紅皮症。 紅皮症|皮膚の病気|分類から調べる|病気を調べる|病気解説2600項目|根拠にもとづく医療情報の提供|家庭の医学 大全科

【尋常乾癬・紅皮症】全身真っ赤!寒い!身の危険を感じるほどの悪化

紅皮症

剥脱性炎ともいう。 の皮膚が発赤し,粃糠様とか落葉状など,さまざまなをみる状態をいう。 しばしばかゆみがあり,,爪の,表在性リンパ節腫脹などを伴う。 が長期にわたる場合には,沈着および皮膚が認められる。 次のように分類される。 1 続発性皮症 湿疹,脂漏性皮膚炎,アトピー性皮膚炎などを原疾患とするもの。 激しいかゆみを伴い,好酸球増加症をみることが多い。 2 各種疾患続発性紅皮症 ,扁平苔癬,ドベルジー,ヘーブラ疱疹状膿痂疹,ジューリング疱疹状皮膚炎,などに続発するもの。 3 中毒性紅皮症 ウイルス性疾患時の汎発性発疹,,術後紅皮症,紅皮症型などがこれに該当する。 4 ライネル落屑性紅皮症 の脂漏性皮膚炎として初発し,下降性に全身に広がる。 だけにみられる。 5 腫瘍性紅皮症 性紅皮症,細網症性紅皮症ともいう。 ,,細網症,白血病などに続発するもの。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について の解説 どんな病気か 全身の皮膚が潮紅し、 落屑 らくせつ ( 鱗屑 りんせつ がぼろぼろとはげ落ちる)を伴う皮膚病で、 剥脱性 はくだつせい 皮膚炎ともいいます。 原因は何か 紅皮症は、それぞれ原因の異なる皮膚病に続いて発症します。 最も頻度が高いのはや高齢者の 性 かんぴしょうせい 湿疹に続いて発症するタイプです。 このほか、 てんぽうそう 、 かんせん 、 へんぺいたいせん 、 もうこうせいこうしょくひこうしん などの各種皮膚病が全身に広がって紅皮症になるタイプ、などの中毒性紅皮症、性過敏症症候群、 菌状息肉症 きんじょうそくにくしょう やセザリー症候群などの皮膚のによる紅皮症があります。 症状の現れ方 全身または広範囲の皮膚にびまん性の紅斑がみられ、落屑を伴います()。 通常、かゆみがあります。 全身として発熱、悪寒や震えなどの体温調節障害、リンパ節のはれ、全身の 倦怠感 けんたいかん 、体重減少などを伴います。 検査と診断 どの病気がもとにあって紅皮症を発症したのかを調べる必要があります。 皮膚の生検(病気の皮膚を数㎜切り取って調べる病理組織検査)は、もとの病気が何かを知るうえで有用です。 紅皮症に共通する血液検査所見として白血球数、好酸球数、LDH(乳酸脱水素酵素)がいずれも増加します。 また、紅皮症ではの腫瘍マーカーであるSCCが血液中に増加しますが、がんの心配はありません。 治療の方法 湿疹・皮膚炎に続発する紅皮症には、 副腎皮質 ふくじんひしつ ステロイド薬の外用と抗ヒスタミン薬の内服が有効です。 に続発する紅皮症にはエトレチナート(チガソン)の内服、PUVAもしくはナローバンドUVB療法(紫外線照射)、高濃度ビタミンD 3含有軟膏(ボンアルファハイ軟膏など)の外用が行われます。 による紅皮症では原因薬剤を中止し、副腎皮質ステロイド薬の外用、時に内服が行われます。 内臓障害を併発して死亡することのある薬剤性過敏症症候群では入院治療が必要で、副腎皮質ステロイド薬の内服や全身管理が行われます。 菌状息肉症などのによる紅皮症では、ナローバンドUVBなどの紫外線療法や電子線照射が行われます。 病気に気づいたらどうする 皮膚科専門医を受診して、もとの病気を調べ、それに合った治療を受ける必要があります。 末木 博彦.

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乾癬性紅皮症

紅皮症

[目次]• 乾癬性紅皮症とは 乾癬性紅皮症は、乾癬(かんせん)で生じた発疹が全身に現れ、強い赤みをともなうようになる症状です。 しばしば、角化した皮膚がはがれて白いうろこ状になったり、はがれ落ちたりする症状もよくみられます。 紅皮症は、全身の皮膚のほとんどの部分に潮紅(ちょうこう)と呼ばれる皮膚の赤みと、角化した皮膚が垢のようになってはがれうろこ状になったり、ぽろぽろとはがれ落ちたりすることが続くのが特徴で、多くの場合なんらかの疾患が原因となって発症するとされています。 紅皮症の原因となる可能性が指摘されている疾患には、湿疹やアトピー性皮膚炎、麻疹や風疹などのウイルス性感染症などがあげられますが、乾癬もしばしば、紅皮症を引き起こす原因となることが指摘されています。 乾癬性紅皮症の症状 全身の皮膚のほとんどに炎症による赤みが生じます。 多くは、乾癬、特に尋常性乾癬から移行して発症するとされていますが、乾癬の発疹が全身に現れるだけでなく、それに皮がむけて白い垢のようになったものが付着したり、皮膚からはがれおちたりする症状が現れます。 全身の赤みにともなって熱感が生じることもあります。 症状が続くと、爪が変形してはがれ落ちたり、髪の毛が抜けたりすることがあるといわれています。 また、慢性化してしまうと、皮膚に色素沈着が起こる場合もあります。 リンパ節の腫れや脱水、悪寒発熱などの全身症状につながる場合もあるとされています。 乾癬性紅皮症の原因 乾癬性紅皮症は、乾癬の症状が全身におよび、強い炎症をともなうことで生じるものと考えられています。 しかし、何が原因となって乾癬から紅皮症に至るのかについては、まだわかっていません。 不適切な治療が発症のきっかけとなるのではないかとする説があり、発疹に対して強い治療を継続して行ったり、急に治療を中断したりすると乾癬性紅皮症へ移行しやすくなるともいわれています。 乾癬の症状を悪化させる要因としてアルコールやストレスなどがあげられますが、これらによって紅皮症への移行が助長された可能性も考えられる原因のひとつとしてあげられています。 また、体質的な影響を指摘するものもあり、紅皮化しやすい体質をもった人が乾癬を発症したために乾癬性紅皮症の状態が生じやすくなったのではないかとも考えられています。 乾癬性紅皮症の診断 乾癬性紅皮症が疑われる場合、まずは医師の視診や問診が行われます。 それによって、紅皮症の原因となっている疾患の特定をはかります。 必要がある場合には、血液検査や患部の皮膚を採取して生検が行われる場合もあります。 これらによって、乾癬性紅皮症が強く疑われる場合には、入院をしてさらに詳細な検査や治療を行います。 乾癬性紅皮症の治療 紅皮症の治療では、原因となった疾患の治療が第一に行われます。 ステロイドや活性型ビタミンD3などの外用薬や、レチノイド、シクロスポリンなどの内服薬による治療のほか、PUVA療法やナローバンドUVB療法などの光線療法が有効とされ、治療に用いられます。 レチノイドやシクロスポリンは、免疫抑制剤として知られている薬です。 レチノイドは、角質層が過剰に生成され異常角化を起こすのを防ぐ作用があるとされ、ニキビ治療などでしばしば用いられています。 シクロスポリンは、特に日本で近年多く用いられるようになってきた免疫抑制剤です。 乾癬が発症する原因はまだ解明されていないものの、特定のリンパ球の関与が影響をおよぼしているのではないかとする説があります。 シクロスポリンは、リンパ球の働きを抑制し、症状の改善をはかろうとするものです。 光線療法は、皮膚に紫外線の照射を行うものです。 乾癬の治療法としては、特に、ナローバンドUVB療法という方法を用いることが多くなっています。 乾癬性紅皮症の治療では、抗ヒスタミン薬やステロイド薬が有効とされ、しばしば外傷薬として処方されます。 しかし、乾癬性紅皮症を発症している場合、皮膚のバリア機能が低下し、薬剤がより経皮吸収されやすい状態になっていると考えられます。 そのために、薬による副作用も現れやすくなります。 なお、症状が重い場合には、ステロイドの内服治療を行うことがあります。 乾癬性紅皮症では、しばしば低タンパク血症や低カルシウム血症、脱水症状などの症状に至る場合もあります。 そのような場合には、皮膚だけでなく全身管理が行われます。 白い角質をともなった丘疹や、角質のはがれ、そして全身の発赤がみられても、乾癬や乾癬性紅皮症が周りに伝染することはありません。 本人や周囲の理解のもと、根気強い治療が求められます。

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紅皮症

どんな病気か 全身の皮膚が潮紅し、落屑(鱗屑がぼろぼろとはげ落ちる)を伴う皮膚病で、剥脱性皮膚炎ともいいます。 原因は何か 紅皮症は、それぞれ原因の異なる皮膚病に続いて発症します。 最も頻度が高いのはアトピー性皮膚炎や高齢者の乾皮症性湿疹に続いて発症するタイプです。 このほか、天疱瘡、乾癬、扁平苔癬、毛孔性紅色粃糠疹などの各種皮膚病が全身に広がって紅皮症になるタイプ、薬疹などの中毒性紅皮症、薬剤性過敏症症候群、菌状息肉症やセザリー症候群などの皮膚の悪性リンパ腫による紅皮症があります。 症状の現れ方 全身または広範囲の皮膚にびまん性の紅斑がみられ、落屑を伴います()。 通常、かゆみがあります。 全身症状として発熱、悪寒や震えなどの体温調節障害、リンパ節のはれ、全身の倦怠感、体重減少などを伴います。 検査と診断 どの病気がもとにあって紅皮症を発症したのかを調べる必要があります。 皮膚の生検(病気の皮膚を数㎜切り取って調べる病理組織検査)は、もとの病気が何かを知るうえで有用です。 紅皮症に共通する血液検査所見として白血球数、好酸球数、LDH(乳酸脱水素酵素)がいずれも増加します。 また、紅皮症では有棘細胞がんの腫瘍マーカーであるSCCが血液中に増加しますが、がんの心配はありません。 治療の方法 湿疹・皮膚炎に続発する紅皮症には、副腎皮質ステロイド薬の外用と抗ヒスタミン薬の内服が有効です。 乾癬に続発する紅皮症にはエトレチナート(チガソン)の内服、PUVAもしくはナローバンドUVB療法(紫外線照射)、高濃度ビタミンD3含有軟膏(ボンアルファハイ軟膏など)の外用が行われます。 薬疹による紅皮症では原因薬剤を中止し、副腎皮質ステロイド薬の外用、時に内服が行われます。 内臓障害を併発して死亡することのある薬剤性過敏症症候群では入院治療が必要で、副腎皮質ステロイド薬の内服や全身管理が行われます。 菌状息肉症などの皮膚悪性リンパ腫による紅皮症では、ナローバンドUVBなどの紫外線療法や電子線照射が行われます。 病気に気づいたらどうする 皮膚科専門医を受診して、もとの病気を調べ、それに合った治療を受ける必要があります。 (昭和大学藤が丘病院皮膚科教授 末木博彦) 図10 紅皮症.

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