としてよく知られているマザーグース「 ()」のパロディで、原詩は木の上のゆりかごが赤ちゃんごと落っこちたというもの。 「 鏡の国に対してアリスは言った・・・」 To the Looking-Glass world it was Alice that said... : 第9章で、女王となったアリスがアーチをくぐると中から聞こえてくる歌で、女王アリスのディナーへの呼びかけにコーラスが盛大に応えるというもの。 この歌はの戯曲『デヴァーゴイルの運命』に登場する「ボニー・ダンディ」という詩のパロディになっている。 ()は名誉革命時に王党派として戦った ()のことで、この詩は彼の戦功を讃える内容である。 「 はじめに、それを捕まえなければ。 ・・・」 First, the fish must be caught. :第9章にて、女王となったアリスのためのディナーパーティ上で白の女王が出すなぞなぞ歌。 赤子でも捕まえられ、1ペニーで買うことができ、1分もかからず料理ができ、皿に受けるまでもなくすでに皿に乗っているが、その皿蓋は容易に開けることができない、というもので、本作中では提示されないが答えはである。 この詩の答えは、1878年の『面白半分』という雑誌の10月30日号に、なぞなぞのほうと同じ韻律による詩の形で掲載された。 この答えの詩は一般読者の寄稿したものをキャロルが添削したものである。 「 晴れわたる空の下で舟は・・・」 A boat beneath a sunny sky,... :巻末に置かれている跋詩。 かつての舟遊びのことをもう一度思い返しつつ、それがすでに遠い昔となり、アリスもすでに幻としてしか現われなくなったと嘆きながら、最後に「現実は夢でなくてなんであろうか」 Life, what is it but a dream? と締めくくる。 この詩は踏冠詩(アクロスティック)であり、それぞれの詩行の最初の一字をつなげていくとアリス・リデルのフルネーム「アリス・プレザンス・リデル」 Alice Pleasance Liddell となる。 影響・翻案 [ ] は『』(1924年)の広告文の中で、自身の作品の舞台であるについて「強(しい)て、その地点を求むるならばそれは、(略)少女アリスが辿った鏡の国と同じ世界の中」と記しており、『鏡の国のアリス』を読んでいたことを伺わせる。 賢治研究者でもある詩人のは、これと同じ時期に書かれた『』の中の、少年ジョバンニが気づかないうちに汽車の中にいるというような場面などに『鏡の国のアリス』との共通点を見いだしている。 のは1945年ころ、アンリ・パリゾーの勧めにしたがって『鏡の国のアリス』の第6章「ハンプティ・ダンプティ」を訳出している。 しかしこの章で扱われている「ジャバウォックの詩」に対してアルトーは「魂を欠いている」としてはっきり嫌いであると述べ、パリゾー宛ての手紙のなかで、精神的苦悩を知らない表層の詩であるとして酷評した。 のちのの思想家は、『』(1969年)第13章においてこのアルトーによる「ジャバウォックの詩」の訳を扱っており、この中でドゥルーズは訳語に見られるアルトーの言語が「深層のノンセンス」に属する「の言語」であると分析し、キャロルの「(いわば表層の)ノンセンス」との差異を論じている。 『鏡の国のアリス』は、映像化においては『不思議の国のアリス』にその要素を組み合わせたり、『不思議の国のアリス』との前後編の構成が取られたりといったことも行われている。 例えばのアニメ映画『』は、ベースは『不思議の国のアリス』だが、『鏡の国のアリス』のトウィードルダムとトウィードルディーが登場するほか、の言動に赤の女王のそれが用いられるなどしている。 『鏡の国のアリス』単独の映像化の例としては、監督の1998年のテレビ映画『』 などがある。 また1936年のディズニーの短編映画『』は、のキャラクターで『鏡の国のアリス』の物語を辿ったものである。 ただしこの作品ではチェスではなくトランプをモチーフにしている(も参照)。 特に『鏡の国のアリス』に関わる後世の創作には以下のようなものがある。 ただし引用・言及のみのものや題名のみのパロディなどは除く。 前作を含めた「アリス」全般が関わるものについてはを参照。 の管弦楽曲(作品12)「鏡の国のアリス」(1918年)• の楽曲「」() - 作による歌詞は本作中の詩「セイウチと大工」から着想を得ており、「ウォルラス セイウチ 」「エッグマン ハンプティ・ダンプティ 」などの登場キャラクターが歌詞に登場する。 のSF小説『』() - 本作を題材にした同題の長編SF小説で、左右が逆転した世界を扱った。 この作品内では、キャロルの元作品への言及も行われている。 の短編小説「不思議な省略」(『 1』所収、1972年) - 『鏡の国のアリス』第1章でチェスの駒が登場する場面で、キャロルの本文にの駒だけが言及されていない謎をテーマにしたもの。 の混声合唱組曲『三つの不思議な物語』() - 他国の詩の日本語訳による全3曲からなる組曲で、第3曲が「セイウチと大工」(訳)。 のアルバム 『』(2004年) - 表題曲を収録する。 長谷川の訳は原著に忠実な訳ではなく、長谷川の創作がかなりの程度混じった翻案・パロディに近いもので、主人公の名前も「美(みい)ちゃん」に変えられている。 はこの天渓訳に触発され、(10年)より自身の訳「鏡國めぐり」を『金の船』(キンノツノ社)に1年間にわたって連載し、翌年『西條八十童話集』の第一編として刊行している。 西條の訳もやはり忠実な翻訳ではなく、原作の8章までの内容に西條が自由に肉付けした内容になっている。 主人公の名前も「アリス」ではなく「あやちゃん」である。 前年の(大正9年)にはが『不思議の國 第一部アリスの夢、第二部鏡のうら』として、正編続編を合わせた訳を家庭読物刊行会から出版しており、『鏡の国のアリス』の本格的な翻訳はこの楠山訳が初と思われる。 物語の訳題に『鏡の国のアリス』を用いたのも、楠山がこの訳を改題してに小峰青山文庫より『ふしぎの国のアリス』『かがみの国のアリス』としてそれぞれ出版したのがおそらく初である。 ただし、これより前の1928年に、が『アリス』の翻案劇の訳題として『鏡の国のアリス』を用いた例がある。 その後も『不思議の国のアリス』と並んでたびたび日本語への翻訳が行われており、戦後以降も、、、、、、、、、ほか多くの訳者の訳が、様々なイラストレーターと組み合わされて刊行されている。 もっとも『不思議の国のアリス』のみが訳される場合も多いため、『不思議の国』と比べればその数は少ない。 脚注 [ ] 注釈• 鏡のモチーフに関するエピソードとして、キャロルと「もう一人のアリス」アリス・シオドア・レイクスとのやり取りが知られている。 アリス・レイクスはキャロルの遠い親戚にあたる、当時9歳の少女で、キャロルと彼女はキャロルの叔父スケフィントンの家で出会い仲良くなった。 このときキャロルはアリスにオレンジを持たせて、現実のアリスは右手にオレンジを持っているのに、鏡に映っているアリスは左手にオレンジを持っているのはなぜだろうかと訊いた。 答えに困ったアリスが「もし私が鏡の中に入ったら、オレンジは右手にあるんじゃない?」と答えた。 キャロルはこれを聞いて「今までで一番いい答えだ」と喜んだという。 ただし日記によればこれは『鏡の国のアリス』の原稿がすでに完成していた1871年の出来事である。 この二つの章はどちらもわずかな文章と同じ構図の挿絵からなっており、ページをめくるとアリスがつかみ上げていた赤の女王が黒猫のキティに変わるという仕掛けになっている。 唄う前に、この唄の題名は「タラの目」と呼ばれているが、題名自体は「老いた男」であり、唄自体は「方法と手段」と呼ばれているが、唄そのものは「柵の上に腰掛けて」である、というくだくだしい説明が入る。 DVD化された際にタイトルを『アリス・イン・ミラーランド』に変えられた。 ルイス・キャロル 『鏡の国のアリス』 脇明子訳、岩波少年文庫、2000年、269頁(訳者あとがき)。 コーエン、171-173頁。 コーエン、177-181頁。 コーエン、240-241頁。 コーエン、176頁。 コーエン、181-182頁・242頁。 ハンチャー、179-180頁。 ハンチャー、183-186頁。 コーエン、236-237頁。 ガードナー 1994 , 242頁。 ガードナー 1994 , 238-239頁。 ガードナー 1994 , 240-241頁。 ガードナー 1994 , 246-247頁。 ガードナー 1994 , 247頁。 ガードナー 1994 , 248-250頁。 ガードナー 1980 , 7頁。 ガードナー 1980 , 13頁。 ガードナー 1994 、154頁。 ガードナー 1994 , 14頁。 高橋康也 「不思議な鏡の国のキャロル」 『別冊現代詩手帖』 16頁。 平野敬一 「アリスの世界とマザーグースの世界」 『別冊現代詩手帖』 78頁。 ガードナー 1980 , 41頁。 ガードナー 1980 , 147-149頁。 ガードナー 1980 , 45頁。 ガードナー 1980 , 27-36頁。 藤野紀男・夏目康子 『マザー・グースコレクション100』 ミネルヴァ書房、2004年、37-39頁。 ガードナー 1980 , 74頁。 ガードナー 1994 , 147頁。 ガードナー 1994 , 142-144頁。 ガードナー 1994 , 147-148頁。 ガードナー 1980 , 136頁。 ガードナー 1980 , 160-162頁。 ガードナー 1980 , 164頁。 ガードナー 1980 , 180頁。 ガードナー 1980 , 183頁。 ガードナー 1980 , 189頁。 ガードナー 1980 , 200頁。 天沢退二郎 「宮沢賢治と『鏡の国のアリス』」『別冊現代詩手帖』 136頁。 前掲 天沢退二郎 「宮沢賢治と『鏡の国のアリス』」『別冊現代詩手帖』 136-142頁。 高橋、309-310頁。 高橋、312-314頁。 楠本、20-28頁。 楠本、52-60頁。 楠本、67頁。 楠本、181-182頁。 参考文献 [ ]• マーチン・ガードナー注釈 ルイス・キャロル 『鏡の国のアリス』 高山宏訳、東京図書、1980年• マーティン・ガードナー注釈 ルイス・キャロル 『新注 鏡の国のアリス』 高山宏訳、東京図書、1994年• モートン・N. コーエン 『ルイス・キャロル伝 (上)』 高橋康也ほか訳、河出書房新社、1999年• マイケル・ハンチャー 『アリスとテニエル』 石毛雅章訳、東京図書、1997年• 舟崎克彦 『不思議の国の"アリス"』 求龍堂グラフィックス、1991年• 楠本君恵 『翻訳の国のアリス』 未知谷、2001年• 高橋康也 『ノンセンス大全』 晶文社、1977年• 『別冊現代詩手帖』 第1巻第2号(ルイス・キャロル特集号) 思潮社、1972年 関連項目 [ ]• - に提唱された生物の進化における仮説の1つ。 常に進化しないと生存競争に負けるという内容が、「同じところに留まるためには全速力で駆けなければならない」という赤の女王の言葉を連想させるために、このような名前が付けられた。 外部リンク [ ] 英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。

次の

東筑波ユートピア「いのししのくに」オープンおめでとう【志村どうぶつ園】経営者募集中って?

いのしし の くに

2019年の10月に、4歳の娘と二人で茨城県石岡市にある『自然動物公園 東筑波ユートピア』に行ってきました! テレビ番組の「天才!志村どうぶつ園」で「日本一お客が来ない動物園」として番組内で取り上げ、一躍超有名動物園になったところですね。 今回はそこの紹介記事と、正直な辛口コメントも含めた感想記事です。 道中 こちらの地図を見て分かる通り、東筑波ユートピアは峰寺山の中腹に位置します(ちなみに私は実際に行くまでは、「筑波山の中腹」だと間違った理解をしていました)。 ユートピアには車で行くことが推奨されているのですが、山中ということもあり、道中の道幅はとても狭いです。 場所によっては車同士がすれ違うことすら厳しそうでした。 更には先日の台風の影響で枝なども道路の脇に散乱していました。 そこを通過中は前から車が来ないことを祈るのみです・・・。 ちなみに今回は行きも帰りも2,3台程としかすれ違わず、泥などで車が汚れる以外は特に大きな問題はありませんでした!途中、シマリスとタヌキっぽい生き物が道路を横切るのを見たりはしましたがw 東筑波ユートピア 駐車場 東筑波ユートピアの外観と第一の事件 東筑波ユートピア 入り口 年季の入った建物と、新し目の看板が混在しています。 裏ではユートピアのテーマソングがリピートで流れています。 ずっと聞いていると 洗脳されそうに癖になる音楽です。 こんちはー! 「建物への入り口兼チケット売り場」は高いところにあるため、そこへ行くためには坂を登るか階段を上るかする必要があります。 娘のリクエストで急な階段を登っていくことにしたのですが・・・ 子ヤギとのエンカウント 階段を登り始めた瞬間に子ヤギとエンカウントしました。 いや、おかしいだろ!! 子ヤギダッシュ そして、娘に向かって猛然とダッシュしてきました。 これが大きなヤギだったら娘を抱えて逃げ出すところですが、そのサイズ感があまりにも可愛らしくてちょっと笑いながら見守っていました。 子ヤギとの接触事故 その後としては娘の靴をぺろペろしたり、私の靴紐を食べようと引っ張ってきました。 人懐っこいんだかなんだか分かりませんが、階段のすぐ下は車道になっているので、そこまで行っちゃわないのかとか余計な心配をしてしまいましたw 子ヤギとの別れ なんとも自由な子ヤギでした。 バイバイをしてそのまま奥へ。 子ヤギは何処かへ走り去っていきました。 入り口受付に到着 いきなり熱烈な歓迎を受けましたが、受付に無事に到着しました。 子ヤギとの再エンカウント いや、だからおかしいだろう!! さっきのヤギが先回りしてまた突っ込んできましたw看板猫ならぬ、看板子ヤギかなんかなのか・・・? 東筑波ユートピア 券売機 チケットは券売機という名のセルフサービスです。 ちなみに受付にはたまたまお姉さんがいて、 「これからお猿のショーが始まるのでよければどうぞ」と親切に教えてくれました。 ユートピア お猿の劇場観覧 ユートピア お猿の劇場 ユートピアでは日光猿軍団ばりの猿の芸が披露されています。 公式サイトでは以下のようにスケジュールが書いてありました。 お猿のショーの時間 代金は入場料金に含まれている 11:00~ 13:00~ 15:00~ この日に私達がユートピアに着いたのは11時半だったのですが、今回はそのタイミングからショーをやってくれました。 11時に人がいなくて出来なかったのか、サービスでやってくれたのかは不明です。 ちなみにこの時の観覧客は私と娘の二人のみです!! き、きまずい・・・。 お猿のショーの内容 この日のショーの内容としては以下のとおりです。 玉転がし、玉乗り• 2足歩行、階段昇降• 輪投げを使った芸(客参加型• ハードル超え大ジャンプ• ポージング• お片付け お猿の輪投げショー お猿の大ジャンプ お猿のポージング 私自身、猿の芸をそこまで見たことはないのですが、やはり面白かったですね。 客はウチラだけなので、いつも以上にリアクションを取らないといけない気まずさはありましたがw お猿との写真撮影 ショー終了後はお猿さんとの写真撮影が出来ます。 お猿との記念撮影 想像以上に距離が近い! お猿との記念撮影2 途中から、私の膝の上に乗ってきたりとまぁすごい体験でした。 時間としては全て合わせて30分ほどでした。 飽きやすい娘も途中でダレたりしなかったので、普通に楽しんでいるようでした。 終了後は以下のようにも言っていました。 おさるさんかわいかったー! 猫カフェちっくなところ(キャットピア)へ 東筑波ユートピアには、なんと 猫と触れ合える部屋もあります。 ちなみに 追加料金も時間制限もありません。 娘は猫好きなので、 「ここにはいるの!!」といい出したので、猿の次は猫の部屋に向かいました。 猫ちゃんおやすみモード ネットにも結構書かれていますが、一般的な猫カフェに比べると、 「部屋の匂い」が少し気になりましたね。 私はマスクをしていたのですが、それでも少し気になったので相当だったと思います。 獣臭いと言うかなんというか・・・。 娘は特に何も言っていなかったかな・・・。 まぁ部屋の中にずっといれば慣れるレベルではありました。 キャットピア1 匂いはともかく、猫の可愛さは正義!!! くつろぐ猫ちゃん 膝の上に乗ってくる猫ちゃん 猫の人懐っこさや猫じゃらしへの反応これまでに行った猫カフェの中でもかなり良かったです。 餌なしでも余裕で寄ってきます(餌は餌で100円で購入することも出来ます)。 ちなみにここに居る猫ちゃんたちは元々は捨て猫だったとのことです。 保健所に連れて行かれるのが可哀想なので前の園長が引き取ったそうです。 そういえば記事にするのを忘れていましたが、上記以外にも3件ほど猫カフェに行っています。 写真はあるのでいずれ執筆予定です! そういえば、ここでもツッコまなければいけないことが・・・ 猫ちゃんの中に子ヤギ だから、お前はおかしいだろう!!! 猫の空間にさも当然のごとく例の子ヤギが紛れ込んでいますw写真は撮り忘れましたが、この後に猫の寝るスペースで居眠りを始めたりと相変わらずの自由ヤギでした。 正直、コイツ好き。 子猫の部屋 ちなみに、キャットピアの前には子猫が生育されている部屋もあります。 こちらは立入禁止ですが、ガラス越しに子猫ちゃんがやってきてくれます。 悶絶するほどの可愛さです。 画像に書いてあるとおり、里親募集も行っているとのことです。 園内散策へ 猫との戯れスペースを後にし、ようやく園内の散策へと向かいます。 この時点ですでに2時間近く経過していますw 犬とのふれあい 園内に入ると、まずは紐に繋がれた犬がお出迎えしてくれました。 どの犬も人懐っこい印象を受けました。 娘もそれぞれの犬と戯れていました。 今回は利用しませんでしたが、園内を散歩できるサービスも有り、1回500円で時間制限はないとのことです。 ただ、犬の散歩はワンワンランドの方でいいかな。。。 ユートピアの方は従業員がいなさすぎるので、何かあったときの対処に困りそうでしたので(苦笑)犬飼ったことないと、そういう無駄な心配もしてしまいます。 最も高地にある「いのししのくに」へ いのししのくに 入り口 おそらく、ユートピア内でいちばん有名な場所かと思います。 というのも、「天才!志村どうぶつ園」をきっかけにクラウドファンディングを行い、5800万円以上(目標は4000万)の支援金が集まり、イノシシ牧場の改修工事が行われました。 無事に完成したのですが・・・、直後に関東地方で発生した豚コレラの影響で 今はほぼ休止状態となってしまっています。 いのししのくに 豚コレラの看板 今は遠目から猪たちを見ることしか出来ません。 遠目から見た猪たち ちなみに「いのししのくに」があるのは施設内の頂上にあるので、そこに行くまでの道は正直かなり過酷です。 運動靴推奨なレベルです。 娘も途中で歩き疲れてだっこをせがんで来たため、16kgの娘を抱っこしながらその坂道を登るはめになったのですが、次の日マジで足が筋肉痛になりました。 こう見えても週4でジムに行っているのに・・・。 んで、登ったところでイノシシと触れ合えるわけでもなく、遠目から見るだけになってしまうので疲れがさらにドット押し寄せてきますw ガチャガチャに挑戦 入園時に 「東筑波ユートピアからの挑戦状」なる用紙を店員から渡されます(入館時に受付にいなかった場合は店員を探して直接貰う必要があります)。 問題としては以下のようなものが10問ほどあります。 モンキーハウスにある餌の自動販売機の数はいくつ• アヒルは何匹いる• ドラゴンボールっぽい犬の名前は• 園内のどこかにある赤い車のナンバーは 見てわかる通り、園内を意識して見て周らないと分からない問題が大半となります。 ただ、「5問以上正解すればオーケー」というものなので、そこまで難しくもありません。 問題の一つで、「いのししのくににある椅子の柱に書かれているサインは誰のもの?」• トレンディエンジェルの斉藤さん• 嵐の相葉雅紀さん• 志村園長• 東筑波ユートピアの園長 といった問題があって、気になってそれらしきところを散策したのですが、見つけることは出来ませんでした・・・。 志村どうぶつ園とかでも放送されたのかな。 ?気になる・・・。 店員さんに直接聞けばよかったとちょっとだけ後悔しています。 話しが逸れましたが、5問以上正解した用紙を店員さんに渡すと、「ガチャコイン」を1枚もらえます(ガチャコインの入手方法は現状これしかないようです)。 このガチャコインを回せるガチャガチャは受付の横に置いてあります。 東筑波ユートピア ガチャガチャ ガチャコインを入手し、娘にガチャを回してもらったところ・・・ 「ねこ」と書かれた紙が出ました。 最初は私も 店員さんも「ねこ」がなんなのかよく分からなかったのですが、上の画像を見てわかる通り、まさかの 「大当たり」でした。 普通に嬉しいけど変な所で運を使っちゃった気分! 猫のぬいぐるみ ちなみに該当のぬいぐるみはこちらになります。 売店でも893円で普通に販売されているものとなります。 娘は 「ねこさんだー!」と喜んでくれました。 東筑波ユートピア、最高です!!(ちょろい自分 余談ですが、帰宅後に東筑波ユートピアの公式ツイートを見ていたところ、このガチャに関しての気になるつぶやきが・・・。 おはようございます筑波ユートピアです。 土日は、【東筑波ユートピアからの挑戦状】開催です。 なんと一番最初の正解者には必ず一等賞が当たる・・・らしいです。 金の玉を増量して待ってます。 ただ、店員さんも「ねこ」がなんなのかすぐに判断できなかったことから、「最初の正解者には必ず一等賞が当たる」はブラフの可能性も高そうですね。 「・・・らしいです」と書いてあることですし・・・。 ネコのぬいぐるみは、当たるようにちゃんと仕込んだものです。 隅々までは見て回っていないので、他にも見落としがあったかもしれません。 馬の水を飲む子ヤギ ちなみにポニーのところではまた例の子ヤギが出没していましたwもはや突っ込むのも疲れました・・・。 昔はライオンやトラもいたとのことです(剥製が飾ってありました) 正直に感じたこと いとーちゃん 「いのししのくに」の外観は出来たばっかという事もあり当たり前ですが綺麗でした。 そのため、その他の施設の老朽化がなおのこと目についてしまいます。 クラウドファンディングで集まったお金の少しでもそちらの改修に回すことは出来ないのかな・・・と、素人目線で思っています。 広すぎてどこから手を付ければいいのか分からないというのもあるかもしれませんが。。。 最近、園長や経営者も変わったみたいなので、何か新しい流れが来るかもしれませんね。 従業員の数も少なすぎなのはやはり気になります・・・ちなみに、2019年10月27日付で公式サイトに「アルバイト急募」のお知らせが出ていました。 ネット上とかで良い意味でも悪い意味でも注目を浴びている施設になるので、ここで働くにはそれなりのメンタルも必要な気がしますが、良いアルバイトが見つかるといいですね。 おわりに 来園リポートありがとうございます。 東筑波ユートピア 謎の看板 豚コレラが落ち着いて、いのししのくにが本格稼働した際に、東筑波ユートピアに活気が出るといいですね。 その他の衛生面も多少は気になりましたが、私も娘もその後に体調を崩したという事はもちろん一切ありません。 「いのししのくに」に行くためのまさかの本格登山で、足はいい感じに筋肉痛になりましたが(苦笑 私自身、 「楽しめたか?つまらなかったか?」と聞かれたら、間違いなく 「楽しめた」と答えます。 次にいつ行くかは分かりませんが、また再訪したい気持ちも強くあります。 時間制限なし猫カフェもどきは魅力度高い!猿を間近で見ることも出来る!猪リベンジもしたいですね。 そんな感じで記事を〆とさせていただきます。 少しでも興味が出た人は是非行ってみてください!自分の中にある動物園の既成概念がぶっ壊されること間違いなしです(笑 最後までお読みいただき有難うございましたー! Vento.

次の