ダンデ オーナー。 ワイルドエリアで彼と出会った

【ポケモン剣盾】ダンデの手持ちポケモンと攻略方法|チャンピオン【ソードシールド】|ゲームエイト

ダンデ オーナー

ガラルのチャンピオンを務めて10年。 そこを退きバトルタワーのオーナーになってから5年。 ようやく施設の経営も軌道に乗り、以前ほど慌ただしくすごさなくてよくなった頃。 故郷へほど近いブラッシータウンにあるポケモン研究所へダンデは赴いた。 東奔西走していたときには考えられなかったが、今はこうしてゆっくりと博士になった幼馴染と助手をしている弟と共にティータイムをとる時間がある。 ソニアがダンデへ紅茶を差し出すと、彼女の祖母であるマグノリアがダンデに一つの提案を出してきた。 「カントー地方の、バトルフロンティア?」 マグノリアの話によれば、ポケモンバトルの最高峰ともいえる施設・バトルフロンティアがカントー地方に存在しているらしい。 そこは通常のジムとは違い誰もが挑戦できるわけではない。 ポケモンリーグ出場経験があるものやジムリーダーや、はたまた他の地方の四天王。 とにかく実力者でない限りバトルフロンティアの挑戦権はなく、さらにはそこを経営するオーナーに見定められなければ例えチャンピオンであろうとも権利を持つことはできない。 「…そのような施設の話を何故おれに?」 「ちょうどいい機会だと思いましてね。 10年もの間…いや、今もなおガラルのトレーナーの先導をきっている貴方に他の地方をみてもらいたくて。 タワーも落ち着いてきたのでしょう?視察も兼ねて思う存分バトルをして成長してきなさい。 カントーにいけば、ここでは学ぶことのできないことをたくさん学ぶことができるはずです」 「しかし、オーナーの推薦がなければ参加できないのでは?」 「それなら」 マグノリアは一通の手紙をダンデに渡す。 その中身はカントー地方への飛行機チケットとバトルフロンティアオーナー・エニシダからの推薦状が入っていた。 驚いた様子のダンデにマグノリアは微笑む。 「私からオーキド博士へ話を通していたのですよ。 そしたら、博士がフロンティアブレーンと知り合いで。 そこからオーナーに話が回ったようで招待状を頂きました。 ……答えを聞かなくても、もう決まっているようですね」 ダンデの瞳は少年のように輝いており、まだ見ぬバトルフロンティアを心から楽しみにしている様が伺えた。 「あちらではダイマックスが扱えません。 それでも、彼らは熱いバトルを繰り広げることができます。 その技術を戦術を学んで盗んで、ガラルに持ち帰ってきてください。 そして、ガラルの更なる発展に貢献してください」 「はい、もちろん!! 」 「いくぞ、リザードン!! 」と相棒をボールから出すと、ダンデは光の速さで研究所を後にした。 「…せっかく出した紅茶くらい飲んでから行けばいいのに」 「アニキはそれくらい楽しみなんだと思うぞ。 他の地方を旅することなんてなかったから」 「それもそうか」 研究所に残った博士2人と助手はまだ温かい紅茶を飲み始めた。 フリーザーと戦ったり、声に出さなくともポケモンと意思の疎通ができる女性が相手だったり、森の中を走りながらバトルをしたり。 今までスタジアムでバトルをすることしか(野良試合はあったが)知らないダンデにとって、彼の戦術が全くと言っていいほど通用しなかった。 そもそも、この地にはダイマックス文化がなく切り札であるキョダイマックスを扱えないことが敗因の1つとも言える。 今まで、どれほどダイマックスに頼ってきたか痛感させられる。 そして、どうにか7つ目の施設・バトルピラミッドを攻略した後、オーナーであるエニシダから次の施設についての説明があった。 あの子は他のブレーンと違って固定の施設がない。 じっとしていられないタイプで、あらゆる地方を旅しながら挑戦者を待っているんだ。 まぁ、そもそも7つ施設をクリアできるトレーナーは少ないから施設で待っているのも退屈だろうしね。 ルールは合流してから説明するとして問題は場所だな…」 「それでしたら、おれが経営する施設・バトルタワーのフィールドでどうですか?あそこなら観客の目も気にせず思いっきりバトルができます」 「おっ、いいね。 それじゃ連絡しておくよ」 予想外の出来事に困惑しつつ、久しぶりに故郷に帰れる喜びを噛みしめながら対戦の準備を始めた。 彼は他の地方ではチャンピオンになれると言われているほどの実力の持ち主で、話を聞いてあわよくば挑戦してみたいとでも思っているのだろう。 ダンデはふっと笑い話し始めた。 「ジムチャレンジとは比べ物にならないくらい彼らは強かった。 井の中のガマガルとはこういうことだと痛感させられた。 おれはダブルバトルで技を合体させるなんて思いつかないし、攻撃一辺倒なのにあんなに苦戦を強いられるなんて思いもしなかった。 ……おれの知らない戦術がたくさんあってすごくいい勉強になった!! まだまだおれ達は強くなれる!! チャンピオンの座を奪還するのも時間の問題だぜ」 「へぇ…お前が苦戦するほどってか。 オレさまも挑戦してみてぇな、バトルフロンティア」 そんなこんな話をしていると、アロハシャツを着た男が2人の前に現れた。 「やぁ、ダンデくん。 遅くなってごめんね」 「いえ、まだ時間ではないので。 遅れてごめんなさーーーい!! 」 不意に呼ばれた名前に驚きつつ、声のした方に視線を移すとそこには帽子を被って肩にピカチュウを乗せた少年・サトシがいた。 「あ、キバナさんもいたんですね。 こんにちは!! 」 「おぅ、こんにちは……って、ダンデ」 「あぁ、そうなのかもな。 エニシダさん、もしかして」 「そうだ、察しがいいね。 彼が、サトシがカントーバトルフロンティアのトップトレーナーだ」 「そんな、トップだなんて。 おれはまだまだですよ」 「いや、あのジンダイがそう言っているんだからそうだよ。 自信を持っていい」 ダンデとキバナはエニシダの紹介に言葉が出なかった。 5年前、ガラル地方でバトルをしたきり会ってはいないがそのとき挑戦してきたサトシがトップトレーナーと謳われているほどの実力者なのか。 「おれは『バトルフィールド・フィールドマエストロ』のサトシ。 おれは施設を持たない。 どんなフィールド、環境でもおれは全てを味方につける。 挑戦者が全力でバトルをしてくれる状況でバトルしたいから、今日はダンデさんの故郷ガラル地方でバトルです!! ルールは3対3のシングルバトル。 どちらかのポケモンすべてが戦闘不能になったらバトル終了。 ガラル地方ってことで、ダイマックスもしていいですよ」 帽子を被り直しニィっと笑いかけるサトシに、ダンデは体が震えた。 これが武者震いというやつか。 「おれに対して好条件をぶつけてきて。 最後の砦がそれでいいのか?」 「はい。 おれはおれとポケモンが歩んできた知恵と経験を全て出し切るだけなので」 サトシの右手には以前自分があげたダイマックスバンドがはめられていて、左手には見たことのないバングルが2つ。 「チャンピオンを退いたからって侮るんじゃないんぞ?」 「侮ってなんかいませんよ。 いい声してたなぁ。 小野Dの好青年声素敵でした。 ディレイ配信という文化もとても素晴らしい。 ありがとう公式様。 そのうちポケセンで貢ぎますね。 今はエキスパンションパスとホーム課金で勘弁してください。 その説もどうもありがとうございます。 このあとサトシはリザードンをダイマックスさせますが、後出しダンデリザードンにダイマックスレベルの差で惜敗。 その後出てきたピカチュウにキョダイゴクエン。 キョダイゴクエンの拘束ダメージから逃れるためにカウンターシールドをします。 カウンターシールド有能。 たぶん防ぎきれないけど威力はゼロに近いくらいになるでしょう。 ダンデ驚愕。 創作なのだから、夢を視てもいいじゃないか。

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東信ジャルダン・デ・フルールの料金やオーダー方法!どこで買える?

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【ポケモン剣盾考察】ダンデについて考える【ネタバレ】 こんにちは 44 です。 ネタバレするのでネタバレ嫌な方は記事を読まないことをおすすめします。 やってますか? 今回は今作ポケモン剣盾のキャラクター、ダンデについての記事です。 ダンデとは何者か 公式では下記のように説明されています。 ガラル地方の現チャンピオンで、ポケモンバトルの公式戦において、無敗の実力を持っている。 弟のホップについては「」の記事をどうぞ すぐに道に迷うので、相棒のリザードンがサポートしてくれて何とかやってるというおちゃめな一面もあります。 ユニフォームナンバーは1番。 チャンピオンという意味での1という数字と、サッカーをイメージした服装からゴールキーパー、守護神という側面もあるでしょう。 公式の発言にも、サッカーをイメージしているといわれているためその点については間違いありません。 今作のポケモン剣盾は、システムやポケモンのテーマとして「最強」を掲げており、ストーリー軸では「憧れ」をテーマとしていますが、その両方を持ったキャラクターだと言えるでしょう。 また、彼の羽織るマントにはたくさんのスポンサー企業のロゴが入っていますが、これはガラル地方が「生きている都市」のような雰囲気を持たせるためだそうです。 ポケモンでは嘘っぽくならないようにするため、各建物にここにはどんな会社が入っているのか?というような具体的なイメージまで固めて作っているそうです。 いつもリザードンと一緒 リザードン大好きということを強調しています。 そして、ダンデのセリフにはかなり「最強」というワードが入ってきますから、本作のテーマを象徴するキャラクターであることは間違いありませんね。 「ガラルのみんなを強くする」というのがダンデの夢だそうです。 ちなみにダンデの最初の言葉については、徹底的に「あと1行短くできないか」とブラッシュアップしまくったセリフを用意しているそうですよ。 家族思い また、下のシーンもダンデの人柄をよく表しているところでしょう。 ホップの身長をジャストで当てるというあたりは、非常に弟思いの人物であることがうかがい知れますね。 また、3cm伸びるくらいの間会っていないということも暗示しています。 つまり、非常に忙しい人物なのでしょう。 人は忙しいとき余裕をなくすこともありますよね。 それでもきちんと家族のことをないがしろにせず、大切に思っているという「真心の愛」が溢れる人物として描かれています。 ダンデのもつ意味・花言葉 日本語においてはダンデ=Dandeとして登場しますが、英語版においてはLeonという名で登場します。 このことから明らかに「ダンデライオン=たんぽぽ」を冠した名前であることが推測できますね。 たんぽぽとはダンデっぽくない可愛らしい感じがしますが、その花言葉には• 真心の愛• 別離 といったものがあります。 発売前はこの中の「神託」や「別離」といったところからダンデ黒幕説が浮上していましたね。 裏設定で実は黒幕でしたなんてことはなさそうです。 万が一そうだったら子供たちはショックを受けるかもしれませんから。 そもそも「子供たちが憧れるような大人」をイメージして創造されたキャラクターなので、それが黒幕ってことはありえないでしょう。 たんぽぽの花言葉は真心の愛をもって誠実に世界や登場人物たちに向かい合うダンデにぴったりな内容です。 ダンデには真心の愛と誠実さを持った大人に育ってほしいという子供たちへのメッセージが込められているのではないかと思います。 Leonとは Leonはギリシャ語、ラテン語において「ライオン」を意味します。 ちなみに余談ですがLeonはヒロシのピカチュウ(Sparky)の日本語名でもありますし、過去作のキャラクターにもいた名前でもあります。 人気の名前ですね。 ライオンといえばユニコーンと対になるシンボルですよね。 ライオンはイギリス王家のシンボルであり、ユニコーンはスコットランド王家のシンボルになります。 ライオンは世界中の支配者の紋章に使われますが、それについてはもとは古代メソポタミア神話におけるエンキとエンリルを表す、という説があります。 ユニコーン(ポニータ。。。 )に鎖が巻かれているのはイギリスにおいては危険な生物という認識のためで、ライオンはイギリスを守っているという意味があるので、守護神というダンデの解釈がかっちり当てはまります。 ちなみに僕らの国日本においても、皇室の古い紋章は獅子と一角獣ですし、京都御所の天皇の座の前にも獅子と一角獣がいます。 ユダヤ教でもキリスト教でもイスラム教でもないこの日本との繋がりは一体なんなのかと思うかもしれません。 日ユ同祖論なんてのもあるくらいなので何かしらつながりがある気もしますが、あまり深掘りはしません。 気になる方は話半分で別記事でどうぞ。 「」 リザードンポーズの意味 リザードンポーズは単純にリザードンの三本指をまねたポーズ、でしょうがリアルで誤って使うとかなり危険なポーズかもしれません。 手の甲を相手に向けてするとイギリスやオーストラリアなどイギリスの植民地下にあった国々において「Fxxk You」と同じ意味の裏ピースサインとなり、最悪撃ち殺される可能性すらあるとか。 ヒップホップで出てくるポーズですね。 ちなみに韓国の人が日本に向けてこのポーズをして日本を侮辱している、という説が調べると出てくるんですが、完全にガセネタなので信じないようにしましょう。 といっても「チョッパリピース」なる名称がつけられ、それを信じる大衆が増えたことによって本来ガセネタであったジェスチャーが本来の意図とは全く別の「侮辱」という明確な意味を付けられているので、ネットミームとして真実になってしまいつつあります。 リザードンポーズは手のひらを相手に向ける形。 裏ピースにならないようにしましょう。 まとめ:【ポケモン剣盾考察】ダンデについて考える【ネタバレ】 いかがでしたでしょうか。 ダンデのように真心の愛と誠実さを持って向き合ったとき、最強になるというメッセージが込められているのかもしれません。 ダンデはローズやオリーブ、ビート第一形態のように行き過ぎて悪になってしまうということもなく、常に誠実に、愛をもってガラル地方に向き合っていましたよね。 誰かを悪者にして敵をつくらなければならない善悪の軸ではなく、愛と誠実さの軸で向き合うことが大切なのかもしれません。 今作のポケモンのストーリー、あなたはどう思いましたか? では、ポケモン剣盾楽しみましょう! ちなみにクリア後にダンデの家でスペシャルなヒトカゲが貰えるので、まだもらってない人は行ってみましょう! 長時間座ってポケモンやってると腰やお尻が痛くなる方は、ゲーミングチェアがコスパ最強でおすすめです。 このブログでは毎日更新で「過去の自分が知りたかったこと」をジャンル問わず書いているので、もしあなたの役にも立ちそうなことを書いていたらまた読みに来てください。

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【ポケモン剣盾】ダンデの使用するポケモンと倒し方【ポケモンソードシールド】

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全員がジムチャレンジでバッジを集め切ったことが売りでもあり、CDにつくバトル券でそれぞれと一回バトルをすることの出来るバトル会に参加することが出来る、そんなアイドルである。 抱き合わせ商法だの色々とアンチの声も大きいが歌唱力もダンスもバトルも悪くないと、今や押しも押されぬトップアイドル。 そのセンターをつとめるのが、アンズである。 バトル券の無い人とはバトルをしない、そんなpiーka!がバトルタワーに出現するとあって、話題性は充分である。 もちろんダンデ自らがバトルすることもあるバトルタワーは元より話題性は充分なのだが、今回はバトルライト層を取り込む狙いなので、piーka!のファン層がずばり当てはまる。 ダンデはニコニコと愛らしく笑顔を振りまくアンズを何度目かわからないが脳内で検索していた。 どうにも彼女と初対面の時から妙に初対面では無いような違和感があった。 その眼を、どこかで。 ダンデは観察眼に優れた男であるが、なぜかアンズは脳内の検索に引っかからず、そのせいでどうにも気になってしまう。 「おつかれさまでーす!」 ニコニコと笑顔のまま去っていくアンズを見送って、どこで見たのだったか、と首を傾げるダンデに、ADがすすと近寄ってくる。 「ダンデさんアンズちゃん気になってます?アンズちゃん推しになるなら歓迎っすよ!今度のバトル券一枚あげるんで、行ってみてください」 「あ、いや…すまないな」 そういう意味で見ていたわけではないけれど、ダンデは布教用なんで!とバトル券を押し付けられた。 ダンデはあまりこのバトル券という売り方が好きではない。 バトルをするならリーグに挑戦するなり野良バトルするなり、タワーにくるなりするべきで、CDに付随すべきものではないのではないかと思ってしまう。 ガラルにおいてバトルは興行であるのでほかの地方のトレーナーよりは抵抗が少ないとは思うが、エンターテインメントとして中途半端、と感じるのだ。 とはいえ見たことが無いものを否定的に思うのは良くない。 ダンデはバトル券の裏に書かれて案内をよく読み、当日を迎えた。 駅で件のADに会えたのは運が良かった。 正直ダンデ一人では辿り着けるかわからない場所だったと笑うと、ADはこんなにデカい施設なのに!?と驚いていたが、ダンデはエンジンシティの昇降機を見失う男であるので、本当に辿り着けなかったはずだ。 「あ、ダンデさん!ダンデさんとバトル出来るなんて嬉しい!メンバーに自慢しちゃお!」 ひらひらふりふりのいかにもアイドルといった到底バトル向きでは無い格好のアンズが向こう側でキャピキャピと喜ぶのに、内心少し白けた気持ちで。 「じゃあよろしくお願いします!」 そういって出されたピカチュウを見て、ダンデは自分の連れてきたポケモンを間違えた事に気がついた。 流石にトーナメント用のポケモンを連れてくるのはダメだろうとタワー用に育て始めた2体と、いつ何時でも外す事のないリザードン。 前2体はピカチュウの一撃で沈んだ。 リザードンはそこからアンズのポケモン3体を倒し切ったが、結構ギリギリだったとダンデは冷や汗をかいた。 それこそダンデのポケモン2体を一撃で沈めてしまったピカチュウとアンズが視線をかわして、ごく自然に手を抜かなければ、勝てなかったかもしれない。 「やっぱダンデさんは強いですね!全然歯が立たなかった!」 「…どうして手加減を?」 握手する瞬間に囁くと、アンズは不思議そうに首を傾げて見せて、またバトルタワーに行ったらよろしくお願いしますねぇ、とひらひらと手を振って見せた。 答える気がないのだなとダンデはそのまま引き下がり、アンズがポケモンたちを回復させてスタッフが次の対戦者を入れるのを背に帰路に着いた。 ふと気になってアンズのバトル会の戦歴を調べてみると、当たり前のように考察サイトにたどり着いた。 なかなか興味深い考察サイトであったので帰りの電車でダンデはワクワクと読み耽った。 アンズのポケモンたちは見ただけでよく育てられているとわかるので、意図的に勝率をその辺りに調整していると察しがつくし、考察サイトの管理人も同意見のようだ。 管理人はジムチャレンジをしていた時のアンズのパーティーも紹介して、いわゆるガチパの考察も行っていた。 チャレンジ中もピカチュウは常にいた事から、おそらくダンデにとってのリザードンと同じ位置付けだろうとダンデも納得して、そのほかのポケモンはバラバラであるのでジムにあわせて育成したポケモンだろうこと、しかしながらアンズはチャンピオンへの挑戦権を争うトーナメントは辞退していてガチパはバトル会での出現率を考察材料にしている事、なかなか愛のある考察だと家に帰っても読み進めて、ダンデはトーナメント辞退を残念に思った。 アンズはダンデがチャンピオンだった時のジムチャレンジャーである。 トーナメントに彼女が出れば、結構良いところまで来たのではないか。 戦ってみたかった。 お互い、ガチパで。 数日後、アンズのバトルタワーの当番がきて、ダンデと同じように控える彼女にダンデは再度質問をした。 「どうして手加減をしたんだ?」 「あれ、まだその質問あたためてたんですか?無敵のダンデさんに手加減なんてとんでもないですよぉ、って言いたいところですけど、ダンデさんだからこそ手加減だってわかっちゃいますよねぇ」 わずかに困ったような顔で笑うアンズが、モンスターボールを撫でる。 「基本的に、初めてきた人はギリギリ負ける事にしてるんですけど、普段ならワンパンとか気をつけてるんですけど、ダンデさんの連れてる子なら強いし平気だろうと思って普通に当てちゃって、ごめんなさい。 よく見たら育成中の子だってわかったのに」 「なぜそんな事を?」 「え、勝てたら嬉しいじゃないですか?嬉しければ、また会いたいなぁって思ってもらえますし。 バトル会ってトーナメントじゃないんで勝敗は私には大事じゃなくて、楽しんでもらうためにバトルしてます」 「オレは本気のバトルが楽しいぜ」 口外に不満を訴えるダンデに、アンズがあはは、と声を上げた。 「ダンデさんだって、手加減メンバーでしたよ?」 そう言われてしまえばダンデとしても返す言葉がない。 アンズはモニターをチラリと見て、ふわふわのスカートを整えながら立ち上がった。 「私のお客さんが来たので、バトルしてきますね!」 「まだ連絡は来ていないが…」 途端に鳴り出す内線に、ね?と笑って軽やかに去っていくアンズに、ダンデは思わずモニターを見た。 程なくして現れたアンズがぴょんぴょんと跳ね、挑戦者に大きく手を振る。 少し彼女に興味が出て、ダンデは音声のボリュームを上げた。 「来てくれると思ってたよ!ありがとう!」 「アンズちゃんにバトル会でもライブでもないのに会えるチャンスだもん、有給取ってきたよ」 「来月から忙しい時期って言ってたよね?お仕事で疲れてても、ちゃんとご飯食べてね!」 「覚えててくれたんだねぇ!ちゃんと食べるよ!」 「当たり前だよ!じゃあ、バトルしよう。 レベル統一されてるの初めてでドキドキしちゃう!」 挑戦者もそれなりにバトル経験がありそうな試合運びだったが、アンズは相手の隙をうまくついてバフを重ね相手にデバフを送り、道具も使いこなしている。 バトルタワーのようなバトル施設に慣れた戦い方だなとダンデは感心し、生粋のバトルジャンキーの血がザワザワと騒ぎ立てるのを感じた。 アンズは相手をよく見ている、そしてまた、手加減をしてバトルを長引かせている。 挑戦者はおそらく拮抗していると思っているだろうが、アンズが視線を走らせてから、実際に指示を出すまでの速度、ポケモンがそれに従うまでの速度、どれをとってもあきらかにアンズの描いたシナリオの通りにバトルが進んでいる。 レベルが統一されていてもそうであるなら、アンズはアイドルにしては強い方という世間の評価よりずっと強い。 おそらくガラルでもトップに食い込む。 「アンズちゃん流石に強いね…!僕また負けちゃったよ…!」 「でも前回より指示も早くなってたし、ブリムオンのとくこう上げてきたよね?当たった時ちょっと焦っちゃったよ!楽しかった!またやろうね?でも先にライブだよね、探すからちゃんときてね」 両手で包み込むように挑戦者と握手をしたアンズがひらひらと手を振って、画面から見えなくなり、ダンデは音量を元に戻し、アンズのためにおいしいみずを冷蔵庫から取ってくる。 「戻りましたぁー!」 「おつかれさま、よかったら水、飲んでくれ」 「あ、ありがとうございます!」 アンズはペットボトルをくるりと回してからキャップを捻り、くんと匂いを嗅いだ。 ダンデは思わずわかるぞ、と言いそうになり大人しく口を噤む。 人からもらった物を警戒するかどうかは、どの程度知識や経験があるかが鍵になる。 そしてアイドルはそういう警戒が必要で、でもおそらく見せないように気をつけないといけない立場だ。 ダンデの前でしてしまったのはおそらく無意識でのことなので、指摘するとアンズは謝る。 謝って欲しいわけでもないダンデには、指摘しないという選択肢しかないのだ。 「オレもキミとバトルをしたくなる、見事なバトルだったぜ!手のひらの上ってやつだったな」 「見てくださったんですね、光栄です!あの人、ブリムオンがミブリムだった頃から応援してくれてるんです。 最初はバトルが好きじゃなくて、でも私に会いたいからって、ミブリム1体だけ連れて。 流石にそういう時は勝つしかないんですよね、あまりにも不自然ですから。 で、傷付いたミブリムを抱えて言うんです、やっぱりバトルは好きじゃないから、アンズちゃんに会いに来るのはこれが最後かなって。 それってすごく悲しいなって、思いません?バトルは楽しいものだって知ってほしいじゃないですか?でも私、どうしたらいいか分からなくて、ただ私はまたあなたとバトルしたいとしか言ってあげられなくて。 それでも、来てくれたんです。 何度も。 すごい人ですよね」 多分それは、キミがそう言ったからだ。 ダンデは話を聞きながらそう思った。 嫌いを我慢してまで会いに行ったアイドルにきっと今日のように両手で握られて、そんな事を言われたらそれはもう一度頑張るに足る事だ。 アンズはおそらく、今まで来てくれたファンを記憶している。 そうでなければ初めてきたファンには負けるなんて決まりは守れないから。 そして2度目以降のファンには、また来てくれたね、と声をかける。 途方もない人数のはずだが、ファンからすればたまらないだろうとダンデですら思う。 先ほどの挑戦者をダンデがバトル慣れしていると判断するほど、バトルタワーに登れるほど育てたのはつまり、アンズなのだ。 ダンデは言うまでもなくガラル全体を強くしたい。 そのために出来ることはなんでもやろうと思っているし、事実そうしてきた。 けれどアンズのようにはきっと出来ない。 ダンデとは違う道ながら、最終的には同じ場所に着くような存在なのかもしれないと、下に置いていた自分を反省して、そしてバトル中のアンズの眼がやはり見覚えのあるような気がして、また脳内で検索をかけたのだった。

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